JPH06104345A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06104345A
JPH06104345A JP25130392A JP25130392A JPH06104345A JP H06104345 A JPH06104345 A JP H06104345A JP 25130392 A JP25130392 A JP 25130392A JP 25130392 A JP25130392 A JP 25130392A JP H06104345 A JPH06104345 A JP H06104345A
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JP
Japan
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interlayer insulating
insulating film
layer
semiconductor device
electrode wiring
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JP25130392A
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English (en)
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Akimasa Fujiki
謙昌 藤木
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ配線10,13間を接続するビアホー
ル12に加わるストレスを緩和してストレスマイグレー
ションの発生を防止し、信頼性の高い多層配線構造の半
導体装置を得る。 【構成】 第2の層間絶縁膜11に設けられ、第2のア
ルミ配線13が埋め込まれた第1のビアホール12の上
層に、第3の層間絶縁膜14を介して、アルミパターン
24を第3のアルミ配線23と同時に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多層配線構造を有す
る半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化、多機
能化に伴い、配線も微細化、多層化されてきており、特
に論理回路素子においては三層以上の電極配線層を持つ
ものが出現し、多層配線技術は今後ますます重要なもの
となっている。
【0003】図4は、従来の多層配線構造を有する半導
体装置の構造を三層のアルミニウム配線(以下、アルミ
配線と称す)を持ったCMOSインバータを構成する素
子について示した断面図である。図において1はシリコ
ン単結晶等からなる半導体基板(以下、シリコン基板と
称す)、2はこのシリコン基板1上に設けられたN型の
導電形(以下、Nウェルと称す)を有して、P型の導電
形によるトランジスタ(以下、PMOSTと称す)を形
成する領域、3は同様にP型の導電形(以下、Pウェル
と称す)を有してN型の導電形によるトランジスタ(以
下、NMOSTと称す)を形成する領域である。4aお
よび4bは、Nウェル2に形成されたP型拡散層であ
り、前記PMOSTのソース領域およびドレイン領域と
なる。同様に5aおよび5bは、Pウェル3に形成され
たN型拡散層であり、前記NMOSTのソース領域およ
びドレイン領域となる。6aおよび6bはソース、ドレ
イン4、5間のシリコン基板1上にゲート酸化膜を介し
て形成され、前記PMOSTおよびNMOSTのゲート
電極となる。7は各素子間を分離するフィールド絶縁膜
である。
【0004】8は第1の層間絶縁膜、9は第1の層間絶
縁膜8に形成されたコンタクトホール、10は第1の層
間絶縁膜8上に形成され、コンタクトホール9を介して
ソース、ドレイン領域4、5に接続された第1のアルミ
配線、11は第1のアルミ配線10上に形成された第2
の層間絶縁膜、12は第2の層間絶縁膜11に形成され
た第1のビアホール、13は第2の層間絶縁膜11上に
形成され、第1のビアホール12を介して第1のアルミ
配線10に接続された第2のアルミ配線である。14は
第2のアルミ配線13上に形成された第3の層間絶縁
膜、15は第3の層間絶縁膜14に形成された第2のビ
アホール、16は第3の層間絶縁膜14上に形成され、
第2のビアホール15を介して第2のアルミ配線13に
接続された第3のアルミ配線、17は第3のアルミ配線
16を覆ってシリコン基板1上の全面に形成されて保護
膜となるパシベーション膜である。
【0005】ここで、多層配線において、コンタクトホ
ールやビアホール等の接続孔の上には、上層の配線のた
めの接続孔は形成されない。例えば図4のA部に示す第
1のビアホール12について見ると、第1のビアホール
12上には第2のビアホール15は形成されない。この
ため第1のビアホール12上には第3のアルミ配線16
のパターンが形成されないことが多く、図に示す様に第
1のビアホール12上に、第3の層間絶縁膜14とパシ
ベーション膜17がアルミ配線を介在せずに形成されて
いる。アルミ配線層がさらに多層化された場合には、接
続孔の上に絶縁膜だけがさらに積層された構造になるこ
とが多い。
【0006】ところで、通常層間絶縁膜8,11,14
は、シラン(SiH4)と酸素(O2)を反応ガスとする
か、あるいはテトラエトキシシラン(TEOS:Si
(OC254)と酸素(O2)を反応ガスとするプラズ
マCVD法によるシリコン酸化膜の形成と、シラノール
(Si(OH)4)を主成分とする回転塗布法による無
機塗布絶縁膜の形成と、およびドライエッチング法によ
るエッチバック法とを組み合わせて形成する。このため
層間絶縁膜8,11,14は膜自体に強い圧縮の応力を
持つ場合が多い。また、通常パシベーション膜17に
は、シラン(SiH4)と窒素(N2)を反応ガスとする
プラズマCVD法により形成されるシリコン窒化膜が用
いられる。このためパシベーション膜17も膜自体に強
い圧縮の応力を持つ。また、通常アルミ配線10,1
3,16は、物理的方法であるスパッタ法により形成さ
れ、膜自体に引っ張り応力を持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5は図4のA部の拡
大図で、第1のビアホール12上の応力の分布を示すも
のである。図に示す様に第1のビアホール12には引っ
張り応力18を持つ第2のアルミ配線13が埋め込ま
れ、その上に圧縮応力19、20を持つ第3の層間絶縁
膜14とパシベーション膜17が形成されている。特
に、第3の層間絶縁膜14の膜厚は第1のビアホール1
2部では厚くなるので圧縮応力19は大きくなり、パシ
ベーション膜17の圧縮応力20と合わせた圧縮応力は
非常に強いものである。また、引っ張り応力18を持つ
第2のアルミ配線13の膜厚は、第1のビアホール12
部では他の配線部に比べて薄くなりやすい。このような
ことから第1のビアホール12部では、図6(a)に示
す様にビアホール側壁部での断線21や、図6(b)に
示す様に第1のアルミ配線10と第2のアルミ配線13
との界面での断線22等、ストレスマイグレーションが
生じやすいものであった。
【0008】このような問題は配線の微細化とともにビ
アホールサイズが小さくなるほど顕著となるものであ
り、また配線の多層化とともにビアホール上の絶縁膜が
積層され、その膜厚が厚くなるほど顕著となるものであ
った。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされれたもので、接続孔に加わる応力を緩和
し、ストレスマイグレーションを防いで、信頼性の高い
多層配線構造を有する半導体装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置は、多層配線構造であって、K層目の層間
絶縁膜に設けられたK層目の電極配線層のための接続孔
の上層を、(K+1)層目の層間絶縁膜を介してスパッ
タ法で形成する導電膜で覆うようにしたものである。
【0011】また、この発明の請求項2に係る半導体装
置は、K層目の電極配線層のための接続孔の上層を覆っ
て形成された導電膜が、(K+1)層目の電極配線層と
同時に形成され、しかも(K+1)層目の電極配線層と
は離間して配設されたものである。
【0012】また、この発明の請求項3に係る半導体装
置は、K層目の電極配線層のための接続孔の上層を覆っ
て形成された導電膜が、(K+1)層目の電極配線層の
一部を広幅にすることにより形成されたものであること
を特徴とする半導体装置。
【0013】また、この発明の請求項4に係る半導体装
置は、多層配線構造であって、電極配線層間の層間絶縁
膜に下記の化学式1
【化2】 (式中、R1はフェニル基または低級アルキル基であ
り、R1は同種でもよく異種でもよい。R2は水素原子ま
たは低級アルキル基でありR2は同種でもよく異種でも
よい。nは20〜1000の整数を示す)で示されるシ
リコンラダー系樹脂膜が用いられたものである。
【0014】
【作用】この発明によれば、K層目の電極配線層のため
の接続孔の上層を、(K+1)層目の層間絶縁膜を介し
て導電膜を形成することによって覆う。この導電膜上に
は、通常パシベーション膜かあるいは(K+2)層目の
層間絶縁膜が形成される。すなわち、上記導電膜は、上
記接続孔上層で(K+1)層目の層間絶縁膜と、パシベ
ーション膜あるいは(K+2)層目の層間絶縁膜との間
に形成されるものである。また上記導電膜は電極配線層
と同様に引っ張り応力を持つものである。このため従来
から問題になっていた、(K+1)層目の層間絶縁膜と
パシベーション膜(K+2)層目の層間絶縁膜)の持つ
強い圧縮応力は、二つの膜の間に形成される導電膜の持
つ引っ張り応力によって相殺もしくは低減されて、上記
接続孔に加わる。そのため上記接続孔部におけるK層目
の電極配線層の断線等のストレスマイグレーションの発
生を防止することができる。
【0015】また、上記導電膜を(K+1)層目の電極
配線層と同時に形成すれば、従来と全く同じ工程数で容
易に製造することができる。
【0016】また上記導電膜を(K+1)層目の電極配
線層の一部を広幅にすることにより形成すれば、導電膜
と(K+1)層目の電極配線層は同電位となって電気的
に安定する。
【0017】また、シリコンラダー系樹脂膜を電極配線
層間の層間絶縁膜に用いると、接続孔の上層では、シリ
コンラダー系樹脂膜の上にパシベーション膜あるいは上
層の層間絶縁膜とパシベーション膜が形成されている。
シリコンラダー系樹脂膜は膜自体引っ張り応力を持つた
め、パシベーション膜やシリコン酸化膜からなる層間絶
縁膜の強い圧縮応力を相殺もしくは低減する。このため
上記接続孔部におけるストレスマイグレーションの発生
を防止する。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。なお、従来の技術の説明と重複する部分は、適宜
その説明を省略する。図1はこの発明の実施例1による
半導体装置の構造を特にK=2の場合について示す図で
あり図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のI
−I線における断面図である。なお、図1は、3層のア
ルミ配線を持つ半導体装置の、特に接続孔としての第1
のビアホール12周辺部のみを示したもので、その他の
部分については従来のものと同じであるため省略する。
【0019】図において、8,10〜14,17〜20
は従来と同じものであるが、特に11はK層目の層間絶
縁膜としての第2の層間絶縁膜、12は接続孔としての
第1のビアホール、13はK層目の電極配線層としての
第2のアルミ配線、14は(K+1)層目の層間絶縁膜
としての第3の層間絶縁膜である。23は(K+1)層
目の電極配線層としての第3のアルミ配線で、図1では
図示されないが、第2のビアホール15を介して第2の
アルミ配線13と接続されるものである。24は第1の
ビアホール12上層に第3のアルミ配線23と離間して
同時に形成された導電膜としてのアルミパターンであ
る。
【0020】図に示す様に、第1のビアホール12の上
層では、第3の層間絶縁膜14上にアルミパターン24
が形成され、その上にパシベーション膜17が形成され
ている。従来例の説明で述べた様に、第3の層間絶縁膜
14とパシベーション膜17は強い圧縮応力19、20
を有するが、その間に形成されたアルミパターン24は
引っ張り応力25を有する。このため第1のビアホール
12に加わる圧縮応力19、20はこの引っ張り応力2
5によって相殺もしくは低減される。このため第1のビ
アホール12部での第2のアルミ配線13の断線等のス
トレスマイグレーションの発生を防止することができ
る。またアルミパターン24は第3のアルミ配線と同時
に形成されるため容易に効果を実現できる。
【0021】実施例2.なお、上記実施例1では、第1
のビアホール12上に第3のアルミ配線層23と離間し
て導電膜としてのアルミパターン24を設けたが、第3
のアルミ配線層23の一部を広幅にして同時に導電膜を
形成しても良い。図2(a)はこの発明の実施例2によ
る半導体装置の構造を示す平面図であり、図2(b)は
図2(a)のII−II線における断面図である。図に
示す様に、第1のビアホール12上層を覆う部分の導電
膜としてのアルミパターン26を第3のアルミ配線層と
一体でその一部を広幅にして形成する。この場合も実施
例1と同様に第1のビアホール12部のストレスマイグ
レーションの発生を容易に防止する。またアルミパター
ン26が第3のアルミ配線層23と一体に接続されてい
るため、電位が安定して半導体装置の信頼性が保てる。
【0022】実施例3.また、導電膜としては第3のア
ルミ配線層23と同時形成されたアルミパターン24、
26を用いたが、同時形成でなく別の工程で形成して
も、ストレスマイグレーションの発生を防止できる。
【0023】実施例4.また、上記実施例1および実施
例2では3層配線構造の半導体装置で第1のビアホール
12部について説明したが、これに限定されない。多層
配線構造の半導体装置で、最上層のビアホール以外の接
続孔(コンタクトホールおよびビアホール)であれば良
く、上記接続孔に埋め込まれるアルミ配線の1つ上層の
アルミ配線が上記接続孔の上層を覆って形成されていれ
ば良い。
【0024】実施例5.また配線材料および導電膜の材
料もアルミニウムに限定されず、タングステン(W),
チタン(Ti),モリブデン(Mo)等の高融点金属や
これらのシリサイド(WSi,TiSi2,MoS
2)、あるいは多結晶シリコンあるいはこれらを組み
合わせて積層化したものを用いたものであっても同様の
効果を奏する。
【0025】実施例6.次にこの発明の実施例6につい
て説明する。図3はこの発明の実施例6による3層配線
構造の半導体装置の第1のビアホール周辺部の構造を示
す断面図である。8,10〜13,17は従来と同じも
の、27は第2のアルミ配線13上に形成された第3の
層間絶縁膜で、27aはシリコンラダー系樹脂膜、27
bはプラズマCVD法で形成されたシリコン酸化膜であ
る。図に示す様に、第3の層間絶縁膜27はシリコンラ
ダー系樹脂膜27aを上下からシリコン酸化膜27bで
挟んだ3層構造となったものである。
【0026】ここでシリコンラダー系樹脂膜27aに用
いられるシリコンラダー系樹脂は下記の化学式1で示さ
れるものである。
【化3】 式中、R1はフェニル基または低級アルキル基であり、
1は同種でもよく、異種でもよい。R2は水素原子また
は低級アルキル基であり、R2は同種でもよく異種でも
よい。nは20〜1000の整数を示す。この樹脂は、
例えばポリフェニルシルセスキオキサン、ポリフェニル
ビニルシルセスキオキサン、ポリフェニルメチルシルセ
スキオキサン、ポリメチルビニルシルセスキオキサン、
ポリメチルシルセスキオキサン、ポリビニルシルセスキ
オキサンおよびポリアリールシルセスキオキサンのうち
少なくとも一種が用いられるものである。
【0027】上記のようなシリコンラダー系樹脂で形成
されたシリコンラダー系樹脂膜27aは、膜自体に引っ
張り応力を持つものである。このため第3の層間絶縁膜
27の上層部分および下層部分を構成するシリコン酸化
膜27bおよびその上のパシベーション膜17の強い圧
縮応力は、シリコンラダー系樹脂膜27aの引っ張り応
力によって相殺もしくは低減されて第1のビアホール1
2部に加わる。これによって従来問題となっていた第1
のビアホール12部でのストレスマイグレーションの発
生を防止することができる。
【0028】なお上記実施例6ではシリコンラダー系樹
脂膜27aをシリコン酸化膜27bで挟んで第3の層間
絶縁膜27を形成したが、これに限定されず、第3の層
間絶縁膜27の全部または一部にシリコンラダー系樹脂
膜27aを用いれば良い。
【0029】また、上記実施例6についても、実施例1
および実施例2と同様に第1のビアホール12に限定さ
れず他の接続孔でも良く、多層配線構造の配線間に形成
される層間絶縁膜にシリコンラダー系樹脂膜を用いれば
良い。
【0030】
【発明の効果】以上の様にこの発明によれば、多層配線
構造の半導体装置においてK層目の電極配線層のための
接続孔の上層に導電膜を形成することによって覆う、あ
るいは層間絶縁膜にシリコンラダー系樹脂膜を用いるた
め、接続孔に加わる応力を緩和しストレスマイグレーシ
ョンの発生を防止して配線の信頼性を向上する。これに
より信頼性の高い多層配線構造の半導体装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による半導体装置の構造を
示す平面図および断面図である。
【図2】この発明の実施例2による半導体装置の構造を
示す平面図および断面図である。
【図3】この発明の実施例6による半導体装置の構造を
示す断面図である。
【図4】従来の半導体装置の構造を示す断面図である。
【図5】図4の部分拡大図で応力の分布を示す図であ
る。
【図6】図4の部分拡大図で配線の断線の様子を示す図
である。
【符号の説明】
11 K層目の層間絶縁膜としての第2の層間絶縁膜 12 接続孔としての第1のビアホール 13 K層目の電極配線層としての第2のアルミ配線 14 (K+1)層目の層間絶縁膜としての第3の層間
絶縁膜 23 (K+1)層目の電極配線層としての第3のアル
ミ配線 24、26 導電膜としてのアルミパターン 27 層間絶縁膜 27a シリコンラダー系樹脂膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また上記導電膜を(K+1)層目の電極配
線層の一部を広幅にすることにより形成すれば、導電膜
と(K+1)層目の電極配線層との間の容量増加を防止
できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例2.なお、上記実施例1では、第1
のビアホール12上に第3のアルミ配線層23と離間し
て導電膜としてのアルミパターン24を設けたが、第3
のアルミ配線層23の一部を広幅にして同時に導電膜を
形成しても良い。図2(a)はこの発明の実施例2によ
る半導体装置の構造を示す平面図であり、図2(b)は
図2(a)のII−II線における断面図である。図に
示す様に、第1のビアホール12上層を覆う部分の導電
膜としてのアルミパターン26を第3のアルミ配線層と
一体でその一部を広幅にして形成する。この場合も実施
例1と同様に第1のビアホール12部のストレスマイグ
レーションの発生を容易に防止する。またアルミパター
ン26が第3のアルミ配線層23と一体に接続されてい
るため、容量増加を防止して、半導体装置の信頼性が保
てる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極配線層が層間絶縁膜を介して
    形成される多層配線構造の半導体装置において、K層目
    の層間絶縁膜に設けられた、K層目の電極配線層のため
    の接続孔の上層を、(K+1)層目の層間絶縁膜を介し
    てスパッタ法で形成する導電膜で覆うようにしたことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 K層目の層間絶縁膜に設けられた、K層
    目の電極配線層のための接続孔の上層を覆って形成され
    た導電膜が、(K+1)層目の電極配線層と同時に形成
    され、しかもこの(K+1)層目の電極配線層とは離間
    して配設されたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 K層目の層間絶縁膜に設けられた、K層
    目の電極配線層のための接続孔の上層を覆って形成され
    た導電膜が、(K+1)層目の電極配線層の一部を広幅
    にすることにより形成されたものであることを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】 複数の電極配線層が層間絶縁膜を介して
    形成される多層配線構造の半導体装置において、上記電
    極配線層間の層間絶縁膜に下記の化学式1 【化1】 (式中、R1はフェニル基または低級アルキル基であ
    り、R1は同種でもよく、異種でもよい。R2は水素原子
    または低級アルキル基であり、R2は同種でもよく異種
    でもよい。nは20〜1000の整数を示す)で示され
    るシリコンラダー系樹脂膜を用いたことを特徴とする半
    導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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