JPH06104331B2 - 合成樹脂成形材料の離型性判定方法 - Google Patents
合成樹脂成形材料の離型性判定方法Info
- Publication number
- JPH06104331B2 JPH06104331B2 JP29148786A JP29148786A JPH06104331B2 JP H06104331 B2 JPH06104331 B2 JP H06104331B2 JP 29148786 A JP29148786 A JP 29148786A JP 29148786 A JP29148786 A JP 29148786A JP H06104331 B2 JPH06104331 B2 JP H06104331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- resin molding
- molded product
- molding materials
- mold releasability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂成形材料の離型性を簡便かつ定量的
に判定する方法に関するものである。
に判定する方法に関するものである。
従来、合成樹脂成形材料の離型性を判定する方法として
成形品が金型に残るので判断していたが、定性的であ
り、定量的な判定ができなかった。
成形品が金型に残るので判断していたが、定性的であ
り、定量的な判定ができなかった。
成形品の離型力を測定する方法として、ノックアウトピ
ンの応力を測定する方法もあるが、ピンの抵抗のバラツ
キや装置が高く付く。又、1つの形状のみではバラツキ
が生じるのではっきりとした判定ができない欠点があっ
た。
ンの応力を測定する方法もあるが、ピンの抵抗のバラツ
キや装置が高く付く。又、1つの形状のみではバラツキ
が生じるのではっきりとした判定ができない欠点があっ
た。
本発明は、従来定量的に判定することができなかった成
形品の離型力を簡便に測定できることを研究した結果、
金型構造や測定具を検討することにより本発明を完成す
るに至ったものである。
形品の離型力を簡便に測定できることを研究した結果、
金型構造や測定具を検討することにより本発明を完成す
るに至ったものである。
その目的とするところは、合成樹脂成形材料の離型性を
定量的かつ簡便に測定できる方法を提供することにあ
る。
定量的かつ簡便に測定できる方法を提供することにあ
る。
本発明は合成樹脂成形材料の成形において、表面状態や
抜きテーパーの異なる数種類のキャビティに材料を注入
し、該キャビティブロックにおける測定用の穴を形成し
ているサポートピンを抜き、該穴を利用して圧力検出器
にて成形品を突き出し、成形品の離型力を測定すること
を特徴とする合成樹脂成形材料の離型性判定方法であ
る。
抜きテーパーの異なる数種類のキャビティに材料を注入
し、該キャビティブロックにおける測定用の穴を形成し
ているサポートピンを抜き、該穴を利用して圧力検出器
にて成形品を突き出し、成形品の離型力を測定すること
を特徴とする合成樹脂成形材料の離型性判定方法であ
る。
適用される成形材料は、例えばフェノール樹脂、エポキ
シ樹脂などの全ての熱硬化性樹脂、ポリカーボネート、
ポリフェニレンサルファイドなど全ての熱可塑性樹脂で
ある。
シ樹脂などの全ての熱硬化性樹脂、ポリカーボネート、
ポリフェニレンサルファイドなど全ての熱可塑性樹脂で
ある。
成形方法は圧縮成形、トランスファ成形、射出成形のい
ずれの方式でもよい。トランスファ成形、射出成形の場
合のゲートは、型開き時にゲートが切断されるサブマリ
ンゲートがゲート切断時の応力がかからないので最も望
ましい。
ずれの方式でもよい。トランスファ成形、射出成形の場
合のゲートは、型開き時にゲートが切断されるサブマリ
ンゲートがゲート切断時の応力がかからないので最も望
ましい。
キャビティの抜きテーパーは、通例0.5〜1°の場合が
多いがより精度良く判定するため、0°、0.5°、1
°、2°のように各々設定しており、又、表面のメッキ
の有無についても比較できるようにしており、以上の抜
きテーパーの種類、メッキの有無のキャビティをそろえ
ていることが本発明の特徴である。
多いがより精度良く判定するため、0°、0.5°、1
°、2°のように各々設定しており、又、表面のメッキ
の有無についても比較できるようにしており、以上の抜
きテーパーの種類、メッキの有無のキャビティをそろえ
ていることが本発明の特徴である。
以下、その方法を順を追って述べると、成形直後に第1
図に示されるキャビティブロックを金型から取り出し、
直ちにサポートピン2を抜く。金型温度が保持されてい
る間に測定用穴より圧力検出器、例えばプッシュプルゲ
ージが突き出し、成形品の離型力を測定する。この場
合、サブマリンゲート破断であるので、ゲート破断によ
る抵抗が無く、成形品の離型力だけを測定できることが
特徴である。
図に示されるキャビティブロックを金型から取り出し、
直ちにサポートピン2を抜く。金型温度が保持されてい
る間に測定用穴より圧力検出器、例えばプッシュプルゲ
ージが突き出し、成形品の離型力を測定する。この場
合、サブマリンゲート破断であるので、ゲート破断によ
る抵抗が無く、成形品の離型力だけを測定できることが
特徴である。
本発明方法に従うと、簡便に成形品の離型力を定量的に
測定可能であるので、材料の微妙な離型性を判定する方
法として好適である。
測定可能であるので、材料の微妙な離型性を判定する方
法として好適である。
エポキシ樹脂成形材料をトランスファ成形により実施し
た。材料は実際の成形で離型に差がある、A、B、Cの
3種類を使用した。金型温度175℃で成形し、すぐにコ
マを取り出し、プッシュプルゲージで離型力を測定し
た。その結果、第3図のグラフのように実際の離型性と
極めて相関のあるカーブが得られ、数種類のテーパーを
そろえている効果が見出せた。
た。材料は実際の成形で離型に差がある、A、B、Cの
3種類を使用した。金型温度175℃で成形し、すぐにコ
マを取り出し、プッシュプルゲージで離型力を測定し
た。その結果、第3図のグラフのように実際の離型性と
極めて相関のあるカーブが得られ、数種類のテーパーを
そろえている効果が見出せた。
第1図はキャビティブロックの断面図、第2図は離型力
測定時の断面図、第3図は離型性の相関を示すグラフで
ある。
測定時の断面図、第3図は離型性の相関を示すグラフで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−80886(JP,A) 特開 昭57−89911(JP,A) 特開 昭54−29691(JP,A) 特開 昭48−89788(JP,A) 特開 昭56−146713(JP,A) 実開 昭50−99269(JP,U) 実開 昭54−131567(JP,U) 実開 昭58−138065(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂成形材料の成形において、表面状
態や抜きテーパーの異なる数種類のキャビティに材料を
注入し、該キャビティブロックにおける測定用の穴を形
成しているサポートピンを抜き、該穴を利用して圧力検
出器にて成形品を突き出し、成形品の離型力を測定する
ことを特徴とする合成樹脂成形材料の離型性判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148786A JPH06104331B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 合成樹脂成形材料の離型性判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29148786A JPH06104331B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 合成樹脂成形材料の離型性判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144026A JPS63144026A (ja) | 1988-06-16 |
JPH06104331B2 true JPH06104331B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=17769508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29148786A Expired - Fee Related JPH06104331B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 合成樹脂成形材料の離型性判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104331B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100809276B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2008-03-03 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 제조용 몰딩수지의 릴리즈 포스 자동 측정장치 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3960951B2 (ja) * | 2003-06-18 | 2007-08-15 | トヨタ自動車株式会社 | ダイカスト離型剤または潤滑剤の評価方法 |
JP2009236873A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Hiroshima Univ | 融着試験片製造装置および融着試験片製造方法、ならびに融着力測定装置および融着力測定方法 |
CN105241810B (zh) * | 2015-10-10 | 2023-08-15 | 敦煌研究院 | 一种制备壁画修复材料测定其黏结性的方法及其装置 |
CN108872066B (zh) * | 2018-05-18 | 2020-09-11 | 哈尔滨工业大学 | 一种杠杆式测量混凝土脱模性能的装置及方法 |
CN108645710B (zh) * | 2018-05-18 | 2020-07-14 | 哈尔滨工业大学 | 一种手轮式测量混凝土脱模性能的装置及方法 |
CN113320103B (zh) * | 2021-08-04 | 2021-10-01 | 南通海蓝德机械有限公司 | 一种自动打磨合模线的注塑机用脱模装置 |
-
1986
- 1986-12-09 JP JP29148786A patent/JPH06104331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100809276B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2008-03-03 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 제조용 몰딩수지의 릴리즈 포스 자동 측정장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63144026A (ja) | 1988-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3226447B2 (ja) | プレス成形又は射出プレス成形のシミュレーション方法 | |
JPH06104331B2 (ja) | 合成樹脂成形材料の離型性判定方法 | |
JP3277961B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JPH05215668A (ja) | 半導体封止用成形材料の離型性評価方法 | |
US3013303A (en) | Degating device for plastic moulds | |
JPH08238648A (ja) | 鍔付き筒体の成形用金型装置 | |
JPH0144489B2 (ja) | ||
WO2022023395A1 (en) | A mold for injection molding | |
US4613295A (en) | Molding apparatus with sensor means | |
JPH09117941A (ja) | 離型力測定装置 | |
US3562900A (en) | Method of making a jewelry mold | |
US5868990A (en) | Injection molding parts with pinholes | |
JP2002370257A (ja) | 樹脂スクラップの回収方法 | |
JPH05149869A (ja) | 樹脂成形品の離型性試験装置 | |
JPS6249844B2 (ja) | ||
JP2000210952A (ja) | 熱硬化性樹脂成形品の離型力測定方法 | |
US3515366A (en) | Lost wax jewelry mold | |
JPH07237241A (ja) | ウレタン射出成形用バリ強度測定装置 | |
KR100465488B1 (ko) | 금형다이와성형수지의이형력을측정할수있는반도체칩패키지성형금형 | |
Pontes et al. | Assessment of the ejection force in tubular injection moldings | |
JPH05245883A (ja) | 離型力測定金型 | |
Panchal et al. | In-mold shrinkage monitoring sensor for injection molding | |
JPH04363644A (ja) | 半導体封止用成形材料の離型性評価方法 | |
JPH0518115Y2 (ja) | ||
JPH0356050Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |