JPH06104225B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JPH06104225B2
JPH06104225B2 JP2271326A JP27132690A JPH06104225B2 JP H06104225 B2 JPH06104225 B2 JP H06104225B2 JP 2271326 A JP2271326 A JP 2271326A JP 27132690 A JP27132690 A JP 27132690A JP H06104225 B2 JPH06104225 B2 JP H06104225B2
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frame
belt
pit
suction
dust
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JP2271326A
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Inventor
泰廣 野田
Original Assignee
株式会社辰巳エヤーエンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ピット内の床面上の塵埃を集塵するローラカ
ード等の集塵装置に関するものである。
(従来の技術) ローラカード等の紡機でスライバを作る場合、紡機の下
側に長繊維、短繊維、羊毛等の繊維屑が多量に発生する
ので、紡機の下方にピットを設け、このピット内に繊維
屑を落し、人手によって、定期的にその繊維屑を収集し
ていた。
(発明が解決しようとする課題) そこで、人手によらず無人で、自動的に繊維屑を回収す
る集塵装置の開発が望まれている。
しかし、ローラカードでは、ピットが非常に長く、かつ
ピット面と機械下部とのスペースが非常に狭いため、こ
の高さの低くかつ広大なスペース内で自動的に集塵する
という装置の開発はきわめて困難であった。
本発明は、かかる点に鑑み、ピットが長く、かつ高さの
低いスペースの場合でも確実にピット内の床面上の塵埃
を集塵できる集塵装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ローラカード1等の下方に形成した長方形の
ピット2の床面3に、上面にその長手方向に延びる開口
部8を有しかつ断面内部が脱気される長尺のフレーム5
をピット2の長手方向に沿ってその幅方向中央に延設
し、 このフレーム5の長手方向両端部に一対の輪体10,11を
回転自在に設けるとともに、この一対の輪体10,11間に
無端状のベルト6を巻き掛けてこのベルト6の内側面を
フレーム5の上面に摺動させることによってその開口部
8を閉塞し、 ベルト6に、床面3上の塵埃を吸い込むための吸込具7
を取り付けるとともに、開口部8と吸込具7とを連通す
る連通孔15を設け、 吸込具7は、ベルト6の上面に取り付けられる取付部7a
と、この取付部7aの左右両側部からピット2の幅方向両
縁の近傍まで一体に突出された左右一対の吸引ヘッド部
7bとを備え、この各吸引ヘッド部7bの下面に塵埃の吸込
孔19が形成され、 取付部7aの下部にフレーム5断面より一回り大きい断面
よりなる凹部14が形成され、当該取付部7aがその凹部14
にフレーム5を収納した状態でベルト6の上面に取り付
けられているものである。
(作用) ベルト6を回走させながら吸引口18より吸引すると、吸
込具7がピット2内の床面3上の塵埃を吸込み、ベルト
6の連通孔15、フレーム5の開口部8及び内部空間を経
て吸引口18側へと集塵する。このため、ピット2が長い
場合でも確実に集塵できる。また、この時、フレーム5
の内部空間がダクトとしても機能する。
一方、吸込具7の取付部7aはその凹部14にフレーム5を
収納した状態でベルト6の上面に取り付けられているの
で、吸込具7をピット2の長手方向に移動するに当たっ
て吸込具7をできるだけ低く配置できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図乃至第3図において、1はローラカード、2はロ
ーラカード1下のピットで、ローラカード1で発生した
繊維屑がその床面3上に落下するようになっている。ピ
ット2内の床面3上には、本発明に係る集塵装置4が設
置されている。
この集塵装置4はフレーム5、ベルト6、吸込具7等を
備え、次のように構成されている。フレーム5は、第4
図及び第5図に示す如く、上面に長手方向の開口部8を
有する断面コ字状に形成されており、両端が閉塞されて
いる。このフレーム5はピット2内の中央部にピット長
手方向に床面3に沿って配置され、かつ長手方向に複数
個のブラケット9により床面3から若干浮上した状態で
固定されている。フレーム5の両端部には一対のロール
状の輪体10,11が軸12,13により回転自在に枢支されてお
り、この一対の輪体10,11間にベルト6が巻掛けられて
いる。なお、フレーム5の両端部は、輪体10,11により
閉塞しても良い。ベルト6はフレーム5を上下両側から
挟み、かつその上部側でフレーム5の開口部8を塞ぐよ
うにフレーム5の上面を長手方向に摺動自在となってい
る。吸込具7は、床面3上の繊維屑を吸込むものであっ
て、ベルト6上を横切ってピット2の幅方向に配置さ
れ、ベルト6の上部側に取付けられている。吸込具7は
第4図及び第5図に示すように横長の台形箱状であっ
て、中央下部側に、フレーム5等を跨ぐように凹部14が
形成され、また横方向の底面側に、床面3上の繊維屑を
吸込み得るように長孔状の吸込孔19が多数形成されてい
る。
すなわち、この吸込具7は、ベルト6の上面に取り付け
られる取付部7aと、この取付部7aの左右両側部からピッ
ト2の幅方向両縁の近傍まで一体に突出された左右一対
の先細り状の吸引ヘッド部7bとを備えており、その取付
部7aの下部にフレーム5断面より一回り大きい断面より
なる凹部14が形成されている。また、吸込具7の取付部
7aは、その凹部14にフレーム5を収納した状態でベルト
6の上面に取り付けられている。
そして、ベルト6の上部側には、吸込具7とフレーム5
の開口部8とを連通する連通孔15が形成されている。一
対の輪体10,11の内、一方の輪体11は巻掛伝動機構16を
介して正逆転モータ17に連動連結されている。モータ17
はベルト6を往復駆動するためのものであって、吸込具
7が第1図に仮想線で示すようにフレーム5の両端部近
傍まで達すべくベルト6が回走した時に、リミットスイ
ッチ等によりそれを検出してモータ17が正逆転するよう
になっている。フレーム5の一端部には、その側面に吸
引口18が取付けられ、この吸引口18に吸引式の集塵機が
接続されている。
なお、20はベルト6の外周面に付着したゴミを回収する
ための集塵口であり、該集塵口20は、フレーム5内に連
通している。
次に動作を説明すると、集塵機を作動させると、吸込具
7の吸込口19からピット2内の空気が吸込まれ、吸込具
7、ベルト6の連通孔15、フレーム5の開口部8及びそ
の内部空間を経て集塵機に至る空気流が発生し、ピット
2内の床面3上の繊維屑を吸込んで行き、集塵機で捕捉
し集塵する。一方、モータ17を起動させておけば、巻掛
伝動機構16、輪体11を介してベルト6が正逆転するた
め、吸込具7がフレーム5の両端部間で長手方向に往復
移動する。従って、吸込具7を往復移動させながら集塵
機を作動させておけば、ピット2内の床面3の全域にわ
たって繊維屑を確実に集塵できる。このためピット2の
長さに関係なく確実に集塵することが可能である。また
フレーム5の上面の開口部8をベルト6で塞いでいるの
で、フレーム5をダクトとして利用でき、構造を簡単に
できる。ベルト6はフレーム5の上面を摺動するだけで
あるが、フレーム5内が集塵機の吸引力によって負圧状
態にあるので、フレーム5に対して適度に密着すること
になり、フレーム5とベルト6との間からの空気の流入
は最少限に抑えることができる。
なお、前記実施例では集塵装置1台に対して、集塵機が
1台対応しているが、通常は、1台の集塵機に対して、
多数の集塵装置が接続されている。
即ち、ダンパー付き分岐ダクトを介して、吸引口18が集
塵機に接続されている。このダンパーは常時閉じられて
おり、間欠的に開かれる。即ち、集塵機は常時駆動され
ており、ダンパーが順次間欠的に開かれる。このダンパ
ーの「開」に連動してモータ17が起動し、吸込具7が所
定量(通常は一往復、又は往路か復路)移動すると、モ
ータ17は停止し、かつ、ダンパーが閉じられる。そし
て、次のダンパーが開き、隣の集塵装置が作動を開始す
る。
なお、実施例はローラカード1における場合を例示した
が、ローラカード1以外の紡機の場合に採用してもよ
い。
(発明の効果) 本発明によれば、ピット2の幅方向中央に延設されたフ
レーム5に沿って移動する吸込具7がその取付部7aの左
右両側部からピット2の幅方向両縁の近傍まで突出され
た左右一対の吸引ヘッド部7bを備えているので、長方形
を呈するピット2の床面3上の塵埃をくまなく吸引で
き、また、フレーム5も一本で済むので装置の製作コス
トを低減できる。
また、吸込具7の取付部7aは、その凹部14にフレーム5
を収納した状態でベルト6の上面に取り付けられている
ので、吸込具7をピット2の長手方向に移動させるに当
たり、吸込具7をピット2内にできるだけ低く配置で
き、このため、吸込具7と紡機のローラカード1等との
干渉を生じさせることなくピット2の床面3上の塵埃を
吸引できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の正面
図、第2図は同平面図、第3図は同側面図、第4図は第
1図のIV-IV拡大矢視図、第5図は第2図のV−V拡大
矢視図である。 2……ピット、3……床面、5……フレーム、6……ベ
ルト、7……吸込具、8……開口部、10,11……輪体、1
5……連通孔、18……吸引口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラカード(1)等の下方に形成した長
    方形のピット(2)の床面(3)に、上面にその長手方
    向に延びる開口部(8)を有しかつ断面内部が脱気され
    る長尺のフレーム(5)をピット(2)の長手方向に沿
    ってその幅方向中央に延設し、 このフレーム(5)の長手方向両端部に一対の輪体(1
    0)(11)を回転自在に設けるとともに、この一対の輪
    体(10)(11)間に無端状のベルト(6)を巻き掛けて
    このベルト(6)の内側面をフレーム(5)の上面に摺
    動させることによってその開口部(8)を閉塞し、 ベルト(6)に、床面(3)上の塵埃を吸い込むための
    吸込具(7)を取り付けるとともに、開口部(8)と吸
    込具(7)とを連通する連通孔(15)を設け、 吸込具(7)は、ベルト(6)の上面に取り付けられる
    取付部(7a)と、この取付部(7a)の左右両側部からピ
    ット(2)の幅方向両縁の近傍まで一体に突出された左
    右一対の吸引ヘッド部(7b)とを備え、この各吸引ヘッ
    ド部(7b)の下面に塵埃の吸込孔(19)が形成され、 取付部(7a)の下部にフレーム(5)断面より一回り大
    きい断面よりなる凹部(14)が形成され、当該取付部
    (7a)がその凹部(14)にフレーム(5)を収納した状
    態でベルト(6)の上面に取り付けられていることを特
    徴とする集塵装置。
JP2271326A 1990-10-08 1990-10-08 集塵装置 Expired - Lifetime JPH06104225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2271326A JPH06104225B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 集塵装置

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JP2271326A JPH06104225B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 集塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04145990A JPH04145990A (ja) 1992-05-19
JPH06104225B2 true JPH06104225B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=17498493

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2271326A Expired - Lifetime JPH06104225B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 集塵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012223B2 (ja) * 1971-12-07 1975-05-09
JPS49219U (ja) * 1972-04-04 1974-01-05
JPS5149357B2 (ja) * 1972-06-15 1976-12-25
JPS5922962Y2 (ja) * 1979-10-31 1984-07-09 松下電工株式会社 鋸屑集塵装置

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JPH04145990A (ja) 1992-05-19

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