JPH06104221A - ドライエッチング方法 - Google Patents
ドライエッチング方法Info
- Publication number
- JPH06104221A JPH06104221A JP24958392A JP24958392A JPH06104221A JP H06104221 A JPH06104221 A JP H06104221A JP 24958392 A JP24958392 A JP 24958392A JP 24958392 A JP24958392 A JP 24958392A JP H06104221 A JPH06104221 A JP H06104221A
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- JP
- Japan
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- gas
- etching
- aluminum alloy
- plasma
- film
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】アルミニウム合金のエッチングにおいて下地S
iO2膜表面に残渣のないエッチングを行うことができ
るドライエッチング方法を提供する。 【構成】アルミニウム合金をハロゲン系ガスのプラズマ
によってエッチングする方法において、前記ハロゲン系
ガスのプラズマによるエッチング処理前にBCl3ガ
ス、またはBCl3リッチなガスのプラズマにより、ア
ルミニウム合金の被エッチング表面に形成されている酸
化物を除去する。 【効果】前記BCl3ガス、またはBCl3リッチなガス
のプラズマによりアルミニウム合金表面をエッチングす
ることで、下地SiO2膜表面に残渣のないアルミニウ
ム合金膜エッチングを行うことができる。
iO2膜表面に残渣のないエッチングを行うことができ
るドライエッチング方法を提供する。 【構成】アルミニウム合金をハロゲン系ガスのプラズマ
によってエッチングする方法において、前記ハロゲン系
ガスのプラズマによるエッチング処理前にBCl3ガ
ス、またはBCl3リッチなガスのプラズマにより、ア
ルミニウム合金の被エッチング表面に形成されている酸
化物を除去する。 【効果】前記BCl3ガス、またはBCl3リッチなガス
のプラズマによりアルミニウム合金表面をエッチングす
ることで、下地SiO2膜表面に残渣のないアルミニウ
ム合金膜エッチングを行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライエッチング方法に
係り、特にアルミニウム合金のエッチングに好適なドラ
イエッチング方法に関するものである。
係り、特にアルミニウム合金のエッチングに好適なドラ
イエッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の方法は、例えば特開昭57−45
310号公報に記載のように、アルミニウム合金をBC
l3+Cl2ガスを用いてプラズマエッチングするものが
知られている。Al表面層の自然酸化膜除去は考慮され
ていない。
310号公報に記載のように、アルミニウム合金をBC
l3+Cl2ガスを用いてプラズマエッチングするものが
知られている。Al表面層の自然酸化膜除去は考慮され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、被エ
ッチング膜表面に形成される酸化物により、前記BCl
3+Cl2ガスプラズマによるエッチングだけでは、この
酸化物が核となりエッチング後下地膜表面にエッチング
残り(以下「残渣」とする)が生じるという問題があっ
た。
ッチング膜表面に形成される酸化物により、前記BCl
3+Cl2ガスプラズマによるエッチングだけでは、この
酸化物が核となりエッチング後下地膜表面にエッチング
残り(以下「残渣」とする)が生じるという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、アルミニウム合金のエッ
チングにおいて残渣のないエッチングを行うことのでき
るドライエッチング方法を提供することにある。
チングにおいて残渣のないエッチングを行うことのでき
るドライエッチング方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、アルミニウ
ム合金をハロゲン系ガスのプラズマによってエッチング
する方法において、前記ハロゲン系ガスプラズマによる
エッチング処理前にBCl3ガス、またはBCl3リッチ
なガスのプラズマによって、前記アルミニウム合金の被
エッチング面に形成された酸化物を除去するようにした
ものである。
ム合金をハロゲン系ガスのプラズマによってエッチング
する方法において、前記ハロゲン系ガスプラズマによる
エッチング処理前にBCl3ガス、またはBCl3リッチ
なガスのプラズマによって、前記アルミニウム合金の被
エッチング面に形成された酸化物を除去するようにした
ものである。
【0006】
【作用】本発明の作用を以下に示す。
【0007】被エッチング膜表面に形成された酸化物
を、前記BCl3ガス、またはBCl3リッチなガスのプ
ラズマにより、このガスが有する還元効果を用い、酸化
物を除去する。前記従来のハロゲン系ガスによるエッチ
ングでは、酸化物が均一に除去できず、またアルミニウ
ム合金と上層レジスト界面にエッチングによるくいこみ
がみられる為、前記BCl3ガスまたはBCl3リッチな
ガスのプラズマによるエッチングを用いる。
を、前記BCl3ガス、またはBCl3リッチなガスのプ
ラズマにより、このガスが有する還元効果を用い、酸化
物を除去する。前記従来のハロゲン系ガスによるエッチ
ングでは、酸化物が均一に除去できず、またアルミニウ
ム合金と上層レジスト界面にエッチングによるくいこみ
がみられる為、前記BCl3ガスまたはBCl3リッチな
ガスのプラズマによるエッチングを用いる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。
り説明する。
【0009】図1(a)は本発明の一実施例である被エ
ッチング膜が構成されるウェハの断面状態を示す。シリ
コン基板4上に絶縁膜である下地SiO2膜3を形成
し、その上にアルミニウム合金膜2を形成し、その上に
マスク1を形成したものとなっている。このようなアル
ミニウム合金膜2の表面には極めて薄い酸化物5が形成
されており、図1(a),(b),(c)と順次にエッチ
ングが進行するにつれてアルミニウム合金膜2表面に形
成されていた酸化膜5を核として図1(c)に示す通
り、アルミニウム合金2がエッチングされなくなった状
態において、下地SiO2膜3表面の残渣6となる。
ッチング膜が構成されるウェハの断面状態を示す。シリ
コン基板4上に絶縁膜である下地SiO2膜3を形成
し、その上にアルミニウム合金膜2を形成し、その上に
マスク1を形成したものとなっている。このようなアル
ミニウム合金膜2の表面には極めて薄い酸化物5が形成
されており、図1(a),(b),(c)と順次にエッチ
ングが進行するにつれてアルミニウム合金膜2表面に形
成されていた酸化膜5を核として図1(c)に示す通
り、アルミニウム合金2がエッチングされなくなった状
態において、下地SiO2膜3表面の残渣6となる。
【0010】本発明は前記残渣6のエッチング初期段階
からの除去、つまり核となる酸化物5の除去を目的と
し、第1ステップとして前記BCl3ガス、またはBC
l3リッチなガスのプラズマによりBCl3ガスが持つ還
元効果によりアルミニウム合金2表面に形成される酸化
物5を除去し、第2ステップとして従来のハロゲン系ガ
スによるエッチングを用いる。また、従来のハロゲン系
ガスにおいてアルミニウム合金2表面の酸化物5の除去
は可能ではあるが、Cl2リッチな条件の為、酸化物5
除去のエッチング速度が速いため、アルミニウム合金2
表面に形成される酸化物5のエッチング速度の均一性が
悪く、最後まで残った部分が核となり残渣6なる。また
同様にマスク1とアルミニウム合金2の界面にアルミニ
ウム合金2のエッチングくいこみが生じていた。
からの除去、つまり核となる酸化物5の除去を目的と
し、第1ステップとして前記BCl3ガス、またはBC
l3リッチなガスのプラズマによりBCl3ガスが持つ還
元効果によりアルミニウム合金2表面に形成される酸化
物5を除去し、第2ステップとして従来のハロゲン系ガ
スによるエッチングを用いる。また、従来のハロゲン系
ガスにおいてアルミニウム合金2表面の酸化物5の除去
は可能ではあるが、Cl2リッチな条件の為、酸化物5
除去のエッチング速度が速いため、アルミニウム合金2
表面に形成される酸化物5のエッチング速度の均一性が
悪く、最後まで残った部分が核となり残渣6なる。また
同様にマスク1とアルミニウム合金2の界面にアルミニ
ウム合金2のエッチングくいこみが生じていた。
【0011】次にこのようにエッチングを行う装置の例
を図2に示す。
を図2に示す。
【0012】処理室17の上部には石英製の放電管10
が設けてあり、真空処理室を形成している。処理室10
には真空処理室内にエッチング用ガスを供給するガス供
給源(図示省略)につながるガス供給口12が設けてあ
り、また真空排気装置(図示省略)につながる排気口1
5が設けてある。処理室17内には被エッチング材であ
るウェハ16を配置する試料台13が設けてある。試料
台13には高周波電源18が接続してあり、試料台13
に高周波電力を印加可能になっている。放電管10の外
側には放電管10を囲んで導波管14が設けてあり、さ
らにその外側には放電管10内に磁界を発生させるコイ
ル11が設けてある。導波管14の端部にはマイクロ波
を発するマグネトロン19が設けてある。
が設けてあり、真空処理室を形成している。処理室10
には真空処理室内にエッチング用ガスを供給するガス供
給源(図示省略)につながるガス供給口12が設けてあ
り、また真空排気装置(図示省略)につながる排気口1
5が設けてある。処理室17内には被エッチング材であ
るウェハ16を配置する試料台13が設けてある。試料
台13には高周波電源18が接続してあり、試料台13
に高周波電力を印加可能になっている。放電管10の外
側には放電管10を囲んで導波管14が設けてあり、さ
らにその外側には放電管10内に磁界を発生させるコイ
ル11が設けてある。導波管14の端部にはマイクロ波
を発するマグネトロン19が設けてある。
【0013】このような装置ではガス供給口12から真
空処理室内にエッチング用処理ガスを供給するとともに
真空処理室内を所定の圧力に減圧、排気し、導波管14
によってマグネトロン19からのマイクロ波を放電管1
0内に導入するとともにコイル11によって磁界を形成
し、マイクロ波の電界とコイル11による磁界との作用
によって放電管10内の処理ガスをプラズマ化する。さ
らに高周波電源18によって試料台13に高周波電力を
印加し、バイアス電圧を生じさせ、プラズマ中のイオン
をウェハ16側に引込み、異方性エッチングを行わせる
ようにしている。
空処理室内にエッチング用処理ガスを供給するとともに
真空処理室内を所定の圧力に減圧、排気し、導波管14
によってマグネトロン19からのマイクロ波を放電管1
0内に導入するとともにコイル11によって磁界を形成
し、マイクロ波の電界とコイル11による磁界との作用
によって放電管10内の処理ガスをプラズマ化する。さ
らに高周波電源18によって試料台13に高周波電力を
印加し、バイアス電圧を生じさせ、プラズマ中のイオン
をウェハ16側に引込み、異方性エッチングを行わせる
ようにしている。
【0014】
【発明の効果】本発明はアルミニウム合金のエッチング
において、残渣のないエッチングを行うことができると
いう効果がある。
において、残渣のないエッチングを行うことができると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施例であるドライエッチング方法
を示す被エッチング面の断面図である。
を示す被エッチング面の断面図である。
【図2】図1の方法を実施する為の装置の一例を示す構
成図である。
成図である。
1…マスク、2…アルミニウム合金、3…下地SiO2
膜、4…シリコン基板、5…酸化物、6…残渣。
膜、4…シリコン基板、5…酸化物、6…残渣。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光田 明彦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (3)
- 【請求項1】アルミニウム合金をハロゲン系ガスのプラ
ズマによってエッチングする方法において、前記ハロゲ
ン系ガスプラズマによるエッチング処理前にBCl3ガ
ス、またはBCl3リッチなガスのプラズマによって、
前記アルミニウム合金の被エッチング面に形成されたA
l2O3を除去する工程を有することを特徴とするドライ
エッチング方法。 - 【請求項2】前記ハロゲン系ガスはBCl3+Cl2であ
る請求項1記載のドライエッチング方法。 - 【請求項3】前記ガスはBCl3、またはBCl3リッチ
である請求項1記載のドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958392A JPH06104221A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958392A JPH06104221A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ドライエッチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104221A true JPH06104221A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17195174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24958392A Pending JPH06104221A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ドライエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104221A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5511167A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-25 | Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Dry etching method |
JPS61134024A (ja) * | 1984-12-05 | 1986-06-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24958392A patent/JPH06104221A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5511167A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-25 | Chiyou Lsi Gijutsu Kenkyu Kumiai | Dry etching method |
JPS61134024A (ja) * | 1984-12-05 | 1986-06-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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