JPH06104117B2 - ローラポンプ - Google Patents

ローラポンプ

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JPH06104117B2
JPH06104117B2 JP3089241A JP8924191A JPH06104117B2 JP H06104117 B2 JPH06104117 B2 JP H06104117B2 JP 3089241 A JP3089241 A JP 3089241A JP 8924191 A JP8924191 A JP 8924191A JP H06104117 B2 JPH06104117 B2 JP H06104117B2
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JP
Japan
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rotor
roller pump
tube
valve
atmosphere
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照康 大美賀
義徳 山上
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Nihon Kohden Corp
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Nihon Kohden Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、チューブを押しつぶし
ながら回転子を回すことにより、液の吸引または吐出を
行なうローラポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】チューブを押しつぶしながら回転子を回
すことで、回転子の回転方向(チューブの押出し側)に
正圧を作り、逆方向に負圧を作り出せるローラポンプ
は、たとえば血球計数装置において検出管に希釈血液を
引き込んで、血球の計数を行なうときなどに用いられ
る。この計数時には、血球の計数精度を高めるために、
検出管に一定の吸引圧で希釈血液を吸引する必要があ
る。しかし、このローラポンプではチューブを回転子が
押さえる瞬間、すなわち図7に示すように回転子1がチ
ューブ6に当たってから、図8に示すように回転子1に
よってチューブ6が完全に押し付けられるまでの間に、
吸引口8側にも若干圧力が加わるため、吸引圧の低い状
態が生じ、圧変動を招くようになる。そこで、従来は吸
引側に空気室を設け、吸引圧の変動を最小限に抑制でき
るようにしていた。この空気室は、吸引口8に接続され
るとともに、電磁弁を介して大気に連通できるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のローラ
ポンプでは吸引側に空気室を設けても若干の吸引圧変動
が残ってしまい、図9に示すように測定の開始時t1と終
了時t2の間に圧変動P1が任意に発生するため、たとえば
血球計数時における定量に誤差が生じ、測定値の再現性
が悪いという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るために提案されたものであり、圧変動の出現位置を揃
え、測定誤差を生じにくくするローラポンプを提供する
ことを目的とする。 [発明の構成]
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、導管と接続される吸引口を一端に有し他端
に吐出口を有するチューブと、このチューブを押しつぶ
しながら回る回転子とを備え、この回転子が回転する際
に、吸引口に吸引圧を作り出すローラポンプにおいて、
前記導管と前記吸引口との間に設けられ両者を大気に対
し開閉する弁と、前記回転子の回転位置を検出する位置
検出センサと、この位置検出センサからの検出出力に基
づき、前記回転子が回転を開始してから所定位置に至る
までは前記弁を大気に対し開とし前記回転子が前記所定
位置に至った後は前記弁を大気に対し閉とする弁制御手
段とを具備することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】回転子が回転を開始してから所定位置に至るま
では導管に吸引口からの吸引圧は及ばず、回転子が所定
位置に至った後は導管に吸引圧が及ぶ。このため導管に
対しては回転子が所定位置に至ったときから吸引圧が及
ぶようになり、このポンプにより導管に液体を吸い込ま
せることを間欠的に何回行なってもその吸引圧の変化の
パターンは同じとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるローラポンプの具体的な
実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図3
に、このローラポンプの一実施例を示す。これらの図
で、このローラポンプの回転子1の回転軸2には、半円
形をなす遮光板3が背面側に取り付けられており、この
遮光板3を跨ぐようにフォトカプラからなる位置検出用
センサ4がポンプ本体5の背面部に取り付けられてい
る。この位置検出用センサ4によって遮光板3の検出を
行なうことにより、チューブ6を押しつぶしながら回転
する回転子1の回転位置を検出することができる。ここ
で、回転子1の回転方向であるチューブ6の押出し側が
吐出口7であり、反対側が吸引口8である。したがっ
て、この位置検出用センサ4からの検出出力に基づい
て、測定開始時の回転子1の位置を一定となるように制
御することができ、測定時に生じる若干の吸引圧の変化
を測定毎に等しくすることができる。なお、測定開始時
の回転子1の位置は一定であればどの位置であってもよ
い。
【0008】図4は、この構成のローラポンプを血球計
数装置の検出管に用いた例を示している。この図で、制
御回路9によって制御を受けるポンプ駆動回路10から
は、駆動信号がローラポンプに出力される。位置検出用
センサ4からの出力信号は、センサ回路11を介して制御
回路9に入力される。吸引口8に接続される空気室12の
電磁弁13は、電磁弁駆動回路14からの開始信号によって
開閉される。また検出管15の下部側に設けられた第1の
水位センサ16と上部側の第2の水位センサ17からの出力
信号は、センサ回路11を介して制御回路9に入力され
る。本実施例では検出管15が導管である。
【0009】この構成では、測定を開始するスイッチが
オンされると同時にローラポンプが高速で回転されると
ともに、図5に示すようにN1において電磁弁13が開かれ
空気室12が大気に開放される。続いて、N2において回転
子1の位置が位置検出用センサ4によって検出される
と、電磁弁13が閉じられ、ポンプの内圧が低下してい
く。これに伴いカップ18内の希釈血液19が検出管15内に
吸い上げられ、N3において第1の水位センサ16位置まで
に吸引されると、ポンプが低速で駆動されるよう切り換
えられ、血球の計数が開始される。N4において第2の水
位センサ17から検出信号が出力されると計数動作が終了
される。続いて電磁弁13が短い時間開かれ、空気室12が
大気に開放される。このようにこのローラポンプでは、
測定開始時の回転子1の位置を一定位置とすることがで
きるため、測定時に生じる若干の吸引圧変化POの現れる
位置が、図6に示すように測定毎に等しくなる。これに
より測定開始時t1と測定終了時t2の吸引圧が、測定毎に
一定となり、定量の再現性が改善され、測定値の再現性
が向上する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
管に対する吸引開始時における回転子の回転位置が一定
となるようにしているので、回転子がチューブを押しつ
ぶす瞬間に現れる若干の吸引圧の出現位置の変化による
影響を低く抑えることができ、各種測定における測定値
の再現性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローラポンプの一実施例を示す側
面図。
【図2】図1のローラポンプの背面図。
【図3】図2のローラポンプの正面図。
【図4】本発明によるローラポンプを血球計数装置に適
用した例を示す装置の構成図。
【図5】図4の血球計数装置の動作を示すタイミング
図。
【図6】このローラポンプの吸引圧の変化を示す特性
図。
【図7】吸引圧の変動の発生を説明するための説明図。
【図8】吸引圧の変動の発生を説明するための説明図。
【図9】従来のローラポンプの吸引圧の変動の様子を示
す特性図。
【符号の説明】1 回転子 2
回転軸3 遮光板 4 位置
検出用センサ5 ポンプ本体 6
チューブ7 吐出口 8 吸引
口9 制御回路 10 ポンプ駆動
回路12 空気室 13 電磁弁14
電磁弁駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導管と接続される吸引口を一端に有し他端
    に吐出口を有するチューブと、このチューブを押しつぶ
    しながら回る回転子とを備え、この回転子が回転する際
    に、吸引口に吸引圧を作り出すローラポンプにおいて、
    前記導管と前記吸引口との間に設けられ両者を大気に対
    し開閉する弁と、前記回転子の回転位置を検出する位置
    検出センサと、この位置検出センサからの検出出力に基
    づき、前記回転子が回転を開始してから所定位置に至る
    までは前記弁を大気に対し開とし前記回転子が前記所定
    位置に至った後は前記弁を大気に対し閉とする弁制御手
    段とを具備することを特徴とするローラポンプ。
JP3089241A 1991-03-29 1991-03-29 ローラポンプ Expired - Fee Related JPH06104117B2 (ja)

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JP3089241A JPH06104117B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 ローラポンプ

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JPH04314455A JPH04314455A (ja) 1992-11-05
JPH06104117B2 true JPH06104117B2 (ja) 1994-12-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT8453709V0 (it) * 1984-08-07 1984-08-07 Hospal Dasco Spa Apparecchiatura di tipo perfezionato per la circolazione di un liquido lungo una linea tubolare
JPH02264172A (ja) * 1989-04-04 1990-10-26 Terumo Corp ペリスタルテイツク式液体ポンプ

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JPH04314455A (ja) 1992-11-05

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