JPH02264172A - ペリスタルテイツク式液体ポンプ - Google Patents

ペリスタルテイツク式液体ポンプ

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JPH02264172A
JPH02264172A JP1083920A JP8392089A JPH02264172A JP H02264172 A JPH02264172 A JP H02264172A JP 1083920 A JP1083920 A JP 1083920A JP 8392089 A JP8392089 A JP 8392089A JP H02264172 A JPH02264172 A JP H02264172A
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JP
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soft tube
press
pressing
roller
pulsation
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JP1083920A
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Osahisa Ohira
大平 長久
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、輸液等の送液に用いられるペリスタルテイ
ック式液体ポンプに関し、特に、送液ローラが軟質デユ
ープより離れるときに発生ずる圧力の脈動の発生を防止
するよう構成されたベリスクルテイック式液体ポンプに
関する。
[従来の技術] 従来、この種のベリスタルティック式液体ポンプは、駆
動モータにより燗動的に駆動させる複数の押圧手段を備
え、これらの押圧手段により軟質チューブを押圧し、こ
の押圧点を押圧手段の駆動に応じて順次移動させること
により、軟質チューブ内の液体を送液するようになって
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のベリスクルテイック式液体ポンプ
においては、送液ローラが軟質チューブから離脱する際
に、換言ずれば、送液ローラの押圧状態を解除する際に
、送液ローラにより押圧され変形していた軟質チューブ
は、自身の弾性により復元しようとするか、このときチ
ューブ内の容積の急激な増加に伴い、押し出された液体
の圧力に脈動が発生ずることになる。この脈動が発生ず
ると、連続して一定流量で液体の送液を行うことができ
ず、特に医療用ポンプとしては生体に対して大きく影響
し、治療に支障をきたす場合かある。
この発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、
この発明の目的は、押圧手段か軟質チューブより離れる
ときに生じる脈動現象を確実に低減して、医療用ポンプ
としても好適なペリスタルテイツク式液体ポンプを提供
することである。
[課題を解決するだめの手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発
明の第1に係るベリスタルティック式液体ポンプは、軟
質チューブの押圧点を順次移動させることにより内部の
液体を送液するペリスタルテイツク式液体ポンプにおい
て、駆動モータと、この駆動モータにより蝙動的に駆動
される複数の押圧手段と、この押圧手段に一定間隔をお
いて配設され、この間隙に前記軟質チューブを装着した
時に、前記押圧手段と協同して前記軟質デユープを押圧
する押圧面を備えたガイド部材と、液体の送液方向に関
して最も下流側に位置する押圧手段による軟質チューブ
の押圧状態の解除を電気的に検出する検出手段と、この
検出手段により押圧状態か解除された事か検出された際
に、軟質デユープの前記量も下流側の押圧手段よりも更
に下流側の部分を押し込んで、軟質チューブ内を送液さ
れる液体に生じる脈動を低減する脈動抑制手段とを具備
する事を特徴としている。
また、この発明の第2に係わるペリスタルテイツク式液
体ポンプは、前記押圧手段の駆動速度に応じて、前記脈
動抑制手段の作動状態を所定の状態に切り替えうる切り
替え手段を更に備えることを特徴としている。
[作用コ 以上のように構成されたペリスタルテイツク式液体ポン
プにおいては、軟質デユープを押圧手段とガイド部材の
押圧面との間に配置すると、複数の押圧手段の少なくと
も1つの押圧手段により軟質チューブがガイド部材との
間で押圧され、軟質チューブがこの押圧点において閉塞
された状態となる。そして、駆動モータの駆動に応じて
複数の押圧手段が蠕動的に駆動されることにより、軟質
チューブは、押圧手段により押圧面に対して押圧されつ
つ、その押圧点を順次移動させることにより内部の液体
が送液されることになる。ここで、押圧中の押圧手段の
中で、送液方向に関して最も下流側に位置する押圧手段
が、押圧面から外れて、軟質チューブの押圧状態の解除
が検出手段により電気的に検出されると、この検出に応
じて、脈動抑制手段か起動して、軟質チューブの前記量
も下流側の押圧手段よりも更に下流側の部分を押し込ん
で、軟質チューブ内を送液される液体に生じる脈動を低
減するよう作動することになる。
このように、この発明に係わるペリスタルテイツク式液
体ポンプにおいては、最も下流側の押圧手段が軟質チュ
ーブより離れるときに生じる脈動を大幅に低減して、医
療用ポンプとしても好適なペリスタルテイツク式液体ポ
ンプが提供されることになる。
[実施例] 以下に、この発明に係わるベリスタルテイツク式液体ポ
ンプの一実施例の構成を添付図面の第1図及び第2図を
参照して、詳細に説明する。
第1図及び第2図に示すように、この一実施例であるペ
リスタルテイツク式液体ポンプ(以下、単に、ローラポ
ンプと呼ぶ。)の構成を示しており、このローラポンプ
10は、例えば、医療分野において、輸液を点滴装置(
図示せず)に一定流量で一側面が開放されたポンプ本体
12を備えている。
このポンプ本体12は、内部を中空状に形成され、この
ポンプ本体12内には、水平軸回りに回転可能に回動軸
]4を介して支持されたローラホルダ16が配設されて
いる。ここで、この回動軸14は、第2図に示すように
、その両端を軸受装置18a、18bにより回転自在に
軸支されている。
このローラホルダ16の外周部には、蠕動的に駆動され
る複数の押圧手段としての、6本の押圧ローラ20が等
間隔に配設され、即ち、60度置きに離間した状態で回
転自在に配設され、各々の回転軸線は、回動軸14の回
転軸線と平行に設定されている。尚、各押圧ローラ20
の外周部における回動軸14からの最遠部は、ローラホ
ルダ16の外周面よりも、半径方向外方に突出するよう
に設定されている。
一方、上述したローラホルダ16は、駆動モタ22によ
り回転駆動されるようになされている。即ち、この駆動
モータ22は、その駆動軸22aを、回動軸14とはね
じれの位置の関係で直交するように設定されている。こ
の駆動軸22aの先端には、ウオームギヤ24が同軸に
肯定され、また、回動軸14には、このウオームギヤ2
4に噛合するウオームホイール26が同軸に固定されて
いる。このようにして、駆動モータ22が起動すること
により、ウオームギヤ24とウオームホイール26との
噛合を介して、ローラホルダ16は回転駆動されること
になる。
ここで、このポンプ本体12の一側面は、第2図に示す
ように、蓋部材28により開放自在に閉塞されるように
なされている。そして、この蓋部材28に、上述した一
対の軸受装置18a。
18bの中の一方の軸受装置18bが取り付けらでおり
、この蓋部材28がポンプ本体12の−側面を図示する
ように閉塞した状態において、回動軸14はその両端を
軸受装置18a、18bにより回転自在に支持されるこ
ととなる。尚、このように蓋部材28によりポンプ本体
12の一側面が閉塞された状態において、蓋部材28と
ポンプ本体・12の上下両部分には、後述する軟質チュ
ーブ34が挿通されるための開口が夫々規定されるよう
になされている。
また、上述したポンプ本体12内には、ローラホルダ1
6に回転自在に支持された6本の押圧ローラ20の外周
部における回動軸14からの最遠部の回転軌跡の一部分
に対して、所定間隔を置いて対向した状態で設定された
曲面からなる押圧面30aを有する押圧部材30を、ロ
ーラホルダ】6に対向する部位に備えた状態で、ガイド
部材32が上下方向に延出するようにして固定されてい
る。この押圧面30aの周方向の長さは、この押圧面3
0aに対して、少なくとも2本の押圧ローラ20か対向
することが出来るに充分な長さに設定されている。
尚、上述した所定間隔は、この押圧面30aと、これに
対向する押圧ローラ20との間に、軟質チューブ34が
介設された場合に、この軟質チューブ34が両者に挟ま
れて押しつぶされて、内部空間が閉塞されるに充分な長
さに設定されている。ここで、この軟質チューブ34は
、上下方向に沿って延出した状態で、押圧面30aとこ
れに対向する押圧ローラ20との間で挟まれるように配
設されており、これの上端は、図示しない輸液供給源と
しての輸液パックに接続されている。そして、図示する
状態において、ローラホルダ16が時計方向に沿って回
転駆動されることにより、] 1 輸液パックからの輸液か、矢印Aで示すように、上から
下に向けて送液されることとなる。
即ち、ローラホルダ16の時計方向に沿う回転に伴ない
、所定の押圧ローラ2oが押圧面30aに対向する位置
にもたらされてくると、この押圧ローラ20と押圧面3
0aとの間に位置する軟質チューブ34の部分は、両者
により徐々に押圧され、その内部空間を閉塞されること
となる。そして、この押圧ローラ20の回転移動に伴な
い、この押圧点が徐々に下方に移動することに伴ない、
この押圧点よりも前方(下流側)に位置する軟質チュー
ブ34内の輸液は矢印Aで示す方向に沿って押し出され
、また、押圧点よりも後方(上流側)に位置する軟質チ
ューブ内の輸液は負圧により引き付けられ、このように
して、押圧点の移動に伴ない、軟質デユープ34内の輸
液は下方に向けて送液されることとなる。
ここで、軟質チューブ34を押圧している少なくとも2
本の押圧ローラ20の中で、最も下流側に位置する押圧
ローラ20に注目すると、この最も下流側に位置する押
圧ローラ20による押圧状態が解除されると、この解除
された時点において、軟質チューブ34は自身の弾性に
より内部空間な略断面円形状になす元の形状に復帰する
ことになる。このような軟質チューブ34の押圧解除に
よる形状復帰動作に伴ない、この押圧点よりも下流側の
軟質チューブ34内の輸液の圧力は、−旦、落ち込むこ
とになる。
換言すれば、最も下流側に位置する押圧ローラ20によ
る押圧解除が起こる度に、軟質デユープ34内の輸液の
圧力か落ち込む、圧力の脈動が発生することになる。こ
の圧力の脈動は、従来技術においで指摘したように、医
療用ポンプとして用いる状態において生体に対して大き
く影響し、治療に支障をきたす虞がある。
このため、この一実施例においては、上述した脈動の発
生を抑制するために、脈動抑制機構36が設けられてい
る。
この脈動発生機構36は、第1図に示すように、脈動発
生時期を電気的に検出する検出器38は、この検出器3
8からの検出結果に基づいて、駆動信号を出力する制御
機構40と、この駆動信号の出力に応じて、軟質チュー
ブ34の被押圧部位よりも更に下流側に位置する軟質チ
ューブ34の部分を押し込んで、軟質チューブ34をガ
イド部材32との間で押圧している押圧ロータ20の中
て、最も下流側に位置する押圧ローラ20の押圧状態か
解除されることにより発生ずる圧力の落ち込みを補償す
るように作用する押し込み機構42とを備えた状態で構
成されている。
ここで、上述した検出器38は、これの作動片38aが
上述した6本の押圧ローラ20の中の1本の押圧ローラ
20の外周面により押し込み起動される位置に配設され
ている。即ち、駆動モータ22の駆動に伴ないローラホ
ルダ16が時計方向に沿って回転された状態において、
この検出器38は、押圧ローラ20が通過する度に、検
出信号を出力するように設定されており、ローラホルダ
16の1回転により6発の検出信号を出力するように設
定されている。
また、制御機構40は、上述したように、この検出器3
8からの検出信号を受けると共に、駆動モータ22の回
転速度を検出するロークリエンコーダ44からの速度信
号を受けるように構成されている。そして、この制御機
構40は、内部に、検出器38に接続された遅延回路4
6と、ロータリエンコーダ44に接続された変更回路4
8とを備えている。
この遅延回路46は、検出信号を受6って所定の遅延時
間だけ遅延させた状態で、押し込み機構42の駆動信号
を出力するように設定されている。即ち、上述した検出
器38における検出信号の出力タイミングは、押圧状態
にある押圧ローラ20の中で最も下流側に位置する押圧
ローラ20の押圧状態が解除されるタイミングと正確に
一致するものでは無く、上述した遅延時間は、検出器3
8における検出信号の出力タイミングと、押圧状態にあ
る押圧ローラ20の中で最も下流側に位置する押圧ロー
ラ20の押圧状態が解除されるタイミングとを正確に一
致するように設定されている。
また、上述した押し込み機構36は、電磁ソレノイド5
0と、この電磁ソレノイド50のレンジに伴ない、外方
に突出するように配設された押し込み体としてのアクチ
ュエータ52とから構成されている。ここで、この一実
施例においては、このアクチュエータ52の先端は、電
磁ソレノイド50の励磁に伴ない、軟質チューブ34の
被押圧部位よりも更に下流側に位置する軟質チューブ3
4の部分を押し込む位置に取り付けられており、消磁し
ている状態において、図示しない付勢部材により、軟質
チューブ34を押し込まない位置に引き込まれるように
設定されている。
また、上述した変更回路48は、ロータリエンコーダ4
4からの駆動モータ22の回転速度に応じて、電磁ソレ
ノイド50の作動状態を規定するパラメータの一つとし
ての励磁時間、換言すれば、押し込み時間を変更するよ
うに構成されており、この一実施例においては、ロータ
リエンコダ44における検出結果が、ローラホルダ16
の回転速度に換算した状態で、100回転/1時間まで
の低回転速度領域において、アクチュエータ52による
押し込み時間がローラホルダ16の回転速度に応じて変
化するように、その励磁時間を規定され、200回転/
1時間以上の高回転速度領域においては、脈動の影響が
実質的に無視することが出来るので、アクチュエータ5
2による押し込み動作を禁止すべく、その励磁時間を零
となるように規定されている。
以下に、この一実施例のローラポンプ10にいて、電磁
ソレノイド50の励磁時間、即ち、アクチュエータ52
の押し込み時間の設定に関して具体的に説明する。
例えば、押圧ローラ20の配設個数を、上述したように
6本とし、軟質チューブ34の外径を4.5mm、内径
を3.2闘と設定して、ローラホルダ16の1回転によ
る送液量を0.5mj2とし、ローラポンプ10におけ
る送液流量の変更範囲(調節範囲)を1〜500 m 
f2 / h L、軟質チューブ34に接続されるチュ
ーブセットの注入針(図示せず)から垂れ落ちる1滴の
液量を0.011mI2とすると、ローラホルダ16の
回転速度に応じての、送液流量Q、脈動数M、並びに、
1秒間に発生ずる針先からの水滴の数S(計算値)は、
以下の表に示す如くなる。
表 ここて、押圧ローラ20が軟質チューブ34の押圧を解
除した際における軟質チューブ34の元の形状への復元
量は、約0.042mj2である。
そして、上述したように、注入針における1滴は、約0
.011mj2であるので、1回の脈動により実質的に
4滴分の輸液の滴下が止まることとなる。このような輸
液の滴下の停止状態は避けなければならない状態であり
、この為、この脈動発生状態を抑制する必要が生じる。
一方、ローラホルダ16の回転速度が早くなると、注入
針から滴下する輸液の状態は、間欠的な滴下状態から連
続的な状態となり、見掛は上、脈動の影響が見られなく
なる。この結果、この脈動の発生を積極的に抑制する必
要は無くなる。
即ち、発生した脈動から次に起こる脈動までの実際の輸
液の送液流量は、0.084 (〜0,5: 6mj2
)である。そして、このローラポンプ10による送液流
量が50 m f!、/ hである状態において、概し
て1秒間に1滴の割合で滴下し、100 m A / 
hにおいて、概して0.4秒間に1滴の割合で滴下する
こととなる。このポンプ流量が100 m A / h
において、注入針から滴下する輸液の状態は略連続的と
なり、ポンプ流量が150mff/h以上に設定された
状態で、連続状態となる。
このようにして、この一実施例においては、上述したよ
うに、ローラホルダ16の回転速度か100回転/1時
間までの脈動の影響が顕著になる低回転速度領域におい
ては、アクチュエータ52による押し込み時間かローラ
ホルダ16の回転速度に応じて変化するように、その励
磁時間を規定される。そして、ローラボルダ16の回転
速度か200回転/1時間以上の高回転速度領域におい
ては、脈動の影響か実質的に無視することが出来るので
、アクチュエータ52による押し込み動作は実行されな
い状態となる。
以上詳述したように、この一実施例においては、押圧ロ
ーラ20による軟質チューブ34の押圧状態の解除タイ
ミングを、検出器38を介して電気的に検出し、制御機
構40において、この検出器38からの検出信号と、ロ
ーラホルダ16を回転駆動する駆動モータ22の回転速
度を検出するロークリエンコーダ44からの速度信号と
に基づいて、押し込み機構42における電磁ソレノイド
50の励磁時間、即ち、アクチュエータ52の押し込み
時間を変更し、且つ、この速度信号により、実質的に脈
動の影響が無視出来る範囲に至った場合には、脈動抑制
機構36の抑制動作を停止するようにしている。
このようにして、この一実施例によれば、脈動の影響が
無視できない場合には、この脈動の発生状態に正確に対
応した状態で、脈動を抑制するようにし、脈動による輸
液の送液状態に滞りが発生しないようになされ、また、
脈動の影響が無視できる場合には、この脈動抑制機構3
6による脈動抑制動作を停止して、より円滑なポンプ作
動状態を達成するようになされている。
また、この一実施例によれば、押圧ローラ2゜による軟
質チューブ34の押圧解除タイミングか検出器38によ
り電気的に検出されるので、その検出タイミングを遅延
回路46により、任意の遅延時間で遅延させることか出
来、この結果、検出タイミングを実際の押圧解除タイミ
ングに正確に一致させることが出来、その抑制動作の隔
日性か向上することになる。
また、このように検出器38と電磁ソレノイド42との
間に、遅延回路46が介在しているので、検出器38の
配設位置は、如何なる位置でも良くなり、設計上の制約
から開放され、設計の自由度が増す効果が奏せられるこ
とになる。
更に、この一実施例では、検出器38の配設位置に何等
限定が加えられることのみならず、その検出対象として
、この発明の必須構成要件である押圧ローラ20を採用
しているので、この検出のための被検出部材を別途設け
る必要がなく、構成が簡略化される効果が達成されるこ
とになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要冒を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、押圧ローラ2o
は6本配設されるように説明したが、この発明は、この
ような構成に限定されることなく、例えば、第3図に第
1の変形例として示すように、4本の押圧ローラを備え
るものであっても良い。用は、この押圧ローラ20の配
設本数は少なくとも2本であれば良く、この場合、ガイ
1〜面の送液方向に沿う長さか、押圧している押圧ロラ
の中で、最も下流側に位置する押圧ローラによる軟質チ
ューブ34への押圧状態が解除された際に、次に位置す
る(換言すれば、直上流側に位置する)押圧ローラ20
により、軟質チューブ34が実質的に押圧されているよ
うに設定されていれば良い。
また、上述した一実施例においては、検出器38ば、押
圧ローラ20により起動されるように説明したが、この
発明は、このような構成に限定されることなく、第4図
に第2の変形例として示すように、回動軸14に一体回
転するカム部材54を設け、このカム部材54の外周面
に半径方向外方に突出するように等間隔に複数形成され
た突起部54bにより順次起動されるように構成しても
良いものである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明の第1に係るベリスタル
テイツク式液体ポンプは、軟質チューブの押圧点を順次
移動させることにより内部の液体を送液するペリスタル
テイツク式液体ポンプにおいて、駆動モータと、この駆
動モータにより蛸動的に駆動される複数の押圧手段と、
この押圧手段に一定間隔をおいて配設され、この間隙に
前記軟質チューブを装着した時に、前記押圧手段と協同
して前記軟質チューブを押圧する押圧面を備えたガイド
部材と、液体の送液方向に関して最も下流側に位置する
押圧手段による軟質チューブの押圧状態の解除を電気的
に検出する検出手段と、この検出手段により押圧状態が
解除された事が検出された際に、軟質チューブの前記量
も下流側の押圧手段よりも更に下流側の部分を押し込ん
で、軟質デユープ内を送液される液体に生じる脈動を低
減する脈動抑制手段とを具備する事を特徴としている。
また、この発明の第2に係わるペリスタルテイツク式液
体ポンプは、前記押圧手段の駆動速度に応じて、前記脈
動抑制手段の作動状態を所定の状態に切り替えうる切り
替え手段を更に備えることを特徴としている。
従って、この発明によれば、押圧手段が軟質チューブよ
り離れるときに生しる脈動現象を確実に低減して、医療
用ポンプとしても好適なペリスタルテイツク式液体ポン
プか提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わるペリスタルテイツク式液体ポ
ンプの一実施例の構成、蓋部材を取り外した状態で示す
正面図。 第2図は第1図のII −II線に沿って切断した状態
で示す断面図 第3図はこの本発明に係わる一実施例のペリスタルテイ
ツク式液体ポンプの第1の変形例の構成を、蓋部材を取
り外した状態で示す正面図;そして、 第4図はこの発明に係わる一実施例のペリスタルテイツ
ク式液体ポンプの第2の変形例の構成を、蓋部材を取り
外した状態で示す断面図である。 図中、10・・・ペリスタルテイツク式液体ポンプ(ロ
ーラポンプ)、12・・・ポンプ本体、14・・・回動
軸、16・・・ローラボルダ、18a;18b・・・軸
受装置、20・・・押圧ローラ、22・・・駆動モータ
、22a・・・駆動軸、24・・・ウオームギヤ、26
・・・つオームホイール、28・・・蓋部材、30a・
・・押圧面、30・・・押圧部材、32・・・ガイド部
材、34・・・軟質チューブ、36・・・脈動抑制機構
、38・・・検出器、40・・・制御機構、42・・・
押し込み機構、44・・・ロータリエンコーグ、46・
・・遅延回路、48・・・変更回路、50・・・電磁ソ
レノイド、52・・・アクチュエータ、54・・・カム
部材である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質チューブの押圧点を順次移動させることによ
    り内部の液体を送液するペリスタルテイツク式液体ポン
    プにおいて、 駆動モータと、 この駆動モータにより蠕動的に駆動される複数の押圧手
    段と、 この押圧手段に一定間隔をおいて配設され、この間隙に
    前記軟質チューブを装着した時に、前記押圧手段と協同
    して前記軟質チューブを押圧する押圧面を備えたガイド
    部材と、 液体の送液方向に関して最も下流側に位置する押圧手段
    による軟質チューブの押圧状態の解除を電気的に検出す
    る検出手段と、 この検出手段により押圧状態が解除された事が検出され
    た際に、軟質チューブの前記最も下流側の押圧手段より
    も更に下流側の部分を押し込んで、軟質チューブ内を送
    液される液体に生じる脈動を低減する脈動抑制手段とを
    具備する事を特徴とするペリスタルテイツク式液体ポン
    プ。
  2. (2)前記押圧手段の駆動速度に応じて、前記脈動抑制
    手段の作動状態を所定の状態に切り替えうる切り替え手
    段を更に備えることを特徴とする請求項第1項に記載の
    ペリスタルテイツク式液体ポンプ。
JP1083920A 1989-04-04 1989-04-04 ペリスタルテイツク式液体ポンプ Pending JPH02264172A (ja)

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JP1083920A Pending JPH02264172A (ja) 1989-04-04 1989-04-04 ペリスタルテイツク式液体ポンプ

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JP (1) JPH02264172A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04314455A (ja) * 1991-03-29 1992-11-05 Nippon Koden Corp ローラポンプ
JP2011117403A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Aquatech:Kk チューブポンプ

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