JPH06103119A - トレース情報保持制御装置 - Google Patents
トレース情報保持制御装置Info
- Publication number
- JPH06103119A JPH06103119A JP4249311A JP24931192A JPH06103119A JP H06103119 A JPH06103119 A JP H06103119A JP 4249311 A JP4249311 A JP 4249311A JP 24931192 A JP24931192 A JP 24931192A JP H06103119 A JPH06103119 A JP H06103119A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トレース情報を、トレースメモリ内における
上書きにもとづき消滅することのないようにトレース情
報を保持制御することを目的とする。 【構成】 トレース情報を保持するトレースメモリを有
し、下位装置を制御するデータ処理装置において、トレ
ースメモリ11よりも大容量のトレース情報退避メモリ
12と、下位装置に対するアクセスにおける異常発生を
検出する異常検出手段3と、前記トレースメモリ11に
記入されるトレース情報を前記トレース情報退避メモリ
12に格納する退避処理手段4を設け、異常検出手段3
が異常検出したとき、前記退避処理手段4がトレースメ
モリ11に記入されたトレース情報をトレース情報退避
メモリ12に退避するように構成する。
上書きにもとづき消滅することのないようにトレース情
報を保持制御することを目的とする。 【構成】 トレース情報を保持するトレースメモリを有
し、下位装置を制御するデータ処理装置において、トレ
ースメモリ11よりも大容量のトレース情報退避メモリ
12と、下位装置に対するアクセスにおける異常発生を
検出する異常検出手段3と、前記トレースメモリ11に
記入されるトレース情報を前記トレース情報退避メモリ
12に格納する退避処理手段4を設け、異常検出手段3
が異常検出したとき、前記退避処理手段4がトレースメ
モリ11に記入されたトレース情報をトレース情報退避
メモリ12に退避するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトレース情報保持制御装
置に係り、特にサブシステム内で異常が発生した場合
に、その状態に至るまでの過程を知るためのトレース情
報が、トレースメモリの領域制限による上書きにもとづ
き消失することを防止したものである。
置に係り、特にサブシステム内で異常が発生した場合
に、その状態に至るまでの過程を知るためのトレース情
報が、トレースメモリの領域制限による上書きにもとづ
き消失することを防止したものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ホストプロセッサのような上位
装置から、磁気テープ制御装置の如きサブシステムを経
由して、テープユニットの如き下位装置にデータを記入
する場合、図6に示す如きシステムが構成される。この
場合、ホストプロセッサである上位装置60から、磁気
テープ制御装置であるサブシステム61に対して、例え
ばライトコマンドが発行されたとき、サブシステム61
は、このコマンドにもとづき、例えばテープユニットで
ある下位装置Aにデータを記入する。このように下位装
置Aに対する処理は、サブシステム61内のトレースメ
モリ62の下位装置A用の領域Aにトレース情報として
保持される。
装置から、磁気テープ制御装置の如きサブシステムを経
由して、テープユニットの如き下位装置にデータを記入
する場合、図6に示す如きシステムが構成される。この
場合、ホストプロセッサである上位装置60から、磁気
テープ制御装置であるサブシステム61に対して、例え
ばライトコマンドが発行されたとき、サブシステム61
は、このコマンドにもとづき、例えばテープユニットで
ある下位装置Aにデータを記入する。このように下位装
置Aに対する処理は、サブシステム61内のトレースメ
モリ62の下位装置A用の領域Aにトレース情報として
保持される。
【0003】このように、サブシステム61内では、様
々な処理を行う毎にトレース情報をトレースメモリ62
に保持しておく。ここでトレース情報とは、上位装置6
0からの指示をサブシステム61がどのように処理して
いったかその処理手順をコード化してトレースメモリ6
2内に順次残しておくものである。トレースメモリ62
は、図7(A)に示す如く、下位装置A、B・・・毎に
分けられており、各下位装置A、B・・・毎に、それぞ
れ別の領域にトレース情報が格納されている。
々な処理を行う毎にトレース情報をトレースメモリ62
に保持しておく。ここでトレース情報とは、上位装置6
0からの指示をサブシステム61がどのように処理して
いったかその処理手順をコード化してトレースメモリ6
2内に順次残しておくものである。トレースメモリ62
は、図7(A)に示す如く、下位装置A、B・・・毎に
分けられており、各下位装置A、B・・・毎に、それぞ
れ別の領域にトレース情報が格納されている。
【0004】図7(A)の右側の拡大図は、トレースメ
モリ62における下位装置Aの領域に格納されたトレー
ス情報の例を示す。ここで「1XXX」は上位装置から
のコマンドの内容を示し、「2XXX」はコマンドに対
してのステータスの内容(例えば正常終了とか異常終
了)を示し、「5XXX」は上位装置とやりとりしたデ
ータの内容をバイト長で示し、「FFFF」は最終ポイ
ントを示す。従って障害発生時には、このトレース情報
を参照することにより、サブシステム61の異常処理の
原因を探ることが可能である。
モリ62における下位装置Aの領域に格納されたトレー
ス情報の例を示す。ここで「1XXX」は上位装置から
のコマンドの内容を示し、「2XXX」はコマンドに対
してのステータスの内容(例えば正常終了とか異常終
了)を示し、「5XXX」は上位装置とやりとりしたデ
ータの内容をバイト長で示し、「FFFF」は最終ポイ
ントを示す。従って障害発生時には、このトレース情報
を参照することにより、サブシステム61の異常処理の
原因を探ることが可能である。
【0005】しかしトレースメモリ62の各領域には限
界があるため、トレースの終端がトレースメモリ領域の
最終に達すると、その終端は、再びその領域の先端に戻
り、再び順次情報を格納するので、以前の情報が上書き
され消失してしまう。
界があるため、トレースの終端がトレースメモリ領域の
最終に達すると、その終端は、再びその領域の先端に戻
り、再び順次情報を格納するので、以前の情報が上書き
され消失してしまう。
【0006】図7(B)その1は、最終ポイント「FF
FF」がトレースメモリのトレース領域の終端に達した
状態を示し、同その2は最終ポイント「FFFF」が最
初のトレース情報に上書きしてこれを消した状態を示
す。
FF」がトレースメモリのトレース領域の終端に達した
状態を示し、同その2は最終ポイント「FFFF」が最
初のトレース情報に上書きしてこれを消した状態を示
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでサブシステム
において制御可能な下位装置が複数の場合、個々のトレ
ースメモリ領域は、下位装置の数が多くなる程必然的に
小容量のものに縮退し、格納可能なトレース情報も減少
する。
において制御可能な下位装置が複数の場合、個々のトレ
ースメモリ領域は、下位装置の数が多くなる程必然的に
小容量のものに縮退し、格納可能なトレース情報も減少
する。
【0008】そのため、万一障害が発生した場合でも、
サブシステム内のリトライ、或いは他の上位装置からの
指示による処理により、障害発生に至るまでの処理内容
を示すトレース情報が上書きされ、消されている場合が
多く発生している。このため障害発生時には、該当の障
害発生原因を示すトレース情報がトレースメモリ内に残
っていない場合が多い。
サブシステム内のリトライ、或いは他の上位装置からの
指示による処理により、障害発生に至るまでの処理内容
を示すトレース情報が上書きされ、消されている場合が
多く発生している。このため障害発生時には、該当の障
害発生原因を示すトレース情報がトレースメモリ内に残
っていない場合が多い。
【0009】またサブシステムのトレースメモリ内の情
報は、サブシステム電源の切断あるいはサブシステムの
全体のリセットによりクリアされる。従って異常発生後
のオペレータによる電源切断やリセットによりトレース
情報がクリアされ、原因追求が不可能となるケースがあ
る。
報は、サブシステム電源の切断あるいはサブシステムの
全体のリセットによりクリアされる。従って異常発生後
のオペレータによる電源切断やリセットによりトレース
情報がクリアされ、原因追求が不可能となるケースがあ
る。
【0010】従って本発明の目的は、トレース情報が消
滅しないようなトレース情報保持制御装置を提供するこ
とである。
滅しないようなトレース情報保持制御装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、図1に示す如く、サブシステム1に異
常検出部3、退避処理部4、電源断処理部5、トレース
メモリ11、バッテリ13によりサポートされたトレー
ス情報退避メモリ12、等を設ける。またフロッピィデ
ィスクやハードディスク等の外部記憶装置14を設け
る。
に、本発明では、図1に示す如く、サブシステム1に異
常検出部3、退避処理部4、電源断処理部5、トレース
メモリ11、バッテリ13によりサポートされたトレー
ス情報退避メモリ12、等を設ける。またフロッピィデ
ィスクやハードディスク等の外部記憶装置14を設け
る。
【0012】トレースメモリ11は、下位装置A、下位
装置B・・・対応にトレース情報が記入される領域が分
けられている。またトレース情報退避メモリ12は容量
の大きいメモリであり、これまた下位装置A、下位装置
B・・・毎に区分けされ、それぞれ複数回の異常事象の
収集が可能な大きさを有する。
装置B・・・対応にトレース情報が記入される領域が分
けられている。またトレース情報退避メモリ12は容量
の大きいメモリであり、これまた下位装置A、下位装置
B・・・毎に区分けされ、それぞれ複数回の異常事象の
収集が可能な大きさを有する。
【0013】サブシステム1は、上位装置2からの指示
により下位装置A、下位装置B・・・に対する入出力動
作にもとづくトレース情報をトレースメモリ11に順次
記入し、入出力動作が一段落する毎にサブシステム1の
状態を表わす情報としてのステータスを上位装置2に報
告する。そしてトレースメモリ11のトレース情報をト
レース情報退避メモリ12に退避する。
により下位装置A、下位装置B・・・に対する入出力動
作にもとづくトレース情報をトレースメモリ11に順次
記入し、入出力動作が一段落する毎にサブシステム1の
状態を表わす情報としてのステータスを上位装置2に報
告する。そしてトレースメモリ11のトレース情報をト
レース情報退避メモリ12に退避する。
【0014】サブシステム1が異常を検出したとき、例
えば下位装置Aに対してデータを正確に書込みできなか
ったときなどの場合には、そのステータスにサブシステ
ム内の動作で異常状態が発生したことを示すユニットチ
ェック(異常終結)信号を付加する。ユニットチェック
の信号発生の報告を受けた上位装置2からはセンスコマ
ンドが発行され、サブシステム1は異常状態の詳細情報
であるセンス情報を報告する。トレース情報には、上記
の異常の原因となったコマンド、そのコマンドの処理状
況、異常状態の詳細であるセンス情報等が格納されてい
る。
えば下位装置Aに対してデータを正確に書込みできなか
ったときなどの場合には、そのステータスにサブシステ
ム内の動作で異常状態が発生したことを示すユニットチ
ェック(異常終結)信号を付加する。ユニットチェック
の信号発生の報告を受けた上位装置2からはセンスコマ
ンドが発行され、サブシステム1は異常状態の詳細情報
であるセンス情報を報告する。トレース情報には、上記
の異常の原因となったコマンド、そのコマンドの処理状
況、異常状態の詳細であるセンス情報等が格納されてい
る。
【0015】なお、トレース情報退避メモリ12として
は、サブシステム1に従来より設けられているバッファ
メモリの空き領域を使用する。勿論単独に設けてもよ
い。
は、サブシステム1に従来より設けられているバッファ
メモリの空き領域を使用する。勿論単独に設けてもよ
い。
【0016】
【作用】サブシステム1が異常状態の発生を認識して、
前記ユニットチェックを付加し、報告し、異常状態の詳
細であるセンス情報を上位に報告したタイミングで、そ
れまでのトレース情報をトレース情報退避メモリ12に
退避させる。このトレース情報退避メモリ12は各下位
装置A、下位装置B・・・毎に領域を持ち、一つの下位
装置の複数の事象が格納できるので、何回か先の異常状
態をも知ることができる。
前記ユニットチェックを付加し、報告し、異常状態の詳
細であるセンス情報を上位に報告したタイミングで、そ
れまでのトレース情報をトレース情報退避メモリ12に
退避させる。このトレース情報退避メモリ12は各下位
装置A、下位装置B・・・毎に領域を持ち、一つの下位
装置の複数の事象が格納できるので、何回か先の異常状
態をも知ることができる。
【0017】また、外部よりサブシステム1に対して電
源切断の指示を受けた場合、サブシステム1は未処理情
報を処理し、電源切断に移行する。この電源切断に移行
する処理において、電源断処理部5が、トレース情報退
避メモリ12で保持しているトレース情報を外部記憶装
置14に退避させる。なお、このトレース情報退避メモ
リ12を補助電源13によりバッテリサポートしてお
き、電源即断時でも、このトレース情報退避メモリ12
内のデータが残るようにする。
源切断の指示を受けた場合、サブシステム1は未処理情
報を処理し、電源切断に移行する。この電源切断に移行
する処理において、電源断処理部5が、トレース情報退
避メモリ12で保持しているトレース情報を外部記憶装
置14に退避させる。なお、このトレース情報退避メモ
リ12を補助電源13によりバッテリサポートしてお
き、電源即断時でも、このトレース情報退避メモリ12
内のデータが残るようにする。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図2〜図5にもとづき説
明する。図2は本発明の一実施例構成図、図3はトレー
ス情報の退避状態説明図、図4はトレース情報の外部記
憶装置退避状態説明図、図5はトレース情報の退避状態
遷移説明図である。
明する。図2は本発明の一実施例構成図、図3はトレー
ス情報の退避状態説明図、図4はトレース情報の外部記
憶装置退避状態説明図、図5はトレース情報の退避状態
遷移説明図である。
【0019】図中他図と同記号は同一部を示し、6はリ
セット処理部、10はMPU、15は外部記憶制御部、
RSWはリセットスイッチ、SWは電源スイッチであ
る。リセット処理部6は、リセットスイッチRSWが操
作されたとき、トレースメモリ11やトレース情報退避
メモリ12の内容をリセットするとともに、トレース情
報退避メモリ12の内容をこのリセットに先立ち外部記
憶装置14に退避させるための制御を行うものである。
セット処理部、10はMPU、15は外部記憶制御部、
RSWはリセットスイッチ、SWは電源スイッチであ
る。リセット処理部6は、リセットスイッチRSWが操
作されたとき、トレースメモリ11やトレース情報退避
メモリ12の内容をリセットするとともに、トレース情
報退避メモリ12の内容をこのリセットに先立ち外部記
憶装置14に退避させるための制御を行うものである。
【0020】MPU10はサブシステム1を総合的に制
御するものであるが、異常検出部3、退避処理部4、電
源断処理部5、リセット処理部6等を有する。外部記憶
制御部15は、外部記憶装置14にデータをリード・ラ
イトするための制御を行うものである。
御するものであるが、異常検出部3、退避処理部4、電
源断処理部5、リセット処理部6等を有する。外部記憶
制御部15は、外部記憶装置14にデータをリード・ラ
イトするための制御を行うものである。
【0021】例えば上位装置2からの指令に基づき下位
装置をリード・ライト制御する如き処理が正常に行われ
る通常の処理状態では、トレース情報は、従来の場合と
同様に、トレースメモリ11の該当する下位装置A、下
位装置B・・・の領域に格納されてゆく。
装置をリード・ライト制御する如き処理が正常に行われ
る通常の処理状態では、トレース情報は、従来の場合と
同様に、トレースメモリ11の該当する下位装置A、下
位装置B・・・の領域に格納されてゆく。
【0022】もし、前記処理が正常終了せず、異常状態
が発生すれば異常を示すユニットチェック信号が図示省
略した異常監視部から出力されるので、異常検出部3が
このユニットチェック信号を検出し、退避処理部4がト
レースメモリ11の該当する下位装置の領域に記入され
ているトレース情報をトレース情報退避メモリ12の該
当下位装置の領域に退避する。図3は、下位装置Aに4
回目の異常が発生したことにより下位装置Aの4番目の
領域にトレース情報が退避されたこと、また下位装置B
に2回目の異常が発生したことにより下位装置Bの2番
目の領域にトレース情報が退避されたことを示してい
る。
が発生すれば異常を示すユニットチェック信号が図示省
略した異常監視部から出力されるので、異常検出部3が
このユニットチェック信号を検出し、退避処理部4がト
レースメモリ11の該当する下位装置の領域に記入され
ているトレース情報をトレース情報退避メモリ12の該
当下位装置の領域に退避する。図3は、下位装置Aに4
回目の異常が発生したことにより下位装置Aの4番目の
領域にトレース情報が退避されたこと、また下位装置B
に2回目の異常が発生したことにより下位装置Bの2番
目の領域にトレース情報が退避されたことを示してい
る。
【0023】なお、このユニットチェック信号の発生は
上位装置2に報告され、それに応じて上位装置2からエ
ラー情報送信要求があったときそのトレース情報が上位
装置2に送出されることになる。
上位装置2に報告され、それに応じて上位装置2からエ
ラー情報送信要求があったときそのトレース情報が上位
装置2に送出されることになる。
【0024】ところでトレース情報退避メモリ12は、
容量が大きいので、下位装置A、下位装置B・・・の領
域には、相当の回数のトレース情報が記入できるので、
複数事象が重なった障害でも事象を逆って解析可能であ
る。例えば、ヘッド汚れ等により、データが正常に書込
めない場合には、数回同じ現象が続くので、3〜4回分
の事象を解読すればその異常原因が解明できる。
容量が大きいので、下位装置A、下位装置B・・・の領
域には、相当の回数のトレース情報が記入できるので、
複数事象が重なった障害でも事象を逆って解析可能であ
る。例えば、ヘッド汚れ等により、データが正常に書込
めない場合には、数回同じ現象が続くので、3〜4回分
の事象を解読すればその異常原因が解明できる。
【0025】トレース情報退避メモリ12における各下
位装置領域に空きがなくなれば、その領域の先頭アドレ
スから再び格納を開始することになり、古い事象が消滅
することになるが、その容量が大きく、異常原因が解明
できるだけの連続事象は確保できるように構成されてい
るので、古い事業が上書きにより消滅しても、エラー原
因解明に与える悪影響はない。このようにして従来と同
様にトレースメモリはそのまま使用し、しかも異常発生
の情報を確実に採取可能となる。
位装置領域に空きがなくなれば、その領域の先頭アドレ
スから再び格納を開始することになり、古い事象が消滅
することになるが、その容量が大きく、異常原因が解明
できるだけの連続事象は確保できるように構成されてい
るので、古い事業が上書きにより消滅しても、エラー原
因解明に与える悪影響はない。このようにして従来と同
様にトレースメモリはそのまま使用し、しかも異常発生
の情報を確実に採取可能となる。
【0026】また、サブシステム1の電源スイッチSW
の外部からのオフ操作などにより電源断が発生したと
き、電源断処理部5がこれを検出して、トレース情報退
避メモリ12から全トレース情報を読み出し、これを外
部記憶制御部15を経由して外部記憶装置14に退避さ
せる。
の外部からのオフ操作などにより電源断が発生したと
き、電源断処理部5がこれを検出して、トレース情報退
避メモリ12から全トレース情報を読み出し、これを外
部記憶制御部15を経由して外部記憶装置14に退避さ
せる。
【0027】また障害発生後に外部よりリセットスイッ
チRSWを操作してリセットするとき、リセット処理部
6がこれを検出して、これまたトレース情報退避メモリ
12から全トレース情報を読み出し、これを外部記憶制
御部15を経由して外部記憶装置14に退避する。図4
はトレース情報の外部記憶装置退避状態を説明するもの
である。
チRSWを操作してリセットするとき、リセット処理部
6がこれを検出して、これまたトレース情報退避メモリ
12から全トレース情報を読み出し、これを外部記憶制
御部15を経由して外部記憶装置14に退避する。図4
はトレース情報の外部記憶装置退避状態を説明するもの
である。
【0028】このように電源断またはリセットにもとづ
きメモリがクリアされてもトレース情報の消失すること
防止できる。なお、トレース情報退避メモリ12を補助
電源13によりバッテリサポートするので、停電時の電
源即断の場合でもトレース情報の消失を防止できる。図
5はトレース情報の退避状態遷移を説明するものであ
る。
きメモリがクリアされてもトレース情報の消失すること
防止できる。なお、トレース情報退避メモリ12を補助
電源13によりバッテリサポートするので、停電時の電
源即断の場合でもトレース情報の消失を防止できる。図
5はトレース情報の退避状態遷移を説明するものであ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、トレースメモリ内のト
レース情報を、容量の相当大きい他のトレース情報退避
メモリに退避させることにより、サブシステム内で異常
が発生した場合、その状態に至るまでの過程を知るため
のトレース情報が、トレースメモリの領域制限による消
失、つまり上書き消失を防止できる。さらに複数事象に
よる障害においても各事象の原因追求が可能になる。
レース情報を、容量の相当大きい他のトレース情報退避
メモリに退避させることにより、サブシステム内で異常
が発生した場合、その状態に至るまでの過程を知るため
のトレース情報が、トレースメモリの領域制限による消
失、つまり上書き消失を防止できる。さらに複数事象に
よる障害においても各事象の原因追求が可能になる。
【0030】また電源切断時あるいはリセット時にトレ
ース情報を装置外に退避させることにより、電源切断あ
るいはリセットによるトレース情報の消失を防ぐことが
でき、障害発生後での原因解明が可能となる。しかもト
レース情報が保持されているので、原因追求のための調
査員が到着するまでのシステムの停止をなくすることが
できるばかりでなく、遠地での調査においては外部記憶
装置内の情報を電話回線などを利用して送ることが可能
となり、調査時間の短縮にもなる。
ース情報を装置外に退避させることにより、電源切断あ
るいはリセットによるトレース情報の消失を防ぐことが
でき、障害発生後での原因解明が可能となる。しかもト
レース情報が保持されているので、原因追求のための調
査員が到着するまでのシステムの停止をなくすることが
できるばかりでなく、遠地での調査においては外部記憶
装置内の情報を電話回線などを利用して送ることが可能
となり、調査時間の短縮にもなる。
【0031】さらにトレース情報退避メモリに補助電源
を接続することにより停電などによる電源即断状態に逢
ってもトレース情報を消失することがなくなる。
を接続することにより停電などによる電源即断状態に逢
ってもトレース情報を消失することがなくなる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明におけるトレース情報の退避状態説明図
である。
である。
【図4】本発明におけるトレース情報の外部記憶装置退
避状態説明図である。
避状態説明図である。
【図5】トレース情報の退避状態遷移説明図である。
【図6】従来例の構成図である。
【図7】従来例の動作説明図である。
1 サブシステム 2 上位装置 3 異常検出部 4 退避処理部 11 トレースメモリ 12 トレース情報退避メモリ 13 補助電源 14 外部記憶装置
Claims (5)
- 【請求項1】 トレース情報を保持するトレースメモリ
を有し、下位装置を制御するデータ処理装置において、 トレースメモリ(11)よりも大容量のトレース情報退
避メモリ(12)と、 下位装置に対するアクセスにおける異常発生を検出する
異常検出手段(3)と、 前記トレースメモリ(11)に記入されるトレース情報
を前記トレース情報退避メモリ(12)に格納する退避
処理手段(4)を設け、 異常検出手段(3)が異常検出したとき、前記退避処理
手段(4)がトレースメモリ(11)に記入されたトレ
ース情報をトレース情報退避メモリ(12)に退避する
ようにしたことを特徴とするデータ処理装置におけるト
レース情報保持制御装置。 - 【請求項2】 前記データ処理装置において電源断処理
手段(15)を設け、電源断のとき前記トレース情報退
避メモリ(12)に保持されているトレース情報を外部
記憶手段(14)に格納するように処理することを特徴
とする請求項1記載のトレース情報保持制御装置。 - 【請求項3】 前記データ処理装置において、リセット
処理手段(6)を設け、リセット時において、前記トレ
ース情報退避メモリ(12)に保持されているトレース
情報を外部記憶手段(14)に格納するように処理する
ことを特徴とする請求項1記載のトレース情報保持制御
装置。 - 【請求項4】 前記トレース情報退避メモリ(12)に
補助電源(13)を接続し、バッテリーサポートするこ
とを特徴とする請求項1記載のトレース情報保持制御装
置。 - 【請求項5】 前記トレース情報退避メモリ(12)
は、下位装置対応に区分けされていることを特徴とする
請求項1記載のトレース情報保持制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249311A JPH06103119A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | トレース情報保持制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249311A JPH06103119A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | トレース情報保持制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103119A true JPH06103119A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17191107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4249311A Withdrawn JPH06103119A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | トレース情報保持制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08292904A (ja) * | 1995-04-20 | 1996-11-05 | Hokkaido Nippon Denki Software Kk | ダンプ採取制御方式 |
JP2012123643A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4249311A patent/JPH06103119A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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