JPH06103073A - 推論装置 - Google Patents

推論装置

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JPH06103073A
JPH06103073A JP4254801A JP25480192A JPH06103073A JP H06103073 A JPH06103073 A JP H06103073A JP 4254801 A JP4254801 A JP 4254801A JP 25480192 A JP25480192 A JP 25480192A JP H06103073 A JPH06103073 A JP H06103073A
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JP4254801A
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Yuichi Miyamoto
裕一 宮本
Kimiyoshi Nishino
公祥 西野
Norimasa Sakakawa
典正 坂川
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 推論処理が高速化され、しかも知識ベースの
構築が容易で、汎用性がある推論装置を提供する。 【構成】 知識ベース12は、数値事象Fi j、論理事象
i j 、中間事象Miおよび帰結事象Eiなどの複数の事
象と、各事象間の因果関係を表す複数のルールRiとで
構成されており、各事象および各ルールには、推論処理
の優先順位を決める属性データが包含されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機、船舶、シール
ド掘進機などの機械装置類を対象とした運転支援エキス
パートシステムや故障診断エキスパートシステムにおけ
る推論装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の事象および各事象間の
因果関係を表す複数のルールから成る知識ベースと、推
論部から成る推論装置が、多数提案されている(特開昭
64−1035号、特開平1−162936号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の推論装置では、
知識ベースのルール群の連がりに従った推論処理が行わ
れているため、優先処理を意識した知識ベースの構築は
未だ試みられていない。また、知識ベースのルールは、
前向き推論用と、後向き推論用とをそれぞれ個別に作成
しており、両者のルールにおいて同じ因果関係が矛盾な
く記述されているか否かは、ルール作成者の人為的作業
に委ねられているため、ルールの相互矛盾が完全に解消
されないという課題がある。
【0004】さらに、推論処理を実行する際に、全ての
ルールについて条件部と帰結部との一致を探索している
ため、ルールの数が増えるにつれて処理時間が膨大に増
加するという課題がある。
【0005】また、運転支援装置や故障診断支援装置に
不可欠な使用者との対話処理において、使用者への質問
事項の出力順序や、推論対象となるルール群のグループ
選択を考慮する場合、推論対象が変わる度に推論手段の
内容を個別に変更せざるを得ないという課題がある。そ
のため、特定の対象を推論する推論装置を他の対象へ適
用するには、多大な労力が必要となるため、推論装置の
汎用化が困難であるという課題がある。
【0006】本発明の目的は、前述した課題を解決する
ため、推論処理が高速化され、しかも知識ベースの構築
が容易で、汎用性がある推論装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の事象お
よび各事象間の因果関係を表す複数のルールから成る知
識ベース手段と、推論手段とを具備する推論装置におい
て、データ入力を要する事象が入力要求の優先順位を決
める属性データを包含しており、前記ルールが前向き推
論および後向き推論ともに同じ形式で表現され、かつ前
記ルールが推論実行の優先順位を決める属性データを包
含していることを特徴とする推論装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、データ入力を要する事象が入
力要求の優先順位を決める属性データを包含することに
よって、不要なデータ入力要求を省くことができるた
め、結論に至るまでの時間および労力が節約され、全体
の推論処理が高速になる。また、ルールが前向き推論お
よび後向き推論ともに同じ形式で表現されていることに
よって、必要なルールの数を削減することが可能になる
とともに、ルールの相互矛盾を解消することができる。
また、ルールが推論実行の優先順位を決める属性データ
を包含することによって、不要なルール探索を省くこと
ができるため、全体の推論処理が高速になる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る推論装置の構成図であ
る。推論装置10は、専門家13の知識を入れた知識ベ
ース12と、その知識に基づいて推論および問題解決を
実行する推論部11とで構成されており、その周辺には
専門家13が知識ベース12を編集するための支援ツー
ル14や、利用者16が対話形式で推論処理を実行する
ためのインタフェース15が連結されている。
【0010】図2は、本発明の一実施例である推論装置
10の知識ベース12の構成図である。知識ベース12
には、数値事象Fi j、論理事象Ai j、中間事象Mi、帰
結事象Ei(なお、i,jは正の整数。以下同じ)など
の複数の事象と、各事象間の因果関係を表す複数のルー
ルRiとで構成されている。数値事象Fi jには、たとえ
ば圧力、温度、変位などの計測された数値データが、セ
ンサ入力または利用者16のキーボード入力によって入
力される。論理事象Ai jには、たとえば「Y」(肯
定)、「N」(否定)、「?」(不明)の3つの選択枝
から1つを選ばせる質問形式で論理データが入力され
る。中間事象Miは、数値事象Fi jや論理事象Ai jなど
の各事象がルールの条件部で判断されて、該ルールの帰
結部にしたがって移行する暫定的な事象であって、後段
のルールの条件部に導入される事象である。帰結事象E
iは、ルールの帰結部にのみ現れる事象であって、他の
ルールの条件部には導入されない。ルールRiは、前段
部の各事象Fi j,Ai j,Miの成立を判断して、後段部
の各事象Mi,Eiへ導く役割を有する。したがって、各
事象の成立に対して、連結したルールを順次適用しなが
ら推論を実行することによって、目的とする最終的な結
論が得られる。
【0011】データ入力を要する数値事象Fi jおよび論
理事象Ai jは、入力要求の優先順位を決める属性デー
タ、たとえば1を最優先とする1〜5の5段階レベルか
ら成るデータを包含しており(図2中、優先度をjで表
す。)、推論部11は優先度の高い順に各事象Fi j,A
i jを探索しながら推論を実行する。たとえば、利用者1
6が機械装置類の近傍まで行って調べなくても即答でき
る事象は、その優先度を高く設定することによって、デ
ータ入力が促進され、原因候補の絞り込みを迅速に行う
ことができる。
【0012】一方、各事象間の因果関係を表すルールR
iについても、推論実行の優先順位を決める属性デー
タ、たとえば自動車の故障診断の場合にエンジン系統を
1、電気系統を2、ブレーキ系統を3などのようにグル
ープ別の分類番号から成るデータを包含しており、推論
部11は各計測信号や利用者16からのデータ入力に基
づいて、特定のグループを選択し、その中に区分された
ルール群のみを探索の対象とする。したがって、全ての
ルールを探索する場合と比べて、探索時間の短縮化を図
ることができる。また、中間事象Miを含まないルー
ル、たとえば条件部がFi jや、Ai jのみから成り、か
つ、帰結部がEiのみから成るルールは、1回のみの探
索で推論処理が可能な処理済みフラグを、ルールRi
属性データとして、包含しても構わない。
【0013】図3は、図1に示した知識ベース12の構
成図において、後向き推論の手順を示した部分構成図で
ある。後向き推論を実行する際は、前向き推論と同じ形
式で表現された知識ベース12を用いて、予め前向き推
論によって列挙された原因候補の中から、可能な限り少
ない質問回数で原因確定を行うことになる。たとえば、
図3において、帰結事象1が成立するためには、要質問
事象の優先度1〜3の3つの質問が全て成立する必要が
ある。一方、帰結事象1が成立しない場合は、要質問事
象のいずれかが1つでも成立しない場合であり、それ以
後の質問が不要となる。したがって、質問順序を各事象
の優先度に従うことによって、質問回数を可能な限り減
らして対話効率を向上させることができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ入
力の容易な事象から推論処理を実行することによって、
データ入力に時間が必要な事象を探索対象の中から可能
な限り減らすことができるため、推論処理時間の短縮化
を図ることができる。
【0015】また、推論すべきルールの範囲を属性デー
タによって制限することによって、不要なルール探索を
省くことができるため、全体の推論処理が高速になる。
さらに、ルールは前向き推論、後向き推論とも同じ形式
で表現されているので、ルールの相互矛盾の解消、ルー
ル数の削減が可能であり、知識ベースの構築が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る推論装置の構成図である。
【図2】本発明の一実施例である推論装置10の知識ベ
ース12の構成図である。
【図3】図1に示した知識ベース12の構成図におい
て、後向き推論の手順を示した部分構成図である。
【符号の説明】
10 推論装置 11 推論部 12 知識ベース 13 専門家 14 支援ツール 15 インタフェース 16 利用者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の事象および各事象間の因果関係を
    表す複数のルールから成る知識ベース手段と、推論手段
    とを具備する推論装置において、 データ入力を要する事象が入力要求の優先順位を決める
    属性データを包含しており、前記ルールが前向き推論お
    よび後向き推論ともに同じ形式で表現され、かつ前記ル
    ールが推論実行の優先順位を決める属性データを包含し
    ていることを特徴とする推論装置。
JP25480192A 1992-09-24 1992-09-24 機械装置類を対象とした故障診断エキスパートシステムにおける推論装置 Expired - Lifetime JP3293895B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP25480192A JP3293895B2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 機械装置類を対象とした故障診断エキスパートシステムにおける推論装置

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JP25480192A JP3293895B2 (ja) 1992-09-24 1992-09-24 機械装置類を対象とした故障診断エキスパートシステムにおける推論装置

Publications (2)

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JPH06103073A true JPH06103073A (ja) 1994-04-15
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ID=17270085

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3139326A1 (en) 2015-09-07 2017-03-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Information processing device, defect cause specifying method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3139326A1 (en) 2015-09-07 2017-03-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Information processing device, defect cause specifying method
US10061639B2 (en) 2015-09-07 2018-08-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Information processing device, defect cause specifying method

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