JPH06102893A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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Publication number
JPH06102893A
JPH06102893A JP4277903A JP27790392A JPH06102893A JP H06102893 A JPH06102893 A JP H06102893A JP 4277903 A JP4277903 A JP 4277903A JP 27790392 A JP27790392 A JP 27790392A JP H06102893 A JPH06102893 A JP H06102893A
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JP
Japan
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pitch
signal
output
data
karaoke
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Application number
JP4277903A
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English (en)
Inventor
Kimiharu Watanabe
公治 渡辺
Kenji Muraki
健司 村木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラオケメディアの出力信号を自動的に音程
変換し、歌い手が容易に歌えるカラオケ装置を提供する
こと。 【構成】 カラオケメディア再生装置1と、再生曲から
伴奏パートの信号と歌唱信号を分離する歌唱信号分離手
段2を設ける。第1及び第2のピッチ検出手段3,5
は、歌唱信号及びマイクロホン4から入力される歌い手
の音程を夫々検出する。比較手段10は伴奏パート及び
歌い手との音程差のデータを記憶手段11に格納すると
共に、音程補正の制御信号を音程変換手段7に与える。
音程変換手段7はこの制御信号に基づき、伴奏パートの
音程を歌い手の音程と合致するよう音程変換する。この
信号と歌い手の音声を加算手段8で合成し、音程の合っ
た音声信号を出力する。こうすると次の曲を再生する際
には音程が早く自動的に補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伴奏と模範歌唱が記録
されているメディアを再生しながら音声を入力するカラ
オケ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年カラオケ装置は、人が歌を歌い易い
ように、伴奏パートの音程を変化させるキーコントロー
ル機能、残響音の付加機能など様々な機能が搭載されつ
つある。以下、キーコントロール機能を備えたカラオケ
装置について説明する。
【0003】図5は、カラオケ装置の一例における音声
信号処理部の構成を示すブロック図である。本図におい
て光ディスク再生装置1は、カラオケ用の映像及び音声
を記録した光ディスクを再生するカラオケメディア再生
装置である。現在、大半のカラオケメディアは映像と音
声を記録した光ディスクであり、カラオケ用に市販され
ている光ディスクは音声多重方式のものが多い。即ち音
声多重方式の光ディスクは左チャンネルに伴奏が、右チ
ャンネルに伴奏+歌が記録されている。
【0004】歌唱信号分離手段2は光ディスク再生装置
1の出力信号から歌唱(音声)信号を分離する回路であ
る。第1のピッチ検出手段3は、例えば歌唱信号分離手
段2の出力する音声信号の内、400Hz以下の周波数
成分を通過させ、人の音声帯域である中音信号の零クロ
ス点の周期を所定波数分測定し、音声信号の音程(ピッ
チ)を検出する回路である。
【0005】マイクロホン4は歌手の音声を電気信号に
変換するものである。第2のピッチ検出手段5は、第1
のピッチ検出手段3と同一の回路であり、カラオケ装置
の利用者がマイクロホン4を用いて歌うとき、音声信号
の音程を検出するものである。第1及び第2のピッチ検
出手段3,5は、例えばデジタルシグナルプロセッサ
(DSP)により構成される。比較手段6は、光ディス
ク再生装置1で再生される音声と、マイクロホン4から
入力される音声の音程差を検出する回路である。
【0006】音程変換手段7は、光ディスク再生装置1
で再生される伴奏パートの音程を変換する回路であり、
比較手段6の出力信号により制御される。加算手段8は
音程変換された伴奏パートの信号と、マイクロホン4か
ら入力される音声信号を合成する回路であり、音程変換
手段7の信号とマイクロホン4の信号を加算する。
【0007】このように構成されたカラオケ装置の動作
に付いて説明する。光ディスクをディスク再生装置1で
再生すると、歌唱信号分離手段2は再生される右チャン
ネルの信号から左チャンネルの信号を減算して歌唱信号
だけを取り出す。歌唱信号分離手段2で分離され歌唱信
号は、第1のピッチ検出手段3に出力され、ここで基本
波形の数波長の期間で平均周期を計測することにより音
程が検出される。この結果は第1のピッチ検出手段3か
ら第1のピッチデータとして出力される。
【0008】一方、歌手の音声はマイクロホン4により
電気信号に変換されて第2のピッチ検出手段5に入力さ
れ、第1のピッチ検出手段3と同様の信号処理がなさ
れ、第2のピッチデータとなる。次に比較手段6は、第
2のピッチデータから第1のピッチデータを減算する。
この減算結果は瞬時的なデータであるから、比較手段6
は内蔵された積分器で積分して、数秒間で平均された音
程差のデータを出力する。
【0009】使用者の歌の音程が光ディスクに記録され
ている歌の音程よりも低い場合、音程変換手段7により
伴奏パートの音程を下げる制御が行われる。逆に、使用
者の歌の音程が高い場合、音程変換手段7により伴奏パ
ートの音程を上げる制御が行われる。
【0010】図6は光ディスクに記録された歌の音程
と、マイクロホンに入力される歌の音程の変化を示す説
明図である。例えば第1のピッチ検出手段3の出力する
第1のピッチデータを実線で示し、第2のピッチ検出手
段5の出力する第2のピッチデータを点線で示す。図6
の期間aでは、マイクロホン入力の歌の音程の変化点
が、光ディスクに記録されている歌の音程の変化点より
多少遅れているが、比較手段6の積分処理によりこのず
れは相殺される。
【0011】しかし、図6の期間bでは、マイクロホン
入力の歌の音程は光ディスクに記録された歌の音程より
も低い。これは、歌及び伴奏パートの音域が高い方に広
く、歌手の声域を超えてしまい、声が上がり切らないた
めである。図6の期間bのピッチ差を積分すると負の値
となるから、音程変換手段7はこの期間では伴奏パート
の音程を下げる。図6の期間cは期間aと同様であり、
この部分を積分すればピッチのずれは無いと判断され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成のカラオケ装置では、マイクロホン4から一定時
間入力される歌の音程に応じて演算し、演算後に最適な
音程となるよう音程変換手段7を動作させている。従っ
て音程変化量が大きいときは、音程変換手段7での最適
な音程に設定する時間は長くなり、メロディーの上限や
下限で歌うことができなくなるという問題があった。こ
の設定時間を短くした場合、メロディーが異常となり歌
えなくなるという問題が生じる。
【0013】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、曲を連続して再生する場合、記録され
た曲及び歌の種類に係わらず、カラオケメディアの再生
開始時から最適音程への設定時間を短縮できるカラオケ
装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、伴奏パートの信号及び歌唱信号を記録したカラオケ
メディアを再生するカラオケメディア再生装置と、音声
を電気信号に変換するマイクロホンと、カラオケメディ
ア再生装置の出力する歌唱信号の音程を検出する第1の
ピッチ検出手段と、マイクロホンの音声信号の音程を検
出する第2のピッチ検出手段と、第1のピッチ検出手段
の出力する第1のピッチデータ、第2のピッチ検出手段
の出力する第2のピッチデータとを夫々入力して音程差
を検出すると共に、既に再生された前の曲における音程
差と後続曲における音程差の差分データを生成して、入
力信号の音程を変換する制御信号を出力する比較手段
と、比較手段の出力する制御信号を記憶する記憶手段
と、カラオケメディア再生装置の出力する伴奏パートの
信号を入力し、比較手段の制御信号に基づき、伴奏パー
トの音程を変換する音程変換手段と、音程変換手段の出
力信号とマイクロホンの出力信号とを加算する加算手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項2の発明は、伴奏パートの信
号及び歌唱信号を記録したカラオケメディアを再生する
カラオケメディア再生装置と、カラオケメディア再生装
置の出力信号から歌唱信号を分離する歌唱信号分離手段
と、音声を電気信号に変換するマイクロホンと、歌唱信
号分離手段の出力する歌唱信号の音程を検出する第1の
ピッチ検出手段と、マイクロホンの音声信号の音程を検
出する第2のピッチ検出手段と、第1のピッチ検出手段
の出力する第1のピッチデータ、第2のピッチ検出手段
の出力する第2のピッチデータとを夫々入力して音程差
を検出すると共に、既に再生された前の曲における音程
差と後続曲における音程差の差分データを生成して、入
力信号の音程を変換する制御信号を出力する比較手段
と、比較手段の出力する制御信号を記憶する記憶手段
と、カラオケメディア再生装置の出力する伴奏パートの
信号を入力し、比較手段の制御信号に基づき、伴奏パー
トの音程を変換する音程変換手段と、音程変換手段の出
力信号とマイクロホンの出力信号とを加算する加算手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0016】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、カラ
オケメディアをカラオケメディア再生装置で再生する
と、伴奏パートの信号及び歌唱信号が出力される。第1
のピッチ検出手段は歌唱信号の音程を検出し、第2のピ
ッチ検出手段はマイクロホンを介して得られる音声信号
の音程を検出する。比較手段は第1のピッチ検出手段の
出力データ、第2のピッチ検出手段の出力データとの減
算を行い、音程差を検出し、音程を変換する制御信号を
生成する。次に音程変換手段はカラオケメディア再生装
置の出力する伴奏パートの信号を入力し、比較手段の制
御信号に基づき伴奏パートの音程を歌手の音程と合わせ
るために音程変換を行う。そして加算手段は音程変換手
段の出力信号とマイクロホンの出力信号とを合成する。
一方、記憶手段は比較手段の出力信号を記憶し、再び曲
が再生されるときそのデータを比較手段に出力する。こ
のように音声信号を処理すると、連続して曲を再生する
ときには第1曲目の音程差に対する第2曲目の音程差の
変化分で音程変換の制御が行われ、カラオケメディアの
再生開始時から記録された曲及び歌の種類に係わらず、
最適音程の設定時間を短縮できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例におけるカラオケ装置につ
いて、図1〜図4を参照しつつ説明する。図1は本発明
の一実施例におけるカラオケ装置の音声信号処理部の全
体構成を示すブロック図である。本図において、光ディ
スク再生装置1,歌唱信号分離手段2,第1のピッチ検
出手段3,マイクロホン4,第2のピッチ検出手段5,
音程変換手段7,加算手段8が夫々設けられていること
は、従来のカラオケ装置と同様である。本実施例のカラ
オケ装置は従来例と異なり、比較手段10と記憶手段1
1が設けられている。
【0018】図2は比較手段10の内部構成を示すブロ
ック図である。図2において減算器10aは図1の第2
のピッチ検出手段5の出力データ(第2のピッチデー
タ)から第1のピッチ検出手段3の出力データ(第1の
ピッチデータ)を減算する回路である。積分器10bは
減算器10aの出力信号一定時間積分し、平均された音
程差のデータを生成する回路である。比較器10cは積
分器10bのデータから後述する記憶手段11のデータ
の大小を比較し符号を含む差分値を出力する回路であ
る。バッファメモリ10dは比較器10cの出力データ
を一次保持するメモリであり、その出力端は記憶手段1
1、及び図1の音程変換手段7に接続される。
【0019】さて記憶手段11は、比較手段10の出力
する特定曲の音程差のデータを記憶し、他の曲が引き続
き再生されるとき、比較手段10へ再び音程差のデータ
を出力する不揮発性のメモリである。その他の構成は前
述した従来例と同様である。
【0020】このように構成されたカラオケ装置の動作
について図3,図4を用いて、比較手段10,記憶手段
11,音程変換手段7を中心に説明する。
【0021】図3は、光ディスクに記録された歌を2曲
続けて再生した場合のカラオケ装置の動作を示す説明図
であり、(a)は光ディスクの再生と停止の状態を示
し、(b)は比較手段10,音程変換手段7,記憶手段
11の動作状態を示す。又図4は光ディスクの再生曲及
びカラオケ装置の使用者の音程の変化、比較手段10の
入出力波形を夫々示す説明図である。
【0022】図3の時刻t0で1曲目を再生すると、先ず
カラオケ装置から音程変換されない歌唱信号と伴奏パー
トの信号が出力される。歌手がこの伴奏を聞き、表示画
面の歌詞を参考にしながら歌う。このとき歌手の音程と
光ディスクから再生される歌唱の音程が合致しているか
否かの照合がなされる。即ち歌唱信号分離手段2から出
力される歌唱信号が第1のピッチ検出手段3に与えら
れ、第1のピッチデータが生成される。同様にマイクロ
ホン4から出力される音声信号も第2のピッチ検出手段
5に与えられ、第2のピッチデータが生成される。これ
らのピッチデータは比較手段10で比較され、最初の所
定期間にピッチ差がなければ、図2の減算器10aの出
力は0となる。又記憶手段11にも音程差のデータが格
納されていなく、比較器10cの一方の入力信号は0と
なる。この場合音程変換手段7は入力される伴奏を音程
変換することなく加算手段8に出力し、この状態で歌手
が歌い続ける。
【0023】次にディスク再生装置1から図4(a)に
示すような音程が変化する曲が再生され、歌手が(b)
に示すに曲よりやや低い音程で歌い始めたとする。時刻
t0から比較手段10の減算器10aは図4(c)に示す
音程差のデータを出力する。そして音程値が安定し所定
の時間(t0〜t1)の経過後、比較手段6は音程変換手段
7にこの音程差を示す制御信号を出力し、図3の時刻t1
から音程変換手段7に伴奏パートの音程を上昇、又は下
降する制御信号を出力し、時刻t1〜t2の音程変化区間で
音程変換を完了する。この場合歌手の第1曲目に対する
音程差(正又負のピッチ差データ)は図4(d)の時間
τc1経過後、記憶手段11に格納される。
【0024】この音程変換区間(t0〜t2)は図6の区間
a〜cに相当する。この音程変化の割合は、50cent/
秒程度(1oct =1200cent)が歌手にとって変化の検知
限である。その値より大きく変化させた場合は、目標と
する音程の最適値に早く設定されるが、その音程変化区
間でメロディーが異常となり歌えなくなる。一方、音程
をその検知限の値より小さく変化させた場合メロディー
に異常を感じないが、目標とする音程の最適値に設定さ
れるのが遅れ、メロディーの上限や下限で歌えなくな
る。そのため、目的に合わせてその音程変化の時間を設
定することが必要である。このように時刻t0で1曲目を
再生するとき、音程差が記憶手段11に記憶されていな
いので、比較手段6がやや長い時間をかけて最適音程の
演算を行うことになる。
【0025】さて図3の時刻t2から音程が最適値に設定
され、歌手が1曲目を歌い続けて時刻t3で歌い終わる。
ここで1曲目の最適音程に設定された区間は、時刻t2
時刻t3の間であり、歌手にとってはできるだけ長いこと
が望ましく、そのためには演算区間及び音程変化区間の
時間を短縮しなければならない。
【0026】次に時刻t4で2曲目を再生する。1枚の光
ディスク内の曲は同一の歌手が吹き込んだものが多く、
伴奏パートの音程も大きく異なることが少ない。又この
カラオケ装置でも1曲目に引き続き同一の歌手が歌う
と、2曲目でもその音程が変化しないものと考えられ
る。時刻t4の2曲目の開始時点で、図4(d)に示す音
程差のデータが記憶手段11から読出され、図2の比較
器10cに与えられる。ここでは光ディスクから再生さ
れる2曲目のピッチが未知であっても、一旦音程変換手
段7は1曲目の同一の音程差で伴奏パートの音程を変換
する。又これと同時に時刻t4から2曲目の音程が第1の
ピッチ検出手段3で検出され、第1のピッチデータが比
較手段6に出力される。
【0027】次に比較器10cは記憶手段11に格納さ
れた1曲目の音程差データ(第4のピッチデータ)と、
現在の音程差データ(第3のピッチデータ)と比較す
る。ここで第3のピッチデータの値が第4のピッチデー
タの値より低い場合には、音程変換手段7に伴奏パート
の音程を下げるよう制御信号を出力し、第3のピッチデ
ータの値が第4のピッチデータの値より高い場合には、
音程変換手段7に伴奏パートの音程を上げる制御信号を
出力する。この場合2曲目の音程変化区間は音程差の変
化分だけ制御すればよいので、図4(d)に示すように
この部分の経過時間τc2は1曲目に比べてかなり短縮さ
れる。
【0028】そして時刻t6から最適音程に設定され、歌
手がこの歌を歌い続ける。このときの音程差データは再
び記憶手段11に格納される。尚記憶手段11は電源オ
フ時にもこのデータを保持しているので、カラオケ装置
の同一の使用者に対し最適音程を瞬時に、且何度でも設
定することができる。
【0029】尚、本実施例の音程変換手段7の制御方法
は前述した制御方法に限定しない。例えば歌手が高い声
が出せないために、マイクロホン4の入力が途切れるこ
とがある。このように歌の音程が高い、又は低い音域で
マイクロホン入力が途切れた場合には、音程変換手段7
は伴奏パートの音程を下げる、又は上げるように制御す
ることにより、再生曲を歌手が歌い易い音域に変換する
こともできる。
【0030】カラオケメディアは様々なものが市販され
ている。本実施例では、カラオケメディアとしてアナロ
グ音声多重方式の光ディスクとして説明した。この他に
も、ディジタル音声の光ディスク,ステレオ録音された
通常のコンパクトディスク(CD)やカセットデープ,
音声多重カラオケ方式のコンパクトディスクやカセット
テープ等のカラオケメディアがある。
【0031】ディジタル音声の光ディスクは、伴奏が
左,右チャンネルにステレオで記録されている。このよ
うなディジタル音声信号を利用する場合には、音程変換
手段7、加算手段8を左,右チャンネルに夫々独立に設
けることでステレオに対応できる。更にステレオ録音さ
れた通常のコンパクトディスクやカセットテープの場
合、左,右の音声帯域の同相成分を打ち消すことで伴奏
パートだけを取り出し、カラオケにするカラオケ装置も
ある。この場合には歌唱信号分離手段2は、左,右の音
声帯域の成分を加算することにより、歌唱信号を取り出
すことができる。更に音声多重カラオケ方式のコンパク
トディスクやカセットテープでは、左チャンネルに伴奏
パートが、右チャンネルに歌唱信号が夫々記録されてい
る。このような場合には歌唱信号分離手段2は不要とな
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1及び
第2のピッチ検出手段により、カラオケメディアに記録
されている歌唱信号のピッチと、マイクロホンから入力
される歌手の音声信号のピッチが夫々検出される。これ
らを比較手段で比較し、その音程差のデータを記憶手段
で記憶するようにしている。このため他の曲が引続き再
生されると、音程変換手段で伴奏パートの音程が自動的
に早く変換され、カラオケ装置の歌手が自己の音域範囲
で歌を容易に歌うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカラオケ装置における音声
信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のカラオケ装置の比較手段の構成例を
示すブロック図である。
【図3】本実施例のカラオケ装置の動作を示す説明図で
ある。
【図4】本実施例のカラオケ装置における比較手段及び
音程変換手段の動作を示す説明図である。
【図5】従来のカラオケ装置における音声信号処理部の
構成例を示すブロック図である。
【図6】カラオケ装置に含まれる第1及び第2のピッチ
検出手段の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 光ディスク再生装置 2 歌唱信号分離手段 3 第1のピッチ検出手段 4 マイクロホン 5 第2のピッチ検出手段 7 音程変換手段 8 加算手段 10 比較手段 10a 減算器 10b 積分器 10c 比較器 10d バッファメモリ 11 記憶手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伴奏パートの信号及び歌唱信号を記録し
    たカラオケメディアを再生するカラオケメディア再生装
    置と、 音声を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記カラオケメディア再生装置の出力する歌唱信号の音
    程を検出する第1のピッチ検出手段と、 前記マイクロホンの音声信号の音程を検出する第2のピ
    ッチ検出手段と、 前記第1のピッチ検出手段の出力する第1のピッチデー
    タ、前記第2のピッチ検出手段の出力する第2のピッチ
    データとを夫々入力して音程差を検出すると共に、既に
    再生された前の曲における音程差と後続曲における音程
    差の差分データを生成して、入力信号の音程を変換する
    制御信号を出力する比較手段と、 前記比較手段の出力する制御信号を記憶する記憶手段
    と、 前記カラオケメディア再生装置の出力する伴奏パートの
    信号を入力し、前記比較手段の制御信号に基づき、伴奏
    パートの音程を変換する音程変換手段と、 前記音程変換手段の出力信号と前記マイクロホンの出力
    信号とを加算する加算手段と、を具備することを特徴と
    するカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 伴奏パートの信号及び歌唱信号を記録し
    たカラオケメディアを再生するカラオケメディア再生装
    置と、 前記カラオケメディア再生装置の出力信号から歌唱信号
    を分離する歌唱信号分離手段と、 音声を電気信号に変換するマイクロホンと、 前記歌唱信号分離手段の出力する歌唱信号の音程を検出
    する第1のピッチ検出手段と、 前記マイクロホンの音声信号の音程を検出する第2のピ
    ッチ検出手段と、 前記第1のピッチ検出手段の出力する第1のピッチデー
    タ、前記第2のピッチ検出手段の出力する第2のピッチ
    データとを夫々入力して音程差を検出すると共に、既に
    再生された前の曲における音程差と後続曲における音程
    差の差分データを生成して、入力信号の音程を変換する
    制御信号を出力する比較手段と、 前記比較手段の出力する制御信号を記憶する記憶手段
    と、 前記カラオケメディア再生装置の出力する伴奏パートの
    信号を入力し、前記比較手段の制御信号に基づき、前記
    伴奏パートの音程を変換する音程変換手段と、 前記音程変換手段の出力信号と前記マイクロホンの出力
    信号とを加算する加算手段と、を具備することを特徴と
    するカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、 前記カラオケメディアの特定曲を再生した際、前記第2
    のピッチ検出手段の第2のピッチデータから、前記第1
    のピッチ検出手段の第1のピッチデータを減算し、その
    差分値を第3のピッチデータとするとき、前記記憶手段
    に保持された前回の再生曲における音程差を示す第4の
    ピッチデータと前記第3のピッチデータとを比較し、前
    記第3のピッチデータの値が前記第4のピッチデータの
    値より低い場合には前記音程変換手段に伴奏パートの音
    程を下げるよう制御信号を出力し、前記第3のピッチデ
    ータの値が前記第4のピッチデータの値より高い場合に
    は前記音程変換手段に伴奏パートの音程を上げる制御信
    号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、 前記第2のピッチ検出手段の出力データから、前記第1
    のピッチ検出手段の出力データを減算する減算器と、 前記減算器の出力信号を一定時間積分する積分器と、 前記積分器の出力信号から前記記憶手段に格納された信
    号を比較し、差分値を出力する比較器と、 前記比較器の出力信号を一時保持し、前記音程変換手段
    に信号を出力するバッファメモリを含むものであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカラ
    オケ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10789921B2 (en) 2018-06-25 2020-09-29 Casio Computer Co., Ltd. Audio extraction apparatus, machine learning apparatus and audio reproduction apparatus

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US10789921B2 (en) 2018-06-25 2020-09-29 Casio Computer Co., Ltd. Audio extraction apparatus, machine learning apparatus and audio reproduction apparatus

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