JPH06102770A - 転写ベルト搬送装置 - Google Patents

転写ベルト搬送装置

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JPH06102770A
JPH06102770A JP4252393A JP25239392A JPH06102770A JP H06102770 A JPH06102770 A JP H06102770A JP 4252393 A JP4252393 A JP 4252393A JP 25239392 A JP25239392 A JP 25239392A JP H06102770 A JPH06102770 A JP H06102770A
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JP
Japan
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transfer belt
roller
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photoconductor
color
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JP4252393A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Umezawa
信彦 梅澤
Nobuaki Kubo
信秋 久保
Yuichi Aoyama
祐一 青山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写ベルトとこれを駆動するローラとの間の
スリップをなくし、色ずれ及び色相の変化を防止し得る
転写ベルト搬送装置を提供する。 【構成】 外周に形成される静電潜像が湿式の現像装置
によって色毎に現像されるとともに同一面上に平行に配
列された回転自在の複数の感光体と、少なくとも二本の
ローラ33,34に張設されて一面が感光体に接触され
るエンドレスの転写ベルト35と、周方向の回転方向を
感光体の周方向の回転方向に一致させてローラ33を駆
動するベルト駆動部と、転写ベルト35の外周面に圧接
されたホームローラ67と、周方向の回転方向を転写ベ
ルト35の周方向の回転方向に一致させてホームローラ
67を駆動するホームローラ駆動部とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の感光体のそれぞ
れに色別に形成される静電潜像を湿式現像方式により現
像するカラー電子写真装置において、転写紙を感光体に
搬送する転写ベルト搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真装置としては、色分解情
報に基づいて感光体に形成された静電潜像を乾式現像剤
又は液体現像剤を用いて現像し、その現像画像を転写紙
に転写して定着する方法が知られている。
【0003】湿式現像のトナーの粒子は乾式現像剤に比
較して極めて小さくすることができ、画像の解像力、ト
ナーの透明性に優れており、高画質なカラー画像が得ら
れる利点がある。因に、トナーの粒子の径は、乾式現像
の場合では約10μm、湿式現像の場合では1μm以下
である。
【0004】このような利点を有する湿式現像剤におい
ては、流動性、粘性等のおいて乾式現像剤にない特性を
有するため取り扱いが難しく、特に複数色の現像剤を要
するカラー電子写真装置においては多くの困難を伴う。
【0005】例えば、特開昭55−127580号公報
によって知られているように、一つのドラム状の感光体
の下方に複数個の現像器を配置し、一色の色分解毎に現
像器を移動させてカラー画像を形成する装置では、湿式
現像剤(以下現像液と称する)の粘性のために感光体の
不要な部分にまで現像液が付着したり伝い流れて転写部
を汚染したり、転写後のクリーニング用の現像液が感光
体の表面を伝い流れて下方の現像器に混入し易く、これ
により混色が生ずる問題がある。この問題を解消するに
は、感光体に現像液が不要に付着することを防止した
り、クリーニング用の現像液を除去したり、又は、その
除去した現像液を再生したりするために、多大な装置や
複雑な構造を必要とし、コストが高くなる。
【0006】このような混色を防止するために、特開平
1−206379号公報に開示された発明がある。以
下、図3ないし図5に基づいて、従来の湿式カラー画像
形成装置の構造及び動作について説明する。図3におい
て、1は画像読取装置である。コンタクトガラス2上の
原稿3は、蛍光灯4により照明され、原稿3から反射さ
れた画像は、第一ミラー5、第二ミラー6、第三ミラー
7により反射され、結像レンズ8を経てダイクロイック
プリズム9に入射され、それぞれ波長によってレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)に分光される。
分光された光はそれぞれ波長別(色別)にイメージセン
サ(以下CCDと称する)10R,10R,10Rに入
射される。
【0007】前記蛍光灯4と前記第一ミラー5とは第一
キャリッジ11に保持され、前記第二ミラー6と前記第
三ミラー7とは第二キャリッジ12に保持されている。
キャリッジ駆動モータ13に直結されたプーリ14には
ワイヤ15が巻回されている。このワイヤ15の一部は
第一キャリッジ11に結合されているとともに、第二キ
ャリッジ12に設けられたプーリ(図示せず)に巻回さ
れている。すなわち、キャリッジ駆動モータ13の正逆
回転により、第一キャリッジ11及び第二キャリッジが
前記コンタクトガラス2に沿って往復駆動されるが、第
一キャリッジ11の速度及び移動距離を1としたとき
に、第二キャリッジ12のそれは2分の1に定められて
いる。また、走査時には、ホームポジションに復帰する
第一キャリッジ11の位置をフォトセンサ16が検出
し、その検出信号によってキャリッジ駆動モータ13が
停止される。
【0008】前記CDC10R,10R,10Rから出
力されるアナログ信号はデジタル信号に変換され、画像
処理ユニット17により必要な処理が施され、記録色情
報であるブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ
(M)及びイエロー(Y)の2値化信号に変換される。
これらの2値化信号はレーザードライバによって駆動さ
れる半導体レーザ(図示せず)から出力され、偏向型走
査手段18により偏向される。すなわち、多面鏡駆動モ
ータ19に駆動される二つの回転多面鏡20により半導
体レーザからの光が、ブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)に対応して
設けられた感光体21Bk,21C,21M,21Yに
走査される。それぞれの走査光路中には、fθレンズ2
2と面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ23とミラー
24とが配列されている。
【0009】前記感光体21Bk,21C,21M,2
1Yは、軸心が同一平面上において平行になるように並
設され、感光体駆動モータ(図示せず)により時計方向
に駆動される。これらの感光体21Bk,21C,21
M,21Yの表面は、負電圧の高圧発生装置(図示せ
ず)に駆動される帯電チャージャ25により一様に帯電
され、その帯電部分に前記偏向型走査手段18からレー
ザ光が走査されると、光導電現象で感光体21Bk,2
1C,21M,21Yの表面の電荷が感光体本体の接地
部に流れて消滅する。ここで、原稿濃度の濃い部分には
レーザ光を照射させないようにすることにより、感光体
21Bk,21C,21M,21Yの表面の原稿濃度の
濃い部分に対応する部分はマイナス800Vの電位に、
原稿濃度の淡い部分に対応する部分はマイナス100V
程度になり、原稿3の濃淡に対応する静電潜像が形成さ
れる。このようにして形成された静電潜像は、それぞれ
感光体21Bk,21C,21M,21Yの周囲に配置
された現像装置26によって現像される。この現像につ
いての詳細は後述する。
【0010】前記感光体21Bk,21C,21M,2
1Yの下方には転写手段27が設けられている。この転
写手段27に供給される転写紙28はそれぞれサイズ毎
に給紙カセット29,30に収納され、給紙ローラ31
により引き出され、続いてレジストローラ32により搬
送される。転写手段27は、所定の間隔を開けて設けら
れた二本のローラ33,34に無端の転写ベルト35を
巻回し、この転写ベルト35を間にして複数の転写チャ
ージャ36を前記感光体21Bk,21C,21M,2
1Yに対向配置することにより形成されている。この転
写手段27は、ローラ33を中心に揺動自在に支持さ
れ、揺動機構37により、実線に示すような転写可能な
状態又は仮想線に示すような離反状態に維持される。ま
た、ローラ33はモータ(図示せず)により時計方向に
駆動される。
【0011】前記給紙カセット29又は30から供給さ
れた転写紙28は、感光体21Bk,21C,21M,
21Y及び転写ベルト35の回転運動に同期して回転す
るレジストローラ32により送り出され、転写ベルト3
5により搬送される過程で感光体21Bk,21C,2
1M,21Y上で現像された現像画像が転写手段27に
より転写され、さらに、熱定着ユニット38に送られ
て、そこで転写紙28上の転写画像が定着される。
【0012】一方、転写後の感光体21Bk,21C,
21M,21Y上に残留する現像液は、各感光体21B
k,21C,21M,21Y毎に設けられたクリーニン
グユニット39によって除去されるが、その詳細につい
ては後述する。
【0013】次に、前記転写手段27の下方には、各色
の現像液を蓄えた現像液タンク40が設けられている。
これらの現像タンク40には、モータ41に駆動される
液吐出ポンプ42が設けられている。これにより、各色
の現像液が、個々の現像液タンク40から供給管43又
は44を介して個々の現像装置26及びクリーニングユ
ニット39に供給される。また、個々の現像装置26及
びクリーニングユニット39の下部は廃液管45により
個々の現像タンク40に接続されている。
【0014】さらに、前記転写ベルト35をクリーニン
グするクリーニングユニット46が設けられている。こ
のクリーニングユニット46は、前記クリーニングユニ
ット39と同様に、上部が供給管44により現像液タン
ク40接続され、下部が廃液管45により現像液タンク
40に接続されている。このクリーニングユニット46
は、現像液が浸されたホームローラ47で転写ベルト3
5を除去し、ホームローラ47で除去しきれない現像剤
をクリーニングブレード47aにより除去するものであ
る。
【0015】ここで、図4に基づいて、前記現像装置2
6及びクリーニングユニット69の構造及び動作を詳述
する。図4においては、感光体21Mのための現像装置
26、及び、感光体21Cのためのクリーニングユニッ
ト39のみを図示したが、他の感光体21Bk、21Y
のための現像装置26及びクリーニングユニット39の
構造、動作は原理的に全く同様であるので説明を省略す
る。ただ、互いに隣接関係にある現像装置26のケーシ
ング48とクリーニングユニット39のケーシング49
とは一体に形成されているが、図3に示すように、右端
に位置する感光体21Bkのケーシング48と、左端に
位置する感光体21Yのクリーニングユニット39のケ
ーシング49とはそれぞれ独立して形成されている。
【0016】再び、図4に戻って説明するが、現像装置
26のケーシング48には、感光体21Mに対して所定
のギャップ(150μm程度)を開けて対向する現像ロ
ーラ50とスクイズローラ51とが回転自在に支承さ
れ、現像ローラ50の下部外周には上方に傾斜する現像
皿52が圧接されている。この現像皿52には前記供給
管43から供給された現像液53が蓄えられている。ま
た、現像皿52の上部には蓄える現像液53のレベルを
一定に定め過剰の現像液53を滴下させるための流出口
(図示せず)が形成されている。これにより、現像ロー
ラ50から供給された現像液53によって感光体21M
の静電潜像が現像される。スクイズローラ51は、感光
体21Mに対して所定の隙間を開けて対向され、且つ、
感光体21Mの回転方向に対して逆向きの方向に駆動さ
れ、過剰に供給された現像液53を回収する。また、ス
クイズローラ51に付着する現像液53はスクレーパ5
4により掻き落される。そして、ケーシング48の底部
に溜る現像液53はスクリュー55により前記廃液管4
5に送られ、この廃液管45により前記現像液タンク4
0に戻される。
【0017】前記クリーニングユニット39のケージン
グ49には、スポンジにより形成されて感光体21Cに
圧接されたクリーニングローラ56が回転自在に支承さ
れ、このクリーニングローラ56の下部外周には上方に
傾斜するクリーニング液皿57が圧接され、このクリー
ニング液皿57には、前記供給管44から供給された現
像液53(クリーニング液)が蓄えられている。この現
像皿57の上部には蓄える現像液53のレベルを一定に
定め過剰の現像液53を滴下させるための流出口(図示
せず)が形成されている。さらに、ケーシング49には
感光体21Cに圧接されたクリーニングブレード58が
設けられている。クリーニングローラ56は時計方向に
回転する感光体21Cに対して反時計方向に回転し、感
光体21Cの外周に残留する現像剤を除去する。この
際、クリーニングローラ56によって除去しきれない現
像剤はクリーニングブレード58によって除去される。
【0018】クリーニングユニット39のケーシング4
9の一部には、感光体21Cから除去する現像剤を取り
入れるための入口部分59が開口されているが、その入
口部分59にはポリエステル或いはポリウレタン等の薄
片により形成されて感光体21Cに圧接される可撓性の
シール板60がスペーサ61を介して保持されている。
図5に示すように、このシール板60は、クリーニング
ローラ56の全幅に接触される本体部分62と、この本
体部分62の両側に向けて延出される補助部分63とよ
りなる。この補助部分63は本体部分62よれも強い圧
力で感光体21Cに圧接されている。
【0019】また、シール板60は、スペーサ61によ
りケーシング49の入口部分59の開口縁から浮かされ
て固定されているとともに、このシール板60の固定側
の端縁部(下縁)は入口部分59の端縁部よりケーシン
グ49の内部側に突出され、シールの確実性を高めるこ
とが可能である。
【0020】さらに、シール板60はその補助部分63
が中央側に向けて傾斜されているので、現像液を外側か
ら中央側に寄せ集める作用を示す。さらに、シール板6
0は感光体21C側の上縁からケーシング49の底部に
向けて斜め下方に傾斜されるように取り付けられてい
る。さらに、シール板60の下縁は、スペーサ61より
もケーシング49の底部側に向けて下方に延出されてい
るため、感光体21C上の残留現像剤をクリーニングロ
ーラ56側に通過させつつ、クリーニングローラ56か
ら落下されてくる現像液を受けてケーシング49の底部
に向けて導くことができる。底部に導かれた現像液はス
クリュー64により前記廃液管45に送られ、前記現像
液タンク40に戻される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図3ないし図5に示し
た従来例は、転写ベルト35により搬送された転写紙2
8に整合させて各色の現像画像を重ね転写することによ
り混色を解決することができる。しかし、図3におい
て、転写ベルト35には、複数の感光体21Bk,21
C,21M,21Yと、クリーニングブレード47a
と、ホームローラ47とが圧接されているため、転写ベ
ルト35を駆動するには大きな負荷が作用する。しか
も、ホームローラ47は、周方向の回転方向が転写ベル
ト35の周方向の回転方向に対して逆であるため転写ベ
ルト35に与える負荷が極めて大きい。したがって、転
写ベルト35は駆動側のローラ33に対してスリップす
る。この結果、転写紙28の搬送長さに乱れが生じ、各
色の画像の重ねる位置が狂い、色ずれが発生し、或い
は、色相が変化する問題がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外周に形成される静電潜像が湿式の現像装置によって色
毎に現像されるとともに同一面上に平行に配列された回
転自在の複数の感光体と、少なくとも二本のローラに張
設されて一面が前記感光体に接触されるエンドレスの転
写ベルトと、周方向の回転方向を前記感光体の周方向の
回転方向に一致させて前記ローラを駆動するベルト駆動
部と、前記転写ベルトの外周面に圧接されたホームロー
ラと、周方向の回転方向を前記転写ベルトの周方向の回
転方向に一致させて前記ホームローラを駆動するホーム
ローラ駆動部とにより構成したものである。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、転写ベルトが巻回されるローラの内の駆動
側のローラの近傍において、前記転写ベルトの緩み側の
外周面にホームローラを圧接させたものである。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明は、ホームローラから転写
ベルトに与える負荷を極めて小さくすることができ、こ
れにより、転写ベルトとこの転写ベルトに回転力を伝達
するローラとの間のスリップをなくし、感光体の回転運
動に同期させて転写紙を正確に搬送することができ、し
たがって、各色の現像画像を正確に重ねて転写し、色ず
れ及び色相の変化を防止することが可能である。
【0025】請求項2記載の発明は、転写ベルトと駆動
側のローラとの接触面積を大きくすることができ、これ
により、転写ベルトとローラとの間のスリップをより有
効に防止することができる。
【0026】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。図3ないし図5において説明した従来構
造と同一構造の部分は同一符号を用い説明も省略する
(以下同様)。ローラ33と、このローラ33に対して
所定の間隔を開けて平行に架設されたローラ34とに転
写ベルト35を張設状態で巻回してなる転写手段27が
設けられている。前記ローラ33は、ベルト駆動部(図
示せず)に駆動されて反時計方向に回転する。この転写
手段27の従動側のローラ34の外側には、転写ベルト
35の残留現像剤を除去するクリーニングユニット65
が設けられている。
【0027】すなわち、供給管44により上部が現像液
タンク40に接続され、廃液管45により下部が現像液
タンク40に接続されたケーシング66が設けられてい
る。このケーシング66には、吸液性及び弾性を有する
スポンジ等の材料により形成されて転写ベルト35に圧
接されたホームローラ67が時計方向に駆動されるよう
にホームローラ駆動部(図示せず)に連結されて設けら
れている。このホームローラ67の下部には、絞りロー
ラ68と、上方に延出するクリーニング液皿69とが圧
接されている。このクリーニング液皿69は、前記供給
管44の開口部に対向してこの供給管44から供給され
る現像液(クリーニング液)を蓄えるもので、その上部
には、蓄えた現像液が一定レベルを越えたときに滴下さ
せる流出口(図示せず)が形成されている。また、ホー
ムローラ67の上部には、可撓性の材料により形成され
て転写ベルト35に圧接されたクリーニングブレード4
7aが設けられている。
【0028】このような構成において、クリーニング液
皿69内に蓄えられた現像液53はホームローラ67に
付着されて転写ベルト35のクリーニング領域に搬入さ
れ、転写ベルト35に残留する現像液の除去作用が行わ
れる。このとき、絞りローラ68はホームローラ67に
付着する現像液の量を調節する。また、ホームローラ6
7の下流側で転写ベルト35に圧接されたクリーニング
ブレード47aは、ホームローラ67によって除去しき
れない転写ベルト35上の現像液と、クリーニングのた
めにホームローラ67から転写ベルト35に付着する現
像液とを掻き落す。
【0029】ここで、転写ベルト35は反時計方向に駆
動され、転写ベルト35の外周に圧接されたホームロー
ラ67は時計方向に駆動されるため、両者の周方向の回
転方向は同じである。これにより、ホームローラ67か
ら転写ベルト35に与える負荷を極めて小さくすること
ができ、転写ベルト35とこの転写ベルト35に回転力
を伝達するローラ33との間のスリップをなくすことが
できる。この結果、感光体21Bk,21C,21M,
21Yの回転運動に同期させて転写紙28を正確に搬送
することができる。したがって、各色の現像画像を正確
に重ねて転写し、色ずれ及び色相の変化を防止すること
が可能である。
【0030】次いで、請求項2記載の発明の一実施例を
図2に基づいて説明する。本実施例は、転写ベルト35
の下方にクリーニングユニット65を設け、駆動側のロ
ーラ33の近傍において、転写ベルト35の緩み側の外
周面にホームローラ67を圧接させたものである。
【0031】したがって、転写ベルト35とローラ33
との接触面積を大きくすることができる。これにより、
転写ベルト35とローラ33との間のスリップをより有
効に防止することができる。この結果、請求項1記載の
発明の効果をさらに高めることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上述のように、
周方向の回転方向が感光体の周方向の回転方向に一致さ
れて駆動されるエンドレスの転写ベルトを設け、周方向
の回転方向が前記転写ベルトの周方向の回転方向に一致
されて駆動されるホームローラを前記転写ベルトの外周
面に圧接させたことにより、ホームローラから転写ベル
トに与える負荷を極めて小さくすることができ、これに
より、転写ベルトとこの転写ベルトに回転力を伝達する
ローラとの間のスリップをなくし、感光体の回転運動に
同期させて転写紙を正確に搬送することができ、したが
って、各色の現像画像を正確に重ねて転写し、色ずれ及
び色相の変化を防止することができる効果を有する。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、転写ベルトが巻回されるローラの内の駆動
側のローラの近傍において、前記転写ベルトの緩み側の
外周面にホームローラを圧接させたので、転写ベルトと
駆動側のローラとの接触面積を大きくすることができ、
これにより、転写ベルトとローラとの間のスリップをよ
り有効に防止することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示すもので一部を
断面にした側面図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例を示すもので一部を
断面にした側面図である。
【図3】従来の全体構造を示す縦断正面図である。
【図4】現像装置及びクリーニングユニットの縦断正面
図である。
【図5】一部を切欠したクリーニングユニットの正面図
である。
【符号の説明】
21Bk 感光体 21C 感光体 21M 感光体 21Y 感光体 26 現像装置 33,34 ローラ 35 転写ベルト 67 ホームローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に形成される静電潜像が湿式の現像
    装置によって色毎に現像されるとともに同一面上に平行
    に配列された回転自在の複数の感光体と、少なくとも二
    本のローラに張設されて一面が前記感光体に接触される
    エンドレスの転写ベルトと、周方向の回転方向を前記感
    光体の周方向の回転方向に一致させて前記ローラを駆動
    するベルト駆動部と、前記転写ベルトの外周面に圧接さ
    れたホームローラと、周方向の回転方向を前記転写ベル
    トの周方向の回転方向に一致させて前記ホームローラを
    駆動するホームローラ駆動部とよりなることを特徴とす
    る転写ベルト搬送装置。
  2. 【請求項2】 転写ベルトが巻回されるローラの内の駆
    動側のローラの近傍において、前記転写ベルトの緩み側
    の外周面にホームローラを圧接させたことを特徴とする
    請求項1記載の転写ベルト搬送装置。
JP4252393A 1992-09-22 1992-09-22 転写ベルト搬送装置 Pending JPH06102770A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042693A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2011069969A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
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