JPH0610259Y2 - 熱線式流量センサ - Google Patents
熱線式流量センサInfo
- Publication number
- JPH0610259Y2 JPH0610259Y2 JP19682887U JP19682887U JPH0610259Y2 JP H0610259 Y2 JPH0610259 Y2 JP H0610259Y2 JP 19682887 U JP19682887 U JP 19682887U JP 19682887 U JP19682887 U JP 19682887U JP H0610259 Y2 JPH0610259 Y2 JP H0610259Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- flow sensor
- heat wire
- type flow
- hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は熱線(加熱抵抗体)を用いて流体の流量を検
出する熱線式流量センサに関するものである。
出する熱線式流量センサに関するものである。
〔従来の技術〕 流体中に配設された加熱抵抗体を含むブリッジの熱平衡
状態から流量を検出する方式の流量センサが従来から用
いられている。白金線を加熱抵抗体とする従来の熱線式
流量センサを以下に説明する。
状態から流量を検出する方式の流量センサが従来から用
いられている。白金線を加熱抵抗体とする従来の熱線式
流量センサを以下に説明する。
第2図(a)は従来の熱線式空気流量センサの縦断面であ
り、第2図(b)はその正面図である。この第2図(a),第
2図(b)の両図において、流体の主通路となる円筒状ハ
ウジング1の略中央部に計測用管路2が設けられ、ハウ
ジング1の内壁面に取付用ネジ8にて固定されている。
り、第2図(b)はその正面図である。この第2図(a),第
2図(b)の両図において、流体の主通路となる円筒状ハ
ウジング1の略中央部に計測用管路2が設けられ、ハウ
ジング1の内壁面に取付用ネジ8にて固定されている。
計測用管路2の内面に複数の熱線支持体3が設けられ、
この熱線支持体3を介して熱線RHが空気の流れに直交
する平面内に張装されている。
この熱線支持体3を介して熱線RHが空気の流れに直交
する平面内に張装されている。
また、空気温センサRCが計測用管路2中に配設されて
いる。熱線RHおよび空気温センサRCの各々の接続用
リード4H,4Cは円筒状ハウジング1および計測用管
路2に設けられた図示しない貫通穴を介して円筒状ハウ
ジング1の外周に設けられた制御回路設置部5に通じ、
制御回路6に接続されている。
いる。熱線RHおよび空気温センサRCの各々の接続用
リード4H,4Cは円筒状ハウジング1および計測用管
路2に設けられた図示しない貫通穴を介して円筒状ハウ
ジング1の外周に設けられた制御回路設置部5に通じ、
制御回路6に接続されている。
円筒状ハウジング1の開口部には、この熱線式空気流量
センサを使用場所に装着するまでの取扱いの過程、ま
た、通常使用状態における流れ上流よりの異物の侵入な
どにより、熱線RHおよび空気温センサRCが損傷する
のを防止する目的で、保護用ネット7aおよび7bが設
置されている。
センサを使用場所に装着するまでの取扱いの過程、ま
た、通常使用状態における流れ上流よりの異物の侵入な
どにより、熱線RHおよび空気温センサRCが損傷する
のを防止する目的で、保護用ネット7aおよび7bが設
置されている。
なお、上流側の保護用ネット7aは上流側での空気流の
大きな乱流を微小乱流に変化させ、出力電圧V0へのリ
ップル電圧が重畳されるのを防止する効果も兼ね備えて
いる。
大きな乱流を微小乱流に変化させ、出力電圧V0へのリ
ップル電圧が重畳されるのを防止する効果も兼ね備えて
いる。
一方、下流側の保護用ネット7bはこの熱線式流量セン
サを例えば車両用エンジンの空気流量センサとして使用
した場合、エンジン側よりのバックファイアによる火炎
を消し、熱線RHおよび空気温センサRCを保護する効
果も備えている。
サを例えば車両用エンジンの空気流量センサとして使用
した場合、エンジン側よりのバックファイアによる火炎
を消し、熱線RHおよび空気温センサRCを保護する効
果も備えている。
第3図は熱線RHおよび空気温センサRCを含むブリッ
ジ回路と、このブリッジ回路が熱平衡を保つように温度
制御を行なう制御回路6を示す図であり、抵抗R1,R
2、熱線RHおよび空気温センサRCとにより、ブリッ
ジ回路が構成され、差動増巾器101の両入力はブリッ
ジ回路の接続点b,fに接続され、差動増巾器101の
出力はトランジスタ102のベースに接続され、トラン
ジスタ102のエミッタはブリッジ回路の一端aに接続
され、トランジスタ102のコレクタは直流電源103
の正極に接続されている。
ジ回路と、このブリッジ回路が熱平衡を保つように温度
制御を行なう制御回路6を示す図であり、抵抗R1,R
2、熱線RHおよび空気温センサRCとにより、ブリッ
ジ回路が構成され、差動増巾器101の両入力はブリッ
ジ回路の接続点b,fに接続され、差動増巾器101の
出力はトランジスタ102のベースに接続され、トラン
ジスタ102のエミッタはブリッジ回路の一端aに接続
され、トランジスタ102のコレクタは直流電源103
の正極に接続されている。
以上のように構成された流量センサの動作は公知である
ので、詳細な説明は省略するが、接続点b,fの電圧が
等しくなったとき、この回路は平衡状態に達し、このと
き熱線RHには流量に対応した電流IHが流れ、b点の
電圧V0はIH・R2で表わされ、この電圧V0が電流
信号として用いられる。
ので、詳細な説明は省略するが、接続点b,fの電圧が
等しくなったとき、この回路は平衡状態に達し、このと
き熱線RHには流量に対応した電流IHが流れ、b点の
電圧V0はIH・R2で表わされ、この電圧V0が電流
信号として用いられる。
従来の熱線式流量センサは以上のように構成されている
ので、流れ上流側に配設された図示しないエアクリーナ
によって除去されなかったダストが熱線RHに多量に付
着すると、検出特性がずれてしまい、通常、流量が少な
いときは出力値が大きい側に、また流量が多いときは出
力値が小さい側にずれ、正確な空気流量計測ができない
といった問題点があった。
ので、流れ上流側に配設された図示しないエアクリーナ
によって除去されなかったダストが熱線RHに多量に付
着すると、検出特性がずれてしまい、通常、流量が少な
いときは出力値が大きい側に、また流量が多いときは出
力値が小さい側にずれ、正確な空気流量計測ができない
といった問題点があった。
このような問題の対策として、熱線を高熱化して、付着
したダストを焼き切り、検出特性を回復するようにした
ものが知られているが、砂塵などの無機系ダストに対し
ては有効ではなく、場合によっては、溶着してしまうと
いった新たな問題が生ずるという欠点がある。
したダストを焼き切り、検出特性を回復するようにした
ものが知られているが、砂塵などの無機系ダストに対し
ては有効ではなく、場合によっては、溶着してしまうと
いった新たな問題が生ずるという欠点がある。
この考案は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、熱線にダストが付着しにくく、検出特性の
経時変化が少なく、正確な流量計測ができる熱線式流量
センサを得ることを目的とする。
れたもので、熱線にダストが付着しにくく、検出特性の
経時変化が少なく、正確な流量計測ができる熱線式流量
センサを得ることを目的とする。
この考案に係る熱線式流量センサは、熱線の上流側に近
傍に微小渦発生用ネットを設けたものである。
傍に微小渦発生用ネットを設けたものである。
この考案における微小渦発生用ネット8が熱線の上流近
傍に設けているので、この微小渦発生ネットの下流に発
生する微小渦により、ダストに回転力を与え、熱線への
ダスト付着を防止する。
傍に設けているので、この微小渦発生ネットの下流に発
生する微小渦により、ダストに回転力を与え、熱線への
ダスト付着を防止する。
以下、この考案の熱線式流量センサの実施例を図面によ
り説明する。第1図(a)はその一実施例の構成を示す断
面図、第1図(b)はその正面図である。この第1図(a),
第1図(b)の両図において、第2図(a),第2図(b)と同
一部分には同一符号を付して構成の重複説明を避け、第
2図(a),第2図(b)とは異なる部分を主体に述べる。
り説明する。第1図(a)はその一実施例の構成を示す断
面図、第1図(b)はその正面図である。この第1図(a),
第1図(b)の両図において、第2図(a),第2図(b)と同
一部分には同一符号を付して構成の重複説明を避け、第
2図(a),第2図(b)とは異なる部分を主体に述べる。
この第1図(a),第1図(b)において、7aおよび7bは
円筒状ハウジング1の開口部上流および下流に設けられ
た保護用ネット、2は円筒状ハウジング1の略中央部に
設けられた計測用管路であり、内面には熱線支持体3に
より熱線RHが所定の位置に張設されてい。
円筒状ハウジング1の開口部上流および下流に設けられ
た保護用ネット、2は円筒状ハウジング1の略中央部に
設けられた計測用管路であり、内面には熱線支持体3に
より熱線RHが所定の位置に張設されてい。
また、熱線RHの近傍、すなわち、計測用管路2の上流
側開口部には、微小渦発生用ネット8が設けらている。
その他の構成は第2図(a),第2図(b)と同様である。
側開口部には、微小渦発生用ネット8が設けらている。
その他の構成は第2図(a),第2図(b)と同様である。
以上のように構成された熱線式流量センサにおいて、保
護用ネット7aおよび微小渦発生用ネット8の下流近傍
にはともに微小な空気渦が発生するが、保護用ネット7
aで発生した微小渦は熱線RHとの距離が長いため熱線
RH迄達しない。
護用ネット7aおよび微小渦発生用ネット8の下流近傍
にはともに微小な空気渦が発生するが、保護用ネット7
aで発生した微小渦は熱線RHとの距離が長いため熱線
RH迄達しない。
一方、微小渦発生用ネット8と熱線RHの距離は微小渦
が消えない距離にあるため、微小渦発生用ネット8の下
流に発生した微小空気渦は熱線RHに達するため、上流
より入り込んできたダストはこの微小渦により回転力が
与えられ、この回転力により熱線RHへの付着が防止さ
れる。
が消えない距離にあるため、微小渦発生用ネット8の下
流に発生した微小空気渦は熱線RHに達するため、上流
より入り込んできたダストはこの微小渦により回転力が
与えられ、この回転力により熱線RHへの付着が防止さ
れる。
したがって、従来のような検出特性に影響を与えるよう
な多量のダストが熱線RHへ付着することなく、経時変
化の少ない熱線式流量センサを得ることができるもので
ある。
な多量のダストが熱線RHへ付着することなく、経時変
化の少ない熱線式流量センサを得ることができるもので
ある。
なお、微小渦発生用ネット8は糸線径の小さなネットを
用いるため、微小渦による出力電圧V0へ重畳されるリ
ップル電圧は無視できるレベルとなる。
用いるため、微小渦による出力電圧V0へ重畳されるリ
ップル電圧は無視できるレベルとなる。
以上のように、この考案によれば、熱線の上流近傍に微
小渦発生用ネットを設け、その下流側に微小渦を発生さ
せるように構成したので、熱線を微小渦発生用ネットに
より発生した微小渦が消えない位置に設けることが可能
になり、ダストが熱線に付着しにくくなり、これにとも
ない、流量検出特性の経年変化が少なく、正確に流量制
御ができる効果がある。
小渦発生用ネットを設け、その下流側に微小渦を発生さ
せるように構成したので、熱線を微小渦発生用ネットに
より発生した微小渦が消えない位置に設けることが可能
になり、ダストが熱線に付着しにくくなり、これにとも
ない、流量検出特性の経年変化が少なく、正確に流量制
御ができる効果がある。
第1図(a)はこの考案の一実施例による熱線式流量セン
サを示す断面図、第1図(b)は同上熱線式流量センサの
正面図、第2図(a)は従来の熱線式流量センサを示す断
面図、第2図(b)は従来の熱線式流量センサの正面図、
第3図は従来の熱線式流量センサの制御回路を示す回路
図である。 1……円筒状ハウジング、2……計測用管路、3……熱
線支持体、RH……熱線、RC……空気温センサ、6…
…制御回路、8……微小渦発生用ネット。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
サを示す断面図、第1図(b)は同上熱線式流量センサの
正面図、第2図(a)は従来の熱線式流量センサを示す断
面図、第2図(b)は従来の熱線式流量センサの正面図、
第3図は従来の熱線式流量センサの制御回路を示す回路
図である。 1……円筒状ハウジング、2……計測用管路、3……熱
線支持体、RH……熱線、RC……空気温センサ、6…
…制御回路、8……微小渦発生用ネット。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 牛島 賢児 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 稲田 雅憲 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)考案者 大谷 七郎 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)考案者 山川 智也 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】流量通路中に設けられ、流体の主通路とな
る円筒状ハウジング、この円筒状ハウジングの略中央部
に設けられた計測用管路、この計測用管路に設けられた
複数の熱線支持体間に張設された熱線、この熱線に接続
され、流量に比例した信号を出力する制御回路、前記計
測用管路開口部の前記熱線の上流側で、且つ発生する微
小渦が前記熱線に到達するように前記熱線と所定の距離
を隔てて設けた微小渦発生用ネットを備えたことを特徴
とする熱線式流量センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19682887U JPH0610259Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 熱線式流量センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19682887U JPH0610259Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 熱線式流量センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102722U JPH01102722U (ja) | 1989-07-11 |
JPH0610259Y2 true JPH0610259Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31487422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19682887U Expired - Lifetime JPH0610259Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 熱線式流量センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610259Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6115559B2 (ja) | 2014-12-26 | 2017-04-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の排気装置 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP19682887U patent/JPH0610259Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102722U (ja) | 1989-07-11 |
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