JPH06102593A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH06102593A
JPH06102593A JP4250935A JP25093592A JPH06102593A JP H06102593 A JPH06102593 A JP H06102593A JP 4250935 A JP4250935 A JP 4250935A JP 25093592 A JP25093592 A JP 25093592A JP H06102593 A JPH06102593 A JP H06102593A
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Hideaki Hagiwara
英章 萩原
Masakiyo Okuda
雅清 奥田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動する原稿を露光する場合において、原稿
の破損を防ぐ。 【構成】 テーブルガラス21の上方に、露光ガラス8
4を設ける。原稿Dを搬送ローラ85,86により水平
に搬送させて、オリジナルカバー80上面から露光ガラ
ス84上を通過させる。このとき、レンズ43および第
二ミラー群44は、モータ74の駆動により第一ミラー
群42に対して近接する。光学系40の焦点位置が露光
ガラス84上面に合わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を固定させて光学
系の移動により原稿を読み取る方式、および光学系を固
定させて原稿の移動により原稿を読み取る方式を備えた
原稿読取装置に関し、複写機あるいはスキャナ,ファク
シミリ等に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿送り装置を備えた複写機にお
いて、原稿を読み取る方法として、図16に示すよう
に、入紙口1から給紙ローラ2により給紙された原稿D
は、屈曲したガイド3a,3bを通り、プラテンローラ
4とテーブルガラス5との間に導かれる。
【0003】このとき、プラテンローラ4の下方で停止
している光学系6により原稿Dが露光されて読み取ら
れ、原稿Dはガイド7を通って出紙ローラ8により出紙
トレイ9上に排出される。
【0004】光学系6は、反射板10を有するランプ1
1と、複数のミラー12,13,14と、レンズ15と
を備え、原稿から読み取った画像を感光体へ導く。ま
た、光学系6は、テーブルガラス5に沿って移動可能と
され、停止状態においてレンズ15,ミラーの位置関係
を移動させると、画像の拡大、縮小ができる。
【0005】図中、16はオリジナルカバーで、原稿を
テーブルガラス5に押さえつけて、光学系6を移動させ
ることにより、原稿を露光しながら読み取る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、原稿Dを一つのテーブルガラス5上で露光させる場
合、テーブルガラス5まで搬送させるためには、原稿D
をガイド3a,3bにより大きく屈曲させる必要があ
り、原稿の破損につながるとともに、原稿送り装置の構
造が複雑になっていた。
【0007】そこで、一つのテーブルガラスを共用しな
いで別に露光用ガラスを設けると、原稿送り装置の構造
は簡単になるが、テーブルガラス等の占める面積が大き
くなり、小型化が阻害される。
【0008】また、原稿は、オリジナルカバー16の上
面に載置されて、給紙ガイドに沿って給紙され、出紙ト
レイ9に排出されるが、給紙ガイドおよび出紙トレイ9
は、それぞれ別々に原稿送り装置本体に一体的に固定さ
れているので、オリジナルカバー16の左右の重量バラ
ンスが悪く、開閉の操作性が非常に悪くなるとともに、
出紙トレイが複写機本体よりも外側に突出するため、ス
ペース的にも具合が悪かった。しかも、開閉機構が大掛
かりなものになり、コストアップにつながる。
【0009】そして、オリジナルカバーの開閉に伴っ
て、原稿送り装置の原稿搬送部分も開閉するため、露光
面での原稿搬送性能の信頼性が低くなる。
【0010】本発明は、上記に鑑み、簡単な機構で固定
された原稿あるいは移動原稿を読み取ることができる原
稿読取装置の提供を目的とする。また、原稿カバーの開
閉がしやすい原稿読取装置の提供も目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、原稿Dを載置する第一原稿台21と、移
動する原稿Dが通過する第二原稿台84と、第二原稿台
84上へ原稿Dを搬送する原稿搬送手段22と、第一,
第二原稿台21,84上の原稿Dを露光する光学系40
とを備え、第一原稿台21および第二原稿台84に対し
て光学系40の焦点位置を変更させるものである。
【0012】その手段として、光源41、第一ミラー群
42、レンズ43、第二ミラー群44の順に配された光
学系40に対して、レンズ43および第二ミラー群44
を第一ミラー群42に対して近接離間させることであ
る。
【0013】他の手段として、光学系40の光源41と
第一ミラー群42を第一原稿台21に沿って移動させる
移動手段60を設け、移動手段60を利用して第一ミラ
ー群42を光源41に対して近接離間させることであ
る。
【0014】また、他の手段として、光学系40の光源
41と第一ミラー群42を第一原稿台21に沿って移動
させる移動手段60に対して第一ミラー群42を移動さ
せる可動部110と、可動部110を駆動する駆動部1
11とを設け、第一ミラー群42を光源41に対して近
接離間させることである。
【0015】請求項5による課題解決手段は、第一原稿
台21上に開閉自在な原稿カバー80が設けられ、原稿
カバー80の上面に、原稿搬送手段22に対する入紙ト
レイ81および出紙トレイ123が設けらている。
【0016】
【作用】上記請求項1,2による課題解決手段におい
て、原稿Dを搬送させながら露光をする場合、モータ7
4を駆動して、レンズ43および第二ミラー群44を光
源41の方向に移動させる。これによって、光学系40
の焦点位置は、第二原稿台84の上面に合わされる。
【0017】原稿Dは、搬送手段の搬送ローラ85によ
り第二原稿台84上を屈曲することなく搬送されて、固
定された光学系40により露光される。したがって、原
稿Dが搬送中に破損することを防げる。
【0018】請求項3において、光学系40の焦点位置
を変更させるために、移動手段60を作動させて、光源
41を第二原稿台84に対応する位置まで移動させる。
同時に、第一ミラー群42も同じ方向に移動するが、第
一ミラー群42の移動を規制することにより、光源41
に対して近接したことになり、焦点位置が第二原稿台8
4に合わされる。
【0019】請求項4において、駆動部101をオンす
ると、第一ミラー群42は停止状態にある移動手段60
に対して移動することになる。そのため、第一ミラー群
42が光源41に近接あるいは離間され、各原稿台2
1,84に対して焦点位置を切換えることができる。
【0020】請求項5において、原稿カバー80上の入
紙トレイ81から給紙された原稿は、第二原稿台84上
で露光された後、原稿搬送手段22により再び原稿カバ
ー80上の出紙トレイ123に排出される。
【0021】したがって、原稿搬送手段を原稿カバーと
は別体化でき、原稿カバーを軽くでき、原稿カバーの開
閉操作が楽になる。
【0022】
【実施例】
(第一実施例)図1は本発明の第一実施例を示す原稿読
取装置の構成図、図2は原稿読取装置を備えた複写機の
全体構成図、図3は複写機の一部破断斜視図、図4は光
学系の移動手段の構成図、図5は複写機上部の斜視図で
ある。
【0023】本実施例の複写機は、図2,3の如く、複
写機本体20の上部に第一原稿台としてのテーブルガラ
ス21が配設され、その上部に原稿送り装置22が設置
されている。
【0024】複写機本体20の内部中央部には、感光体
ドラム23が回転自在に設置されており、その外周部に
は帯電チャージャ24、現像装置25、転写チャージャ
26、クリーニング装置27、除電ランプとが配設さ
れ、複写プロセス部を構成している。
【0025】複写機本体20の下部には、給紙カセット
28が着脱自在に装着されている。給紙カセット28の
上部には、給紙ローラ29が配置されており、給紙ロー
ラ29は、給紙駆動用モータにより回転駆動される。給
紙カセット28内に収容された用紙は、給紙ローラ29
により最上部より順次給送され、感光体ドラム23の手
前側に配されたレジストローラ30により感光体ドラム
23に搬送される。
【0026】感光体ドラム23の排紙側には、定着ロー
ラ31および排紙ローラ32が配され、複写機本体20
の側方に排紙トレイ33が設けられている。
【0027】複写機本体20の上部には、テーブルガラ
ス21に対向して光学系40が配されている。光学系4
0は、テーブルガラス21上の原稿の露光を行うコピー
ランプ41、第一ミラー群42、レンズ43、第二ミラ
ー群44、第三ミラー45を備えている。コピーランプ
41は、反射板46およびミラー47とが一体となって
露光ユニット48に取付られており、第一ミラー群42
は、上下にミラー49,50を備え、第二ミラー群44
も上下にミラー51,52を備え、それぞれ一体に移動
可能とされている。
【0028】コピーランプ41および第一ミラー群42
は、移動手段60によりテーブルガラス21に沿って走
査自在とされている。また、レンズ43および第二ミラ
ー群44は、第二移動手段61によりテーブルガラス2
1と平行な方向に移動される。
【0029】移動手段60は、図4の如く、前後一本ず
つのワイヤー62を用いて、それぞれワイヤー62の一
端は複写機本体20のA部に固定され、第一ミラー群4
2に支持された第一プーリ63から複写機本体20に支
持された第二プーリ64を経て、巻取プーリ65に数回
巻き付けられている。
【0030】ワイヤー62は、さらに複写機本体20の
第二プーリ64と反対側に支持された第三プーリ66を
経て、露光ユニット48にB部で固定され、第一プーリ
63と同軸上に支持された第四プーリを経て、ワイヤー
62の他端が複写機本体20のC部に固定されている。
なお、これらは前後対称に一対設けられている。
【0031】巻取プーリ65の巻取軸65aの一側に、
ミラーモータ67が取付られ、ミラーモータ67の正逆
転により巻取プーリ65が回転されて、ワイヤー62に
より露光ユニット48および第一ミラー群42が往復動
される。
【0032】第二移動手段61は、第二ミラー群44に
当接したカム70と、カム70と一体にされたカムプー
リ71と、レンズ側に配されたレンズプーリ72と、両
プーリ71,72間に巻かれたワイヤー73と、カムプ
ーリ71を回転させるモータ74とからなり、レンズ4
3の支持台75がワイヤー73に固定されている。モー
タ74の駆動により、レンズ43と第二ミラー群44は
同じ方向に移動される。
【0033】テーブルガラス21の上方には、複写機本
体20に開閉自在に支持されたオリジナルカバー80が
設けられ、オリジナルカバー80によって原稿Dをテー
ブルガラス21に押しつける。
【0034】原稿送り装置22は、オリジナルカバー8
0の上面を原稿トレイ81として、入紙口82に配され
た給紙ローラ83と、第二原稿台としての露光ガラス8
4と、原稿Dを露光ガラス上を通過させる原稿搬送手段
とを備えている。
【0035】露光ガラス84は、テーブルガラス21の
端部の上方に配され、オリジナルカバー80の上面とほ
ぼ同じ高さとされている。
【0036】搬送手段は、露光ガラス84の両側に配さ
れた上下一対の搬送ローラ85,86からなり、搬送ロ
ーラ86の排紙側に排紙口87が形成され、出紙トレイ
88が設けられている。また、入紙口82に、原稿Dが
通過するのを検知する原稿検知センサ89が配されてい
る。
【0037】搬送手段のうち上側の搬送ローラは、装置
カバー22aに取付られており、装置カバー22aはオ
リジナルカバー80と一体となっている。そのため、図
5に示すように、オリジナルカバー80の開閉により、
装置カバー22aは開閉して、原稿づまり等を除去でき
るようになっている。
【0038】そして、テーブルガラス21と露光ガラス
84とは光学系40からの距離が異なるので、焦点位置
が異なっている。そこで、テーブルガラス21および露
光ガラス84に対して光学系40の焦点位置を変更する
焦点切換手段が設けられている。焦点切換手段は、第二
移動手段61を利用してレンズ43および第二ミラー群
44を第一ミラー群42に対して近接離間させるもので
ある。すなわち、露光ガラス84に焦点位置を合わせる
ときは、レンズ43および第二ミラー群44を図1に示
す矢印E方向に移動させる。
【0039】複写機本体20には、複写プロセス部、光
学系40および原稿送り装置22を駆動制御するマイク
ロコンピュータを有する制御部(図示せず)が内装され
ている。
【0040】制御部は、テーブルガラス21の上に原稿
Dを載置したときに光学系40をテーブルガラス21に
沿って走査させてコピーを行うという通常露光モードを
実行させる機能と、光学系40を固定したまま原稿送り
装置22を駆動して原稿Dを露光ガラス上を通過させな
がらコピーする原稿送りモードを実行させる機能と、移
動する原稿Dを露光するとき第二移動手段61を駆動し
て焦点位置を切換える機能とを有している。
【0041】上記構成において、通常のコピーを行う場
合、テーブルガラス21の上に原稿Dを載せ、オリジナ
ルカバー80を閉じる。このとき、レンズ43および第
二ミラー群44は、図1の破線で示す位置にあり、テー
ブルガラス21の上面に焦点位置が合わされている。
【0042】スタートキーを押すと、コピーランプ41
および第一ミラー群42が移動して、原稿Dを走査す
る。原稿Dから反射された光が、各ミラーおよびレンズ
43により感光体ドラム23に達し、静電潜像が形成さ
れる。現像装置25により可視化された画像は、給紙カ
セット28から給紙ローラ29によって給紙搬送された
用紙にトナー像として転写され、定着ローラ31を通過
した後、排紙トレイ33に排出される。
【0043】次に、原稿送り装置22を用いてコピーを
行う場合、オリジナルカバー80は閉じておき、原稿ト
レイ81に原稿Dを載せる。原稿Dを原稿トレイ81に
載置すると、原稿の有無を検知するセンサにより原稿D
の有無を検出して、制御部では自動原稿送りと判断す
る。
【0044】スタートキーが押されると、原稿送り装置
22の給紙ローラ83が駆動され、原稿Dが原稿トレイ
81から入紙口82に給紙され、原稿検知センサ89が
原稿Dの通過を検出する。
【0045】すると、第二移動手段61が作動され、モ
ータ74が反時計回りに回転して、カムプーリ71が回
転する。これに伴ってワイヤー73が移動して、レンズ
43および第二ミラー群44が図1の矢印E方向に移動
して、実線で示す位置まで移動して停止する。このと
き、光学系40の焦点位置は、露光ガラス84の上面に
合わされている。
【0046】原稿Dは搬送ローラ85により搬送され
て、露光ガラス84上を通過する。光学系40は固定さ
れたままで、コピーランプ41が発光して、露光ガラス
84を通過する原稿Dを露光する。露光された画像は感
光体ドラム23上でトナー像となり、用紙に転写、定着
されて排出される。
【0047】一方、露光された原稿Dは、露光ガラス8
4の端面から搬送ローラ86により排紙トレイ88上に
排出される。
【0048】このように、露光ガラスがオリジナルカバ
ーの上面の高さに位置されているので、原稿を水平に移
動させることができ、原稿の破損を防止することができ
る。しかも、原稿送り装置の構造も簡略化することがで
きる。
【0049】また、焦点位置を変える場合、通常ズーム
レンズを用いて切換えるが、レンズ等の移動だけで露光
ガラスに焦点位置を合わせることができ、高価なレンズ
を使用する必要がなく、しかも従来のように別に露光部
を設ける必要がなくなり、コストダウンにつながる。
【0050】(第二実施例)図6は本発明の第二実施例
を示す原稿読取装置の構成図、図7は第二実施例の焦点
切換手段の斜視図、図8は第二実施例の第一ミラー群の
斜視図である。
【0051】本実施例の焦点切換手段は、移動手段60
による露光ユニット48の原稿送りモード位置への移動
を利用して第一ミラー群42をコピーランプ41に対し
て近接離間させるもので、第一ミラー群42のユニット
本体90に、軸91を介して可動アングル92が回動自
在に取付られ、可動アングル92の軸91と反対側の端
部に、第一プーリ63が取付られている。
【0052】可動アングル92の中央に、ばね93の一
端が取付られ、ばね93の他端がユニット本体90に取
付られ、可動アングル92は、ばね93によりコピーラ
ンプ41の方向に付勢されている。
【0053】そして、ユニット本体90に、可動アング
ル92のコピーランプ41に近接する方向への回動を阻
止する突起94が設けられている。第一ミラー群42を
挟んでコピーランプ41とは反対側に、ユニット本体9
0の移動を阻止する位置決め片95が設けられている。
【0054】また、露光ユニット48と第一ミラー群4
2との間に、露光ユニット48が原稿送りモードにおけ
る露光位置へ移動したことを検知するフォトスイッチか
らなる位置決めセンサ96が配置され、露光ユニット4
8を原稿送りモードにおける露光位置で停止させる。
【0055】なお、他の構成は、上記第一実施例と同じ
である。
【0056】本実施例では、原稿送りモードにおいて、
露光ユニット48を所定の露光位置まで移動させるため
に、移動手段60を作動させてワイヤー62を移動させ
る。このとき、露光ユニット48は、図7に示す矢印F
方向に移動する。同時に、第一ミラー群42も同じ方向
に移動するが、ユニット本体90が位置決め片95に当
接し、露光ユニット48のみが移動する。
【0057】ところで、第一プーリ63は、ワイヤー6
2に引っ張られて、なおも移動しようとするため、可動
アングル92がばね93の付勢力に抗して回動する。そ
して、露光ユニット48を位置決めセンサ96が検知す
ると、移動手段60が停止され、露光ユニット48は原
稿送りモードにおける露光位置にある。これに対し、第
一ミラー群42は、位置決め片95により移動が規制さ
れているので、図6の破線で示すように相対的にコピー
ランプ41に対して近接したことになり、焦点位置が露
光ガラス48の上面に合わされる。
【0058】このように、移動手段を利用して焦点位置
を変えることができるので、第一実施例のように固定レ
ンズ系を移動させるという複雑な機構が不要となり、大
幅なコストダウンが可能となる。
【0059】なお、コピーランプ41の原稿送りモード
における露光位置への停止は、位置決めセンサによら
ず、図8に示した位置決め片95に取付られたスイッチ
97により、第一ミラー群42とコピーランプ41の停
止位置を決め、さらにステッピングモータ等によって一
定パルス数の移動を行わせる方法にしてもよい。
【0060】(第三実施例)図9は本発明の第三実施例
の焦点切換手段の斜視図、図10は第三実施例の第一ミ
ラー群の斜視図である。
【0061】本実施例の焦点切換手段は、第一ミラー群
42を移動手段60に対して移動させる可動部100
と、可動部100を駆動する駆動部101とを備え、第
一ミラー群42をコピーランプ41に対して近接離間さ
せる。
【0062】可動部100は、第二実施例に示した可動
アングル等からなり、駆動部101は、ユニット本体9
0に取付られたソレノイドからなり、ソレノイド101
の作動杆102の先端が第一プーリ63を支持している
可動アングル92に固定されている。他の構成は第二実
施例と同じである。
【0063】本実施例では、原稿Dが入紙口82を通過
したことが検出されると、ソレノイド101に通電され
る。これによって、作動杆102がソレノイド101の
方向に引き寄せられるが、第一プーリ63はワイヤー6
2の張力によって固定されているので、ソレノイド10
1が第一プーリ63の方向に移動することになる。
【0064】したがって、第一ミラー群42が図6に破
線で示す位置に移動し、焦点位置が露光ガラス84の上
面に合わされる。しかも、コピーランプ41を露光位置
まで移動させる必要がないので、ソレノイドのオンオフ
だけで済み、操作性が向上する。
【0065】(第四実施例)図11は本発明の第四実施
例の焦点切換手段の斜視図、図12は第四実施例の通常
露光モードにおける第一ミラー群の断面図、図13は第
四実施例の原稿送りモードにおける第一ミラー群の断面
図である。
【0066】本実施例では、第三実施例の可動部が、第
一プーリ63のプーリ軸63aに固定されたアングル1
10とされ、アングル110の一端がソレノイド111
の作動杆112に取付られている。そして、プーリ軸6
3aは、ユニット本体90の横穴113に貫通され、ユ
ニット本体90に対して移動自在とされている。
【0067】第三実施例と同様に、ソレノイド111に
通電されると、固定されたプーリ軸6に向かってユニッ
ト本体90が近づき、第一ミラー群42が図6に破線で
示す位置に移動し、焦点位置が露光ガラス84の上面に
合わされる。
【0068】この場合、通常露光モードでは、ソレノイ
ド111がオンされていないため、プーリ軸63aに対
してユニット本体90は一定の位置関係を有しており、
ワイヤー62の移動に伴う第一プーリ63の移動に対応
して第一ミラー群42も移動する。
【0069】(第五実施例)図14は第五実施例の原稿
読取装置の構成図、図15は第五実施例の複写機上部の
斜視図である。
【0070】本実施例の原稿送り装置22は、オリジナ
ルカバー80の上面を原稿トレイ81として、入紙口8
2に配された給紙ローラと、露光ガラス84と、露光ガ
ラス84の両側に配された上下一対の搬送ローラ85,
86と、入紙口82の上方に形成された排紙口120に
配された出紙ローラ121と、搬送ローラ86と出紙ロ
ーラ121とをつなぐJ字状搬送ガイド122と、出紙
トレイ123とを備えている。
【0071】出紙トレイ123は、オリジナルカバー8
0の上方に、前後側を縦板124に支持され、オリジナ
ルカバー80と一体的に設けられている。
【0072】そして、両トレイ81,122を除く原稿
送り装置22の部材は、複写機本体20にねじ止め固定
された装置カバー125に内装されている。なお、他の
構成は第一実施例と同じである。
【0073】このような構成において、原稿トレイ81
から給紙された原稿は、露光ガラス84上で露光された
後、搬送ガイド122に沿って排紙口120まで搬送さ
れ、原稿トレイ81の上方の出紙トレイ123に排出さ
れる。
【0074】したがって、オリジナルカバーと原稿送り
装置の給紙,出紙トレイとが一体化されるので、従来の
ように出紙トレイが複写機本体から突出することがなく
なり、省スペース化を図ることができる。また、一体化
により、各トレイに特別の支持部材を設ける必要がなく
なり、コストを低減できる。
【0075】しかも、原稿送り装置全体をオリジナルカ
バーと一体化するのではないので、オリジナルカバーの
左右の重量バランスが崩れず軽くでき、オリジナルカバ
ーの開閉用ヒンジ部材を補強する必要がなく、オリジナ
ルカバーの開閉操作が楽になり、操作性が向上する。
【0076】また、原稿送り装置は、複写機本体に固定
されるので、搬送ローラのローラ圧は安定し、信頼性の
ある原稿搬送が可能となる。
【0077】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0078】第三、第四実施例において、ソレノイドの
代わりにモータを用いて、第一ミラー群をコピーランプ
に対して移動させてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、原稿を載置する第一原稿台および移動
する原稿が通過する第二原稿台に対して光学系の焦点位
置を変更させることにより、原稿を屈曲させて搬送する
必要がなくなり、原稿の破損を防止することができる。
しかも、原稿の搬送手段の構造も簡略化することができ
る。
【0080】また、焦点位置を変える場合、通常ズーム
レンズを用いて切換えるが、請求項2の発明によると、
レンズ等の移動だけで各原稿台に焦点位置を合わせるこ
とができ、高価なレンズを使用する必要がなく、しかも
従来のように新たに露光部を設ける必要がなくなり、コ
ストダウンにつながる。
【0081】また、請求項3の発明によると、光学系の
移動手段を利用して焦点位置を変えることができるの
で、固定レンズ系を移動させる場合に比べて複雑な機構
が不要となり、大幅なコストダウンが可能となる。
【0082】請求項4の発明によると、駆動部を作動さ
せるだけで焦点位置を変更できるので、光学系の移動手
段を作動させる必要がなくなり、より操作性を向上させ
ることができる。
【0083】請求項5の発明によると、第一原稿台上に
設けられた開閉自在な原稿カバーの上面に、原稿搬送手
段に対する入紙トレイおよび出紙トレイが設けられてい
るので、従来のように出紙トレイが外側に突出すること
がなくなり、省スペース化を図ることができる。
【0084】また、原稿搬送手段全体を原稿カバーと一
体化するのではないので、原稿カバーを軽くでき、原稿
カバーの開閉用ヒンジ部材を補強する必要がなく、原稿
カバーの開閉操作が楽になり、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す原稿読取装置の構成
【図2】原稿読取装置を備えた複写機の全体構成図
【図3】複写機の一部破断斜視図
【図4】光学系の移動手段の構成図
【図5】複写機上部の斜視図
【図6】本発明の第二実施例を示す原稿読取装置の構成
【図7】第二実施例の焦点切換手段の斜視図
【図8】第二実施例の第一ミラー群の斜視図
【図9】本発明の第三実施例の焦点切換手段の斜視図
【図10】第三実施例の第一ミラー群の斜視図
【図11】本発明の第四実施例の焦点切換手段の斜視図
【図12】第四実施例の通常露光モードにおける第一ミ
ラー群の断面図
【図13】第四実施例の原稿送りモードにおける第一ミ
ラー群の断面図
【図14】第五実施例の原稿読取装置の構成図
【図15】第五実施例の複写機上部の斜視図
【図16】従来の原稿読取装置の構成図
【符号の説明】
21 テーブルガラス 40 光学系 41 光源 42 第一ミラー群 43 レンズ 44 第二ミラー群 60 移動手段 70 カム 71 カムプーリ 72 レンズプーリ 73 ワイヤー 74 モータ 92 可動アングル 95 位置決め片 101,111 ソレノイド 110 アングル D 原稿

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する第一原稿台と、移動する
    原稿が通過する第二原稿台と、第二原稿台上へ原稿を搬
    送する原稿搬送手段と、第一,第二原稿台上の原稿を露
    光する光学系とを備え、第一原稿台および第二原稿台に
    対して光学系の焦点位置を変更する焦点切換手段が設け
    られたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学系は、光源、第一ミ
    ラー群、レンズ、第二ミラー群の順に配され、焦点切換
    手段は、レンズおよび第二ミラー群を第一ミラー群に対
    して近接離間させることを特徴とする原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学系は、光源、第一ミ
    ラー群、レンズ、第二ミラー群の順に配され、光源と第
    一ミラー群を第一原稿台に沿って移動させる移動手段が
    設けられ、焦点切換手段は、移動手段を利用して第一ミ
    ラー群を光源に対して近接離間させることを特徴とする
    原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学系は、光源、第一ミ
    ラー群、レンズ、第二ミラー群の順に配され、光源と第
    一ミラー群を第一原稿台に沿って移動させる移動手段が
    設けられ、焦点切換手段は、第一ミラー群を移動手段に
    対して移動させる可動部と、可動部を駆動する駆動部と
    を備え、第一ミラー群を光源に対して近接離間させるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の原稿読取装置において、
    第一原稿台上に開閉自在な原稿カバーが設けられ、原稿
    カバーの上面に、原稿搬送手段に対する入紙トレイおよ
    び出紙トレイが設けられたことを特徴とする画像形成装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6175429B1 (en) 1997-03-18 2001-01-16 Seiko Epson Corporation Document reader and method for adjusting its focus

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