JPH0610220A - 紡機のスピンドルの異常発熱検知装置 - Google Patents

紡機のスピンドルの異常発熱検知装置

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Publication number
JPH0610220A
JPH0610220A JP16275392A JP16275392A JPH0610220A JP H0610220 A JPH0610220 A JP H0610220A JP 16275392 A JP16275392 A JP 16275392A JP 16275392 A JP16275392 A JP 16275392A JP H0610220 A JPH0610220 A JP H0610220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
spinning machine
heat generation
bolster
abnormal heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16275392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Uno
正志 丑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP16275392A priority Critical patent/JPH0610220A/ja
Publication of JPH0610220A publication Critical patent/JPH0610220A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リング精紡機等において、異常発熱を生じた
スピンドルを簡便に検出するための装置に関し、運転中
にスピンドルのボルスタの異常発熱を随時に検出し得る
装置を提供することを目的とする。 【構成】 機台側面に複数のスピンドル(3)を並列し
て設けた紡機において、各スピンドルのボルスタ部
(4)の所定箇所に、発熱によって変色する示温材
(2)を装着し、一方、該示温材(2)の色変化を検出
する手段(7)を前記スピンドル列に沿って巡回させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リング精紡機等におい
て、異常発熱を生じたスピンドルを簡便に検出するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機は高速回転する多数のスピ
ンドルを具え、これによって粗糸を加撚して管糸として
巻き取っている。図3に示すように、スピンドル10は
ボルスタ11内に装着されたインサート12のピボット
13とローラベアリング14に下部ブレード10Aを支
持された状態で、ボルスタ内に規定量注入されているス
ピンドル油の中で高速回転するように構成されている。
しかし、このスピンドル油が劣化したり、何らかの理由
で規定量より減少した場合には、潤滑が不充分になって
異常発熱を生じ、スピンドルが破損したり、高価なイン
サートを損傷したりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来は、作
業員が経験上決められた所定周期で全スピンドルに対し
て一斉に給油を行って、ボルスタ内に常に所定量のスピ
ンドル油が維持されるようにしているが、給油の際に気
泡が混入して最初から規定量のスピンドル油が注入され
なかったり、回転中にスピンドル油がボルスタから溢れ
て量が少なくなることもあってこうした発熱事故を完全
に防ぐことはできなかった。
【0004】本発明はこうした従来技術の問題点を解決
し、運転中にスピンドルのボルスタの異常発熱を随時に
検出し得る装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、機台側面に
複数のスピンドルを並列して設けた紡機において、各ス
ピンドルのボルスタ部の所定箇所に、発熱によって変色
する示温材を装着したことを特徴とする紡機のスピンド
ルの以上発熱検知装置によって達成される。更に、好ま
しい態様として、機台側面に複数のスピンドルを並列し
て設けた紡機において、各スピンドルのボルスタ部の所
定箇所に、発熱によって変色する示温材を装着し、一
方、該示温材の色変化を検出する光学的検出手段を前記
スピンドル列に沿って巡回させることを特徴とする紡機
のスピンドルの異常発熱検知装置が提供される。
【0006】
【作用】スピンドルのボルスタ内のスピンドル油が不足
又は劣化していると、潤滑が不充分になってボルスタ部
に異常発熱が生じる。その結果、示温材の色が変化する
ので、作業者が容易に異常発熱したスピンドルを検知で
きる状態となる。好ましい態様においては、紡機の運転
中に色変化検出手段は常にスピンドル列に沿って巡回し
ている。そして、異常発熱によって色の変化した示温材
を発見すると直ちに異常発生を通報する。これによって
作業員はこのスピンドルに対して処置を行って、破損を
未然に防止することができる。
【0007】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1に示すように、リング精紡機は機台の両
側に沿ってスピンドルレール1が設けられ、これにボル
スタ4が所定のピッチで配列・固定されている。各ボル
スタ4にはスピンドル油が満たされ、その中に支承部を
浸した状態でスピンドル3が回転自在に軸支され、図示
しないベルトやテープによって高速駆動される。
【0009】スピンドル3にはボビン5が装着され、紡
出された糸をスピンドルの回転によって加撚すると共
に、これをボビン5に巻き取って管糸を形成している。
各ボルスタ4の正面側には公知の示温材2が貼付されて
いる。この示温材2は、例えば日油技研工業株式会社で
製造されており、ラベル状又はテープ状のものやペイン
ト状のものがあるが、いずれもそれが装着又は塗布され
ている部材の温度が所定値以上に上昇した場合に変色し
て発熱を表示する機能を有する。
【0010】この構成により、紡機の運転中にスピンド
ルの異常発熱が生じた場合、ボルスタ4の温度が上昇し
て示温材2が変色するので、作業員は直ちに異常が発生
したスピンドルを見つけることができ、速やかな処置が
可能になる。最近の精紡機には、図2に示すようにスピ
ンドル列に沿って紡機の周囲を常時巡回して、清掃を行
うブロークリーナ6が設置されている。そこで、前記ボ
ルスタ4の示温材2に対面可能なクリーナ6の部位に光
センサを具えた光学的検出装置7を設置し、ブロークリ
ーナ6の移動に応じて全スピンドルをスキャニングする
ようにすることも可能である。
【0011】変色したスピンドルを発見した場合には、
検出装置7から検出信号が発せられ、これが制御部(図
示しない)に入力されて、パネルに表示されるようにす
ることも可能である。検出装置7はブロークリーナのみ
でなく、紡機に沿って巡回して作業を行う自動糸継ぎ機
や粗糸交換機等に取付けて使用することも可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スピンドルが異常発熱
すると示温材の色が変化するので、容易にこれを発見す
ることができる。又、請求項2の発明によれば、紡機の
スピンドル列を常時巡回する検出装置によって、スピン
ドルの異常発熱を監視しているので、異常の発生を初期
的な段階で把握して的確な処置を行うことが可能とな
る。更に、こうした異常発生件数を統計処理することに
よって、最適な給油周期を定めて、異常発熱を未然に防
止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した精紡機の模式的側面図であ
る。
【図2】同じく光学的検出装置を具えたブロークリーナ
を示す精紡機の正面図である。
【図3】スピンドルの側断面図である。
【符号の説明】
1…スピンドルレール 2…示温材 3…スピンドル 4…ボルスタ 5…ボビン 6…ブロークリーナ 7…光学的検出装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台側面に複数のスピンドルを並列して
    設けた紡機において、各スピンドルのボルスタ部の所定
    箇所に、発熱によって変色する示温材を装着したことを
    特徴とする紡機のスピンドルの以上発熱検知装置。
  2. 【請求項2】 機台側面に複数のスピンドルを並列して
    設けた紡機において、各スピンドルのボルスタ部の所定
    箇所に、発熱によって変色する示温材を装着し、一方、
    該示温材の色変化を検出する光学的検出手段を前記スピ
    ンドル列に沿って巡回させることを特徴とする紡機のス
    ピンドルの異常発熱検知装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が紡機のスピンドル列に沿
    って巡回する作業機に搭載されていることを特徴とする
    請求項2に記載の装置。
JP16275392A 1992-06-22 1992-06-22 紡機のスピンドルの異常発熱検知装置 Pending JPH0610220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16275392A JPH0610220A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 紡機のスピンドルの異常発熱検知装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16275392A JPH0610220A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 紡機のスピンドルの異常発熱検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0610220A true JPH0610220A (ja) 1994-01-18

Family

ID=15760604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16275392A Pending JPH0610220A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 紡機のスピンドルの異常発熱検知装置

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JP (1) JPH0610220A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105506799A (zh) * 2016-02-16 2016-04-20 际华三五四二纺织有限公司 一种柔顺光洁纺纱加热检测装置
CN105603593A (zh) * 2016-02-15 2016-05-25 际华三五四二纺织有限公司 柔顺光洁纺纱加热装置的检测方法
WO2016087349A1 (de) * 2014-12-03 2016-06-09 Heinz Egolf Verfahren und einrichtung zur automatischen überwachung der qualität von hülsen auf spinn- und zwirn-spindeln

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