JPH0610203Y2 - スラスト軸受の自己給油装置 - Google Patents

スラスト軸受の自己給油装置

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JPH0610203Y2
JPH0610203Y2 JP1987063643U JP6364387U JPH0610203Y2 JP H0610203 Y2 JPH0610203 Y2 JP H0610203Y2 JP 1987063643 U JP1987063643 U JP 1987063643U JP 6364387 U JP6364387 U JP 6364387U JP H0610203 Y2 JPH0610203 Y2 JP H0610203Y2
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JP
Japan
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oil
thrust
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bearing
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JPS63170695U (ja
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耕作 ▲吉▼野
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/30Application independent of particular apparatuses related to direction with respect to gravity
    • F16C2300/34Vertical, e.g. bearings for supporting a vertical shaft

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は、水力発電機等のスラスト軸受に用いられる
自己給油装置の改良に関する。
B.考案の概要 本考案は、水力発電機の回転主軸等のスラスト軸受に用
いられる潤滑油の自己給油装置において、 回転主軸に取り付けたスラストカラーにおける、スラス
トパッドとの摺接面によって摺接支受されるべきスラス
トランナ部の外周側面に所定間隙を置いて複数の羽根板
を突設し、このスラストランナ部の外周側面に沿って環
状に取り巻く断面略コ字形の集油枠の全体環状な凹部空
間内を、スラストランナ部の回転とともに、その羽根板
が移動するように構成し、その集油枠の摺接面に近接す
る自由端周側部を短くし、外周側面との間に間隔を開け
て吸油口を形成し、さらにこの集油枠から油冷却器に連
通する送油管を設置し、この油冷却器から軸受油槽に連
通する送油管を設置して構成することにより、 摺接面での摺動動作により加熱された暖油を、吸油口か
ら集油枠内に吸引して導き、スラストランナ部と一体と
なって回転する羽根板の送油作用によって、送油管を通
して、油冷却器に送るものであるから、摺接面から流出
する暖油を軸受油槽内に漏れの少ないよう吸入し、これ
を冷却するようにして、軸受油槽内の潤滑油を効率よく
冷却せしめるようにしたものである。
C.従来の技術 従来より、水力発電機等のスラスト軸受として、第3図
に示すようなものが用いられている。このスラスト軸受
は、回転主軸1に円環状のスラストカラー2を挿着し、
このスラストカラー2が抜けないように、回転主軸1と
の間に抜け止め部材3を設置する。さらに、このスラス
トカラー2のリング状自由端底面に同径のリング状スラ
ストランナ4を設置し、これをスラストパッド5で受け
るとともに、このスラストパッド5を円周上の所定位置
に設置されるべき複数のピボット装置12で支受する。
また、図示するように、スラストカラー2下部からピボ
ット装置12部分までを、軸受油槽6内に収め、その内
部に潤滑油を満たす。
そして、スラストランナ4には、その放射線方向に沿っ
た透孔であるポンプ孔7を複数個穿設する。さらに、こ
のスラストランナ4の外周部を取り巻くように、断面コ
字形の集油枠8を設置する。そして、この集油枠8の所
定箇所に設けた送油管9から、油を油冷却器10に送
り、これより送油管11によって、油を軸受油槽6内に
送り返すように構成する。
このように構成された従来のスラスト軸受は、回転主軸
1とともにスラストカラー2が回動し、これに固定され
たスラストランナ4の底面と、スラストパッド5の上面
とが潤滑油を介して滑らかに摺接し、スラスト方向の荷
重を支受するものである。
なお、この回転主軸1の回動動作中、回転主軸1に回転
軸の振れが生じたような場合等には、各ピボット装置1
2上に傾動自在に支受された、スラストパッド5の各ブ
ロック部の上面が、スラストカラー2の底面の傾角に合
わせて傾斜し、結局スラストカラー2の回転動作を滑ら
かに支受することになる。
そして、このとき、スラストランナ4とスラストパッド
5の摺接面において、潤滑油が摩擦熱で加熱され軸受油
槽6内に放出され、その内部の潤滑油が昇温する。
このようにして昇温した潤滑油は、スラストランナ4の
回転による遠心力の作用で、集油枠8内に送られ、送油
管11から油冷却器10に送られて冷却された後、再び
送油管11によって軸受油槽6内に送り返されるよう循
環使用するよにうしていた。
D.考案が解決しようとする問題点 上述のように構成した従来のスラスト軸受では、スラス
トランナ4とスラストパッド5の摺接面で加熱された潤
滑油が軸受油槽6内に放出され、この軸受油槽6内全体
の油温が上昇するのみならず、油冷却器10で冷却さ
れ、送油管11によって軸受油槽6内に送り返された冷
たい潤滑油が、軸受油槽6内におけるポンプ孔7からの
吸油作用による対流により、槽内の中心側である摺接面
の回転主軸1に近い入口側に流れるとともに、その冷却
された潤滑油の一部が、スラストランナ4のポンプ孔7
の入口から吸い込まれ、集油枠8を通って再び油冷却器
10に送られてしまうことになり、冷却効率が悪いとい
う問題があった。
本考案は、上述の点に鑑み、スラストランナとスラスト
パッドの摺接面で加熱された潤滑油を漏れが少ないよう
に捕らえて冷却できるようにし、軸受油槽内の潤滑油の
冷却効率を向上することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 本考案のスラスト軸受の自己給油装置によれば、回転主
軸に取り付けたスラストカラーにおける、スラストパッ
ドとの摺接面によって摺接支受されるべきスラストラン
ナ部の外周側面に所定間隙を置いて複数の羽根板を突設
し、このスラストランナ部の外周側面に沿って環状に取
り巻く断面略コ字形の集油枠の全体環状な凹部空間内
を、スラストランナ部の回転とともに、その羽根板が移
動するように構成し、その集油枠の摺接面に近接する自
由端周側部を短くし、外周側面との間に間隔を開けて吸
油口を形成し、さらにこの集油枠から油冷却器に連通す
る送油管を設置し、この油冷却器から軸受油槽に連通す
る送油管を設置して構成したことを特徴とする。
F.作用 上述のように構成することにより、摺接面での摺動動作
により加熱された暖油を、吸油口から集油枠内に吸引し
て導き、スラストランナ部と一体となって回転する羽根
板の送油作用によって、送油管を通して、油冷却器に送
るように作用する。
G.実施例 以下、本考案のスラスト軸受の自己給油装置の実施例を
第1図及び第2図によって説明する。なお、この第1図
及び第2図において、第3図の従来例に対応する部分に
は同一符号を付すこととし、その詳細な説明を省略す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示すスラスト軸受におけ
る要部の縦断面図で、1は回転主軸であり、これにはス
ラストカラー2が挿着し、抜け止め部材3で固定してあ
る。
また、このスラストカラー2の自由端部に設けたスラス
トランナ部4を、ピボット装置12で支受したスラスト
パッド(いわゆるスラストメタル)5によって、滑らか
に摺接回転可能に支持させる。
また、スラストランナ部4の外周側面4aには、所定間
隔を置いて複数の羽根板30を突設する。
この羽根板30は、図示するように、矩形板材の取付端
部30aを鉤形に折曲し、その底辺部分を取付端部にか
けて切り上げるように切欠して形成したものである。
そして、この羽根板30の取付端部30aを外周側面4
a上の所定位置に当て、ボルトで固締、又は溶接する等
の固定手段で固定し、各羽根板30がスラストランナ部
4のラジアル方向に突出するように設置する。
また、スラストランナ部4の外周側面4aを取り巻く環
状の構造物としての集油枠31を設置する。
この集油枠31は、断面略コ字形で、その凹部31a内
に、外周側面4aに突設した羽根板30が内包され、か
つ、スラストランナ部4の回動と共に、この羽根板30
が凹部31a内を移動可能なように構成する。さらに、
この集油枠31の上下の自由端周側部31b,31cの
うち、下方の自由端周側部31cを短く形成し、外周側
面4aとの間に吸油口32となるべき間隔を設ける。
なお、この吸油口32は、摺接面22に近接し、又は、
これを内包するように設けるものとする。
また、この集油枠31には、集油枠31内の潤滑油を油
冷却器10に送るようにする複数本の送油管9を設け、
この油冷却器10によって、冷却した潤滑油を軸受油槽
6内に戻す送油管11を設ける。
次に、上述のように構成した本例装置の作動を説明する
と、回転主軸1の回動と共に、スラストカラー2が回転
することによって、スラストランナ部4とスラストパッ
ド5との間の摺接面22で、これらが潤滑油を介して摺
接する。このとき、摺接面22にある潤滑油は、摩擦熱
で加熱されるとともに、回転動作による遠心力で外周側
に流出する。すると、この摺接面22から流出する昇温
した潤滑油は、吸油口32から集油枠31内に吸い込ま
れる。これはスラストカラー2に対してラジアル方向に
設けられ、かつ回動される羽根板30が、いわゆるポン
プ翼車として働き、集油枠31の吸油口32から油を吸
入し、これを送油管9を通じて外部に送り出す作用を奏
するためである。
このように集油枠31内に吸引された昇温している潤滑
油は、送油管9を通して油冷却器10の送り、ここで冷
却した後、冷却潤滑油を送油管11を通して軸受油槽6
内に循環せしめるものである。
また、油冷却器10で冷やされ、送油管11で軸受油槽
6内に戻された冷油は、潤滑油を吸い込む部位となる摺
接面22の中心軸寄り部分に流れるので、この冷油は摺
接面22の外周側にある集油枠31の吸油口32に吸い
込まれて、再び冷却されるといった無駄をなくすことが
できるものである。
H.考案の効果 以上詳述したように、本考案のスラスト軸受の自己給油
装置によれば、回転主軸に取り付けたスラストカラーに
おける、スラストパッドとの摺接面によって摺接支受さ
れるべきスラストランナ部の外周側面に所定間隔を置い
て複数の羽根板を突設し、このスラストランナ部の外周
側面に沿って環状に取り巻く断面略コ字形の集油枠の全
体環状な凹部空間内を、スラストランナ部の回転ととも
に、その羽根板が移動するように構成し、その集油枠の
摺接面に近接する自由端周側部を短くし、外周側面との
間に間隔を開けて吸油口を形成し、さらにこの集油枠か
ら油冷却器に連通する送油管を設置し、この油冷却器か
ら軸受油槽に連通する送油管を設置して構成したので、
摺接面での摺動動作により加熱された暖油を、吸油口か
ら集油枠内に吸引して導き、スラストランナ部と一体と
なって回転する羽根板の送油作用によって、送油管を通
して、油冷却器に送るものであるから、摺接面から流出
する暖油を軸受油槽内に漏れの少ないよう吸入し、これ
を冷却するようにして、軸受油槽内の潤滑油を効率よく
冷却せしめることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスラスト軸受の自己給油装置の一実施
例を示す縦断面図、第2図はその要部の縦断面図、第3
図は従来のスラスト軸受の縦断面図である。 1……回転主軸、2……スラストカラー、4……スラス
トランナ部、5……スラストパッド、6……軸受油槽、
9……送油管、10……油冷却器、21……環状溝、2
2……摺接面、27……ポンプ用孔、30……羽根板、
31……集油枠、31a……凹部、32……吸油口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(イ),(ロ),(ハ)及び(ニ)の
    条件より成ることを特徴とするスラスト軸受の自己給油
    装置。 (イ)回転主軸(1)に取り付けたスラストカラー
    (2)における、スラストパッド(5)との摺接面(2
    2)によって摺接支受されるべきスラストランナ部
    (4)の外周側面(4a)に複数の羽根板(30)を突
    設すること。 (ロ)前記スラストランナ部(4)の外周側面(4a)
    に沿って環状に取り巻く断面略コ字形状の集油枠(3
    1)を設置するとともに、当該集油枠(31)における
    全体環状な凹部(31a)の空間内を、前記スラストラ
    ンナ部(4)の回転と一体となって、前記羽根板(3
    0)が移動するように構成すること。 (ハ)前記集油枠(31)における前記摺接面(22)
    に近接する自由端周側部を短くし、前記外周側面(4
    a)との間に間隙を開けて吸油口(32)を設けるこ
    と。 (ニ)上記集油枠(31)に油冷却器(10)と連通す
    る送油管(9)を設置し、かつ当該油冷却器(10)と
    軸受油槽(6)とを連通する送油管(11)とを設置す
    ること。
JP1987063643U 1987-04-27 1987-04-27 スラスト軸受の自己給油装置 Expired - Lifetime JPH0610203Y2 (ja)

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CN114382787B (zh) * 2021-12-03 2024-05-03 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种油水冷轴承

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