JPH06101868B2

JPH06101868B2 - リモコン送信機

Info

Publication number: JPH06101868B2
Application number: JP61003333A
Authority: JP
Inventors: 収織田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1986-01-10
Filing date: 1986-01-10
Publication date: 1994-12-12
Anticipated expiration: 2009-12-12
Also published as: JPS62161297A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は例えばテレビジョン受像機，ビデオテープレコ
ーダ等のリモコン装置に使用して好適なリモコン送信機
に関する。

〔発明の概要〕

本発明は例えばテレビジョン受像機，ビデオテープレコ
ーダ等のリモコン装置に使用して好適なリモコン送信機
であって、操作キーの操作によって指令信号を送信する
様になされたリモコン送信機において、操作キーが操作
されたときに動作する様になされたタイマーを設け、操
作キーが操作されたときは指令信号を送信すると共にタ
イマーを動作させ、操作キーが操作され続けられ、タイ
マーにおいて所定時間が経過したときに指令信号送信用
の電源のスイッチ回路をオフとし、指令信号の送信を停
止する様にしたことにより、例えば不注意等により物が
リモコン送信機上に載せられ、操作キーが操作され、利
用者の意図しない指令信号の送信が開始されたとして
も、所定時間経過後、この指令信号の送信を停止し、電
源の無駄な消費を無くすことができる様にしたものであ
る。

〔従来の技術〕

一般にテレビジョン受像機のリモコン装置に使用される
リモコン装置においては、複数配された操作キーを選択
的に操作、即ち、オフからオンにすることによって所定
の指令信号が送信され、チャンネル切換，音量のアップ
・ダウン等テレビジョン受像機の諸機能を遠隔操作し得
る様になされている。この場合、指令信号をVHF信号又
はUHF信号により送信するもの（実公昭60−19414号公
報）と光信号により送信するもの（実公昭58−40689号
公報）とがあるが、いずれの場合も、操作キーがオンと
されている間、指令信号の送信を続行する。

即ち、斯るリモコン送信機においては第３図に示す如き
フローチャートに従って動作する。先ずスタートすると
操作キーがオンにされたか否かを判断し、オフのままで
あるときは、オンにされるまで待ち、オンにされたとき
は、オンにされた操作キーに対応する指令信号を送信す
る。次に操作キーがオンからオフにされたか否かを判断
し、オンのままであるときは送信を続行し、オフにされ
たときは送信を停止し、再び操作キーがオンにされるま
で待つ。

この様にして従来のリモコン送信機においてはテレビジ
ョン受像機の諸機能を遠隔操作し得る様になされてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、斯る従来のリモコン送信機においては、
操作キーがオンにされている間は送信を続行するため、
例えば不注意等により物がリモコン送信機上に載せら
れ、操作キーがオンにされた場合にも、その物がリモコ
ン送信機上から排除されない限り、送信を続行すること
になる。ここに多くの場合、そうである様に電源として
電池、例えば単三電池が使用されているので、この様な
場合、電池は完全に消費されてしまい、その後、利用者
がリモコン送信機を使用しようとしても、このリモコン
送信機を動作させることができなくなる場合があるとい
う不都合があった。

本発明は、斯る点に鑑み、不注意により物が載せられる
等して利用者の意図しない送信が行われた場合、この送
信を所定時間経過後に停止し、無駄な電源消費をしない
様にしたリモコン送信機を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、第１図及び第２図に示す如く、操作キー（1
a）（1b）・・・（1f）の操作によって指令信号を送信
する様になされたリモコン送信機において、操作キー
（1a）（1b）・・・（1f）が操作されたときに動作する
様になされたタイマー（２）を設け、操作キー（1a）
（1b）・・・（1f）が操作されたときは指令信号を送信
すると共にタイマー（２）を動作させ、操作キー（1a）
（1b）・・・（1f）が操作され続けられ、タイマー
（２）において所定時間が経過したときに指令信号送信
用の電源（３）のスイッチ回路（５）をオフとし、指令
信号の送信を停止する様にしたものである。

〔作用〕

斯る本発明に依れば、操作キー（1a）（1b）・・・（1
f）が操作されたときに動作する様になされたタイマー
（２）を設け、操作キー（1a）（1b）・・・（1f）が操
作されたときは指令信号を送信すると共にタイマー
（２）を動作させ、操作キー（1a）（1b）・・・（1f）
が操作され続けられ、タイマー（２）において所定時間
が経過したときは、指令信号の送信を停止する様になさ
れているので、例えば不注意等により物がリモコン送信
機上に載せられ、操作キーが操作され、利用者の意図し
ない送信を開始したとしても、所定時間経過後、この送
信は停止され、無駄な電源消費を無くすことができる。

〔実施例〕

以下、第１図及び第２図を参照して本発明リモコン送信
機の一実施例につき説明しよう。本例においては本発明
をテレビジョン受像機のリモコン装置に適用した場合に
つき説明する。

この第１図において（３）は電池、例えば単三電池を示
し、本例においては、この電池（３）の負極を接地する
と共にこの電池（３）の正極を抵抗器（４）とスイッチ
回路（５）の直列回路を介してNPN形トランジスタ
（６）のコレクタに接続する如くする。またこのトラン
ジスタ（６）のエミッタを発光ダイオード（７）のアノ
ード端子に接続すると共にこの発光ダイオード（７）の
カソード端子を接地し、このトランジスタ（６）のベー
スに所定の信号が供給された場合、発光ダイオード
（７）においてトランジスタ（６）のベースに供給され
た信号に対応した信号を光信号として送信し得る如くす
る。

また、（１）は操作キーパネルを示し、この操作キーパ
ネルに種々の操作キー（1a）（1b）・・・（1f）を配
し、例えば操作キー（1a）はテレビジョン受像機の電源
開閉用の操作キー、操作キー（1b）はチャンネル切換用
の操作キー、操作キー（1c）は音量調整用の操作キーと
する如くする。

また操作キー（1a）（1b）・・・（1f）のいずれかがオ
ンにされた場合、その情報をマイクロコンピュータ（以
下、マイコンという）（８）に供給する如くし、このマ
イコン（８）においてオンされた操作キーに対応した信
号をトランジスタ（６）のベースに供給し、上述した様
に発光ダイオード（７）においてオンにされた操作キー
に対応した指令信号を光信号として送信し得る如くす
る。

この場合、電源開閉用の操作キー（1a）がオンとされた
場合には所定の電源開閉用の指令信号を数回繰り返して
送信した後、送信を停止する如くする。一方、チャンネ
ル切換用の操作キー（1b）又は音量調整用の操作キー
（1c）等がオンにされた場合には、マイコン（８）から
操作判別回路（９）及びタイマー（２）に夫々所定の動
作信号を供給し、操作判別回路（９）及びタイマー
（２）を動作させる如くする。この場合、操作判別回路
（９）は電源開閉用の操作キー（1a）以外の操作キー
（1b）（1c）・・・（1f）がオンにされている間のみ所
定の出力信号を出力し得る如くし、またタイマー（２）
は指令信号の種類によって設定される送信制限時間30秒
間又は60秒間（例えば、チャンネル切換用指令信号にあ
っては30秒間、音量調整用指令信号にあっては60秒間）
を計測し、その設定された送信制限時間だけ所定の出力
信号を出力し得る如くする。

そこでまた本例においては操作判別回路（９）及びタイ
マー（２）の出力側を夫々比較器（10）の入力測に接続
し、その出力側に比較信号を得、この比較信号をマイコ
ン（８）に供給する如くし、マイコン（８）において操
作判別回路（９）及びタイマー（２）から夫々所定の出
力信号が出力されているか否かを判断し、操作判別回路
（９）及びタイマー（２）から夫々所定の出力信号が出
力されている場合、即ち電源開閉用操作キー（1a）以外
の操作キー（1b）（1c）・・・（1f）がオンとされ、且
つその送信制限時間が経過していない場合のみスイッチ
回路（５）をオンとし、所定の指令信号を送信し得る如
くし、その他の場合にはスイッチ回路（５）をオフと
し、送信を停止し得る如くする。

即ち、本例のリモコン送信機においては第２図に示す如
きフローチャートに従って動作する如くする。先ずスタ
ートするとタイマー（２）の初期設定を行い、次に操作
キー（1a）（1b）・・・（1f）がオフからオンにされた
か否かを判断し、オフのままであるときは、オンにされ
るまで待ち、オンにされたときは、オンにされた操作キ
ーに対応する指令信号が送信制限時間を設定されたもの
であるか否か、即ちタイマー（２）による時間計測を必
要とする指令信号か否かを判断し、タイマー（２）によ
る時間計測を必要としない指令信号の場合、即ち電源開
閉用の指令信号の場合には必要な指令信号を数回繰り返
して送信した後、送信を停止し、タイマー（２）の初期
設定に戻る如くする。一方、オンにされた操作キーに対
応する指令信号がタイマー（２）による時間計測を必要
とする指令信号の場合には、タイマー（２）をスタート
させてから、送信を開始し、次に操作キーがオンからオ
フにされたか否かを判断し、オフにされた場合は送信を
停止し、タイマー（２）の初期設定に戻る如くする。ま
た、操作キーがオンのままであるときは、タイマー
（２）による送信制限時間の計測を続行し、送信されて
いる指令信号が送信制限時間の短い指令信号（例えばチ
ャンネル切換用指令信号）か送信制限時間の長い指令信
号（例えば、音量調整用指令信号）かを判断し、送信制
限時間の短い指令信号の場合は予め設定されている送信
制限時間30秒をオーバーしたか否かをチェックし、オー
バーしていない場合には操作キーがオフにされるまで送
信を続行し、オフにされなかったときは、送信制限時間
30秒経過時に送信を停止し、タイマー（２）の初期設定
に戻る如くし、また送信制限時間の長い指令信号の場合
は、予め設定されている長い制限時間60秒をオーバーし
たか否かをチェックし、オーバーしていない場合には操
作キーがオフにされるまで送信を続行し、オフにされな
かったときは、送信制限時間60秒経過時に送信を停止
し、タイマーの初期設定に戻る如くする。

この様に本実施例に依れば、例えば不注意等により物が
リモコン送信機上に載せられ、操作キー（1b）（1c）・
・・（1f）がオンとされ、利用者の意図しない送信が開
始されたとしても、送信制限時間経過時にこの送信を停
止する様にされているので、電池を無駄に消費すること
がないという利益がある。

尚、上述実施例においては送信制限時間を30秒と60秒と
にした場合につき述べたが、この代りに、操作キー毎に
夫々異なる送信制限時間を設定することもでき、この場
合には電池の無駄な消費を更に有効に防ぐことができる
という利益がある。

また、上述実施例においては電源開閉用指令信号につい
ては送信制限時間を設けず、タイマー（２）による時間
計測を不要とする場合につき述べたが、この電源開閉用
指令信号についても送信制限時間を設け、タイマー
（２）による時間計測を行う様にすることもでき、この
場合にも上述同様の作用効果を得ることができることは
容易に理解できよう。

また上述実施例においては、指令信号を光信号で送信す
る場合につき述べたが、本発明は、指令信号をVHF,UHF
等の電波で送信する場合にも適用でき、この場合にも、
上述同様の作用効果を得ることができることは容易に理
解できよう。

また上述実施例においては、本発明をテレビジョン受像
機のリモコン装置を適用した場合につき述べたが、本発
明はこの上述実施例に限らず、ビデオテープレコーダ，
オーディオ機器等種々の電子機器のリモコン装置に適用
でき、この場合にも上述の同様の作用効果を得ることが
できることは容易に理解できよう。

更に本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱
することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿論
である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、不注意等により物がリモコン送信機上
に載せられ、操作キーが操作され、利用者の意図しない
送信が開始されたとしても、所定時間経過後に、この送
信を停止する様にされているので、無駄な電源消費を無
くすことができるという利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明リモコン送信機の一実施例の要部を示す
構成図、第２図は第１図例の説明に供する線図、第３図
は従来例の説明に供する線図である。（１）は操作キーパネル、（1a）（1b）・・・（1f）は
夫々操作キー、（２）はタイマー、（３）は電池、
（５）はスイッチ回路、（７）は発光ダイオード、
（８）はマイコン、（９）は操作判別回路である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】操作キーの操作によって指令信号を送信す
る様になされたリモコン送信機において、上記操作キー
が操作されたときに動作する様になされたタイマーを設
け、上記操作キーが操作されたときは指令信号を送信す
ると共に上記タイマーを動作させ、上記操作キーが操作
され続けられ、上記タイマーにおいて所定時間が経過し
たときに指令信号送信用の電源のスイッチ回路をオフと
し、上記指令信号の送信を停止する様にしたことを特徴
とするリモコン送信機。