JPH0610181U - 粘稠状物収納容器 - Google Patents
粘稠状物収納容器Info
- Publication number
- JPH0610181U JPH0610181U JP4928892U JP4928892U JPH0610181U JP H0610181 U JPH0610181 U JP H0610181U JP 4928892 U JP4928892 U JP 4928892U JP 4928892 U JP4928892 U JP 4928892U JP H0610181 U JPH0610181 U JP H0610181U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscous material
- container
- container body
- storage container
- piston member
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インキ収納容器からインキを取り出し易く
し、かつ空容器の廃棄を容易にする。 【構成】 容器4を紙を主体にして構成し、その一端部
4aに注出口部材5を取り付け、他端部4bにピストン
部材6を挿入する。ピストン部材を押して中味のインキ
1を注出口部材から取り出す。また、空になった容器は
直ちに焼却可能である。
し、かつ空容器の廃棄を容易にする。 【構成】 容器4を紙を主体にして構成し、その一端部
4aに注出口部材5を取り付け、他端部4bにピストン
部材6を挿入する。ピストン部材を押して中味のインキ
1を注出口部材から取り出す。また、空になった容器は
直ちに焼却可能である。
Description
【0001】
本考案は、印刷用インキ,接着剤等の粘稠状物が収納された紙製の筒状容器に 関する。
【0002】
従来、印刷用インキは缶に充填されて印刷工場に搬入されている。印刷機のオ ペレータはこの缶を開け、缶中のインキをへら等で掬って印刷機のインキ壺に移 し換えている。
【0003】 また、特開平2−233253号公報に記載されるように、印刷用インキは袋 に充填された状態で印刷工場に搬入される場合もある。 印刷用インキに限らず、コーキング材、糊等も、予め缶や袋内に充填され、あ るいはノズルの付いた円筒容器内に充填され、運搬されている。
【0004】
しかしながら、上記缶は一般に金属で出来ており、上記ノズルの付いた円筒容 器は金属やプラスチックを主体にして作られており、いずれも使用後の処分が面 倒である。
【0005】 袋の場合は廃棄処理が比較的容易であるが、中味を取り出す際の取扱いが面倒 であり、保管時の取扱いが面倒である。 従って、本考案は、印刷インキ等の中味を容易に取り出すことができ、また取 り出した後の廃棄処理も容易に行うことのできる粘稠状物収納容器を提供するこ とをその目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、粘稠状物が充填された紙製の筒状容器本 体と、該筒状容器本体の一端部に取り付けられた粘稠状物注出口部材と、上記筒 状容器本体の他端部に挿入された粘稠状物加圧用ピストン部材とを包含してなる 粘稠状物収納容器の構成を採用している。
【0007】
粘稠状物加圧用ピストン部材が押圧されることにより、内容物である粘稠状物 は注出口部材から吐出される。従って、インキはインキ壺に容易に補給される。
【0008】 また、空になった容器は、それが紙を主体に作られたものであるから、簡易に 廃棄処理をすることができる。
【0009】
以下、図面に基づき本考案に係る粘稠状物収納容器の実施例について説明する 。
【0010】 図1及び図2に示されるように、この粘稠状物収納容器は、オフセット印刷用 インキ又は接着剤等の粘稠状物1が充填された紙製の筒状容器本体4と、該筒状 容器本体4の一端部4aに取り付けられた粘稠状物注出口部材5と、上記筒状容 器本体4の他端部4bに挿入された粘稠状物加圧用ピストン部材6とを有してい る。
【0011】 筒状容器本体4は、ゲーベルトップ型容器である。ゲーベルトップ型でなく、 平らな端板を有したものであってもよい。筒状容器本体4の構成材料は紙製すな わち紙を主体としたものであり、例えば、ポリエチレン層/アルミニウム箔層/ ポリエチレン層/紙層の積層材を折り曲げ、熱接着することにより作られている 。容器内面側となるポリエチレン層は容器を組み立てるためのヒートシール材等 になるものであり、アルミニウム箔層は容器にガスバリア性を付与するためのも のであり、紙層は容器に腰を与えるためのものである。ガスバリア性を与えるた めのアルミニウム箔はポリ塩化ビニリデン層又はエチレン酢酸ビニル鹸化フィル ム層等で代替することもできる。
【0012】 筒状容器本体4は、このような紙を主体とする積層材により、その胴体4cと 一端部4aとが形成されている。もちろん、他端部4bも該積層材により閉じる ようにしてもよい。
【0013】 注出口部材5は、雄ねじ15を有した注出筒16と、該注出筒16を筒状容器 本体4の一端部4aに固定するためのフランジ17とを有しており、ポリエチレ ン等で一体成型されている。
【0014】 注出口部材5は、フランジ17の箇所が筒状容器本体4の一端部4aの内面に 接着されることにより、筒状容器本体4に固定されている。フランジ17の内面 には、該容器本体4のガスバリア性を高めるため、アルミニウム箔とポリエチレ ンとが貼り合わされたフィルム14が接着されている。このフィルム14は押圧 により容易に破ることができる。
【0015】 注出筒16は、筒状容器本体4に穿設された円形穴(図示せず)を貫通してお り、筒状容器本体4の外側に突出した箇所にはキャップ18が螺着している。 ピストン部材6は、ゲーベルトップ型の先端に合致する形状をしており、筒状 容器本体4の内周面に当接する筒部6aと、該筒部6aの前端部を閉じる閉板部 6bとを有し、上記積層材と同様な積層材、合成樹脂等で形成されている。積層 材を用いる場合は絞り成型等により作ることができる。合成樹脂による場合は、 射出成型等で作ることができる。該ピストン部材6は、その筒部6aが筒状容器 本体4の内周面に摺動可能に接触するように筒状容器本体4の開口した他端部4 bから挿入されている。
【0016】 なお、ピストン部材6から外気が侵入しないように、ピストン部材6の内面に はガスバリアシート10が接着されている。また、内容物充填時のピストン部材 6の圧入の際に内部に若干空気が残る場合は、脱酸素材が小袋に充填された状態 で入れられる場合もある。
【0017】 残量表示装置として、ピストン部材6に糸を連結し、これを筒状容器本体4の 外に引き出してその母線に沿って配設したものを設けることもできる。ピストン 部材6の移動に伴い筒状容器本体4の外壁面に沿って移動する糸の端の位置で粘 稠状物1の残量を表示することができる。糸には目盛りを入れるようにしてもよ い。
【0018】 次に、上記粘稠状物収納容器2の使用方法について説明する。 例えば、図3に示されるような押出し具8に粘稠状物収納容器2を装着する。 また、キャップ18を外す。
【0019】 該押出し具8は、図3に示されるように、粘稠状物収納容器2が格納される箱 体19と、該箱体19に格納された粘稠状物収納容器4のピストン部材6を押圧 するための押圧機構20とを備えている。
【0020】 箱体19は、粘稠状物収納容器4を出し入れ出来るように開閉蓋19aを有し ている。開閉蓋19aは、ピストン部材6の押圧時に妄りに開くことがないよう 、ロック装置21a,21bでロック出来るようになっている。箱体19と開閉 蓋19aには、押圧時に粘稠状物収納容器2のゲーベルトップ部の空洞内に入り 込んで該ゲーベルトップ部を適正に受け止めることができるよう、フラップ19 b,19cが設けられている。
【0021】 押圧機構20は、コーキングガンにおけると同様な構造であり、上記ピストン 部材6を押すためのロッド20a、該ロッド20aを間欠送りするためのトリガ 20b、取手20c等を備えている。ロッド20aには、粘稠状物収納容器4の 内容物の残量つまりピストン部材6を押してインキを吐出させるべくロッド20 aが移動した位置が一目で分かるように目盛り11が刻まれている。
【0022】 なお、ロッド20aにラックギアを取り付けると共にこれに噛み合うピニオン をトリガ20bで回転させることにより、ロッド20aを押出すような構造とす ることもできる。
【0023】 その他、押出し具としては、筒状容器本体4をシリンダ内に挿入し、ピストン 部材6をシリンダ内に注入する空気圧によって押圧する方式のものを使用するこ ともできる。
【0024】 このような押出し具を操作して粘稠状物収納容器2内の粘稠状物1に圧力を加 える。 ピストン部材6はロッド20a等による背圧を受けることにより粘稠状物1を 加圧し、粘稠状物1はフランジ17に接着されたガスバリア性フィルム14を押 し破って注出口部材5の注出筒16から容器4外に流出する。粘稠状物1は、印 刷用インキであれば、インキ壺内に供給される。供給量は、押出し具8の操作に より容易に加減される。
【0025】
本考案は以上のような構成を備えることから、容器から中味を簡易かつ迅速に 取り出すことができる。容器の保管も容易である。また、容器は紙を主体にして 構成されているので、空になった後直ちに焼却することができる等廃棄処理を極 めて簡易になしうる。
【図1】本考案に係る粘稠状物収納容器の実施例の縦断
面図である。
面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】粘稠状物収納容器から粘稠状物を取り出すため
の押出し具の斜視図である。
の押出し具の斜視図である。
1…粘稠状物 4…筒状容器本体 5…注出口部材 6…粘稠状物加圧用ピストン部材
Claims (1)
- 【請求項1】 粘稠状物が充填された紙製の筒状容器本
体と、該筒状容器本体の一端部に取り付けられた粘稠状
物注出口部材と、上記筒状容器本体の他端部に挿入され
た粘稠状物加圧用ピストン部材とを包含してなることを
特徴とする粘稠状物収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4928892U JPH0610181U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 粘稠状物収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4928892U JPH0610181U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 粘稠状物収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610181U true JPH0610181U (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=12826709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4928892U Pending JPH0610181U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 粘稠状物収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610181U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023162974A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP4928892U patent/JPH0610181U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023162974A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
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