JPH0582858U - 複合式容器 - Google Patents

複合式容器

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JPH0582858U JP3080392U JP3080392U JPH0582858U JP H0582858 U JPH0582858 U JP H0582858U JP 3080392 U JP3080392 U JP 3080392U JP 3080392 U JP3080392 U JP 3080392U JP H0582858 U JPH0582858 U JP H0582858U
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 使用後の容器の焼却あるいは廃棄の際におけ
る環境への悪影響を最小限に抑えることを目的とする。 [構成] 外側を紙製の円筒状容器11から構成すると
ともに、その上部に蓋板16を介して筒状口部20を取
付け、この筒状口部20のフランジ22の部分にバッグ
状容器25を接続し、しかもこのバッグ状容器25の高
さ方向のほぼ中間部を接着剤26によって筒状容器11
の内周面に接着し、内容物の減少に伴って半球状の底部
が反転して筒状口部20側へ移動するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複合式容器に係り、とくに複写機用インキ等の粘性物質を充填して供 給するのに用いて好適な複合式容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機用のインキを充填するために、従来より図9に示すような容器が用いら れていた。このような容器はカートリッジ式であって、所定量のインキが充填さ れたままで機械に装着されるようになっており、容器毎に交換補充するようにな っている。
【0003】 この容器は合成樹脂成形体から成る筒状容器1によって構成されており、その 底部が底板2によって閉塞されるようになっている。なお底板2には比較的大き な円形の通気孔3が形成されている。またこの容器1の先端側は筒状口部4から 構成されており、容器1内に摺動可能にピストン5が収納保持されている。
【0004】 このような容器内には粘性を有する印刷用インキ6が充填され、使用する印刷 機械にセットされるようになっている。注出用口部4からインキ6が必要量吸引 されて容器1から取出されるようになっている。これによって容器1内のインキ の量が減少し、この減少分の体積をピストン5の上方への移動によって補うよう にしており、これによって連続的にインキ6を供給するようにしている。すなわ ちピストン5の移動は、容器1内からインキ6が注出されることによって生ずる 減圧により、容器1の外側の大気圧がピストン5に底板2の通気孔3を通して加 わるからである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
現今では、会社、学校、役所、事務所等に広く複写機が設置されており、これ らの複写機においては、1台につき2〜4本/月の印刷用容器1が交換して使用 されるようになっている。筒状容器1内のインキ6が総て使用されると、使用済 みの筒状容器1はゴミとして捨てられるが、このような容器1のゴミは、全国的 な視野でみれば膨大なものであり、さらには世界的視野に立ってみると、ほとん ど天文学的な数量となる。
【0006】 そしてこのような容器1はその総てがプラスチックから構成されているために 、焼却処理を行なうとすれば多大の影響を環境に及すことになる。また合成樹脂 製の筒状容器1は自然崩壊性を有していないために、自然界に投棄されると、廃 棄物公害を喚起することになる。また中にインキ6が充填されていた容器1は成 形品への再生にも不適当であって、環境保全上の問題を多く抱えているのが現状 である。
【0007】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、インキのような粘 性物質を充填して供給するとともに、使用後における廃棄処理あるいは自然界へ の投棄に伴う環境破壊を緩和し、環境保護を図り得るようにした複合式容器を提 供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、紙を主材料とする外側の筒状容器と、高分子フィルムから成る 内側のバッグ状容器とから成り、前記筒状容器の一端に取付けられている注出用 口部に前記バッグ状容器を接続するとともに、内容物の減少に伴って前記バッグ 状容器の底部が反転して前記注出用口部側に移動するように前記バッグ状容器の 胴の部分であって少なくともその長さ方向のほぼ中間部を前記筒状容器の内周面 に接合するようにしたことを特徴とする複合式容器に関するものである。
【0009】 また第2の考案は上記第1の考案において、前記バッグ状容器の底部以外の胴 の部分が前記筒状容器の内周面に剥離可能に接合されており、内容物の減少に応 じて前記バッグ状容器の胴の部分が底部側から前記筒状容器から剥離して反転す るようにしたことを特徴とする複合式容器に関するものである。
【0010】
【作用】
第1の考案によれば、内側のバッグ状容器内に充填されているインキ等の粘性 物質が注出用口部を通して注出され、内容物が減少されると、その容積の減少に 伴ってバッグ状容器の底部が反転して注出用口部側に移動するようになり、バッ グ状容器内の内容物が完全になくなると、このバッグ状容器の底部は筒状口部に 密着するようになる。
【0011】 このようにして内容物が注出される複合式容器は、その主要部を紙を主材料と する筒状容器から構成し、残された機能部分を高分子フィルムから成るバッグ状 容器によって構成することができ、合成樹脂材料の使用量を従来の容器に比べて 大幅に削減することが可能になる。
【0012】 第2の考案によれば、バッグ状容器内の内容物の注出に伴ってこのバッグ状容 器の胴の部分が底部側から筒状容器から剥離して反転するようになり、このバッ グ状容器の底部が内容物の減少とともに注出用口部側に移動するようになる。
【0013】
【実施例】
図1および図2は本考案の第1の実施例に係る複合式容器を示している。この 複合式容器は、紙によって構成された円筒状の筒状容器11を備えている。そし てこの容器11はその下端側が内側へ巻込まれてカール部12を形成している。 そしてこのカール部12によって底板13を係止するようにしている。底板13 には比較的大きな円形の開口から成る通気孔14が形成されている。
【0014】 これに対して筒状容器11の上側の開口は蓋板16によって閉塞されるように なっている。蓋板16は筒状容器11の上端側に載置されるようになっており、 押えリング17によって押えられている。すなわちこの押えリング17の上端に 形成されているカール部18が蓋板16の上面の外周部を押えている。
【0015】 蓋板16のほぼ中央部には円形の開口19が形成されており、この開口19に は合成樹脂成形体から成る注出用口部20が嵌合されている。そして注出用口部 20の外周部に形成されているリング状突部21とフランジ22とによって上記 蓋板16の円形の開口19を上下から挟着するようにしている。なお突部21は 押えリング23をを介して蓋板16を押えるようにしている。
【0016】 なお注出用口部20は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、スチロ ール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂等の可撓性を有する熱可塑 性合成樹脂から構成されてよい。
【0017】 筒状口部20のフランジ22の上面には内側のバッグ状容器25の注出口部が 接合されるようになっている。バッグ状容器25は可撓性を有し、厚さが0.0 2〜0.3mm程度の高分子フィルムから構成されている。そしてこの容器25 の胴の部分であってその高さ方向のほぼ中間部分が接着剤26によって外側の筒 状容器11の内周面に接着されている。なおバッグ状容器25の接着剤26によ る接着の状態は、図2に拡大して示されている。
【0018】 バッグ状容器25の素材は、可撓性を有する高分子フィルムであって、0.0 2〜0.3mm程度のものが望ましく、単層または複数種類の積層ラミネート構 造のフィルムが用途に応じて選択される。そしてこのバッグ状容器25はその胴 の部分が筒状容器11の内径よりも少し大きな外径に構成されており、その底部 はほぼ半球状の形状をなし、肩部は円錐台状の形状をなすようになっている。そ してこのようなバッグ状容器25はその高さ方向の寸法l1 の半分の距離l2 か ら注出用口部20に向って少なくともl3 の幅でこのバッグ状容器25の外周面 を筒状容器11の内周面に接着剤26によって固定するようにしている。
【0019】 このような構造の複合式容器内には粘性を有する印刷用インキ、塗装ペイント 、潤滑オイル等が充填される。印刷インキを充填した容器は、複写機に容器のま までセットされ、注出用口部20から一定の吸引圧で吸出されることによってイ ンキの供給が行なわれる。
【0020】 容器内からインキが注出されると、容器の内部の減圧に等しい外気圧が容器の 外側に加わり、これによってバッグ状容器25が陥没して収縮する。このときに バッグ状容器25の胴の部分であってその高さ方向のほぼ中央部が接着剤26に よって筒状容器11の内周面に接着されているために、このバッグ状容器25の 胴の部分が潰れることがなく、半球状の底部が図1において鎖線で示すように反 転される。そして中身のインキ等が順次供給されていくのに従って、反転した半 球状の底部はこの容器の筒状口部20のフランジ22の下面に接触するまで引込 まれるように移動していく。これによってバッグ状容器25内に充填されている 内容物の残渣もほとんど生ずることなく無駄なく排出されるようになる。
【0021】 この実施例の複合式容器の最大の特徴は、外側の筒状容器11が紙を主材料と する円筒状の筒体から構成されていることである。一般にポリエチレン、ポリプ ロピレン等の石油系の高分子材料の焼却処理に伴う発熱量は1kg当り1100 0kCalであるのに対して、紙缶の場合には1kg当り3000kCalにな る。上記実施例のように大部分、すなわち重量比で90%を紙を主材料とする材 料を使用することによって、発熱量の大幅な低減を図ることが可能になり、この ために使用後の容器の焼却処理を行なう施設等の保全面に優れることになり、焼 却時の発煙量も大幅に低減されることになる。これによって容器の焼却廃棄によ る環境破壊を防止し、環境保全に資することになる。
【0022】 筒状容器11を構成する紙管は、0.4〜3mm程度の肉厚とすればよく、材 質的には再生古紙を使用して十分な強度を得ることができる。また容器の外壁を 構成する紙の部分は通常の古紙の溶解釜で処理できるために、使用後にはいわゆ る古紙のリサイクルルートに乗せることができる利点もある。
【0023】 また筒状容器11を構成する円筒状の紙管の胴壁は、紙管ラングストンの鉄心 に薄紙を巻付けて製造するものであり、平巻きにして背貼りに仕上る場合と、ス パイラル巻きに両端をカットして仕上る場合とがある。大量生産にはスパイラル 巻きが適する。両端カットの後で成形型に接着して端部をカールすればよい。ま た筒状容器11を構成する紙管の肉厚は、0.4〜3.0mmまでとし、用途に よって適宜使い分けるようにすればよい。押えリング17についても同様な加工 によって成形し、端部をカールせしめることになる。
【0024】 筒状容器11の底部および上部をそれぞれ閉塞する底板13と蓋板16とは、 通常の抜型によって板紙から製造することができる。そして上記の円筒状の紙管 11や底板13、蓋板16等に要するいわゆる型代は50万円程度であって、工 期も20日間程度で製作できる。対応する部分をプラスチック成形する場合には 、2000万円前後する金型を必要とするばかりでなく、工期も120日程度を 有することに鑑みれば、上記のような構造の経済的な利点は多大である。
【0025】 また従来のインキ用カートリッジ式容器においては、インキの使用量に比例し て上述の如くピストンが容器内を移動する機構になっているが、容器の胴部の側 壁の肉厚のばらつきや変形等がある場合には、ピストンの底部が傾いたり、ピス トンと側壁との間に隙間が生ずる等の欠点もあり、これらの原因によって容器内 のバキュームが解除され、ピストンが移動せずに、隙間から空気が侵入すること があった。このような空気の侵入は、インキの連続的な注出が円滑にできなくな る上に、使用残渣が多くなってしまう等の問題があった。
【0026】 本実施例においては、ピストンを用いることなく、中身を充填するためのバッ グ状容器25を用いるようにし、内部のインキの使用量に応じてこのバッグ状容 器25の半球状の底部が注出用口部20側に吸寄せられるように移動していく機 構にしている。これはとくに図2に示すように、このバッグ状状容器25の胴の 部分であってその中間部を筒状容器11の内周面に接着剤26によって接着した ことによる。
【0027】 このようなバッグ状容器25の素材の性質およびその接続構造によって、在来 の容器のトラブルを解消できる。もしもバッグ状容器25と筒状容器11とが接 着剤26によって接着されていなければ、インキの注出に伴う容器25内の減圧 によってこのバッグ状容器25の胴の部分が潰れてしまうので、底部近くのイン キは注出できずに残ってしまう。これに対して本実施例のような構造によれば、 このバッグ状容器25の底部が注出用口部20のフランジ22の下面に接触する まで吸引されるようになり、これによって完全にインキを注出できるようになる 。
【0028】 つぎに第2の実施例を図3によって説明する。この実施例は、筒状容器11の 下端側にカール部12を形成することなく底板13を容器11の下端部に当接さ せるとともに、押えリング34を筒状容器11の下端側に嵌合させ、カール部3 5によって底板13の外周側を押えるようにしている。
【0029】 またこの実施例においては、筒状容器11の上端側にカール部42を形成する とともに、このカール部42によって蓋板16の外周側を直接押えるようにして いる。なおこの蓋板16には周璧部45が形成されており、この周璧部45が筒 状容器11の内側に嵌合されて接着されている。
【0030】 またこの実施例においては、バッグ状容器25の接着剤26による接着は、そ の上部側から高さ方向のほぼ半分に及ぶ領域にまで接合されるようになっており 、バッグ状容器25の内高の約1/2にわたって、筒状容器11の内周面にバッ グ状容器25を隙間なく面接着するようにしている。
【0031】 このような接着のための接着剤としては、バッグ状容器25を構成する高分子 フィルムに対して安定な接着力を有する例えばアクリル共重合樹脂エマルジョン タイプであって、不揮発分が約50%内外の接着剤が好適である。
【0032】 このようなバッグ状容器25内に充填されたインキを筒状口部20を通して吸 引して注出すると、バッグ状容器25の下半分がバキューム減圧に比例して潰れ ていくが、この容器25の中間位置から上部側はこの容器25が筒状容器11の 内周面に強固に接着されているために、インキの排出に伴って潰れることがなく 、形状が保持されている。
【0033】 従って吸引注出がさらに進行していくと、バッグ状容器25の中間から下の部 分が徐々に注出用口部20側に吸込まれていき、外気圧を受けて筒体11内に密 着した形となり、このバッグ状容器25の底部が反転して注出用口部20に吸寄 せられるように移動する。従ってインキ等の内容物は残渣も非常に少なくなり、 ほとんど全部が取出されることになり、最終的にはバッグ状容器25の半球状の 底部内面が注出用口部20のフランジ22の下面に密着するまで吸寄せられるこ とになる。なおバッグ状容器25内の外径を筒状容器11の内径とほぼ同じ寸法 かあるいは0.2〜1.0mm大きな値にすることにより、このバッグ状容器2 5の全周の面密着が容易になる。
【0034】 つぎに第3の実施例を図4および図5によって説明する。この実施例において は、注出用口部20に蓋板部30を一体に設けるようにし、この蓋板部30の外 周側にはさらに周璧部31を連設するようにしている。そしてこの周璧部31に 形成されている周溝32にバッグ状容器25の上端側の開口部を装着するととも に、金属線33やプラスチックひも等によって結束して連結するようにしている 。このような構造とすることによって、バッグ状容器25と注出用口部20との 接合部からインキ等の内容物が漏れなくなる。また図4の場合には、水平な蓋板 部30が注出用口部20に一体に形成されているので、蓋板16が不要になる。
【0035】 蓋板部30の外径を筒状容器11の外径と等しくし、しかも蓋板部30の外径 を押えリング17の内径と等しくしておき、筒状容器11に注出用口部20が連 設されている蓋板部30の周璧部31を嵌合してから押えリング17を装着し、 筒状容器11に押えリング17を接着することによって、筒状口部20全体が固 定されて外れなくなる。なおこの容器の底板13の固定は、上記第2の実施例と 同様である。
【0036】 つぎに第4の実施例を図6および図7によって説明する。この実施例において は、筒状口部20の下端側にR状肩部38を形成し、このR状肩部38の外側に バッグ状容器25の上端側開口部を熱溶着によって接着固定するようにしている 。そして筒状口部20を筒状容器11に挿入した後に、中央部に開口19を有す る蓋板16を装着し、その上から押えリング17を装着するようにしている。こ の押さえリング17のカール部18によって蓋板16の外周側端部を押えること によって、筒状口部20が脱落しないように固定するようにしている。
【0037】 さらにR状肩部38の外周部に接続されたバッグ状容器25の胴の上端側の部 分は、接着剤26によって筒状容器11の内周面に接着固定された構造になって おり、これによって筒状口部20の全体が筒状容器11内に落込まないようにし ている。なおこの容器の底板13の固定の構造は、上記第3の実施例と同様であ って、下端にカール部35を有する押えリング34によって底板13の固定が達 成されている。
【0038】 またこの第4の実施例の特徴は、バッグ状容器25の胴のほぼ全長部分が接着 剤26によって筒状容器11の内表面に接着されていることである。すなわちこ こでは剥離が可能な粘着力の弱い接着剤26によってバッグ状容器25の外表面 を筒状容器11の内表面にその有効長のほぼ全長にわたって接着するようにして いる。
【0039】 従ってこのような構造によれば、内容物であるインキの減少に伴って、このバ ッグ状容器25の半球状の底部が反転するとともに、この容器25の胴の接着剤 26による接着部分が剥離しながら上方へ移動するようになっており、これによ ってバッグ状容器25の中身の減少に伴う変形をより確実に行なうようにしてい る。
【0040】
【考案の効果】 第1の考案によれば、内容物の減少に伴って内側のバッグ状容器の底部が反転 して筒状口部側に移動するようにバッグ状容器の胴の部分であって少なくともそ の長さ方向の中間部が外側の筒状容器の内周面に接着されるようにしたものであ る。
【0041】 従って内側のバッグ状容器以外の部分を紙から構成することが可能になり、内 容物を注出した後の廃棄処理の際における環境へ及す影響を最小限にすることが 可能になる。また全体を合成樹脂成形体によって作ったものよりも、容器のコス トを低減できるようになる。
【0042】 第2の考案は、内側のバッグ状容器の底部以外の胴の部分が筒状容器の内周面 に剥離可能に接合されており、内容物の減少に応じてバッグ状容器の胴の部分が 底部側から筒状容器から剥離して反転するようにしたものである。
【0043】 従ってこのような構成によれば、内容物の注出に伴ってバッグ状容器が円滑に 反転しながら注出用口部側へ移動するようになり、バッグ状容器の胴の部分の不 測の変形を確実に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る複合式容器の縦断面図であ
る。
【図2】接着剤による接合部を示す拡大断面図である。
【図3】第2の実施例の複合式容器の縦断面図である。
【図4】第3の実施例の複合式容器の縦断面図である。
【図5】同バッグ状容器の変形を示す縦断面図である。
【図6】第4の実施例の複合式容器の縦断面図である。
【図7】同バッグ状容器の変形を示す縦断面図である。
【図8】第5の実施例の複合式容器の縦断面図である。
【図9】従来のインキ用容器の縦断面図である。
【符号の説明】
11 筒状容器 12 カール部 13 底板 14 通気孔 16 蓋板 17 押えリング 18 カール部19 円形の開口20 注出用口部 21 突部 22 フランジ 23 押えリング 25 バッグ状容器 26 接着剤 30 蓋板部 31 周璧部 32 周溝 33 金属線 34 押えリング 35 カール部 38 R状肩部 42 カール部 45 周璧部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を主材料とする外側の筒状容器と、高
    分子フィルムから成る内側のバッグ状容器とから成り、
    前記筒状容器の一端に取付けられている注出用口部に前
    記バッグ状容器を接続するとともに、内容物の減少に伴
    って前記バッグ状容器の底部が反転して前記注出用口部
    側に移動するように前記バッグ状容器の胴の部分であっ
    て少なくともその長さ方向のほぼ中間部を前記筒状容器
    の内周面に接合するようにしたことを特徴とする複合式
    容器。
  2. 【請求項2】 前記バッグ状容器の底部以外の胴の部分
    が前記筒状容器の内周面に剥離可能に接合されており、
    内容物の減少に応じて前記バッグ状容器の胴の部分が底
    部側から前記筒状容器から剥離して反転するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合式容器。
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