JPH06101791A - 分岐ホース - Google Patents
分岐ホースInfo
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- JPH06101791A JPH06101791A JP3162259A JP16225991A JPH06101791A JP H06101791 A JPH06101791 A JP H06101791A JP 3162259 A JP3162259 A JP 3162259A JP 16225991 A JP16225991 A JP 16225991A JP H06101791 A JPH06101791 A JP H06101791A
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- hose
- branch hose
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本体ホースと分岐ホースの結合強度を増大さ
せ、分岐ホースの耐圧強度、耐久性能を向上させる。 【構成】 本体ホース12と枝ホース11とを結合ゴム
13により接合する分岐ホース10の上記枝ホース11
の接合端部11aを末拡り状になし、かつ上記結合ゴム
13を補強性の高いゴムから構成した。 【効果】 本体ホース12と分岐ホース11の結合強度
が著しく増大し、分岐ホース10の耐圧強度、耐久性能
が向上する。
せ、分岐ホースの耐圧強度、耐久性能を向上させる。 【構成】 本体ホース12と枝ホース11とを結合ゴム
13により接合する分岐ホース10の上記枝ホース11
の接合端部11aを末拡り状になし、かつ上記結合ゴム
13を補強性の高いゴムから構成した。 【効果】 本体ホース12と分岐ホース11の結合強度
が著しく増大し、分岐ホース10の耐圧強度、耐久性能
が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ホースに枝ホース
を接合してなる分岐ホースに関するものである。
を接合してなる分岐ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐ホースとしてエンジンのラジ
エータ、車両用ヒータ等の分岐ホースには、図6、図7
に示すように、本体ホース1と枝ホース2とをT字状金
属製パイプ3を介して接合し、その接合部をクリップ4
により固定するものや、特開昭62−233591号公
報に開示されかつ図8に示すように、本体ホース1と枝
ホースとの接合部内側に剛性材料例えば金属、プラスチ
ック等からなるT字状の剛性内管5を補強用として嵌挿
したものや特開昭61−45194号公報に開示されか
つ図9に示すように、本体ホース1と枝ホース2との分
岐部内側に補強用ニップル6を嵌挿したもの等がある。
なお、図8において、7は本体ホース1と枝ホース2と
の接合部の外側を被覆する結合被覆部材を示している。
エータ、車両用ヒータ等の分岐ホースには、図6、図7
に示すように、本体ホース1と枝ホース2とをT字状金
属製パイプ3を介して接合し、その接合部をクリップ4
により固定するものや、特開昭62−233591号公
報に開示されかつ図8に示すように、本体ホース1と枝
ホースとの接合部内側に剛性材料例えば金属、プラスチ
ック等からなるT字状の剛性内管5を補強用として嵌挿
したものや特開昭61−45194号公報に開示されか
つ図9に示すように、本体ホース1と枝ホース2との分
岐部内側に補強用ニップル6を嵌挿したもの等がある。
なお、図8において、7は本体ホース1と枝ホース2と
の接合部の外側を被覆する結合被覆部材を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の分岐ホースには下記のような問題がある。先
ず、図6、図7に示す分岐ホースでは、金属製パルプ3
や複数のクリップ4が必要となり部品点数が多くなると
ともに、占有空間が大となり他の装置、部品の配設レイ
アウトが制限されてしまうという問題があった。また、
図8、図9に示す分岐ホースでは、剛性内管5やニップ
ル6を本体ホース1と分岐ホース2との接合部内側に予
め嵌装しつつ本体ホース1と分岐ホース2とを加硫によ
り−体制形するものであるから、製造が困難で製造コス
トが大となるとともに、分岐ホースの内径は剛性内管5
やニップル6によって実質的に縮小されるため、所要の
流路断面積を確保するためには、分岐ホース全体を大径
化さぜるを得ないという問題があった。
成の従来の分岐ホースには下記のような問題がある。先
ず、図6、図7に示す分岐ホースでは、金属製パルプ3
や複数のクリップ4が必要となり部品点数が多くなると
ともに、占有空間が大となり他の装置、部品の配設レイ
アウトが制限されてしまうという問題があった。また、
図8、図9に示す分岐ホースでは、剛性内管5やニップ
ル6を本体ホース1と分岐ホース2との接合部内側に予
め嵌装しつつ本体ホース1と分岐ホース2とを加硫によ
り−体制形するものであるから、製造が困難で製造コス
トが大となるとともに、分岐ホースの内径は剛性内管5
やニップル6によって実質的に縮小されるため、所要の
流路断面積を確保するためには、分岐ホース全体を大径
化さぜるを得ないという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の分岐ホース
の問題を解消するとともに、耐圧強度、耐久性能を向上
せしめた分岐ホースを提供することを目的とするもので
ある。
の問題を解消するとともに、耐圧強度、耐久性能を向上
せしめた分岐ホースを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分岐ホースは、本体ホースと枝ホースとを
結合ゴムにより接合する分岐ホースにおいて、上記枝ホ
ースの接合端部が外方に向けて末拡り状に形成するとと
もに、上記結合ゴムを補強性の高いゴムから構成したこ
とを特徴とする。
に、本発明の分岐ホースは、本体ホースと枝ホースとを
結合ゴムにより接合する分岐ホースにおいて、上記枝ホ
ースの接合端部が外方に向けて末拡り状に形成するとと
もに、上記結合ゴムを補強性の高いゴムから構成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1、図2は本発明による分岐ホース10の要部を
示す断面図および斜視図であり、分岐ホース10の枝ホ
ース11はその接合端部11aをラッパ状あるいは鞍形
状等いわゆる末拡り状に形成されており、本体ホース1
2の連通口12aの形成部において、短布繊維を混入し
て補強するか、あるいはカーボンブラック等の混合によ
ってホースの固さを増すかさらにはホース自体の肉厚を
増すか等によって補強性を高めた結合ゴム14によって
外側部を被覆するように接合したものである。また、1
1b、12bは枝ホース11、本体ホース12に必要に
応じて内設される中間補強の補強糸層を示している。
る。図1、図2は本発明による分岐ホース10の要部を
示す断面図および斜視図であり、分岐ホース10の枝ホ
ース11はその接合端部11aをラッパ状あるいは鞍形
状等いわゆる末拡り状に形成されており、本体ホース1
2の連通口12aの形成部において、短布繊維を混入し
て補強するか、あるいはカーボンブラック等の混合によ
ってホースの固さを増すかさらにはホース自体の肉厚を
増すか等によって補強性を高めた結合ゴム14によって
外側部を被覆するように接合したものである。また、1
1b、12bは枝ホース11、本体ホース12に必要に
応じて内設される中間補強の補強糸層を示している。
【0007】上記構成を有する本発明の分岐ホース10
は図3に示すような方法により製造される。即ち、材料
受入(1)→計量(2)→混練り(3)→分出し(4)→材料成
形(5)→押出し(6)→1次マンドル挿入(7)→ブレード
(8)→カバーリング(9)→裁断(10)→2次マンドル挿入
(11)〈この工程において(11b)の如く、分岐ホース11
はその接合端部11bを末拡り状に拡開れる。〉→蒸気
缶にて加硫(12)→切断(13)→穴加工(14)→〈この工程に
おいて本体ホース12の連通口12aの穴明けが行われ
る。〉→圧縮プレスによりジョイント部加硫(15)〈この
工程において、本体ホース12と枝ホース11の結合部
に結合ゴムを付加して加硫が行われる。〉→仕上げ(16)
→気密、外観等の検査(17)を経て、本発明の分岐ホー
ス10が得られる。
は図3に示すような方法により製造される。即ち、材料
受入(1)→計量(2)→混練り(3)→分出し(4)→材料成
形(5)→押出し(6)→1次マンドル挿入(7)→ブレード
(8)→カバーリング(9)→裁断(10)→2次マンドル挿入
(11)〈この工程において(11b)の如く、分岐ホース11
はその接合端部11bを末拡り状に拡開れる。〉→蒸気
缶にて加硫(12)→切断(13)→穴加工(14)→〈この工程に
おいて本体ホース12の連通口12aの穴明けが行われ
る。〉→圧縮プレスによりジョイント部加硫(15)〈この
工程において、本体ホース12と枝ホース11の結合部
に結合ゴムを付加して加硫が行われる。〉→仕上げ(16)
→気密、外観等の検査(17)を経て、本発明の分岐ホー
ス10が得られる。
【0008】上述のようにして得られた本発明の分岐ホ
ース10は枝ホース11の接合端部11bを末拡り状と
なして、それを本体ホース12との接合時に結合ゴム1
3に埋設する構造となるので、強度が著しく増大される
とともに、結合ゴム13自体も前述のように補強性が高
められているので、上記結合強度が一段と向上する。
ース10は枝ホース11の接合端部11bを末拡り状と
なして、それを本体ホース12との接合時に結合ゴム1
3に埋設する構造となるので、強度が著しく増大される
とともに、結合ゴム13自体も前述のように補強性が高
められているので、上記結合強度が一段と向上する。
【0009】図4、図5は本発明の分岐ホース10と従
来分岐ホースとの耐圧強度および耐久性能を比較したグ
ラフであり、図中、Aが従来の分岐ホース、Bが本発明
の分岐ホースそして、Cが単品ホースを夫々示してい
る。これらのグラフから明らかなように、本発明の分岐
ゴムホースは従来の分岐ホースに比較して耐圧強度は約
1.7倍に向上し、かつ耐久性能も約10倍向上してい
る。
来分岐ホースとの耐圧強度および耐久性能を比較したグ
ラフであり、図中、Aが従来の分岐ホース、Bが本発明
の分岐ホースそして、Cが単品ホースを夫々示してい
る。これらのグラフから明らかなように、本発明の分岐
ゴムホースは従来の分岐ホースに比較して耐圧強度は約
1.7倍に向上し、かつ耐久性能も約10倍向上してい
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明の分岐ホースは、
本体ホースと枝ホースとを結合ゴムにより接合する分岐
ホースにおいて、上記枝ホースの接合端部が外方に向け
て末拡り状に形成するとともに、上記結合ゴムを補強性
の高いゴムから構成したことを特徴としているので、本
体ホースと枝ホースとの結合強度が著しく増大され、耐
圧強度および耐久性能も従来分岐ホースに比較して大巾
に向上させる効果がある
本体ホースと枝ホースとを結合ゴムにより接合する分岐
ホースにおいて、上記枝ホースの接合端部が外方に向け
て末拡り状に形成するとともに、上記結合ゴムを補強性
の高いゴムから構成したことを特徴としているので、本
体ホースと枝ホースとの結合強度が著しく増大され、耐
圧強度および耐久性能も従来分岐ホースに比較して大巾
に向上させる効果がある
【0011】さらに、複数のクリップやT字状金属製パ
イプの不要により部品点数が少なく、占有空間の大によ
る他の装置、部品の配設レイアウトの制限も無くなり、
剛性内管やニップルの不要により分岐ホースが小径化し
かつ構造が簡潔化するので、製造が容易で、製造コスト
が低減される効果がある。
イプの不要により部品点数が少なく、占有空間の大によ
る他の装置、部品の配設レイアウトの制限も無くなり、
剛性内管やニップルの不要により分岐ホースが小径化し
かつ構造が簡潔化するので、製造が容易で、製造コスト
が低減される効果がある。
【図1】本発明の実施例における分岐ホースの要部を示
す断面図、
す断面図、
【図2】同分岐ホースの斜視図、
【図3】同分岐ホースの製造行程を示す説明図、
【図4】同分岐ホースと従来分岐ホースとの耐圧強度の
比較を示すグラフ、
比較を示すグラフ、
【図5】同分岐ホースと従来分岐ホースとの耐久性能の
比較を示すグラフ、
比較を示すグラフ、
【図6】従来の分岐ホースの第一例を示す斜視図、
【図7】従来の分岐ホースの第二例を示す斜視図、
【図8】従来の分岐ホースの第三例を示す断面図、
【図9】従来の分岐ホースの第四例を示す断面図、 10;分岐ホース、 11;枝ホース、 11a;末拡り状の接合端部、 12;本体ホース、 13;結合ゴム、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ホースに枝ホース
を接合してなる分岐ホースに関するものである。
を接合してなる分岐ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐ホースとしてエンジンのラジ
エータ、車両用ヒータ等の分岐ホースには、図6、図7
に示すように、本体ホース1と枝ホース2とをT字状金
属製パイプ3を介して接合し、その接合部をクリップ4
により固定するものや、特開昭62−233591号公
報に開示されかつ図8に示すように、本体ホース1と枝
ホースとの接合部内側に剛性材料例えば金属、プラスチ
ック等からなるT字状の剛性内管5を補強用として嵌挿
したものや特開昭61−45194号公報に開示されか
つ図9に示すように、本体ホース1と枝ホース2との分
岐部内側に補強用ニップル6を嵌挿したもの等がある。
なお、図8において、7は本体ホース1と枝ホース2と
の接合部の外側を被覆する結合被覆部材を示している。
エータ、車両用ヒータ等の分岐ホースには、図6、図7
に示すように、本体ホース1と枝ホース2とをT字状金
属製パイプ3を介して接合し、その接合部をクリップ4
により固定するものや、特開昭62−233591号公
報に開示されかつ図8に示すように、本体ホース1と枝
ホースとの接合部内側に剛性材料例えば金属、プラスチ
ック等からなるT字状の剛性内管5を補強用として嵌挿
したものや特開昭61−45194号公報に開示されか
つ図9に示すように、本体ホース1と枝ホース2との分
岐部内側に補強用ニップル6を嵌挿したもの等がある。
なお、図8において、7は本体ホース1と枝ホース2と
の接合部の外側を被覆する結合被覆部材を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の分岐ホースには下記のような問題がある。先
ず、図6、図7に示す分岐ホースでは、金属製パルプ3
や複数のクリップ4が必要となり部品点数が多くなると
ともに、占有空間が大となり他の装置、部品の配設レイ
アウトが制限されてしまうという問題があった。また、
図8、図9に示す分岐ホースでは、剛性内管5やニップ
ル6を本体ホース1と分岐ホース2との接合部内側に予
め嵌装しつつ本体ホース1と分岐ホース2とを加硫によ
り一体制形するものであるから、製造が困難で製造コス
トが大となるとともに、分岐ホースの内径は剛性内管5
やニップル6によって実質的に縮小されるため、所要の
流路断面積を確保するためには、分岐ホース全体を大径
化さぜるを得ないという問題があった。
成の従来の分岐ホースには下記のような問題がある。先
ず、図6、図7に示す分岐ホースでは、金属製パルプ3
や複数のクリップ4が必要となり部品点数が多くなると
ともに、占有空間が大となり他の装置、部品の配設レイ
アウトが制限されてしまうという問題があった。また、
図8、図9に示す分岐ホースでは、剛性内管5やニップ
ル6を本体ホース1と分岐ホース2との接合部内側に予
め嵌装しつつ本体ホース1と分岐ホース2とを加硫によ
り一体制形するものであるから、製造が困難で製造コス
トが大となるとともに、分岐ホースの内径は剛性内管5
やニップル6によって実質的に縮小されるため、所要の
流路断面積を確保するためには、分岐ホース全体を大径
化さぜるを得ないという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の分岐ホース
の問題を解消するとともに、耐圧強度、耐久性能を向上
せしめた分岐ホースを提供することを目的とするもので
ある。
の問題を解消するとともに、耐圧強度、耐久性能を向上
せしめた分岐ホースを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分岐ホースは、本体ホースと枝ホースとを
結合ゴムにより接合する分岐ホースにおいて、上記枝ホ
ースの接合端部が外方に向けて末拡り状に形成するとと
もに、上記結合ゴムを補強性の高いゴムから構成したこ
とを特徴とする。
に、本発明の分岐ホースは、本体ホースと枝ホースとを
結合ゴムにより接合する分岐ホースにおいて、上記枝ホ
ースの接合端部が外方に向けて末拡り状に形成するとと
もに、上記結合ゴムを補強性の高いゴムから構成したこ
とを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1、図2は本発明による分岐ホース10の要部を
示す断面図および斜視図であり、分岐ホース10の枝ホ
ース11はその接合端部11aをラッパ状あるいは鞍形
状等いわゆる末拡り状に形成されており、本体ホース1
2の連通口12aの形成部において、短布繊維を混入し
て補強するか、あるいはカーボンブラック等の混合によ
ってホースの固さを増すかさらにはホース自体の肉厚を
増すか等によって補強性を高めた結合ゴム14によって
外側部を被覆するように接合したものである。また、1
1b、12bは枝ホース11、本体ホース12に必要に
応じて内設される中間補強の補強糸層を示している。
る。図1、図2は本発明による分岐ホース10の要部を
示す断面図および斜視図であり、分岐ホース10の枝ホ
ース11はその接合端部11aをラッパ状あるいは鞍形
状等いわゆる末拡り状に形成されており、本体ホース1
2の連通口12aの形成部において、短布繊維を混入し
て補強するか、あるいはカーボンブラック等の混合によ
ってホースの固さを増すかさらにはホース自体の肉厚を
増すか等によって補強性を高めた結合ゴム14によって
外側部を被覆するように接合したものである。また、1
1b、12bは枝ホース11、本体ホース12に必要に
応じて内設される中間補強の補強糸層を示している。
【0007】上記構成を有する本発明の分岐ホース10
は図3に示すような方法により製造される。即ち、材料
受入(1)→計量(2)→混練り(3)→分出し(4)
→材料成形(5)→押出し(6)→1次マンドル挿入
(7)→ブレード(8)→カバーリング(9)→裁断
(10)→2次マンドル挿入(11)<この工程におい
て(11b)の如く、分岐ホース11はその接合端部1
1bを末拡り状に拡開れる。>→蒸気缶にて加硫(1
2)→切断(13)→穴加工(14)→<この工程にお
いて本体ホース12の連通口12aの穴明けが行われ
る。>→圧縮プレスによりジョイント部加硫(15)<
この工程において、本体ホース12と枝ホース11の結
合部に結合ゴムを付加して加硫が行われる。>→仕上げ
(16)→気密、外観等の検査(17)を経て、本発明
の分岐ホース10が得られる。
は図3に示すような方法により製造される。即ち、材料
受入(1)→計量(2)→混練り(3)→分出し(4)
→材料成形(5)→押出し(6)→1次マンドル挿入
(7)→ブレード(8)→カバーリング(9)→裁断
(10)→2次マンドル挿入(11)<この工程におい
て(11b)の如く、分岐ホース11はその接合端部1
1bを末拡り状に拡開れる。>→蒸気缶にて加硫(1
2)→切断(13)→穴加工(14)→<この工程にお
いて本体ホース12の連通口12aの穴明けが行われ
る。>→圧縮プレスによりジョイント部加硫(15)<
この工程において、本体ホース12と枝ホース11の結
合部に結合ゴムを付加して加硫が行われる。>→仕上げ
(16)→気密、外観等の検査(17)を経て、本発明
の分岐ホース10が得られる。
【0008】上述のようにして得られた本発明の分岐ホ
ース10は枝ホース11の接合端部11bを末拡り状と
なして、それを本体ホース12との接合時に結合ゴム1
3に埋設する構造となるので、強度が著しく増大される
とともに、結合ゴム13自体も前述のように補強性が高
められているので、上記結合強度が一段と向上する。
ース10は枝ホース11の接合端部11bを末拡り状と
なして、それを本体ホース12との接合時に結合ゴム1
3に埋設する構造となるので、強度が著しく増大される
とともに、結合ゴム13自体も前述のように補強性が高
められているので、上記結合強度が一段と向上する。
【0009】図4、図5は本発明の分岐ホース10と従
来分岐ホースとの耐圧強度および耐久性能を比較したグ
ラフであり、図中、Aが従来の分岐ホース、Bが本発明
の分岐ホースそして、Cが単品ホースを夫々示してい
る。これらのグラフから明らかなように、本発明の分岐
ゴムホースは従来の分岐ホースに比較して耐圧強度は約
1.7倍に向上し、かつ耐久性能も約10倍向上してい
る。
来分岐ホースとの耐圧強度および耐久性能を比較したグ
ラフであり、図中、Aが従来の分岐ホース、Bが本発明
の分岐ホースそして、Cが単品ホースを夫々示してい
る。これらのグラフから明らかなように、本発明の分岐
ゴムホースは従来の分岐ホースに比較して耐圧強度は約
1.7倍に向上し、かつ耐久性能も約10倍向上してい
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明の分岐ホースは、
本体ホースと枝ホースとを結合ゴムにより接合する分岐
ホースにおいて、上記枝ホースの接合端部が外方に向け
て末拡り状に形成するとともに、上記結合ゴムを補強性
の高いゴムから構成したことを特徴としているので、本
体ホースと枝ホースとの結合強度が著しく増大され、耐
圧強度および耐久性能も従来分岐ホースに比較して大巾
に向上させる効果がある。
本体ホースと枝ホースとを結合ゴムにより接合する分岐
ホースにおいて、上記枝ホースの接合端部が外方に向け
て末拡り状に形成するとともに、上記結合ゴムを補強性
の高いゴムから構成したことを特徴としているので、本
体ホースと枝ホースとの結合強度が著しく増大され、耐
圧強度および耐久性能も従来分岐ホースに比較して大巾
に向上させる効果がある。
【0011】さらに、複数のクリップやT字状金属製パ
イプの不要により部品点数が少なく、占有空間の大によ
る他の装置、部品の配設レイアウトの制限も無くなり、
剛性内管やニップルの不要により分岐ホースが小径化し
かつ構造が簡潔化するので、製造が容易で、製造コスト
が低減される効果がある。
イプの不要により部品点数が少なく、占有空間の大によ
る他の装置、部品の配設レイアウトの制限も無くなり、
剛性内管やニップルの不要により分岐ホースが小径化し
かつ構造が簡潔化するので、製造が容易で、製造コスト
が低減される効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 幹雄 神奈川県藤沢市菖蒲沢48番地 株式会社東 京ゴム製作所内 (72)発明者 黒田 哲喜 神奈川県藤沢市菖蒲沢48番地 株式会社東 京ゴム製作所内 (72)発明者 上野 定美 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ホースと枝ホースとを結合ゴムによ
り接合する分岐ホースにおいて、上記枝ホースの接合端
部が外方に向けて末拡り状に形成するとともに、上記結
合ゴムを補強性の高いゴムから構成したことを特徴とす
る分岐ゴムホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162259A JPH06101791A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 分岐ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3162259A JPH06101791A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 分岐ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06101791A true JPH06101791A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=15751042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162259A Pending JPH06101791A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 分岐ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101791A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7093859B2 (en) | 1997-08-11 | 2006-08-22 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Tubing and connector assembly |
JP2008539367A (ja) * | 2005-03-15 | 2008-11-13 | イー−キャス, インコーポレイテッド | 実質的に3次元の構造物を実質的に2次元の構造物に取り付けるためのシステム及び方法 |
US10309556B2 (en) | 2015-04-17 | 2019-06-04 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Sterile port connection |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3162259A patent/JPH06101791A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7093859B2 (en) | 1997-08-11 | 2006-08-22 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Tubing and connector assembly |
US7407612B2 (en) | 1997-08-11 | 2008-08-05 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Method of molding a connector and tubing assembly |
JP2008539367A (ja) * | 2005-03-15 | 2008-11-13 | イー−キャス, インコーポレイテッド | 実質的に3次元の構造物を実質的に2次元の構造物に取り付けるためのシステム及び方法 |
US7957155B2 (en) | 2005-03-15 | 2011-06-07 | Medconx, Inc. | System for attaching a substantially three-dimensional structure to a substantially two-dimensional structure |
US10309556B2 (en) | 2015-04-17 | 2019-06-04 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Sterile port connection |
US11221091B2 (en) | 2015-04-17 | 2022-01-11 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Sterile port connection |
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