JPH0610172Y2 - 釘 - Google Patents

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JPH0610172Y2
JPH0610172Y2 JP576090U JP576090U JPH0610172Y2 JP H0610172 Y2 JPH0610172 Y2 JP H0610172Y2 JP 576090 U JP576090 U JP 576090U JP 576090 U JP576090 U JP 576090U JP H0610172 Y2 JPH0610172 Y2 JP H0610172Y2
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JP
Japan
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nail
head
screw
groove
shaft portion
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Application number
JP576090U
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JPH0398312U (ja
Inventor
康弘 薮井
Original Assignee
若井産業株式会社
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Publication date
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、木質物の結合等に使用する多条スクリュー
釘の改良に関する。
〔従来の技術〕
スクリュー釘の基本的な構造は、第3図に示す如く、尖
鋭状先端部1と上端に頭部2を備えた軸部3の外周面に
リード角の大きい多条スクリュー部4を形成したもので
あり、被打釘物Aに打込むと、打込時に生じる軸部断面
形状に合致する打込孔に沿って誘導され、回転を生じな
がら打込まれて行く。
しかし、打込完了後においても、打込孔でスクリューが
緩み方向に誘導されることになり、従って振動等により
緩みが生じやすく、完全な固定化が得られないものであ
る。
このようなスクリュー釘の欠点を除くため、第3図の如
くスクリュー部4の山部に多数の掛止溝5を設け、被打
釘物に対してこの掛止溝5が抜ける方向に掛合し、振動
等によって緩みが生じることのないようにしたスクリュ
ー釘を本出願人は実公昭56−28329号によって提
案した。
上記した従来のスクリュー釘における掛止溝5は、頭部
側から先端側に向けて徐々に深くなる傾斜面と、この傾
斜面の端部から山部外面に向かう水平面との組合わせに
よって形成され、軸部3の全長のどの位置においても各
掛止溝5は等しい深さに設けられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、スクリュー釘の軸部3に掛止溝5を形成する
と、その部分の断面積が小さくなって強度が低下し、こ
のため、スクリュー釘を硬質の被打釘物Aに打ち込んだ
場合、打ち込みが進むと共に反作用が発生して軸部3の
中央部から頭部寄りに応力が働き、第3図に示すように
この範囲の掛止溝の部分から軸部3が折れ曲がるという
問題がある。
そこで、この考案の課題は、上記のような問題点を解決
するため、打ち込みが進んでも軸部に折れ曲りの発生が
ない釘を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案は、上端に
頭部を備えた軸の外周面に多条スクリューを設け、その
多条スクリューの山部に複数の掛止溝を形成した釘にお
いて、掛止溝の深さを釘の頭部寄りに位置する掛止溝が
浅くなるように形成した構成を採用したものである。
〔作用〕
スクリューの山部に設けた掛止溝の深さを、軸部の頭部
寄りに位置する掛止溝が浅くなるように形成したので、
軸部は頭部寄りにおいて強度の低下が少なく、打ち込み
時に反作用が発生して応力が働いても軸部が折れ曲がる
ことがない。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図と第2図に
基づいて説明する。
図示のように、スクリュー釘11は、尖鋭状先端部12
と上端に頭部13を備えた軸部14の外周面にリード角
の大きい多条スクリュー部15を形成し、このスクリュ
ー部15の山部に多数の掛止溝16を設けた構造になっ
ている。
上記掛止溝16は、頭部側から先端側に向けて徐々に深
くなる傾斜面と、この傾斜面の端部から山部外面に向か
う水平面との組合せによって形成され、この掛止溝16
の深さは、頭部13寄りの位置において浅くなるように
形成されている。
図示の場合、各掛止溝16の深さは、頭部13寄りに位
置するものほど16a、16b、16c……と徐々に浅
くなるように変化させ、軸部14の強度低下を頭部13
側ほど少なくなるようにした例を示している。
また、図示省略したが、軸部14の略中間部を境にし
て、掛止溝16は先端側を深く、頭部側は浅くなるよう
に、適宜区分を設けて深さを変化させてもよい。
この考案のスクリュー釘は上記のような構成であり、被
打釘物への打込時において、尖鋭先端部12があけた下
孔にスクリュー部15が喰い込み、スクリュー部15で
回転を与えられつつ軸部14が進入していく。
打込みが進み、反作用が発生して軸部14の中央部から
頭部寄りに応力が働いても、軸部14の頭部寄りに位置
する掛止溝16は浅く形成されているので、この範囲に
おける軸部14の強度は十分にあり、掛止溝16の部分
から折れ曲るというようなことはなく、軸部14の全長
を確実に打込むことができる。
また、打込み後において、引抜力が作用した場合、掛止
溝16は先端寄りで深く形成されているので抜止効果は
被打釘物の最深部で有効に作用すると共に、抜ける方向
に対しては浅い掛止溝が通り抜けた跡を徐々に深い掛止
溝に引っ掛りながら通るため、抜止効果を持続すること
ができる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、多条スクリューの山
部に設けた掛止溝の深さを、頭部寄りにおいて浅くなる
よう形成したので、軸部の断面積の減少は頭部寄りで少
なくなり、頭部寄りの強度が向上するため、硬質打釘物
に打込んだ場合でも軸部が途中から折れ曲るというよう
なことがなくなる。
また、掛止溝は先端寄りで深くなるので、打込後の抜止
効果は被打釘物の最深部で有効に作用し、抜止効果が優
れていると共にこれを持続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る釘の正面図、第2図は同上要部
を拡大した断面図、第3図は従来の釘を示す作用状態の
断面図である。 11……スクリュー釘、 12……先端部、13……頭部、 14……軸部、15……スクリュー部、 16……掛止溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に頭部を備えた軸の外周面に多条スク
    リューを設け、その多条スクリューの山部に複数の掛止
    溝を形成した釘において、掛止溝の深さを釘の頭部寄り
    に位置する掛止溝が浅くなるように形成したことを特徴
    とする釘。
JP576090U 1990-01-25 1990-01-25 Expired - Lifetime JPH0610172Y2 (ja)

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JP576090U JPH0610172Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25

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JP576090U JPH0610172Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25

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Publication Number Publication Date
JPH0398312U JPH0398312U (ja) 1991-10-11
JPH0610172Y2 true JPH0610172Y2 (ja) 1994-03-16

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JP576090U Expired - Lifetime JPH0610172Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4861575B2 (ja) * 2001-07-16 2012-01-25 若井産業株式会社 瓦締結用釘

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JPH0398312U (ja) 1991-10-11

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