JP2538705B2 - 釘 - Google Patents

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JP2538705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、本部に打込み使用する釘に関する。
〔従来の技術〕 本部に打込んで使用する釘として、軸部の外周面にリ
ード角の大きい多条スクリューを形成したスクリュー釘
が用いられており、このような従来のスクリュー釘は、
軸部が円形の断面形状を有し、この軸部の外周面に多条
スクリューを連続するように形成した構造になってい
る。このスクリュー釘は、打込みによって本部に軸部断
面形状に合致する打込孔を形成しつつ回転進入すること
になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記した従来のスクリュー釘は、軸部が円
形断面でスクリューが連続的に形成されているため、本
部の打込孔と軸部外周面との形状が一致し、打込時には
軸部の全周が復元弾性力のある木材繊維で包み込まれる
ため、打込時の抵抗発生が大きいという問題がある。
また、打込み状態において、スクリューは全長にわた
って連続し、かつ軸部が円形断面になっているため、引
抜力が加わると、打込孔で軸部が誘導されやすく、従っ
て打込時と逆の方向に回転しながら抜けて緩みが生じる
という問題がある。
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決するた
め、円滑な打込みが行えると共に、打込み状態で引抜き
方向への回転がなく、耐引抜き強度の大きい釘を提供す
ることを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、第1の発明は、四
面を有する角柱状に形成された軸部を有し、該軸部の角
部が曲面状に形成され、この軸部の各角部に同じ方向へ
傾斜する凹凸を、各角部の凹が独立し、かつ、凹凸が曲
面状となるよう設けた構成を採用したものである。
同第2の発明は、軸部の各角部に設けた凹凸の少なく
とも1つの角部の凹凸が他の角部の凹凸とピッチを変え
て設けられている構成を使用したものである。
同第3の発明は、軸部の各角部に設けた凹凸の少なく
とも1つの角部の凹凸が他の角部の凹凸と傾斜角度を変
えて設けられている構成を採用したものである。
〔作用〕
釘は打込まれると同じ方向に傾斜した各角部の凹凸に
よってガイドされながら木材中に回転しつつ進入し、軸
部は断面形状が角柱状になっているので木材内面との接
触部分が少なく、その分打込み抵抗の発生が少なく、円
滑に打込める。
また、打込み状態で木材の復元弾性力により軸部全周
が木材繊維で包み込まれ、4つの角部で最も高くなった
凸部が釘の緩み方向への回転を阻止し、これによって高
い引抜き強度を得ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第4図に示すように、釘1は先鋭端2を有
する軸部3の上端に頭部4を設け、軸部3は断面形状が
角形の角柱に形成され、4つの角部5は曲面状になり、
この角部5に凹凸6が同じ方向へ傾斜するように設けら
れている。
上記軸部3に対する各角部5への凹凸6の形成は、例
えば第6図に示すように、両側に一対となり、その対向
面に軸部3への外嵌凹部7を設け、この凹部7の内部両
側に凹凸6と逆の凹凸形状となる成形部8を形成した金
型9と9を用い、軸部3を金型9、9で両側から加圧す
ることにより、4個所の凹凸6を同時に圧造することが
できる。
上記凹凸6は、軸部3の軸線に対して傾斜する凹部6a
と、この凹部6aの凹入による軸部外面への逃げによって
生じる凹部6a間の凸部6bとによって構成され、凸部6bは
第4図に示すように、軸部3の4つの角部5において最
も高く曲面状になっている。
各角部5に設けた凹凸6の凹部6aは、軸部3の各面に
おける中央部に向けて両端が浅くなり、各凹凸6は各面
の中央部で分断されている。
各凹凸6は第1図と第2図の場合、等しいピッチと傾
斜となり、しかも凹凸6が連続した螺旋状の配置となる
ようにしたが、少なくとも1つの角部の凹凸を他の角部
の凹凸と異なる条件、例えば傾斜角度やピッチを変えて
形成してもよい。
第5図は、凹凸6の縦断面形状を示し、凹部6aは頭部
4側から先鋭端2側に向けて徐々に深くなって最深部が
先鋭端2寄りに偏在し、この最深部が引抜方向に対する
係合部10になっている。
この発明の釘は上記のような構成であり、木材に対し
て打込むと、軸部3の角部5に設けた各凹凸6は同じ方
向に傾斜しているため、軸部3は回転しながら進入し、
軸部3は断面形状が角柱状に形成されているため、木材
内面との接触部分が少なく、その分だけ打込み時の抵抗
の発生が少なくなり、円滑に打込むことができる。
また、完全な打込み状態で、木材の復元弾性力によっ
て軸部3は全周が木材繊維で包み込まれ、軸部3の角柱
状の断面形状による回り止め効果と、4つの角部5で最
も高くなる凸部6bが釘1の緩み方向への回転を阻止する
ため、高い引抜強度を得ることができる。
なお、各凹凸6の少なくとも1つを他の凹凸と異なる
条件にすると、打込時において、一つの凸部で形成され
た木材の窪み溝を他の凸部で圧縮して閉鎖することにな
り、従って、窪み溝に沿って凹凸が緩み方向に回るのを
阻止でき、耐引抜強度の向上を図ることができる。
〔効果〕
以上のようにし、この発明によると、角柱状に形成さ
れた軸記の各角部を曲面状に形成し、この各角部に同じ
方向へ傾斜する凹凸を、各角部の凹が独立し、かつ、凹
凸が曲面状となるように設けたので、打込時に軸部は木
材内部との接触面積が少なく、打込時の抵抗発生が減少
し、打込作業が楽になる。
また、打込み状態で軸部は角柱状になっているので、
4面が木材繊維で包まれ、回り止状となると共に、各角
部で最も高くなった凸部が釘の緩み方向への回転を阻止
し、これによって引抜力が作用しても回転しながら抜け
るというようなことがなく、耐引抜力を大幅に増大させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る釘の正面図、第2図は同上の要
部を示す斜視図、第3図は同上における軸部の断面形状
態を示す拡大断面図、第4図は同上に設ける溝の形成状
態を示す拡大断面図、第5図は溝の断面形状を示す縦断
面図、第6図は軸部の凹凸加工状態を示す拡大断面図で
ある。 1……釘、2……先鋭端、 3……軸部、4……頭部、 5……角部、6……凹凸、 6a……凹部、6b……凸部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四面を有する角柱状に形成された軸部を有
    し、該軸部の角部が曲面状に形成され、この軸部の各角
    部に同じ方向へ傾斜する凹凸を、各角部の凹が独立し、
    かつ、凹凸が曲面状となるよう設けた釘。
  2. 【請求項2】軸部の各角部に設けた凹凸の少なくとも1
    つの角部の凹凸が他の角部の凹凸とピッチを変えて設け
    られている請求項(1)記載の釘。
  3. 【請求項3】軸部の各角部に設けた凹凸の少なくとも1
    つの角部の凹凸が他の角部の凹凸と傾斜角度を変えて設
    けられている請求項(1)記載の釘。
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