JPH06101630B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

印刷配線板の製造方法

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JPH06101630B2
JPH06101630B2 JP10043689A JP10043689A JPH06101630B2 JP H06101630 B2 JPH06101630 B2 JP H06101630B2 JP 10043689 A JP10043689 A JP 10043689A JP 10043689 A JP10043689 A JP 10043689A JP H06101630 B2 JPH06101630 B2 JP H06101630B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷配線板の製造方法に関し、特に微細パタ
ーンを有する印刷配線板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
第2図(A)〜(D)は従来の印刷配線板の製造方法の
一例を説明する工程順に示した断面図である。
従来の印刷配線板の製造方法は、まず、第2図(A)に
示すように、微細回路10を含む内層基板に絶縁層を介し
て表裏両面に銅箔2を積層した積層基板1に透孔3を穿
設する。
次に、第1図(B)に示すように、積層基板1の全面に
めっきを施して導電層4を形成する。
次に、第1図(C)に示すように、積層基板1の表裏両
面に選択的にエッチングレジスト層を形成した後、エッ
チングレジスト層をエッチングマスクとして、導電層4
及び銅箔2の露出部分をエッチング除去した後、エッチ
ングレジスト層を剥離除去する。
次に、第2図(D)に示すように、積層基板1の表裏両
面の所定の部分にソルダーレジスト層6を形成して、印
刷配線板を製造していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、印刷配線板に部品を実装して使用する装置の小型
化、,軽量化の要請が一段と強くなっており、必然的
に、印刷配線板の配線密度や部品の実装密度が高まって
おり、微細配線を必要とするが、微細配線形成時にごみ
等の付着によるエッチングレジストの密着不良,マスク
フィルムの傷,銅箔面の傷等により、接続部の厚さが数
ミクロン程度の部分的欠損部が発生することがある。
この部分的欠損部は電気的導通検査では検出できず、印
刷配線板に部品をはんだ付けする際、溶融はんだの熱ス
トレスにより断線し、部品実装をしたパッケージ基板全
体が不良となる欠点があった。
本発明の目的は、熱ストレスによる断線がなく、部品実
装をしたパッケージ基板全体が不良となることのない、
印刷配線板の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の印刷配線板の製造方法は、微細回路を含む内層
板に絶縁層を介して表裏両面に銅箔を積層した積層板に
透孔を穿設する工程と、該積層板の全面にめっきを施し
て導電層を形成する工程と、該積層板の前記銅箔と前記
導電層をエッチング除去して銅電パターンを形成する工
程と、該積層板の表裏両面にソルダマスク層を形成し、
該ソルダマスク層を介して溶融はんだにより前記積層板
に熱ストレスを加える工程と、前記ソルダマスク層を除
去する工程と、所定部分にソルダレジスト層を形成する
工程とを含んで構成されている。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(A)〜(G)は本発明の一実施例の製造方法を
説明する工程順に示した断面図である。
まず、第1図(A)に示すように、微細回路10を含む内
層板に絶縁層を介して表裏両面に銅箔2を積層した積層
板1に透孔3を穿設する。
次に、第1図(B)に示すように、積層基板1の表裏両
面に選択的にエッチングレジスト層を形成した後、エッ
チングレジスト層をエッチングマスクとして導電層4及
び銅箔2の露出部分をエッチング除去した後、エッチン
グレジスト層を剥離除去して導電パターンを形成する。
次に、第1図(D)に示すように、積層基板1と導電パ
ターン上の表裏全面にソルダーマスク層5を形成し、フ
ローはんだ槽のはんだフロー部にソルダマスク層5を介
して、温度250℃の溶融はんだにより積層基板1に熱ス
トレスを加える。
この熱ストレスにより、第2図(E)に示すように、微
細回路10の部分的欠損部11が断線し、断線部12が発生す
る。
次に、第1図(F)に示すように、ソルダーマスク層5
を剥離除去する。
次に、第1図(G)に示すように、印刷配線板としての
ソルダーレジスト層6を所定部分に形成し、本実施例の
印刷配線板を得る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ソルダーマスク層を形成
し、溶融はんだにて熱ストレスを加えることにより、特
に、内層微細回路中にある部分的欠損部を印刷配線板の
製造中に断線させ、電気的導通検査時に検出し、不良品
にすることができるため、部品実装工程での断線が無く
なり、部品実装をしたパッケージ不良の発生がなくなる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(G)は本発明の一実施例の製造方法を
説明する工程順に示した断面図、第2図(A)〜(D)
は従来の印刷配線板の製造方法の一例を説明する工程順
に示した断面図である。 1……積層基板、2……銅箔、3……透孔、4……導電
層、5……ソルダーマスク層、6……ソルダーレジスト
層、10……微細回路、11……部分的欠損部、12……断線
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細回路を含む内層板に絶縁層を介して表
    裏両面に銅箔を積層した積層板に透孔を穿設する工程
    と、該積層板の全面にめっきを施して導電層を形成する
    工程と、該積層板の前記銅箔と前記導電層をエッチング
    除去して銅電パターンを形成する工程と、該積層板の表
    裏両面にソルダマスク層を形成し、該ソルダマスク層を
    介して溶融はんだにより前記積層板に熱ストレスを加え
    る工程と、前記ソルダマスク層を除去する工程と、所定
    部分にソルダレジスト層を形成する工程とを含むことを
    特徴とする印刷配線板の製造方法。
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