JPH06101402B2 - フィルム状抵抗体の製造方法 - Google Patents

フィルム状抵抗体の製造方法

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JPH06101402B2
JPH06101402B2 JP4233238A JP23323892A JPH06101402B2 JP H06101402 B2 JPH06101402 B2 JP H06101402B2 JP 4233238 A JP4233238 A JP 4233238A JP 23323892 A JP23323892 A JP 23323892A JP H06101402 B2 JPH06101402 B2 JP H06101402B2
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resistor
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resin film
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秀昭 武田
卓郎 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム状抵抗体の製
造方法に関する。フィルム状抵抗体は、例えばサーモス
タット等の電子部品に組み込む微小な発熱体素子として
利用することができる。
【0002】
【従来の技術】このようなフィルム状抵抗体の製造方法
として、絶縁体フィルム面上の金属膜からエッチングに
より不用部分を取り除き、所定の形状の金属膜を作り、
これを抵抗体とすることが知られている。またフィルム
状抵抗体の他の製造方法として、絶縁体フィルム面上に
抵抗用ペーストを印刷し、これを抵抗体とすることも知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の方法では、金属
の比抵抗率が大きくないので、高抵抗の抵抗体を作るこ
とが困難である。さらにエッチングにおいて使用した廃
液の処理をしなければならないという問題点がある。
【0004】後者の方法では、ペーストの母材としての
バインダーに合成樹脂を用いるものとガラス粉末を用い
るものがある。合成樹脂を用いるものは耐熱性が弱いと
いう問題点があり、ガラス粉末を用いるものは高温処理
工程が必要で、さらに柔軟性に欠けるという問題点があ
る。
【0005】近年、200℃程度において、抵抗体とし
て連続使用することができる合成樹脂が開発され、フィ
ルム状材料として市販されている。
【0006】しかしこの材料を用いてフィルム状抵抗体
を作るためには、従来の技術を採用することができなか
った。それは、この種のフィルム状材料およびフィルム
状材料を固定するための絶縁性フィルムが帯電すること
により、正確な形状で正確な位置に抵抗体を形成するこ
とが非常に困難であるからである。
【0007】本発明は、この種の合成樹脂を用い、柔軟
で、抵抗値の領域が広く、しかも高温で使用することが
できるフィルム状抵抗体の製造方法を提案することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、導電性を有
する合成樹脂のフィルムの両面を絶縁性の合成樹脂のフ
ィルムで被覆したフィルム状抵抗体の製造方法におい
て、(A)目的とする抵抗体のパターンが導電性の合成
樹脂のフィルムから脱落しないように、該パターンの輪
郭の一部を残して連結部としながら、該パターンの輪郭
線に沿って上記導電性を有する合成樹脂のフィルムを切
断する第1の工程と、(B)第1の工程の後に、上面に
粘着力が弱い接着剤が塗布された低粘着力テープを、上
記導電性を有する合成樹脂のフィルムの下面に接着させ
る第2の工程と、(C)第2の工程後に上記連結部を切
断する第3の工程と、(D)第3の工程後に、上記導電
性を有する合成樹脂のフィルムの上記パターンの輪郭外
の領域を除去する第4の工程と、(E)第4の工程の後
に、下面に粘着力が強い接着剤が塗布された絶縁性の合
成樹脂からなる第1の絶縁フィルムを、上記導電性を有
する合成樹脂のフィルムの上面に接着する第5の工程
と、(F)第5の工程の後に、上記低粘着力テープを除
去する第6の工程と、(G)上記第6の工程の後に、一
方の面に粘着力が強い接着剤が塗布された絶縁性の合成
樹脂からなる第2の絶縁フィルムを、上記導電性を有す
る合成樹脂のフィルムの下面に接着する第7の工程から
なることを特徴とするフィルム状抵抗体の製造方法によ
って解決された。
【0009】
【作 用】抵抗体のパターンの形状は、最初は輪郭に残
した連結部によって導電性合成樹脂のフィルムに保持さ
れ、後の工程では、低粘着力テープ、第1の絶縁フィル
ムによって順次保持され、最終的に第1の絶縁体と第2
の絶縁体で保持される。したがって抵抗体の形状が変形
することがない。
【0010】第3の工程における切断は低粘着力テープ
の上で行われ、この低粘着力テープは第6の工程におい
て除去されるので、製品の第1と第2の絶縁フィルムに
は傷が付くことがない。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る方法で製造されるフィル
ム状抵抗体の分解斜視図である。なお、この図において
はフィルムの厚さは厚く誇張されて表わされている。
【0012】このフィルム状抵抗体は、導電性を有する
合成樹脂フィルムからなる抵抗体1を、第1と第2の絶
縁性の合成樹脂フィルム2,3で両側から被覆したもの
である。
【0013】導電性を有する合成樹脂フィルムとして
は、商品名「カプトン」として市販されているポリイミ
ド系合成樹脂の中で導電性を有するものを使用すること
ができる。
【0014】絶縁性の合成樹脂フィルムとしては、同様
に商品名「カプトン」として市販されているポリイミド
系合成樹脂の中で絶縁性のものを使用することができ
る。
【0015】図2は導電性を有する合成樹脂フィルム
に、目的とする抵抗体のパターンを形成する第1の工程
を概念的に示す側面図である。
【0016】導電性を有する合成樹脂フィルム4を第1
のロール5から引き出し、パターン形成装置6でパター
ンを形成し、第2のロール7で巻き取る。
【0017】パターン形成装置6は、公知の技術に属
し、例えば刃を有するプレス機械あるいはレーザー光利
用型切断機械を使用することができる。
【0018】図3はパターン形成装置を用いて、導電性
を有する合成樹脂フィルム上に形成されたパターンの一
例である。
【0019】図から分かるように、パターン8の輪郭は
不連続に切断されている。すなわちパターン8の内部領
域8aと外部領域8bは、パターン8の輪郭線8cの不
連続部として形成されている複数の連結部8dによって
連結されている。したがってこの工程が終わった段階
で、パターン8の内部領域8aが導電性を有する合成樹
脂フィルム4から脱落することはない。
【0020】フィルム4の幅が同一であっても、パター
ンの幅および長さを変えることにより種々の抵抗値の抵
抗体を作ることができる。さらに導電性を有する合成樹
脂フィルム4の比抵抗に異方性がある場合は、同一形
状,同一寸法のパターンであっても、パターンを傾斜さ
せることにより抵抗値を変えることができる。図4はパ
ターン8を傾斜して配置した一例を示す。
【0021】図4の実施例では製造を容易にするため
に、複数個の同一の10個のパターンをグループとして
導電性を有する合成樹脂フィルム上に傾けて形成してい
る。複数のパターンから成るグループの境界8eは連結
部8fを残して切断されている。
【0022】図5は低粘着力テープを導電性を有する合
成樹脂フィルムの下面に接着させる第2の工程と連結部
を切断する第3の工程を概念的に示す側面図である。
【0023】上面に粘着力が弱い接着剤が塗布された低
粘着力テープ9が第3のロール10から引き出される。
【0024】図3の実施例のパターンの場合は、第2の
ロール7から引き出された導電性を有する合成樹脂フィ
ルム4と、低粘着力テープ9は、低粘着テープ接着装置
13の中で合流し、ここで導電性を有する合成樹脂フィ
ルムの下面と低粘着力テープの上面が接着させられる。
【0025】低粘着テープaで下面を支持された導電性
を有する合成樹脂フィルム4の図3で示された連結部8
dが、連結部切断装置14で切断される。連結部切断装
置14は、公知の刃を有するプレス機械またはレーザー
切断装置により実現することができる。
【0026】連結部8dが切断されると、図3の内部領
域8aと外部領域8bが分離される。しかしこの状態で
は両領域8a,8bは低粘着力テープ9によって独立に
支持されている。
【0027】低粘着力テープで支持された導電性を有す
る合成樹脂フィルム16は、第4のロール15に巻き取
られる。
【0028】図4の実施例のパターンの場合は、第2の
ロール7から引き出された導電性を有する合成樹脂フィ
ルム4と、低粘着力テープ9は図4の角度θだけ互いに
傾斜して走行し低粘着力テープ接着装置の中で合流し、
ここで導電性を有する合成樹脂フィルムの下面と低粘着
力テープの上面が接着させられる。このとき同時にパタ
ーンのグループの境界8eの連結部8fが切断される。
低粘着力テープ接着装置13の中に連結部8fを切断す
る連結部切断装置が組込まれている。連結部8fが切断
されると図4のパターンのグループと、その外部領域8
gが分離され、そして一つのグループのパターンの下面
に低粘着力テープが接着される。この後、合成樹脂フィ
ルムと低粘着力テープが一つのパターン分だけ送られ同
じ動作を繰返えす。この結果、低粘着力テープの上に各
グループの先頭と末尾が隣接するように一列に配列され
る。導電性を有する合成樹脂フィルムの外部領域8gは
テープから分離されて第5のロール17に巻き取られ
る。
【0029】図6は、図4のパターンの場合に連結部8
dを切断する工程と、抵抗体の上に電極を設ける工程を
概念的に示す側面図である。抵抗体の上に電極を設ける
工程は、フィルム状抵抗体を製造するために不可欠な工
程ではなく、フィルム状抵抗体が完成した後に設けるこ
とも可能である。しかし、ここでは、フィルム状抵抗体
の製造の途中に抵抗体の上に電極を設ける場合について
説明する。
【0030】低粘着力テープで支持されたフィルム16
は第5のロール15から引き出される。そして図4のパ
ターンの場合には、連結部8dが連結部切断装置14′
で切断される。なお、連結部8dの切断工程、連結部8
fの切断工程、第5のロール15に巻き取る工程は、図
5に示したものに限られない。例えば、連結部8fを残
して連結部8dのみを切断し、第5のロール15への巻
き取ることも可能である。図3のパターンの場合は、第
5のロール15から引出されると直ちに、そして図4の
パターンの場合は、連結部切断装置14′を通った後
に、電極印刷装置18に送られ、導電性ペーストが抵抗
体の所定の位置に塗布される。
【0031】次に、図3の外部領域8bの部分が分離さ
れ第7のロール19に巻き取られる。
【0032】外部領域8bの部分が分離されたフィルム
は、導電性ペースト硬化装置20に送られ、さらに第8
のロール21に巻き取られる。
【0033】第1の工程で抵抗体のパターンを作ると
き、全ての抵抗値に対して異なるパターンを作ること
は、経済的理由により困難な場合がある。このようなと
きは低粘着力テープ上に抵抗体のパターンだけが残った
状態で、パターンの一部を切断することにより抵抗値を
変える方法を採用することができる。
【0034】図7は、低粘着力テープで支持されたフィ
ルム上の抵抗体の抵抗値を修正する工程を概念的に示す
側面図である。抵抗体の抵抗値は、抵抗体の幅および長
さを調整することにより変える。
【0035】第8のロール21から引き出されたフィル
ムは、フィルム上のパターンの一部を切断するトリミン
グ装置22を通り、第9のロール23に巻き取られる。
【0036】図8は、刃を有するプレス機械であるトリ
ミング装置を用いて抵抗体のパターンを修正した例の上
面図である。低粘着力テープ9に支持され、電極8hが
設けられた抵抗体のパターン8(左)から、トリミング
装置22によって、一部8tが切り取られて抵抗値の大
きなパターン(右)になっている。
【0037】図9は、レーザー切断機であるトリミング
装置を用いて抵抗体のパターンを修正した例の上面図で
ある。左側のパターンの一部8xをレーザー切断機で切
断したものが右側のパターンである。
【0038】図10は、抵抗体のパターンを絶縁性合成
樹脂で両側から被覆する工程を示す概念的側面図であ
る。
【0039】下面に強い接着剤が塗布された絶縁性合成
樹脂フィルム24が第10のロール25から引き出さ
れ、第9のロール23から低粘着力テープで支持された
フィルムが引き出され、このフィルムの上面とフィルム
24の下面が接合させられる。
【0040】低粘着力テープの接着力はフィルム24の
接着力より小さいので、抵抗体のパターンは絶縁性合成
樹脂フィルム24の下面に転写される。このフィルム2
4が図1の第1の絶縁性の合成樹脂フィルムとなる。
【0041】抵抗体のパターンが無くなった低粘着力テ
ープ9は第11のロール26に巻き取られる。
【0042】一方の面に接着剤が塗布された絶縁性合成
樹脂フィルム27が第12のロール28から引き出され
る。このフィルムは図1の第2の絶縁性合成樹脂フィル
ムとなる。
【0043】絶縁性合成樹脂フィルム24の下面と絶縁
性合成樹脂フィルム27の上面が接合される。この結
果、導電性合成樹脂フィルムから成る抵抗体のパターン
は両フィルム24,27の間に挿まれる。換言すると、
導電性合成樹脂フィルムの両面が、絶縁性合成樹脂によ
り被覆される。この両面から被覆されたフィルムは第1
3のロール29に巻き取られる。
【0044】図11は、フィルム状抵抗体の取り扱いを
容易にするために、フィルム状抵抗体を台紙に固定する
工程を概念的に示す側面図である。両面が絶縁性合成樹
脂フィルムにより被覆されたフィルムが第13のロール
29から引き出され、台紙30が第14のロール31か
ら引き出され、このフィルムの下面と台紙30の上面が
接合され、第15のロール32に巻き取られる。
【0045】図12は、台紙に支持されたフィルムから
不用部分を切断して、最終的製品を得る工程を概念的に
示す側面図である。第15のロール32から引き出され
た台紙つきフィルムから不用部分が、不用部分切断装置
33を用いて切断される。不用部分は第16のロール3
6に巻き取られ、台紙つきフィルム状抵抗体35は第1
7のロール37に巻き取られる。
【0046】図13は、台紙つきフィルム状抵抗体の一
例の上面図である。台紙30の上にフィルム状抵抗体3
7が配置されている。使用時には台紙30からフィルム
状抵抗体37を容易に剥がすことができる。
【0047】以上各工程毎にロールで巻き取る場合につ
いて説明したが、一貫生産するときは中間の巻き取りロ
ールは当然に不要となる。
【0048】
【発明の効果】高温に耐える導電性合成樹脂フィルムお
よび絶縁性合成樹脂フィルムを用いてフィルム状抵抗体
を、静電気の影響を受けることなく、安定かつ安価に生
産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法で製造されるフィルム状抵抗
体の分解斜視図である。
【図2】導電性を有する合成樹脂フィルムに、目的とす
る抵抗体のパターンを形成する第1の工程を概念的に示
す。
【図3】パターン形成装置を用いて、導電性を有する合
成樹脂フィルム上に形成されたパターンの一例である。
【図4】パターンを導電性の合成樹脂フィルムの長手方
向に対して傾斜して配置した時の一例の上面図である。
【図5】低粘着力テープを導電性を有する合成樹脂フィ
ルムの下面に接着させる第2の工程と連結部を切断する
第3の工程を概念的に示す側面図である。
【図6】抵抗体の上に電極を設ける工程を概念的に示す
側面図である。
【図7】低粘着力テープで支持されたフィルム上の抵抗
体の抵抗値を修正する工程を概念的に示す側面図であ
る。
【図8】刃を有するプレス機械であるトリミング装置を
用いて抵抗体のパターンを修正した例の上面図である。
【図9】レーザー切断機であるトリミング装置を用いて
抵抗体のパターンを修正した例の上面図である。
【図10】抵抗体のパターンを絶縁性合成樹脂で両側か
ら被覆する工程を示す概念的側面図である。
【図11】フィルム状抵抗体の取り扱いを容易にするた
めに、フィルム状抵抗体を台紙に固定する工程を概念的
に示す側面図である。
【図12】台紙に支持されたフィルムから不用部分を切
断して、最終的製品を得る工程を概念的に示す側面図で
ある。
【図13】台紙つきフィルム状抵抗体の一例の上面図で
ある。
【符号の説明】 1 抵抗体 2 第1の絶縁性の合成樹脂フィルム 3 第2の絶縁性の合成樹脂フィルム 4 導電性を有する合成樹脂フィルム 5 第1のロール 6 パターン形成装置 7 第2のロール 8 パターン 8a 内部領域 8b 外部領域 8c 輪郭線 8d 連結部 8e 境界 8f 連結部 8g 不用部 8h 電極 8t トリミングされる部分 8x トリミングされる部分 9 低粘着力テープ 10 第3のロール 13 低粘着力テープ接着装置 14,14′ 連結部切断装置 15 第4のロール 16 低粘着力テープで支持された合成樹脂フィルム 17 第5のロール 18 電極印刷装置 19 第7のロール 20 導電性ペースト硬化装置 21 第8のロール 22 トリミング装置 23 第9のロール 24 強い接着剤が塗布された絶縁性合成樹脂フィルム 25 第10のロール 26 第11のロール 27 強い接着剤が塗布された絶縁性合成樹脂フィルム 28 第12のロール 29 第13のロール 30 台紙 31 第14のロール 32 第15のロール 33 不用部分切断装置 34 第17のロール 35 台紙つきフィルム状抵抗体 36 第16のロール 37 フィルム状抵抗体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する合成樹脂のフィルムの両
    面を絶縁性の合成樹脂のフィルムで被覆したフィルム状
    抵抗体の製造方法において、(A)目的とする抵抗体の
    パターンが導電性の合成樹脂のフィルムから脱落しない
    ように、該パターンの輪郭の一部を残して連結部としな
    がら、該パターンの輪郭線に沿って上記導電性を有する
    合成樹脂のフィルムを切断する第1の工程と、(B)第
    1の工程の後に、上面に粘着力が弱い接着剤が塗布され
    た低粘着力テープを、上記導電性を有する合成樹脂のフ
    ィルムの下面に接着させる第2の工程と、(C)第2の
    工程後に上記連結部を切断する第3の工程と、(D)第
    3の工程後に、上記導電性を有する合成樹脂のフィルム
    の上記パターンの輪郭外の領域を除去する第4の工程
    と、(E)第4の工程の後に、下面に粘着力が強い接着
    剤が塗布された絶縁性の合成樹脂からなる第1の絶縁フ
    ィルムを、上記導電性を有する合成樹脂のフィルムの上
    面に接着する第5の工程と、(F)第5の工程の後に、
    上記低粘着力テープを除去する第6の工程と、(G)上
    記第6の工程の後に、一方の面に粘着力が強い接着剤が
    塗布された絶縁性の合成樹脂からなる第2の絶縁フィル
    ムを、上記導電性を有する合成樹脂のフィルムの下面に
    接着する第7の工程からなることを特徴とするフィルム
    状抵抗体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第3の工程と上記第5の工程の間
    に、電極印刷装置を用いて電極を形成する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルム状抵抗体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記電極を形成する工程と上記第5の工
    程の間に、パターンの一部を切断して抵抗値を調整する
    工程を有することを特徴とする請求項2記載のフィルム
    状抵抗体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の工程で、抵抗体のパターンの
    導電性の合成樹脂のフィルムの長手方向に対する傾斜
    角、抵抗体のパターンの幅、長さ等を変えることにより
    種々の抵抗値の抵抗体を作ることを特徴とする請求項1
    記載のフィルム状抵抗体の製造方法。
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