JPH0610136Y2 - 触媒コンバ−タ - Google Patents

触媒コンバ−タ

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JPH0610136Y2
JPH0610136Y2 JP1987031059U JP3105987U JPH0610136Y2 JP H0610136 Y2 JPH0610136 Y2 JP H0610136Y2 JP 1987031059 U JP1987031059 U JP 1987031059U JP 3105987 U JP3105987 U JP 3105987U JP H0610136 Y2 JPH0610136 Y2 JP H0610136Y2
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JP
Japan
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monolith
catalyst
casing
monolith catalyst
holder
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JP1987031059U
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政幸 川田
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は排気ガスの浄化装置である触媒コンバータに関
する。
(従来技術及びその問題点) モノリス触媒を内蔵した触媒コンバータのなかには、モ
ノリス触媒の径方向の移動規制及び軸方向の後退動の規
制を図るべく、実公昭56−16116号公報に見られ
るように、モノリス触媒の外周面とケーシングの内周面
との間にスチールネットを介装する一方、モノリス触媒
の下流側端面と後退動規制プレートとの間にクッション
材を介装するようにしたものがある。すなわち、上記ス
チールネットはモノリス触媒の軸方向に延びる波状とさ
れて、モノリス触媒を径方向に弾性保持するために設け
られており、一方、上記クッション材はモノリス触媒の
後退動を弾性的に規制するために設けられている。
しかしながら、このようにモノリス触媒の移動規制のた
めに、規制する移動方向毎に、夫々、別部品を設けると
した場合には、その組付性(作業)が煩雑化する。特に
ケーシング内に複数のモノリス触媒を配置させるように
したものにあっては、上記問題が顕著なものとなる。
そこで、本考案の目的は、極力部品点数を少なくするよ
うにして、組付作業性を改善するようにした触媒コンバ
ータを提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために本考案にあっては、ケーシン
グと、 該ケーシング内に直列に配置された複数のモノリス触媒
と、 各モノリス触媒の外周面と前記ケーシングの内周面との
間に介装され、前記モノリス触媒の軸方向に延びる波状
とされて、前記各モノリス触媒を弾性保持する網目構造
のモノリス保持体と、 前記モノリス触媒の間に設けられ、上流側にあるモノリ
ス触媒の後退動を規制するセンタープレートと、を有
し、 前記モノリス保持体は、その下流側端部が延長されてそ
の延長部がモノリス触媒の下流側端面と前記センタプレ
ートとの間に介装されると共に、該モノリス触媒の下流
側端部の角部において、該角部を回込むようにして平坦
部が形成されている、構成としてある。
このような構成とすることにより、モノリス触媒の後退
動は、モノリス触媒の径方向の移動規制部材であるモノ
リス保持体と一体とされた延長部によって弾性的に規制
されることとなる。すなわち、モノリス保持体は従来の
クッション材としての機能をも併せもつこととなる。
しかも、この場合、モノリス保持体が、モノリス触媒の
下流側端部の角部において、該角部を回込むようにして
平坦部が形成していることから、モノリス保持体の谷部
が、損傷し易いモノリス触媒の下流側端部の角部に当る
ことが回避されることになる。このため、モノリス触媒
の下流側端部の角部が損傷を受けることを防止できるこ
とになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は自動車用エンジンの排気系Eを示すもので、こ
の排気系Eは、エンジン本体(図示省略)側から、順
に、排気マニホルド1、排気管2、サイレンサ3とで構
成され、上記排気管2には、排気ガス中の有害成分を浄
化する触媒コンバータ10が配設されている。
触媒コンバータ10は、第1図に示すように、ケーシン
グ11を有し、このケーシング11はステンレス製とさ
れて、その内部にモノリス触媒12、13が直列に収容
され、また、2つのモノリス触媒12、13の間に、セ
ンタープレート14がケーシング11と一体に設けられ
ている。モノリス触媒12、13は、触媒を担持する担
体がセラミックス製とされ、各モノリス触媒12(1
3)の外周面12a(13a)と、上記ケーシング11
の内周面11aとの間には、モノリス触媒12(13)
の周回り全域に渡って、夫々、モノリス保持体16(1
7)が介装されている。
モノリス保持体16(17)は、第3図に示すように、
二枚の金属製ネット、すなわちネットアッパ18とネッ
トロア20とを重ね合せることによって形成された網目
構造とされている。そして、モノリス保持体16(1
7)はモノリス触媒12(13)の軸方向に延びる波状
に形成されて、これによりモノリス触媒12(13)を
弾性保持するようにされている。より具体的には、モノ
リス保持体16(17)は波状に形成したネットを筒状
に形成した後、若干周方向に捩ることにより形成されて
いる。このモノリス保持体16(17)には、その長手
方向(モノリス触媒12(13)の軸方向)の中間部
に、シール材包囲部16a(17a)が形成され、この
シール材包囲部16a(17a)内にシール材22が設
けられて、排気ガスの抜け防止が図られている。
シール材22は、ここでは、インターラムマットが採用
されている。インターラムマットは、既知のように、ヒ
ル石をセラミックスファイバに接着させたもので、ヒル
石(vermiculite)はA、Feを含有する加水マグネシ
ウムケイ酸塩を成分とし、高温下ではその容積が約6〜
20倍に膨張する特性を備えている。
このようなモノリス保持体16、17のうち、上流側の
モノリス触媒12を保持するモノリス保持体16は、そ
の下流端を延長した延長部16cが設けられて、この延
長部16cが上流側モノリス触媒12の下流側端面12
bと前記センタープレート14との間に介装されてい
る。
以上の構成により、上流側に位置するモノリス触媒12
の後退動はモノリス保持体16の延長部16cで弾性的
に規制されることになる。このため、触媒コンバータ1
0の組立の際には、単に、モノリス保持体16内にモノ
リス触媒12を入れた状態としてケーシング11に納め
るだけで済み、組付作業性を改善することができる。
第4図以後の図面は、本考案の形成例を示すもので、以
下の説明において、上記第1実施例と同一の要素には同
一の参照符号を付することによりその説明を省略し、以
下に各実施例の特徴部分についてのみ説明を加えること
とする。
第4図、第5図は本考案の第2実施例を示すもので、本
実施例においては、センタープレート14に爪30が設
けられて、この爪30によって、延長部16cの長さ寸
法を規制するようにしてある。尚、第5図においてはモ
ノリス保持耐16を略して示してある。
このように爪30によって、モノリス保持体16のうち
モノリス触媒12の後端面12と当接する延長部16c
の長さ寸法の安定化が図られることとなる。
第6図は第3実施例を示すもので、本実施例において
は、モノリス保持体16の後端部に平坦部40が設けら
れて、この平坦部40を屈曲させて、延長部16cを形
成するようにしてある。
このような構成とすることにより、波状モノリス保持体
16の谷部16dがモノリス触媒12の角部に当たるこ
とが回避され、これにより谷部16dの干渉によってモ
ノリス触媒12の角部が損傷を受けることが防止され
る。
第7図は本考案の第4実施例を示すもので、本実施例に
おいては、モノリス保持体16の上流端において、シー
ルプレート41が配設され、このシールプレート41に
より入口を狭めるようにされている。また、モノリス保
持体16の上流端部はシールプレート41と部分的に溶
接固定されている。これによりケーシング11とモノリ
ス触媒16との間隙に流入する排気ガスが絞り込まれ、
シール材22のガスアタックの低減が図られることとな
る。また、シールプレート41はモノリス保持体16に
固定されているため、シールプレート41の移動が規制
されることとなる。
第8図、第9図は第5実施例を示すもので、本実施例に
あっては、モノリス保持体16において、その波状に形
成された波状部16bには、網目の密な部分42(第1
図中、矢印VIII(第8図参照))と疎の部分44(第1
図中、矢印IX(第9図参照))とを備えるものとされて
いる。すなわち、モノリス保持体16の波状部16bに
は、その延び方向(モノリス保持体16の長手方向)
に、網目の小さな部分42と、網目の大きな部分44と
が設けられている。そして、この網目の具体的な大きさ
は、線材の直径が0.2mmとのときに、網目の小さな部
分42(第8図)においては、1×1インチ(inch)内に
約100の網目を有し、ほとんど排気ガスを通さない程
度の網目とされ、一方網目の大きい部分44(第9図)
においては1×1インチ(inch)中に約55の網目を有す
る程度のものとされている。
このように、本実施例にあっては、モノリス保持体16
の波状部16bに網目の小さな部分42と、網目の大き
な部分44とが設けられているため、網目の小さな部分
42で排気ガスの流速が弱められ、この結果シール材2
2へのガスアタックが弱められてることとなる。そし
て、網目を小さくすることによる重量増は、網目の大き
な部分44を設けることにより緩和される。
第10図は、本考案の第6実施例を示すもので、本実施
例においては、シール材22内に中空リング47が内蔵
され、この中空リング47によって、ケーシング11と
モノリス触媒12(13)とに対するシール材22の圧
接状態を補助するようにされている。
すなわち、シール材22及び中空リング47は圧縮状態
でケーシング11内に装着されるが、これに伴う中空リ
ング47の弾性変形によって、シール材22の、ケーシ
ング11、モノリス触媒12に対する圧接力が補助され
ることになる。
第11図乃至第14図は第7実施例を示すもので、本実
施例においてはシール材22の保持がコイル状半割リン
グ50によって行なわれている。すなわち、コイル状半
割リング50は線材を密に巻回することにより形成され
ており、このコイル状半割リング50の内部にシール材
22が収納されている。そして、コイル状半割リング5
0はその一端50aが先細りのテーパ状とされ、他端5
0bは、シール材22によって、他端面に向けて拡開す
るテーパ孔50cとされて(第13図参照)、このテー
パ孔50cに上記テーパ状一端50aを差し込むことに
よりリングを形成するようにされている(第14図参
照)。このようなシール材22が内蔵されたコイル状半
割リング50は径方向に圧縮された状態でケーシング1
2内に装着される(第12図参照)。
このような構成により、モノリス触媒12は、コイル状
半割リング50によっても軸方向の後退動が規制される
こととなる。加えて、コイル状半割リング50は、その
一端50aと他端50bとがテーパ結合されているた
め、その径寸法は自在であり、これによりケーシング1
1、モノリス触媒12に寸法誤差があったとしても円滑
に吸収されることとなる。また例え、各要素11、1
2、50等に寸法誤差があったとしてもシール材22が
コイル状半割リング50に内蔵されているため、シール
材22は均一に分布され、部分的にその圧縮度合が異な
るという状態を生ずることもない。そして、シール材2
2の熱膨張が開始されたときには、その膨張がそのまま
コイル状半割リング50の拡開によって、ケーシング1
1、モノリス触媒12への圧接力に転換されることとな
る。勿論、コイル状半割リング50の一端50aと他端
50bとは、テーパ結合されているため、当該部位から
排気ガスが吹き抜けることもない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、モノ
リス触媒の径方向の移動規制及び軸方向の後退規制が一
つのモノリス保持体でなされるため、部品点数が低減さ
れ、組付の際の煩雑さ、組付性を改善することができ
る。
しかも、この場合、モノリス触媒の下流側端部の角部が
損傷を受けることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は第1実施例を示すもので、 第1図は触媒コンバータの縦断図面、 第2図はエンジンの排気系の全体構成図、 第3図はモノリス保持体におけるシール材包囲部を拡大
して示す部分断面図である。第4図、第5図は第2実施
例を示すもので、 第4図は要部拡大断面図、 第5図は第4図に示すV−V線断面図である。 第6図は第3実施例の要部説明図である。 第7図は第4実施に係る触媒コンバータの部分断面図で
ある。 第8図、第9図は第5実施例を示すもので、 第8図は網目の大きな部分を拡大して示す図、 第9図は網目の小さな部分を拡大して示す図である。 第10図は第6実施例の要部拡大断面図である。 第11図乃至第14図は第7実施例を示すもので、 第11図は触媒コンバータの部分断面図、 第12図は要部拡大断面図、 第13図はコイル状半割リングの展開図、 第14図はコイル状半割リングの組立状態を示す部分斜
視図である。 E:エンジンの排気系 10:触媒コンバータ 11:ケーシング 11a:ケーシングの内周面 12、13:モノリス触媒 14:センタープレート 12a、13a:モノリス触媒の外周面 16、17:モノリス保持体 16c:モノリス保持体の延長部 22:シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、 該ケーシング内に直列に配置された複数のモノリス触媒
    と、 各モノリス触媒の外周面と前記ケーシングの内周面との
    間に介装され、前記モノリス触媒の軸方向に延びる波状
    とされて、前記各モノリス触媒を弾性保持する網目構造
    のモノリス保持体と、 前記モノリス触媒の間に設けられ、上流側にあるモノリ
    ス触媒の後退動を規制するセンタープレートと、を有
    し、 前記モノリス保持体は、その下流側端部が延長されてそ
    の延長部がモノリス触媒の下流側端面と前記センタプレ
    ートとの間に介装されると共に、該モノリス触媒の下流
    側端部の角部において、該角部を回込むようにして平坦
    部が形成されている、 ことを特徴とする触媒コンバータ。
JP1987031059U 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ Expired - Lifetime JPH0610136Y2 (ja)

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JPS63140115U JPS63140115U (ja) 1988-09-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60155716U (ja) * 1984-03-26 1985-10-17 中央発條株式会社 モノリス触媒担体の径方向保持装置

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JPS63140115U (ja) 1988-09-14

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