JPH0610138Y2 - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JPH0610138Y2
JPH0610138Y2 JP9786088U JP9786088U JPH0610138Y2 JP H0610138 Y2 JPH0610138 Y2 JP H0610138Y2 JP 9786088 U JP9786088 U JP 9786088U JP 9786088 U JP9786088 U JP 9786088U JP H0610138 Y2 JPH0610138 Y2 JP H0610138Y2
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JP
Japan
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catalytic converter
converter
casing
protective cover
cover
Prior art date
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JP9786088U
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JPH0220714U (ja
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久 世良
孝文 飯野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、触媒コンバータに関するものである。
《従来の技術》 周知のように、エンジンの排気ガスの浄化手段とし、排
気ガス中のCO,HCを酸化し、Nxを還元する白金,
パラジウムなどの三元触媒を用いた触媒コンバータが提
供されている。
この触媒コンバータは、例えば、筒状のケーシング内
に、ワイヤーネットなどの弾性部材を介してセラミック
ス等でなる触媒担体を収納配置させ、かつ、排気ガスが
弾性部材中を通過し未浄化処理状態で排出されるのを防
止するため、ケーシングと触媒担体との間にシール部材
を介在させた構造となっている。
そして、浄化処理中の触媒担体からは高熱が発せられる
ので、その熱から触媒コンバータ近傍に配されている部
品を保護するために、通常上記ケーシングの外周部を一
定の空間をおいて筒状の保護カバー(遮熱板)にて被覆
させている(実開昭61−14710号公報)。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記した従来の触媒コンバータでは、保
護カバーを設けたために触媒担体から発する高熱が放熱
されずに、保護カバーとケーシングとの間の空間部にた
まり、ケーシングの温度が非常に高くなる。すると、そ
のケーシングが熱膨張を生じて変形する。このとき、ケ
ーシングの膨張率とシール部材のそれとが異なるため
(ケーシングの方が大きい)、両者間に間隙が生じ、そ
の間隙を通って未浄化状態の排気ガスが排出されるおそ
れがある。
また、エンジン停止時には、ケーシング周囲の温度が低
下しケーシング自体も元の状態に戻ろうとするが、上記
膨脹と収縮が繰り返し行われると、ついにはケーシング
が塑性変形をしてしまい、通常(常温下)の状態でもケ
ーシングとシール部材との間に間隙が生じてしまうおそ
れがある。
そして、高温の空気は上方へ移動するため、上記現象は
特にケーシングの上側で顕著に現れる。
そこで、通常保護カバーは上下2分割された断面半円弧
状のカバー部材を接合することにより形成されるため、
上側のカバー部材を径方向外方に向けて脹らました形状
とし、ケーシングと上側のカバーとの間に画成される空
間部を広くし、空冷効果を向上させることによりケーシ
ングの温度上昇並びにそれに伴なう熱膨張を抑制するこ
とも考えられる。
しかしながら、上記手段では異なる形状のケース部材を
2個必要とし、製造効率が低下してしまう。
そこで本考案では、特にコンバータ本体の上方側での冷
却効率が良好で、かつ略同一のケース部材にてケースを
構成することができ、製造効率の良好な触媒コンバータ
を提供するにある。
《課題を解決するための手段》 上記した目的を達成するため、本考案に係る触媒コンバ
ータでは、排気ガスを浄化処理する触媒担体が内蔵され
たコンバータ本体と、そのコンバータ本体の外周囲を覆
うようにして配置された保護カバーとを備えてなり、か
つ、該保護カバーが複数の略同一形状のカバー部材を接
合することにより形成されてなる触媒コンバータにおい
て、該コンバータ本体の両端部を下方に向けて傾斜させ
た。
《作用》 コンバータ本体の両端部を、下方に向けて傾斜させたた
め、たとえ複数のカバー部材が略同一形状で構成されて
いても、その保護カバーの流入出側開口部は、上方側が
広くなる。
従って、保護カバー内に流入される空気の多くはコンバ
ータ本体の上方側と保護カバーとの間を流れるため、そ
こにおける冷却効率が向上する。
また、上記のように保護カバーを構成する複数のカバー
部材を略同一形状のものを用いることができるため、カ
バー部材の製造効率が良好となり、部品コストが低減す
る。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について添付図面を参照に
して説明する。
第1図は本考案に係る触媒コンバータの好適な一実施例
を示す断面図である。
同図に示すように、基本的な構成は従来のものと同様で
あり、排気ガスを浄化処理するコンバータ本体1と、そ
のコンバータ本体1の外周に配設され、コンバータ本体
から生じる高熱を遮断する保護カバー9とから構成され
ている。
そして、コンバータ本体1は、以下の構成からなる。す
なわち、まず、触媒担体2をワイヤーネット等の弾性部
材3並びに加熱膨脹特性を有する材料(例えばグラスフ
ァイバー内に無数の蛭石,雲母等の鉱物を織込んで形成
したもの)からなるシール部材4を介して筒状のケーシ
ング5内に挿入配置している。そして、このケーシング
5は、断面略楕円形状からなる胴部5aの両端部5b,
5bが徐々に縮径された先細り状に形成されている。
さらに、上記ケーシング5の両先端部には筒状部6,6
が嵌合されており、その筒状部6のさらに先端に、隣接
する排気ガスの流通路(図示せず)と連結可能とするフ
ランジ7が配設されている。
一方、保護カバー9は、ケーシング5と略同心上に配さ
れており、この保護カバー9は、上下2分割された上
側,下側カバー部材9a,9bを結合することにより形
成されている。そして、それら上側,下側カバー部材9
a,9bの結合部分にケーシング5の側端縁を挟持さ
せ、触媒コンバータを一体化させている。
ここで、本考案では、まず、上述した筒状部6を、その
先端を下方に向けて傾斜配置させている。すなわち、筒
状部6の軸中心1を、ケーシング5の軸中心2(保
護カバー9の軸中心)に対して、所定角度αだけ下向き
にしている。これにともない、筒状部6の先端部に配設
したフランジ7も所定角度αだけ下を向いている。
一方、保護カバー9を構成する上側,下側カバー部材9
a,9bの形状は、略同一形状としている。これによ
り、1種類のプレス型を用いてプレス加工などすること
ができ、容易に製造することができる。
但し、本実施例では、上述のごとくフランジ7が傾いて
いるため、フランジ7と隣接する排気管との結合作業性
を考慮し、下側カバー部材9bの両端部を一部切除し、
全長を上側カバー部材9aのそれより若干短くしてい
る。
次に上記実施例の作用原理について説明すると、筒状部
6並びにフランジ7が下方に向いているため、保護カバ
ー9の両端開口部の面積は、筒状部6(フランジ7)の
上方側が広くなる。その結果、保護カバー9内を流れる
空気の多くは上側カバー部材9aとケーシング5との間
を流れる。従って、比較的高温になりやすいケーシング
5の上方により多くの冷却用の空気が流れることとな
り、効率良くケーシング5を冷却することができる。こ
れにより、ケーシング5の急激な熱膨張を抑制でき、シ
ール部材4とケーシング5との間に間隙を生じることを
防止できる。
また、通常触媒コンバータは、車体の底面側に配されて
いる。従って、その触媒コンバータの取り付けは、必然
的に車体の下側から行うことになる。そして、本実施例
では、隣接する排気ガスの流通路(排気管)の接合部と
なるフランジ7が下方に向いているため、そのフランジ
を介してボルト締めする作業がしやすくなる。
次に、上記した構成からなる本実施例の触媒コンバータ
10を実際の排気系に取付ける工程について説明する。
すなわち、第2図に示すように、まず、エンジン本体1
2の排気ポートに接続されたマニホールド14に、排気
管16を介して触媒コンバータ10の上流側端が接続さ
れている。また、触媒コンバータ10の下流側端は他の
排気管16を介してサイレンサー18に接続されてい
る。これにより、エンジン本体12から送られてきた排
気ガスが触媒コンバータ10を通過する間に浄化処理さ
れ、その浄化されたガスがサイレンサー18を介して大
気へ放出されることになる。
さらに、各排気管16と触媒コンバータ10との接合状
態について詳述すると、第3図に拡大して示すようにな
っている。
すなわち、排気管16の先端部は上方に向けて傾斜され
ており、その傾斜角度が触媒コンバータ10の筒状部6
のそれと略一致させてある。そして、排気管16の先端
部に配設したフランジ20と、触媒コンバータ10に設
けたフランジ7とをボルト締め等することにより接合一
体化させる。そして、このようにして一体化された触媒
コンバータ10などを、周知の取り付け機構22を介し
て車両の底面24に連結する。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る触媒コンバータでは、コン
バータ本体の両端部を下方に向けて傾斜させたため、コ
ンバータ本体の上方側の保護カバー開口面積が、下方側
のそれに比べ増大する。
従って、保護カバー内を流れる空気は、コンバータ本体
の上方側により多く流れることとなり、比較的高温とな
りやすい上方側を効率良く冷却することができる。
また、隣接する排気ガス流路と触媒コンバータとの接続
箇所となるコンバータ本体の両端部が下方に傾いている
ため、接続作業が向上する。
さらに、本考案では、コンバータ本体の両端部を傾斜さ
せることにより冷却効率の向上を図ったため、保護カバ
ーを構成するカバー部材は略同一形状のものを用いるこ
とができる。従って、同一のものを大量に製造すれば良
く(複数種のカバー部材を製造・用意する必要がな
い)、部品コストの低減を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る触媒コンバータの好適な一実施例
を示す縦断面図、第2図は触媒コンバータの取付状態の
一例を示す斜視図、第3図はその要部を示す一部断面図
である。 1…コンバータ本体、2…触媒担体 9…保護カバー、9a…上側カバー部材 9b…下側カバー部材、10…触媒コンバータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスを浄化処理する触媒担体が内蔵さ
    れたコンバータ本体と、そのコンバータ本体の外周囲を
    覆うようにして配置された保護カバーとを備えてなり、
    かつ、該保護カバーが複数の略同一形状のカバー部材を
    接合することにより形成されてなる触媒コンバータにお
    いて、該コンバータ本体の両端部を下方に向けて傾斜さ
    せてなることを特徴とする触媒コンバータ。
JP9786088U 1988-07-26 1988-07-26 触媒コンバータ Expired - Lifetime JPH0610138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9786088U JPH0610138Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 触媒コンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9786088U JPH0610138Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 触媒コンバータ

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Publication Number Publication Date
JPH0220714U JPH0220714U (ja) 1990-02-13
JPH0610138Y2 true JPH0610138Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=31323619

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