JPH06100892A - 着色液体洗浄漂白剤組成物 - Google Patents
着色液体洗浄漂白剤組成物Info
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- JPH06100892A JPH06100892A JP4246483A JP24648392A JPH06100892A JP H06100892 A JPH06100892 A JP H06100892A JP 4246483 A JP4246483 A JP 4246483A JP 24648392 A JP24648392 A JP 24648392A JP H06100892 A JPH06100892 A JP H06100892A
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- C11D3/3746—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a)次亜塩素酸アルカリ金属塩、 (b)アルカ
リ剤、 (c)スルホン酸基を有する水溶性ポリマー及び
(d)フタロシアニン系顔料を、それぞれ特定範囲で含有
する着色液体洗浄漂白剤組成物。 【効果】 洗浄漂白力に優れ、しかも苛酷な条件下に長
期間貯蔵しても、洗浄漂白力と着色性が安定である。
リ剤、 (c)スルホン酸基を有する水溶性ポリマー及び
(d)フタロシアニン系顔料を、それぞれ特定範囲で含有
する着色液体洗浄漂白剤組成物。 【効果】 洗浄漂白力に優れ、しかも苛酷な条件下に長
期間貯蔵しても、洗浄漂白力と着色性が安定である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は貯蔵安定性に優れた着色
液体洗浄漂白剤組成物に関する。
液体洗浄漂白剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】従来より、次亜塩素酸アル
カリ金属塩を主基剤とする洗浄剤組成物は多く知られて
いる。現在、そのような洗浄剤組成物は、公共施設、社
員食堂、一般食堂等で使用される食器の消毒；一般家庭
の台所用品、衣料用品の漂白；トイレや排管の洗浄、漂
白、詰まり除去、除菌、除臭；浴室等に発生するかび汚
れの漂白等の目的に広汎に使用されている。
カリ金属塩を主基剤とする洗浄剤組成物は多く知られて
いる。現在、そのような洗浄剤組成物は、公共施設、社
員食堂、一般食堂等で使用される食器の消毒；一般家庭
の台所用品、衣料用品の漂白；トイレや排管の洗浄、漂
白、詰まり除去、除菌、除臭；浴室等に発生するかび汚
れの漂白等の目的に広汎に使用されている。
【０００３】今までに、これら組成物中の次亜塩素酸ア
ルカリ金属塩の貯蔵安定性向上の試みが数多く提案され
てきた。例えば、特公昭32−1714号公報にはゼラチン又
はカゼインを安定剤として応用した貯蔵安定な次亜塩素
酸ナトリウム溶液の製造法が、特公昭39−6652号公報に
はＣＭＣやポリアクリル酸等の合成高分子電解質による
次亜塩素酸ソーダの安定化法が、特公昭42−531 号公報
には結晶状けい酸ソーダと溶液状けい酸ソーダを添加す
ることで重金属を除去する方法が、特開昭51−39966 号
公報にはポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテ
ル硫酸エステル塩と次亜塩素酸塩と苛性アルカリと芳香
族スルホン酸塩からなる安定な液体洗浄剤漂白剤が、特
開昭54−114485号公報にはピロリン酸アルカリ金属塩に
よる安定化方法が、特公昭57−40081 号公報には過ヨウ
素酸イオンを含有させることによる安定な次亜塩素酸塩
の水溶液組成物が、特開昭63−273700号公報にはアクリ
ル酸、ポリヒドロキシアクリル酸またはその混合物と塩
素耐性ホスホネートまたは有機ホスホネートを応用した
安定な次亜塩素酸ナトリウム含有洗剤組成物がそれぞれ
開示されている。これらの技術にかかる配合組成物はお
のおの次亜塩素酸塩の安定性向上に寄与し、性能の優れ
た有効な配合組成物が提案されている。
ルカリ金属塩の貯蔵安定性向上の試みが数多く提案され
てきた。例えば、特公昭32−1714号公報にはゼラチン又
はカゼインを安定剤として応用した貯蔵安定な次亜塩素
酸ナトリウム溶液の製造法が、特公昭39−6652号公報に
はＣＭＣやポリアクリル酸等の合成高分子電解質による
次亜塩素酸ソーダの安定化法が、特公昭42−531 号公報
には結晶状けい酸ソーダと溶液状けい酸ソーダを添加す
ることで重金属を除去する方法が、特開昭51−39966 号
公報にはポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテ
ル硫酸エステル塩と次亜塩素酸塩と苛性アルカリと芳香
族スルホン酸塩からなる安定な液体洗浄剤漂白剤が、特
開昭54−114485号公報にはピロリン酸アルカリ金属塩に
よる安定化方法が、特公昭57−40081 号公報には過ヨウ
素酸イオンを含有させることによる安定な次亜塩素酸塩
の水溶液組成物が、特開昭63−273700号公報にはアクリ
ル酸、ポリヒドロキシアクリル酸またはその混合物と塩
素耐性ホスホネートまたは有機ホスホネートを応用した
安定な次亜塩素酸ナトリウム含有洗剤組成物がそれぞれ
開示されている。これらの技術にかかる配合組成物はお
のおの次亜塩素酸塩の安定性向上に寄与し、性能の優れ
た有効な配合組成物が提案されている。
【０００４】次亜塩素酸アルカリ金属塩は強力な酸化剤
であり、その取扱いには十分な注意が必要である。この
ため、使用者の安全を考慮し、洗浄剤の適用部位を明確
にするために洗浄剤を着色することが行われている。と
ころが、塩素系などの酸化漂白剤においては着色剤が経
時的に退色しやすいため、着色剤の選定が特に重要であ
る。例えば次亜塩素酸塩と苛性アルカリとからなる系に
特定の銅フタロシアニン系顔料を配合して着色する方法
が報告されており（特開昭53−8604号公報）、次亜塩素
酸塩に安定な青色系の着色方法が開示されている。
であり、その取扱いには十分な注意が必要である。この
ため、使用者の安全を考慮し、洗浄剤の適用部位を明確
にするために洗浄剤を着色することが行われている。と
ころが、塩素系などの酸化漂白剤においては着色剤が経
時的に退色しやすいため、着色剤の選定が特に重要であ
る。例えば次亜塩素酸塩と苛性アルカリとからなる系に
特定の銅フタロシアニン系顔料を配合して着色する方法
が報告されており（特開昭53−8604号公報）、次亜塩素
酸塩に安定な青色系の着色方法が開示されている。
【０００５】しかしながら、この方法では、安全性の向
上を計るべく苛性アルカリの濃度をより低くした配合系
を実施しようとした際の長期貯蔵安定性、特に過酷な条
件下での貯蔵安定性が必ずしも保証されるものではない
ことがわかった。これは先述の次亜塩素酸塩の安定性向
上の手段を適用しても改善されない。また、フタロシア
ニン系顔料の置換ハロゲン数が特定範囲を越えると高温
での貯蔵或いは長期保存により褪色が進行するため、こ
の方法には適用できない。よって、着色洗浄漂白剤組成
物の過酷な条件下での貯蔵安定性や経時的な退色防止に
ついては更なる改良が望まれている。
上を計るべく苛性アルカリの濃度をより低くした配合系
を実施しようとした際の長期貯蔵安定性、特に過酷な条
件下での貯蔵安定性が必ずしも保証されるものではない
ことがわかった。これは先述の次亜塩素酸塩の安定性向
上の手段を適用しても改善されない。また、フタロシア
ニン系顔料の置換ハロゲン数が特定範囲を越えると高温
での貯蔵或いは長期保存により褪色が進行するため、こ
の方法には適用できない。よって、着色洗浄漂白剤組成
物の過酷な条件下での貯蔵安定性や経時的な退色防止に
ついては更なる改良が望まれている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、酸化漂白
剤系において、長期間苛酷な条件下においても安定な着
色組成物を得るべく鋭意検討した結果、スルホン酸基を
有する水溶性ポリマーを次亜塩素酸アルカリ金属塩水溶
液に添加することでかかる課題を解消し得ることを見出
した。しかも驚くべきことに、本発明による安定化方法
を応用することでフタロシアニン系顔料の置換ハロゲン
数を限定することなく青色〜緑色の安定な着色液体洗浄
漂白剤組成物が得られることを見出し本発明を完成する
に到った。
剤系において、長期間苛酷な条件下においても安定な着
色組成物を得るべく鋭意検討した結果、スルホン酸基を
有する水溶性ポリマーを次亜塩素酸アルカリ金属塩水溶
液に添加することでかかる課題を解消し得ることを見出
した。しかも驚くべきことに、本発明による安定化方法
を応用することでフタロシアニン系顔料の置換ハロゲン
数を限定することなく青色〜緑色の安定な着色液体洗浄
漂白剤組成物が得られることを見出し本発明を完成する
に到った。
【０００７】すなわち、本発明は (a)次亜塩素酸アルカリ金属塩 (b)アルカリ剤 (c)スルホン酸基を有する水溶性ポリマー及び (d)フタロシアニン系顔料 を含有することを特徴とする着色液体洗浄漂白剤組成物
を提供するものである。
を提供するものである。
【０００８】本発明に使用される(a) 次亜塩素酸アルカ
リ金属塩の組成物中の配合量は 0.1〜10重量％が好まし
く、更に好ましくは１〜６重量％である。(a) 成分の配
合量が 0.1重量％を下ると漂白性能、特に漂白スピード
が不充分となり、また10重量％を超すと、分離等配合安
定性が得られなかったり、次亜臭が強くなったりするこ
とから商品形態上好ましくない。次亜塩素酸アルカリ金
属塩としては、カリウム塩かナトリウム塩が好ましく、
互いに任意の比率で混合したものも好適に用いられる。
一般的に次亜塩素酸アルカリ金属塩には食塩が含まれる
がこの含有量を５重量％以下に減ずることも安定性向上
には有効である。また、他の次亜ハロゲン酸アルカリ金
属塩はコストや安全性の問題があり、本発明には適さな
い。
リ金属塩の組成物中の配合量は 0.1〜10重量％が好まし
く、更に好ましくは１〜６重量％である。(a) 成分の配
合量が 0.1重量％を下ると漂白性能、特に漂白スピード
が不充分となり、また10重量％を超すと、分離等配合安
定性が得られなかったり、次亜臭が強くなったりするこ
とから商品形態上好ましくない。次亜塩素酸アルカリ金
属塩としては、カリウム塩かナトリウム塩が好ましく、
互いに任意の比率で混合したものも好適に用いられる。
一般的に次亜塩素酸アルカリ金属塩には食塩が含まれる
がこの含有量を５重量％以下に減ずることも安定性向上
には有効である。また、他の次亜ハロゲン酸アルカリ金
属塩はコストや安全性の問題があり、本発明には適さな
い。
【０００９】本発明に使用される(b) アルカリ剤は、そ
れぞれを単独で、又は互いに任意の比率で混合したもが
使用される。アルカリ剤としては特に限定されないが、
苛性アルカリや珪酸塩等が挙げられる。苛性アルカリと
しては水酸化ナトリウム等が、珪酸塩としてはメタ珪酸
ナトリウム等が使用される。アルカリ剤の組成物中の含
有量は、総量で 0.1〜５重量％、好ましくは 0.5〜３重
量％の範囲である。これらの含有量が 0.1重量％未満に
なると系の安定性不良が、５重量％を超えると皮膚や目
粘膜への影響がそれぞれ考えられ、配合による効果が発
揮できない。
れぞれを単独で、又は互いに任意の比率で混合したもが
使用される。アルカリ剤としては特に限定されないが、
苛性アルカリや珪酸塩等が挙げられる。苛性アルカリと
しては水酸化ナトリウム等が、珪酸塩としてはメタ珪酸
ナトリウム等が使用される。アルカリ剤の組成物中の含
有量は、総量で 0.1〜５重量％、好ましくは 0.5〜３重
量％の範囲である。これらの含有量が 0.1重量％未満に
なると系の安定性不良が、５重量％を超えると皮膚や目
粘膜への影響がそれぞれ考えられ、配合による効果が発
揮できない。
【００１０】本発明の組成物には、スルホン酸基を有す
る水溶性ポリマー(c) が使用され、これらは分散剤とし
て作用するものである。スルホン酸基を有する水溶性ポ
リマーとしては、スルホン酸基又はスルホン酸塩基を含
む芳香族化合物のホルムアルデヒド縮合物又はその塩か
らなる水溶性ポリマー、或いは、スチレンスルホン酸、
２−アクリルアミド−２−メチルプロパンスルホン酸、
アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、メタリルスルホ
ン酸及びスルホプロピルメタクリレート又はこれらの塩
からなる群より選ばれる１種又は２種以上のモノマーか
らなるポリマー又はコポリマーが挙げられる。また、ス
ルホン酸基又はスルホン酸塩基を含む芳香族化合物は、
石油スルホン酸又はその塩、ナフタレンスルホン酸又は
その塩、リグニンスルホン酸又はその塩、クレオソート
油スルホン酸又はその塩及びクレゾールアルキレンスル
ホン酸又はその塩から選ばれるものが望ましい。スルホ
ン酸基を有する水溶性ポリマーの具体例としては、メタ
クレゾールメチレンスルホン酸−シェファー酸ホルマリ
ン縮合物塩（例えばデモールSSL 、花王 (株) の商標
名）、メタクレゾールメチレンスルホン酸ホルマリン縮
合物塩（例えばデモールSC30、花王 (株) の商標名）、
クレオソート油スルホン酸ホルマリン縮合物塩（例えば
デモール C、花王 (株) の商標名）、ナフタレンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物塩（例えばデモールNL、花王
(株) の商標名）、リグニンスルホン酸ホルマリン縮合
物塩、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、スチレ
ンスルホン酸ナトリウム重合体塩が挙げられる。
る水溶性ポリマー(c) が使用され、これらは分散剤とし
て作用するものである。スルホン酸基を有する水溶性ポ
リマーとしては、スルホン酸基又はスルホン酸塩基を含
む芳香族化合物のホルムアルデヒド縮合物又はその塩か
らなる水溶性ポリマー、或いは、スチレンスルホン酸、
２−アクリルアミド−２−メチルプロパンスルホン酸、
アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、メタリルスルホ
ン酸及びスルホプロピルメタクリレート又はこれらの塩
からなる群より選ばれる１種又は２種以上のモノマーか
らなるポリマー又はコポリマーが挙げられる。また、ス
ルホン酸基又はスルホン酸塩基を含む芳香族化合物は、
石油スルホン酸又はその塩、ナフタレンスルホン酸又は
その塩、リグニンスルホン酸又はその塩、クレオソート
油スルホン酸又はその塩及びクレゾールアルキレンスル
ホン酸又はその塩から選ばれるものが望ましい。スルホ
ン酸基を有する水溶性ポリマーの具体例としては、メタ
クレゾールメチレンスルホン酸−シェファー酸ホルマリ
ン縮合物塩（例えばデモールSSL 、花王 (株) の商標
名）、メタクレゾールメチレンスルホン酸ホルマリン縮
合物塩（例えばデモールSC30、花王 (株) の商標名）、
クレオソート油スルホン酸ホルマリン縮合物塩（例えば
デモール C、花王 (株) の商標名）、ナフタレンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物塩（例えばデモールNL、花王
(株) の商標名）、リグニンスルホン酸ホルマリン縮合
物塩、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、スチレ
ンスルホン酸ナトリウム重合体塩が挙げられる。
【００１１】本発明の組成物においては、(c) 成分とし
て、貯蔵中に配合組成物中のフタロシアニン系顔料の安
定性を良好に保つナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物塩、メタクレゾールメチレンスルホン酸−シェファ
ー酸ホルマリン縮合物塩、メタクレゾールメチレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物塩、クレオソート油スルホン酸
ホルマリン縮合物塩が好適に使用される。
て、貯蔵中に配合組成物中のフタロシアニン系顔料の安
定性を良好に保つナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物塩、メタクレゾールメチレンスルホン酸−シェファ
ー酸ホルマリン縮合物塩、メタクレゾールメチレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物塩、クレオソート油スルホン酸
ホルマリン縮合物塩が好適に使用される。
【００１２】本発明の組成物におけるスルホン酸基を有
する水溶性ポリマー(c) の含有量は0.001〜１重量％、
好ましくは0.01〜0.5 重量％である。
する水溶性ポリマー(c) の含有量は0.001〜１重量％、
好ましくは0.01〜0.5 重量％である。
【００１３】本発明に使用される(d) フタロシアニン系
顔料は、下記の一般式 C32H(16-n)XnN8M （但し、n＝０〜16、X＝ハロゲン原子、M＝金属原子） で示される化合物からなる顔料である。具体的にはX は
Br、I 、Clのうち１種または２種以上の組み合わせが好
ましく、M はFe、Co、Cuのうち１種または２種以上の組
み合わせから得られるフタロシアニン系顔料が好適に用
いられる。反対に前記一般式で示される化合物のスルホ
ン酸塩やカルボン酸塩は本発明の安定性改良効果を発現
できないことを確認した。
顔料は、下記の一般式 C32H(16-n)XnN8M （但し、n＝０〜16、X＝ハロゲン原子、M＝金属原子） で示される化合物からなる顔料である。具体的にはX は
Br、I 、Clのうち１種または２種以上の組み合わせが好
ましく、M はFe、Co、Cuのうち１種または２種以上の組
み合わせから得られるフタロシアニン系顔料が好適に用
いられる。反対に前記一般式で示される化合物のスルホ
ン酸塩やカルボン酸塩は本発明の安定性改良効果を発現
できないことを確認した。
【００１４】本発明には前記一般式で示されるフタロシ
アニン系顔料が有効であって、しかもハロゲン置換数は
０〜16のうちいずれのものでも好適に用いることがで
き、単独でも使用し得るし、色調整したような混合顔料
としても好適に使用しうる。また、フタロシアニン系顔
料の組成物中の含有量は 0.00001〜0.01重量％の範囲で
ある。組成物中の含有量が0.00001 重量％未満では着色
の効果が少なく、一方、0.01重量％を超える場合には分
散安定性が低下する。前記一般式で示される顔料は常温
で、水分散体であり、粒径は0.01〜0.3 μmのものを通
常入手し得る。
アニン系顔料が有効であって、しかもハロゲン置換数は
０〜16のうちいずれのものでも好適に用いることがで
き、単独でも使用し得るし、色調整したような混合顔料
としても好適に使用しうる。また、フタロシアニン系顔
料の組成物中の含有量は 0.00001〜0.01重量％の範囲で
ある。組成物中の含有量が0.00001 重量％未満では着色
の効果が少なく、一方、0.01重量％を超える場合には分
散安定性が低下する。前記一般式で示される顔料は常温
で、水分散体であり、粒径は0.01〜0.3 μmのものを通
常入手し得る。
【００１５】なお、上記(c) 成分と(d) 成分は、 (c)／
(d) 重量比が10〜1000の範囲となるように組成物中に配
合するのが望ましい。
(d) 重量比が10〜1000の範囲となるように組成物中に配
合するのが望ましい。
【００１６】本発明の着色液体洗浄漂白剤組成物には、
更に通常用いられるような界面活性剤を配合することが
できる。また、界面活性剤としてアルカンスルホン酸
塩、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
アルキルスルホコハク酸塩・アルキルジフェニルエーテ
ルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアル
キルアリル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルスルホン酸塩などのアニオン性界面
活性剤（アミノ酸誘導体等の含窒素系アニオンは除
く）；ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、オキシエチレン／
オキシプロピレンブロックコポリマー、低級／高級アル
コールのエチレンオキサイド／プロピレンオキサイド付
加物などのノニオン性界面活性剤（エステル型、糖骨格
のもの、アミン型、アミド型を除く）；スルホベタイ
ン、カルボベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイ
ドなどの両性界面活性剤或いはカチオン活性剤の１種ま
たは２種以上の組み合わせを適量配合しうる。
更に通常用いられるような界面活性剤を配合することが
できる。また、界面活性剤としてアルカンスルホン酸
塩、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
アルキルスルホコハク酸塩・アルキルジフェニルエーテ
ルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアル
キルアリル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルスルホン酸塩などのアニオン性界面
活性剤（アミノ酸誘導体等の含窒素系アニオンは除
く）；ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、オキシエチレン／
オキシプロピレンブロックコポリマー、低級／高級アル
コールのエチレンオキサイド／プロピレンオキサイド付
加物などのノニオン性界面活性剤（エステル型、糖骨格
のもの、アミン型、アミド型を除く）；スルホベタイ
ン、カルボベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイ
ドなどの両性界面活性剤或いはカチオン活性剤の１種ま
たは２種以上の組み合わせを適量配合しうる。
【００１７】更に公知の技術により上記界面活性剤の組
合せやNaClや芒硝やカルシウム塩、マグネシウム塩等の
無機水溶性塩等の電解質の添加により増粘した系で更に
安定性向上をはかることも可能である。また、系中に痕
跡量含有されている重金属をキレート剤によりトラップ
することでも更なる安定化をはかることができる。例え
ばアミノホスホン酸−N −オキサイド、特に〔ニトリロ
トリス（メチレン）〕トリスホスホン酸−N −オキサイ
ド、２−ホスホノブタン−1,2,4 −トリカルボン酸塩、
１−ヒドロキシエタン−1,1 −ジホスホン酸塩、架橋型
ポリカルボン酸塩等の適用が公知技術の応用例として挙
げることができる。ここで、例えばエチレンジアミン４
酢酸塩やニトリロトリ酢酸塩などのアミノカルボン酸
型；クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩などのオキシカ
ルボン酸型；コハク酸、グルタル酸、アジピン酸などの
ジカルボン酸塩型；ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、
ヘキサメタリン酸塩などのホスフェート型；の金属封鎖
剤等の適用はいずれも次亜塩素酸水溶液中でそれ自体の
分解が大きく好適ではない。
合せやNaClや芒硝やカルシウム塩、マグネシウム塩等の
無機水溶性塩等の電解質の添加により増粘した系で更に
安定性向上をはかることも可能である。また、系中に痕
跡量含有されている重金属をキレート剤によりトラップ
することでも更なる安定化をはかることができる。例え
ばアミノホスホン酸−N −オキサイド、特に〔ニトリロ
トリス（メチレン）〕トリスホスホン酸−N −オキサイ
ド、２−ホスホノブタン−1,2,4 −トリカルボン酸塩、
１−ヒドロキシエタン−1,1 −ジホスホン酸塩、架橋型
ポリカルボン酸塩等の適用が公知技術の応用例として挙
げることができる。ここで、例えばエチレンジアミン４
酢酸塩やニトリロトリ酢酸塩などのアミノカルボン酸
型；クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩などのオキシカ
ルボン酸型；コハク酸、グルタル酸、アジピン酸などの
ジカルボン酸塩型；ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、
ヘキサメタリン酸塩などのホスフェート型；の金属封鎖
剤等の適用はいずれも次亜塩素酸水溶液中でそれ自体の
分解が大きく好適ではない。
【００１８】また、その他、洗浄性能を向上させるビル
ダーとして、トルエンスルホン酸塩やキシレンスルホン
酸塩、クメンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩等
の芳香族スルホン酸塩；蛍光染料；ＢＨＴなどのラジカ
ルスカベンジャー；炭酸カルシウム、シリカ、モンモリ
ロナイト、スメクタイトなどの研磨剤・にごり剤；テル
ペンアルコール系に代表される香料などの成分を配合す
ることも可能である。尚、本発明の着色液体洗浄漂白剤
組成物は通常、上記の必須成分と任意成分にバランス量
の水を加えて調製される。
ダーとして、トルエンスルホン酸塩やキシレンスルホン
酸塩、クメンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩等
の芳香族スルホン酸塩；蛍光染料；ＢＨＴなどのラジカ
ルスカベンジャー；炭酸カルシウム、シリカ、モンモリ
ロナイト、スメクタイトなどの研磨剤・にごり剤；テル
ペンアルコール系に代表される香料などの成分を配合す
ることも可能である。尚、本発明の着色液体洗浄漂白剤
組成物は通常、上記の必須成分と任意成分にバランス量
の水を加えて調製される。
【００１９】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
発明はこれらに限定されるものではない。
【００２０】実施例１ 表１に示す組成の各着色液体洗浄漂白剤組成物を調整
し、それぞれの貯蔵安定性及び貯蔵後の色安定性を評価
した。尚、表中、各成分の数字は重量％であり、バラン
スは全体を100 重量％とするための量である。結果を表
１に示す。 (1) 貯蔵安定性の評価は、各評価用着色液体洗浄漂白剤
組成物をポリエチレン製シリンダボトル（ハイターボト
ル：満注量725 ml、底部肉厚 0.6mm）に 600ml充填密封
し、40℃で３ケ月保存した後、外部に取り出してシリン
ダボトルの膨らみを肉眼で観察した。 評価基準 ○：変化なし △：ボトル底部がやや脹らみ、ボトルのすわりが悪くな
る ×：ボトル底部が脹らみ、ボトルが倒れる（なお、0.6k
g/cm2 以上の内圧でこの状態となる） (2) 色安定性の評価は貯蔵安定性と同一のサンプルを保
存後一部分取し、肉眼で観察した。色に変化がなければ
○、やや退色していれば△、脱色のときは×と採点し
た。
し、それぞれの貯蔵安定性及び貯蔵後の色安定性を評価
した。尚、表中、各成分の数字は重量％であり、バラン
スは全体を100 重量％とするための量である。結果を表
１に示す。 (1) 貯蔵安定性の評価は、各評価用着色液体洗浄漂白剤
組成物をポリエチレン製シリンダボトル（ハイターボト
ル：満注量725 ml、底部肉厚 0.6mm）に 600ml充填密封
し、40℃で３ケ月保存した後、外部に取り出してシリン
ダボトルの膨らみを肉眼で観察した。 評価基準 ○：変化なし △：ボトル底部がやや脹らみ、ボトルのすわりが悪くな
る ×：ボトル底部が脹らみ、ボトルが倒れる（なお、0.6k
g/cm2 以上の内圧でこの状態となる） (2) 色安定性の評価は貯蔵安定性と同一のサンプルを保
存後一部分取し、肉眼で観察した。色に変化がなければ
○、やや退色していれば△、脱色のときは×と採点し
た。
【００２１】
【表１】
【００２２】注） * 花王 (株) 製 デモールNL ** 花王 (株) 製 デモールSC 30 *** 東ソー (株) 製 ポリナス（ＰＳ−１）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 7:06 7:14 7:34 7:32）
Claims (4)
- 【請求項１】(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩 (b)アルカリ剤 (c)スルホン酸基を有する水溶性ポリマー及び (d)下記一般式で表される化合物からなるフタロシアニ
ン系顔料 C32H(16-n)XnN8M （但し、n＝０〜16、X＝ハロゲン原子、M＝金属原子） を含有することを特徴とする着色液体洗浄漂白剤組成
物。 - 【請求項２】 スルホン酸基を有する水溶性ポリマー
(c) が、スルホン酸基又はスルホン酸塩基を含む芳香族
化合物のホルムアルデヒド縮合物又はその塩からなる水
溶性ポリマー、或いは、スチレンスルホン酸、２−アク
リルアミド−２−メチルプロパンスルホン酸、アリルス
ルホン酸、ビニルスルホン酸、メタリルスルホン酸及び
スルホプロピルメタクリレート又はこれらの塩からなる
群より選ばれる１種又は２種以上のモノマーからなる水
溶性ポリマー又はコポリマーである請求項２記載の着色
液体洗浄漂白剤組成物。 - 【請求項３】 スルホン酸基又はスルホン酸塩基を含む
芳香族化合物が、石油スルホン酸又はその塩、ナフタレ
ンスルホン酸又はその塩、リグニンスルホン酸又はその
塩、クレオソート油スルホン酸又はその塩及びクレゾー
ルアルキレンスルホン酸又はその塩から選ばれたもので
ある請求項２記載の着色液体洗浄漂白剤組成物。 - 【請求項４】(a)次亜塩素酸アルカリ金属塩を 0.1〜10
重量％、(b)アルカリ剤を 0.1〜５重量％、(c)芳香族ス
ルホン酸基を有する水溶性ポリマーを 0.001〜１重量％
及び(d)下記一般式で表される化合物からなるフタロシ
アニン系顔料を0.00001〜0.01重量％ C32H(16-n)XnN8M （但し、n＝０〜16、X＝ハロゲン原子、M＝金属原子） 含有し、且つ (c)／(d) 重量比が10〜1000の範囲にある
ことを特徴とする着色液体洗浄漂白剤組成物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4246483A JP2588345B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 着色液体洗浄漂白剤組成物 |
| SG1996003283A SG48877A1 (en) | 1992-09-16 | 1993-09-14 | Colored liquid cleaning and bleaching composition |
| TW82107530A TW223118B (ja) | 1992-09-16 | 1993-09-14 | |
| GB9318936A GB2271119B (en) | 1992-09-16 | 1993-09-14 | Colored liquid cleaning and bleaching composition |
| HK197A HK197A (en) | 1992-09-16 | 1997-01-02 | Colored liquid cleaning and bleaching composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4246483A JP2588345B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 着色液体洗浄漂白剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100892A true JPH06100892A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2588345B2 JP2588345B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17149074
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP4246483A Expired - Lifetime JP2588345B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 着色液体洗浄漂白剤組成物 |
Country Status (5)
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| SG (1) | SG48877A1 (ja) |
| TW (1) | TW223118B (ja) |
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| EP0824146B1 (en) * | 1996-08-12 | 2003-06-04 | The Procter & Gamble Company | Bleaching compositions |
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| DE19731881C1 (de) * | 1997-07-24 | 1998-10-22 | Henkel Kgaa | Verwendung von Elektrolytgemischen als Sequestriermittel |
| GB2329397A (en) * | 1997-09-18 | 1999-03-24 | Procter & Gamble | Photo-bleaching agent |
| ATE239779T1 (de) * | 1998-11-11 | 2003-05-15 | Procter & Gamble | Bleichmittelzusammensetzungen |
| DE60325936D1 (de) | 2003-03-28 | 2009-03-12 | Procter & Gamble | Trimethoxybenzoesäure oder ihre Salze enthaltende Bleichmittelzusammensetzung |
| DE102005058642B3 (de) * | 2005-12-07 | 2007-07-26 | Henkel Kgaa | Erhöhung der Stabilität flüssiger hypochlorithaltiger Wasch- und Reinigungsmittel |
| DE102005062008B3 (de) | 2005-12-22 | 2007-08-30 | Henkel Kgaa | Geruchsreduktion hypochlorithaltiger Mittel |
| DE102005063177A1 (de) | 2005-12-30 | 2007-07-05 | Henkel Kgaa | Erhöhung der Stabilität hypochlorihaltiger Waschmittel |
| EP2112218B1 (en) | 2008-04-25 | 2011-08-17 | The Procter & Gamble Company | Colored bleaching composition |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4474677A (en) * | 1981-11-06 | 1984-10-02 | Lever Brothers Company | Colored aqueous alkalimetal hypochlorite compositions |
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-
1992
- 1992-09-16 JP JP4246483A patent/JP2588345B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-09-14 SG SG1996003283A patent/SG48877A1/en unknown
- 1993-09-14 GB GB9318936A patent/GB2271119B/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-14 TW TW82107530A patent/TW223118B/zh not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-01-02 HK HK197A patent/HK197A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB9318936D0 (en) | 1993-10-27 |
| JP2588345B2 (ja) | 1997-03-05 |
| HK197A (en) | 1997-01-10 |
| GB2271119B (en) | 1996-07-10 |
| GB2271119A (en) | 1994-04-06 |
| SG48877A1 (en) | 1998-05-18 |
| TW223118B (ja) | 1994-05-01 |
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