JPH06100432A - 微粒子分散液および化粧料 - Google Patents
微粒子分散液および化粧料Info
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- JPH06100432A JPH06100432A JP14849393A JP14849393A JPH06100432A JP H06100432 A JPH06100432 A JP H06100432A JP 14849393 A JP14849393 A JP 14849393A JP 14849393 A JP14849393 A JP 14849393A JP H06100432 A JPH06100432 A JP H06100432A
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Abstract
子の微粒子やシリカ等の無機化合物微粒子が、水、有機
溶媒、またはこれらの混合溶媒に単分散状態で分散した
ものであり、これらの微粒子分散液から夾雑イオン(陽
イオン、陰イオン)を取り除き、高度に脱イオン化する
ことにより製造することができる。この分散液はクリス
タリットの集合体に似た構造をとるので、オパールに固
有の遊色と呼ばれる現象が発現する。クリスタリットの
大きさは粒子の大きさ、粒度分布、濃度、夾雑イオン濃
度、表面電荷密度などによって変化するが、通常は約
0.1〜10mmである。本発明の化粧料には前記微粒
子分散液を配合する。例えば、上記方法で調製した微粒
子分散液を、予め微粒子分散液と同程度まで脱イオン処
理した水、アルコール、グリセリンなどからなる化粧料
組成物中に配合して製造する。 【効果】 微粒子分散液はオパール様の遊色を呈し、そ
の光彩が美しく特異的である。化粧料は外観上高級感を
醸しだす。
Description
る微粒子分散液および化粧料に関するものである。
媒とし、光彩色を呈する分散液が知られるようになって
きた。例えば、特公平1−23411号公報には、光彩
色を呈する透明で、かつ、安定なシリカ質ゾルの製造法
が開示されている。この製造法によれば、0.2〜1μ
mの粒径で、粒径が揃った無定形シリカ球を用いてチン
ダル散光を呈するアルコール類分散液を作り、このアル
コール類分散媒を無極性溶媒で置換することにより前記
シリカ質ゾルを製造するものである。更に、同公報は光
彩色を呈する原理に関して、粒子が溶媒中で面心立方配
列をとり、配列面の重なりの間隔が光の波長程度に小さ
いため、その面に対してある角度で入射した白色光は分
光され、特定方向に特定の波長の光が回折する結果、特
定の単色光が見られ、目の位置を変えることにより、そ
の色が連続的に変化する旨説明する。
知られている。この化粧料はパール光沢源として、雲母
や魚鱗箔などの無機物、または高級脂肪酸やその金属塩
の板状結晶など、本来パール光沢を呈する物質が配合さ
れたものであり、体質顔料としての過度の光沢を抑制し
たり、滑り性の向上を図るものである。更に、コレステ
リック液晶を配合したオパール状の光沢を呈する化粧料
も知られているが、この化粧料は使用時にべとついた
り、また、耐光性に劣るという問題点を有している。
ルではなく、全く新しいオパール様の遊色を呈する微粒
子分散液を提供することを目的とする。また、本発明は
上記したパール光沢を呈する化粧料とは異なった発色機
能により、オパール様の遊色を呈する化粧料を提供する
ことを目的とするものである。
/または有機溶媒を分散媒とし、その電気伝導度が56
0μS/cm以下であることを特徴とする。また、この微
粒子の平均粒径は700nm以下であることが好まし
く、更に、該微粒子の粒径の変動係数が30%以下であ
ることが好ましい。
れ、オパール様の遊色を呈することを特徴とする。化粧
料の電気伝導度は560μS/cm以下であることが望ま
しい。また、配合される微粒子の配合量は20容量%以
下であることが好ましい。
樹脂等の有機高分子の微粒子やシリカ等の無機化合物微
粒子が、水、有機溶媒、またはこれらの混合溶媒に単分
散状態で分散したものである。
ては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレン、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、
ポリアミド、ポリアセタール、フッ素樹脂などの熱可塑
性樹脂、または、尿素樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン、アルキド樹脂、エポキ
シ樹脂、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を挙げること
ができる。
カ、チタニア、アルミナ、ジルコニアまたはフッ化マグ
ネシウム等を挙げることができ、これらの微粒子は、粉
末や種々のゾルを出発原料として製造することもできる
が、水分散ゾルやオルガノゾルなどの微粒子分散ゾルを
用いるのが好適である。本発明の微粒子分散液は、上記
有機高分子微粒子および無機化合物微粒子が、単独で
も、2種以上の微粒子が混合されたものであってもよ
い。
に、10〜550nmの範囲が好ましい。700nmよ
り大きいと後述する遊色現象が目視できず、また、時間
の経過により粒子が沈降し易く、安定な分散液が得られ
にくい。他方、10nmより小さいと、明瞭な遊色が発
現しない。
く、次式で示される変動係数(CV値)が30%以下で
あることが好ましい。 CV=(σ/D)×100〔%〕 ただし、上式において、σ;標準偏差、D;平均粒径で
ある。更に、個々の粒子は単分散しており、凝集粒子の
割合は全粒子数の10%以下であることが好ましい。
ール等のアルコール、エチレングリコール等の多価アル
コール、または、その他の極性を有する有機溶媒を、単
独で、或いは、1種または2種以上の混合溶媒として用
いることができる。
記の微粒子分散液から夾雑イオン(陽イオン、陰イオ
ン)を取り除き、高度に脱イオン化する。脱イオン化に
より、粒子表面の電気二重層が膨張し、粒子間に相互反
発力が作用する結果、微粒子の分散状態が安定化し、微
粒子は沈降することなく、分散液全体において一様に規
則的配列をとるようになる。
表面のOH基、SO3 H基またはCOOH基が解離して
おらず不安定であり、高pH域で安定な微粒子分散液と
なる。これに対して、本発明は比較的低pH域で前記官
能基の解離が小さくても、高度に脱イオン化することに
より、微粒子を安定化させるものである。
換樹脂および陰イオン交換樹脂を用いてイオン交換処理
することにより行うことができる。具体的には、陽イオ
ン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を充填したカラムに微粒
子分散液を通したり、あるいは、該分散液中にイオン交
換樹脂を混合して撹拌した後、同樹脂を分離するなどの
適宜の方法を採用する。脱イオン化の程度は電気伝導度
を測定することによって確認することができ、微粒子分
散液の電気伝導度を560μS/cm以下とすることが必
要である。
に微粒子が液中で規則性のある配列をとる結果、微結晶
(クリスタリット)の集合体に似た構造をとり、このた
めに、オパールに固有の遊色と呼ばれる現象が発現す
る。オパールにおける遊色とは、鉱物の内部または表面
において虹色が観察される現象をいい、これは主として
鉱物の内部で、面に平行ないくつかのへき開が生じ、そ
の面で反射した光が互いに干渉し合うことにより生じる
ものである。
白色光が入射すると、前記の微結晶類似構造の面により
光が分光され、特定方向に特定波長の光が回折されて単
色光が観察される。この分散液は微結晶間の粒界と同様
な不連続面が存在するので、個々の微結晶類似構造面で
の回折光が異なり、種々の色の光彩が観察され、オパー
ルに似た光学現象が現れる。
大きさ、即ち、クリスタリットの大きさは粒子の大き
さ、粒度分布、濃度、夾雑イオン濃度、表面電荷密度な
どによって変化するが、通常は約0.1〜10mmであ
る。
距離が次第に短くなり、クリスタリットが小さくなる。
粒子濃度として約90容量%程度でも、一応遊色現象は
発現するが、明瞭で鮮やかな遊色は発現し難くなる。従
って、美観的には約20容量%以下が好ましい。また、
0.01容量%より低くなると粒子間距離が長くなっ
て、相互反発力が作用しなくなり、やはり遊色現象が発
現しなくなる。
ち、クリスタリットが生成しなくなる限界濃度は、粒径
が小さくなる程高くなり、約100nm以上では約0.
01容量%程度であるが、例えば、80nm程度または
それ以下の粒径になると、約0.1容量%以上と高くな
る。
濃度が低い方が生成し易い。また、この粒子濃度依存性
は、粒径が大きい程大きい。例えば、平均粒径が80〜
90nmでは、粒子濃度が約0.5容量%以下で3mm
以上の大きなクリスタリットが生成するが、約150n
m以上では約0.05容量%以下にならないと、3mm
またはそれ以上の大きなクリスタリットは生成しない。
は、前記したように粒子の大きさが揃っている程、ま
た、分散性が良く、凝集粒子が少ない程、大きなクリス
タリットが得られる粒子濃度は低くなる。また、分散液
中にポリアクリル酸ソーダ、ラウリル硫酸ソーダ、アル
ギン酸ソーダなどの有機高分子電解質を添加することに
より、クリスタリットを得ることができる。
cm2 以上が好ましく、これより小さいと、分散液中で
結晶構造をとる粒子濃度が高くなり過ぎ、結果として大
きなクリスタリットが生成しない。また、分散液の脱イ
オン操作は、できるだけ長時間かけて行う方が大きなク
リスタリットが生成し、3mm以上のクリスタリットの
場合は、20日以上が好ましい。
ると消滅する。しかし、分散液を静置すれば、短時間で
再び遊色現象が現れる。また、静置状態において、前記
遊色現象は、分散液の性状によっては、連続的に発現す
る場合と、光彩が明滅する場合がある。即ち、粒子間の
相互反発力が弱い領域、具体的には粒子濃度が低いか、
または、所定量の塩を含む水−有機溶媒の混合溶媒系な
どでは光彩が明滅する場合がある。
する。本発明の化粧料には上述したオパール様の遊色を
呈する微粒子分散液が配合される。
を、水、アルコール、グリセリンなどからなる化粧料組
成物中に配合する。このとき、この化粧料組成物を予め
当該微粒子分散液と同程度まで脱イオン処理しておくこ
とが好ましい。
ては、その濃度が高くなると、粒子間距離が次第に短く
なり、遊色の大きさが小さくなるので、明瞭で鮮やかな
遊色現象が発現し難くなる。また、化粧料の透明感も欠
けてくる。従って、前記したように分散液の濃度として
は、約90容量%程度でも一応遊色現象は発現するが、
化粧料としては20容量%以下が美観的には好ましい。
する感触が悪くなり、乾燥した時につっぱり感が生じた
り、肌荒れの原因ともなる。また、0.01容量%より
低くなると粒子間距離が長くなって相互反発力が作用し
なくなり、やはり遊色現象が発現しなくなる。
前記のようなオパール様の遊色を呈する分散液を配合す
る以外に、前記の如き平均粒径および変動係数を有する
微粒子、または、脱イオン前の分散液を化粧料組成物中
に配合した後、この化粧料の電気伝導度を560μS/
cm以下に脱イオン処理しても目的とする化粧料を得るこ
とができる。
液を挙げることができる。これらの化粧料はオパール様
の遊色を呈し、その光彩が美しく特異的である。また、
前述のオパール様遊色を呈する分散液を、透明または半
透明のゼリー状物質に混合すれば、この分散液の小滴が
ゼリー状物質中に分散した化粧料組成物を得ることがで
きる。
7重量%)に、陽イオン交換樹脂を加えて撹拌し、pH
が3以下になった後、陽イオン交換樹脂を濾別した。次
いで、陰イオン交換樹脂を加えて撹拌し、pHが7にな
った後、陰イオン交換樹脂を濾別し、再び、陽イオン交
換樹脂を加えてpHを2.8とした後、陽イオン交換樹
脂を濾別した。
度を0.39容量%にすると、3〜10mmの巨大なク
リスタリットが得られ、遊色を発した。また、濃度を
0.55容量%にすると、1mm以下の小さなクリスタ
リットが得られ、遊色を発した。これらの遊色は分散液
に振動を与えるとが消えるが、静置するとすぐ遊色が発
現した。更に、この分散液を純水で希釈していき、遊色
が観察される限界濃度を測定したところ、0.14容量
%であった。
の表面電荷密度ρ(μC/cm2 )と共に、表1にまと
めて示す。電気伝導度は伝導度計(東亜電波工業(株)
製、CM−11P)により測定し、表面電荷密度につい
ては、表面電位測定装置(ミューテック社製、PCD−
02)により測定した。
て、実施例1と同様の実験を行った。
均粒径137nmのポリエチレン粒子の分散液を用い
て、実施例1と同様の実験を行った。
均粒径173nmのポリプロピレン粒子の分散液を用い
て、実施例1と同様の実験を行った。
純水とエタノールの混合溶媒(混合比1:1)で希釈し
て、実施例1と同様の実験を行った。
純水とメタノールの混合溶媒(混合比1:1)で希釈し
て、実施例6と同様の実験を行った。
純水とエチレングリコールの混合溶媒(混合比1:0.
3)で希釈して、実施例7と同様の実験を行った。
5gと、脱塩したエチレングリコールとエチルセロソル
ブとの混合溶媒88.35g(混合比89.5:10.5)とを
混合して、実施例3と同様の実験を行った。
均粒径100nmのポリスチレン粒子の分散液を用い
て、実施例1と同様の脱イオン処理を行った。一方、平
均粒径100nmのシリカ粒子の水分散液(濃度7重量
%)に対して、陽イオン交換樹脂を加えて撹拌し、pH
が3以下になった後樹脂を濾別した。次いで陰イオン交
換樹脂を加えて撹拌しpHが7になった後、樹脂を濾別
し、再び陽イオン交換樹脂を加えてpHを2.8とした
後、樹脂を濾別した。これらの脱イオン処理した分散液
を1:1の割合で混合したものを、純水とメタノールの
混合溶媒(混合比3:7)で希釈して、実施例1と同様
の実験を行った。
均粒径90nmのポリスチレン粒子の分散液を用いて、
実施例1と同様の脱イオン処理した分散液と、実施例1
3で調製したシリカ粒子の水分散液とを1:1の割合で
混合した。この混合分散粒子4.2gにエタノール9
9.7gを加え、さらに液中の水分を除去するためにモ
レキュラーシーブ3A型50gと陰イオン交換樹脂およ
び陽イオン交換樹脂の混合物10ccとを加え、ときど
き撹拌しながら1日放置した。その後、モレキュラーシ
ーブとイオン交換樹脂を濾別し、実施例1と同様の実験
を行った。なお、この分散液の中の水分は0.0%であ
った。
粒子の水分散液2.86gと、脱塩したブタノールとエ
チルセロソルブとの混合溶媒84.84g(混合比94.
1:5.9 )と、純水12.3gとを混合して、実施例1
と同様の実験を行った。
で希釈し、粒子濃度を3.0容量%にして静置すると、
1mm以下の小さなクリスタリットが得られ遊色を発し
た。この水分散液にポリアクリル酸ソーダを1×10-6
モル/リットル添加して静置すると、5〜10mmの巨
大なクリスタリットが得られ遊色を発した。
に、ラウリル硫酸ソーダを1×10-6モル/リットル添
加して静置すると、5〜10mmの巨大なクリスタリッ
トが得られ遊色を発した。
(株)製、カタロイドSI−45P、シリカ濃度40重
量%)75gおよび水ガラス16gを純水221gに希
釈して、シード粒子分散液を調製した。この分散液を9
8℃に加熱し、この濃度を保持しながらケイ酸液(シリ
カ濃度4重量%)を224g/hrで約9時間添加した。
添加終了後、この温度で1時間熟成した後冷却し、限外
濾過膜によりSiO2 濃度10重量%に濃縮し、更に、
エバポレーターで20重量%まで濃縮して、平均粒径8
0nmのシリカ粒子が単分散されたシリカゾルを得た。
を加えて撹拌し、pHが3以下になった後樹脂を濾別
し、次いで陰イオン交換樹脂を加えて撹拌した。pHが
7になった後、樹脂を濾別し、再び陽イオン交換樹脂を
加えてpHを2.8とした。これを80℃で10時間熟
成した後冷却し、樹脂を濾別した。このゾルを純水で希
釈してシリカ濃度5.0容量%にして静置すると、1m
m以下の小さなクリスタリットが得られ遊色を発した。
この水分散液にアルギン酸ソーダを1×10-5モル/リ
ットル添加して静置すると、5〜10mmの巨大なクリ
スタリットが得られ遊色を発した。
リットの大きさCを記号により表したものであり、◎は
3〜10mm、○は0.1〜1mmのクリスタリットが
それぞれ得られたことを示し、△はクリスタリット生成
の限界濃度を示す。また、◇は有機高分子電解質の添加
により5〜10mmのクリスタリットが得られたことを
示す。表1の「溶媒」の欄において、Etはエタノール、
Meはメタノール、Buはブタノール、Egはエチレングリコ
ール、Ecはエチルセロソルブをそれぞれ表す。また、実
施例13と実施例14において、 [ ] 内の数値はシリ
カ微粒子のものである。
施例1と同様に陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を
加えて脱イオン処理し、両イオン交換樹脂を濾別した。
別に、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂で脱イオン
した、エタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリ
コール、水を1.5:2.5:2.5:93.5の重量
比で混合した化粧水組成溶液中に上記で調製した分散液
を混合した。
容量%含有し、静置すると、オパール様の遊色を発し
た。また、この化粧水に振動を与えるとこのオパール様
の遊色は消えるが、静置すればまた直ちに遊色が発現し
た。
実施例1と同様に陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂
を加えて脱イオン処理したものを、ポリスチレン粒子と
して0.055容量%となるように、実施例21で用い
たものと同じ脱イオン処理した化粧水組成溶液に混合し
た。この化粧水は静置すると直ちに遊色を発した。ま
た、この化粧水に振動を与えるとこの遊色は消えるが、
静置するとすぐに遊色が発現した。
施例1と同様に陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を
加えて脱イオン処理し、両イオン交換樹脂を濾別した。
別に、ミツロウ16重量%、流動パラフィン82重量
%、12−ヒドロキシステアリン酸2重量%を容器にと
り、70℃に加温して充分に混合した後冷却し、ゼリー
状の混合物とした。この混合物に先に調製した分散液を
添加し、ゆっくり撹拌すると、ゼリーの中にオパール様
の遊色を発する浮遊液滴が生成した。
パール様の遊色を呈し、その光彩が美しく特異的であ
る。また、このオパール様の遊色は光学的に安定してい
るだけでなく、分散液自体も化学的安定性が高い。従っ
て、この分散液は、化粧料配合剤、塗料、染料、顔料用
の添加剤、表示装置用ディスプレイ、各種内装材、外装
材の添加材として利用可能である。特に、上記微粒子分
散液が配合された化粧料は、オパール様の遊色を呈し、
外観上高級感を醸しだすので、化粧水、乳液などの化粧
品として好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気伝導度が560μS/cm以下である
ことを特徴とする、水および/または有機溶媒を分散媒
とする微粒子分散液。 - 【請求項2】 前記微粒子の平均粒径が700nm以下
であり、かつ、粒径の変動係数が30%以下である請求
項1記載の分散液。 - 【請求項3】 微粒子が配合されたオパール様の遊色を
呈する化粧料。 - 【請求項4】 電気伝導度が560μS/cm以下である
ことを特徴とする請求項3記載の化粧料。 - 【請求項5】 前記微粒子の平均粒径が700nm以下
で、その粒径の変動係数が30%以下であり、当該微粒
子の配合量が20容量%以下であることを特徴とする請
求項3記載の化粧料。
Priority Applications (1)
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ID=26478674
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JP (1) | JP3537156B2 (ja) |
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