JPH06100342A - モルタル混和材 - Google Patents

モルタル混和材

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Publication number
JPH06100342A
JPH06100342A JP4275491A JP27549192A JPH06100342A JP H06100342 A JPH06100342 A JP H06100342A JP 4275491 A JP4275491 A JP 4275491A JP 27549192 A JP27549192 A JP 27549192A JP H06100342 A JPH06100342 A JP H06100342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
parts
admixture
composition
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP4275491A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizaburo Bando
清三郎 板東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RASUKON KASEI KK
Original Assignee
RASUKON KASEI KK
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Publication date
Application filed by RASUKON KASEI KK filed Critical RASUKON KASEI KK
Priority to JP4275491A priority Critical patent/JPH06100342A/ja
Publication of JPH06100342A publication Critical patent/JPH06100342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • C04B40/0042Powdery mixtures

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アスベストを含まない安全なモルタル混和材を
提供すること。 【構成】本発明混和剤は、開繊ウォラストナイト(Wo
llastohte)(A)とベントナイト(B)と粉
末セルロース(C)とを主成分とする。A,B,C各成
分は、全組成物中、夫々30〜50重量%、40〜70
重量%及び4〜7重量%である。 【効果】本発明組成物をモルタル中10〜20重量%添
加することにより、安全かつ塗工時の鏝の滑りが良好で
あると共に、垂れず、塗工面が平滑で、しかもひび割れ
の少ないモルタル層が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、モルタルの垂れを防止
するためのモルタル混和材の組成に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1) 発明の背景 モルタルを塗工するに際し、従来からモルタル混和材と
してアスベストが広く使用されている。アスベストは、
モルタルの塗工面を平滑とし、鏝の滑りを良くすると同
時に、垂れを防ぐ作用効果を有するため、目地及び敷き
モルタル用混和材として広く使用されている(アスベス
ト系混和材として《テーリングR 》なる商品は特に有名
である。)。
【0003】しかしアスベストは、クリソタイル(3MgO・
2SiO2・2H2O) 系のものも、クリンドライト系(NaFe(Si
O3)2FeSiO3) のものも、いずれも呼吸器癌の原因物質と
して恐れられており、特に後者は、環境基準として、0.
5 μm以上の繊維が1cm3 の空気中0.2 個以下であるこ
とが要求されている。従って、モルタル調合時における
粉塵は無論のこと、将来築造物を解体する場合に発生す
る粉塵の危険性を考慮すれば、アスベストの使用を一切
廃止することが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の実情に鑑み、本
発明は、アスベストを含まない安全なモルタル混和材を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 概念 本発明者は、上記目的を達成するため、アスベストに替
わる安全なモルタル混和材用成分を探索した結果、開繊
ウォラストナイト(Wollastonite) がアスベストに変わ
る安全な無機繊維質材料であること、及びこれをベント
ナイト及びセルロース粉末と併用することにより、優れ
たモルタル混和材となることを見い出した。
【0006】(2) 概要 以上の知見に基づき、本発明は、開繊ウォラストナイト
(Wollastonaitite)とベントナイトと粉末セルロースと
を主成分とするモルタル混和材を要旨とする。以下、発
明を構成する諸要素等につき項分けして説明する。
【0007】(3) ウォラストナイト 本発明でウォラストナイト(Wollastonite) というの
は、和名「硅灰石」及び「ソーダ硅灰石」(式M3(Si
3O9) (式中Mはカルシウム、マンガン及び鉄から選ば
れた金属)及びHNaCa2(Si3O9) )で示されるシクロ
硅酸塩鉱物であって、これを開繊、精製して繊維質の部
分を集めたものが発明の実施に適する。上式中MがCa
である某市販品(中国東北地区産)の性状及び組成は下
表1及び2の通りである。
【0008】
【0009】(以下余白)
【0010】なお、本品の好適な使用量は、全組成中30
〜50重量%である。
【0011】(4) ベントナイト ベントナイトは、主としてモンモリロナイト(化学的に
無水硅酸と酸化アルミニウム)から粘土鉱物で、多量の
水を吸水膨潤する性質がある。市販品の色調は白色、淡
緑色、淡褐色、灰色など種々であるが、成るべく灰色の
ものが望ましい。なお、本品の適当な使用量は、全組成
中、40〜70重量%である。
【0012】(5) 粉末セルロース 粉末セルロースは、リグニンやヘミセルロースを除去し
た精製パルプを加水分解、機械的剪断、濾過などの手段
により短繊維状乃至結晶部分を部分を分別したものであ
る。適当な使用量は、全組成中、5〜10重量%である。
【0013】(6) 界面活性剤 界面活性剤は本発明材中の必須の成分ではないが、モル
タル調製時における使用水量を減少させるための減水剤
乃至分散剤として1%以下の少量配合されるのが好まし
い。適当な界面活性剤は、ノニオン型又はアニオン型の
もので、例えばリグニンスルホン酸塩、オキシカルボン
酸類、高級アルキルアリルスルホン酸、ポリオキシエチ
レンアルキフェニルエーテルなどである。
【0014】(7) 配合量 本発明混和材は、石綿系混和材と同様にモルタル組成物
中に5〜10%配合される。因に、モルタルの組成は上塗
り用と下塗り用と幾分相違しており、前者ではセメント
80〜90部(重量基準;以下同様)に細砂5部、エチレン
・酢酸ビニル共重合樹脂2〜3部、微量の糊剤(例えば
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウムなど)及び5〜10部の本発明混和材を配合するのが
標準的である。
【0015】また下塗り用の場合は、セメント60〜70
部、軽量骨材(例えばバーミキュライト、パーライト
等)30〜40部、1部以下の微量の糊剤、エチレン・酢酸
ビニル共重合樹脂2〜3部及び本発明混和材10〜15部を
配合する。
【0016】塗工に先立ち、以上の配合物に添加される
水の量は、乾物と同量程度で、下塗りを午前中に行った
後、半乾きの状態で午後に上塗りを追い掛け塗りするの
が好ましい。
【0017】
【作用】本発明に係る組成物において、ベントナイトと
粉末セルロースは本組成物の基材として、肌理を細かく
すると共に、特にベントナイトの微細な粒子が鏝面との
転がり摩擦を起こす結果、鏝の滑りを良好にする。この
際、粉末セルロースは適度の水を保水し、ベントナイト
の稠度を定常的に保つ。更に、開繊ウォラストナイト
は、大きなアスペクト比を持っていて他の粒子間にチク
ソトロピックな絡み合いを形成させる結果、全体として
鏝滑りがよく、また塗工中垂れることもなく、その上極
めて平滑な仕上げ面が得られる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により発明実施の態様を説明す
るが、例示は単に説明用のもので、発明思想の制限又は
限定を意味するものではない。
【0019】表1記載の開繊ウォラストナイト250 部、
ベントナイト400 部、酸分解粉末セルロース50部及び高
級アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部をミキサ
ー中で混合して本発明の混和材組成物を得た。
【0020】以上の組成物10部を、ポルトランドセメン
ト80部、細砂5部、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂2
部、メチルセルロース1部と混合し(合計93部)、これ
に同量の水を混ぜて塗工用モルタル配合物を作り、予め
下塗りモルタルを塗工したテスト用垂直面上に塗工し
た。なお、比較として、本発明組成物の代わりに市販
《テーリング》(前掲)を混ぜた比較用モルタルを作
り、同様に試験面上に塗工した。結果を下表3として示
す。
【0021】(以下余白)
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、アスベス
トを含まないため衛生的に安全であるのみならず、塗工
中の鏝滑りが良好で、垂れを起こさず、しかも平滑な仕
上げ面を与えうるモルタル混和材を提供できたことによ
り、労働衛生及び環境保全に寄与する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(7)配合量 本発明混和材は、石綿系混和材と同様にモルタル組成物
中に100%配合される。因に、モルタルの組成は
上塗り用と下塗り用と幾分相違しており、前者ではセメ
ント80〜90部(重量基準:以下同様)に細砂5部、
エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂2〜3部、微量の糊剤
(例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スナトリウムなど)及び100部の本発明混和材を
配合するのが標準的である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また下塗り用の場合は、セメント60〜7
0部、軽量骨材(例えばバーミキュライト、パーライト
等)30〜40部、1部以下の微量の糊剤、エチレン・
酢酸ビニル共重合樹脂2〜3部及び本発明混和材10〜
20部を配合する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】表1記載の開繊ウォラストナイト250
部、ベントナイト400部、酸分解粉末セルロース50
部及び高級アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
をミキサー中で混合して本発明の混和材組成物を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開繊ウォラストナイト(Wollastonite) と
    ベントナイトと粉末セルロースとを主成分とするモルタ
    ル混和材。
  2. 【請求項2】材が少量の分散剤を含む請求項1の混和
    材。
JP4275491A 1992-09-17 1992-09-17 モルタル混和材 Pending JPH06100342A (ja)

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JP4275491A JPH06100342A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 モルタル混和材

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JP4275491A JPH06100342A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 モルタル混和材

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JPH06100342A true JPH06100342A (ja) 1994-04-12

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ID=17556254

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