JPH061002U - 自動車のバンパサイド支承装置 - Google Patents

自動車のバンパサイド支承装置

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JPH061002U
JPH061002U JP4665692U JP4665692U JPH061002U JP H061002 U JPH061002 U JP H061002U JP 4665692 U JP4665692 U JP 4665692U JP 4665692 U JP4665692 U JP 4665692U JP H061002 U JPH061002 U JP H061002U
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bracket
bumper side
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良賢 斉内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体側にバンパサイドを前後摺動自在に支承
させるための支承装置が、簡単な構成によって得られる
ようにすると共に、その成形が容易にできるようにす
る。 【構成】 車体1のアウタパネル6に固定ブラケット9
を取り付ける。この固定ブラケット9に前後に延びる摺
動孔14を形成する。この摺動孔14にこの摺動孔14
の軸心15に沿った方向にのみ摺動自在に嵌入される可
動ブラケット16を設ける。上記摺動孔14のほぼ軸心
15上で、上記可動ブラケット16にバンパ4のバンパ
サイド5をねじ止めする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車に設けられるバンパのバンパサイドを、車体側に対し前後 摺動自在に支承させるための支承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記自動車のバンパサイド支承装置には、従来、実開平1‐126856号公 報で示されるものがある。 これによれば、車体の外側面に固定ブラケットが取り付けられ、この固定ブラ ケットに前後摺動自在に可動ブラケットが支承され、この可動ブラケットにバン パのバンパサイドが取り付けられている。 そして、例えば、太陽熱により、上記バンパが熱膨張して変形したときには、 その分、上記固定ブラケットに対し可動ブラケットが前後摺動して、上記変形分 が吸収されるようになっている。つまり、上記車体やバンパに不必要に内部応力 が生じないようになされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成では、固定ブラケットは折り畳み式とされていて、こ の固定ブラケットの折り畳みにより生じた内部空間内に上記可動ブラケットの一 部が前後摺動自在に挟み込まれ、これにより、可動ブラケットが固定ブラケット に支承されている。 しかし、このような構成は極めて複雑であり、成形が煩雑であるという問題が ある。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、車体側にバンパサ イドを前後摺動自在に支承させるための支承装置が、簡単な構成によって得られ るようにすると共に、その成形が容易にできるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、車体の外側面に固 定ブラケットを取り付け、この固定ブラケットに前後に延びる摺動孔を形成し、 この摺動孔にこの摺動孔の軸心に沿った方向にのみ摺動自在に嵌入される可動ブ ラケットを設け、上記摺動孔のほぼ軸心上で、上記可動ブラケットにバンパのバ ンパサイドをねじ止めした点にある。
【0006】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。 なお、下記した括弧内の用語は、実用新案登録請求の範囲の用語に対応するも のである。 車体1のアウタパネル(外側面)6に固定ブラケット9を取り付け、この固定 ブラケット9に前後に延びる摺動孔14を形成し、この摺動孔14にこの摺動孔 14の軸心15に沿った方向にのみ摺動自在に嵌入される可動ブラケット16を 設け、この可動ブラケット16にバンパ4のバンパサイド5をねじ止めしてある 。 このため、上記バンパサイド5を支承するための固定ブラケット9は従来のよ うな折り畳み式ではなく、単に可動ブラケット16を嵌入させる摺動孔14を有 するものであって、構成が簡単なものである。
【0007】 また、上記可動ブラケット16に対するバンパ4のバンパサイド5のねじ止め は、上記摺動孔14のほぼ軸心15上でしてある。このため、バンパサイド5を ねじ止めさせるために、上記可動ブラケット16の一部をその径方向外方にまで 突出させるということは不要である。 また、この場合、上記可動ブラケット16は固定ブラケット9に対し前後方向 にのみ摺動自在であるため、摺動孔14のほぼ軸心15上で可動ブラケット16 に対しバンパサイド5をねじ止めするとき、上記可動ブラケット16が摺動孔1 4内で上記軸心15回りに共回りしようとすることが防止される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。 図2において、符号1は自動車の後部車体で、2は後輪、3はリヤサイドウィ ンドである。また、図中符号Frは自動車の前方を示している。 4はリヤバンパで、このバンパ4は車体1の下部後面に沿って設けられ、この バンパ4の左右中途部は上記車体1にねじ止めされている。また、同上バンパ4 の左右各側部は前方に折り曲げられて、バンパサイド5とされている。このバン パサイド5は、上記車体1の外側面たるアウタパネル6に、支承装置8によって 支承されている。
【0009】 図1から図6において、上記支承装置8は、上記アウタパネル6に取り付けら れる固定ブラケット9を備えている。この固定ブラケット9は樹脂製で、上記ア ウタパネル6の外面に沿って延びる平板状の固定ブラケット本体10と、この固 定ブラケット本体10の後部から一体的に突設される上下一対の係止突起11, 11とで構成されている。これら係止突起11,11は断面が矩形で、上記アウ タパネル6に向って突出し、その突出方向に向ってテーパ形状とされている。 上記アウタパネル6には上下一対の係止孔12,12が形成され、これら係止 孔12,12に上記係止突起11,11が圧入され、これによって、固定ブラケ ット9が上記アウタパネル6に強固に取り付けられている。
【0010】 上記固定ブラケット本体10の前部には、前後に延びる摺動孔14,14が上 下に離れて一対形成され、これら摺動孔14,14は互いにほぼ平行に延びてい る。 上記各摺動孔14,14にはその各軸心15に沿った方向に、可動ブラケット 16,16が摺動自在に嵌入されている。これら各可動ブラケット16は樹脂製 で、筒状の可動ブラケット本体17を有し、その前端は上記摺動孔14から前方 に突出して、ここに外向きフランジ18が一体成形されている。また、同上可動 ブラケット本体17の後端は同上摺動孔14から後方に突出して、ここにストッ パ突起19が一体成形されている。 上記可動ブラケット16が摺動孔14に対し所定寸法以上に前、後摺動するこ とは、上記外向きフランジ18、もしくはストッパ突起19が摺動孔14の前、 後開口縁に当接することにより阻止される。
【0011】 なお、上記各可動ブラケット本体17の後部には、特に図4から図6で示すよ うに切欠20が形成されている。そして、可動ブラケット本体17を上記摺動孔 14に嵌入させるときには、上記切欠20を利用して可動ブラケット本体17の 後端を径方向内方に弾性的に縮小させ、摺動孔14内にストッパ突起19を通過 させることにより、上記摺動孔14に対する可動ブラケット本体17の嵌入を行 う。
【0012】 上記摺動孔14の内周面は、特に図6で示すように、半円部14aと、この半 円部14aに連なる矩形部14bとで構成され、上記可動ブラケット本体17の 外周面も上記摺動孔14の内周面に合致するよう半円部17aと矩形部17bと で構成されている。このため、各摺動孔14に対し各可動ブラケット16は、上 記摺動孔14の軸心15に沿った方向にのみ摺動自在とされ、上記軸心15回り に回動することは阻止されている。
【0013】 上記各摺動孔14のほぼ軸心15上で、上記可動ブラケット16の内孔22に 前記バンパ4のバンパサイド5がそれぞれ締結具たるタッピングねじ23によっ てねじ止めされ、これにより、上記バンパサイド5が車体1側に支承されている 。
【0014】 そして、例えば、太陽熱により、上記バンパが熱膨張して変形したときには、 その分、上記固定ブラケット9に対し可動ブラケット16が前後摺動して、上記 変形分が吸収されるようになっている。 上記構成によれば、可動ブラケット16は上下に離れて一対設けられており、 このため、バンパサイド5は固定ブラケット9に対し強固、かつ、がたつきなく 支承されている。
【0015】 図7は他の実施例を示している。 これによれば、摺動孔14の内周面と、可動ブラケット本体17の外周面は共 に、全体として円形をなしている。また、同上摺動孔14の内周面の上、下面に は軸心15に沿って延びる溝25,25が形成され、一方、同上可動ブラケット 本体17の外周面には上記各溝25に摺動自在に嵌入する突条26,26が形成 され、これによって、可動ブラケット16が軸心15回りに回転することが阻止 されている。 また、上記摺動孔14には切欠27が形成され、この切欠27は摺動孔14の ほぼ全長にわたり形成されている。 他の構成や作用は前記実施例と同様である。
【0016】 なお、以上は図示の例によるが、バンパ4はフロンバンパであってもよい。ま た、摺動孔14や可動ブラケット16は1つでもよく、3つ以上であってもよい 。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、車体の外側面に固定ブラケットを取り付け、この固定ブラ ケットに前後に延びる摺動孔を形成し、この摺動孔にこの摺動孔の軸心に沿った 方向にのみ摺動自在に嵌入される可動ブラケットを設け、この上記可動ブラケッ トにバンパのバンパサイドをねじ止めしたため、上記バンパサイドを支承するた めの固定ブラケットは従来のような折り畳み式ではなく、単に可動ブラケットを 嵌入させる摺動孔を有するものである。よって、この可動ブラケットは構成が簡 単であることから、車体側にバンパサイドを前後摺動自在に支承させるための支 承装置が簡単な構成によって得られることとなり、かつ、その成形も容易にでき ることとなる。
【0018】 また、上記可動ブラケットに対するバンパのバンパサイドのねじ止めは、上記 摺動孔のほぼ軸心上でしたため、バンパサイドをねじ止めさせるために、上記可 動ブラケットの一部を径方向外方にまで突出させるということは不要であり、よ って、この点でも上記支承装置の構成を簡単にすることができる。 しかも、この場合、上記可動ブラケットは固定ブラケットに対し前後方向にの み摺動自在であるため、摺動孔のほぼ軸心上で可動ブラケットに対しバンパサイ ドをねじ止めするとき、上記可動ブラケットが摺動孔内で上記軸心回りに共回り しようとすることが防止される。よって、バンパサイドをねじ止めするときに、 良好な作業性が得られるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】自動車の後部車体側面図である。
【図3】支承装置の平面図である。
【図4】図1の部分拡大断面図である。
【図5】図3の部分拡大断面図である。
【図6】図4の6‐6線矢視断面図である。
【図7】他の実施例で図6に相当する図である。
【符号の説明】
1 車体 4 バンパ 5 バンパサイド 6 アウタパネル(外側面) 8 支承装置 9 固定ブラケット 14 摺動孔 15 軸心 16 可動ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外側面に固定ブラケットを取り付
    け、この固定ブラケットに前後に延びる摺動孔を形成
    し、この摺動孔にこの摺動孔の軸心に沿った方向にのみ
    摺動自在に嵌入される可動ブラケットを設け、上記摺動
    孔のほぼ軸心上で、上記可動ブラケットにバンパのバン
    パサイドをねじ止めした自動車のバンパサイド支承装
    置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4868587U (ja) * 1971-11-30 1973-08-31
JPS5843532U (ja) * 1981-09-19 1983-03-23 いすゞ自動車株式会社 自動車用バンパの支持装置
JPH01126856U (ja) * 1988-02-24 1989-08-30

Patent Citations (3)

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