JPH06100262B2 - 車両用自動変速機 - Google Patents
車両用自動変速機Info
- Publication number
- JPH06100262B2 JPH06100262B2 JP57228770A JP22877082A JPH06100262B2 JP H06100262 B2 JPH06100262 B2 JP H06100262B2 JP 57228770 A JP57228770 A JP 57228770A JP 22877082 A JP22877082 A JP 22877082A JP H06100262 B2 JPH06100262 B2 JP H06100262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- strainer
- control device
- automatic transmission
- hydraulic control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用自動変速機に関し、特に車両用自動変
速機におけるオイルの循環構造に関する。
速機におけるオイルの循環構造に関する。
車両用自動変速機において、変速機やトルクコンバータ
に供給される油圧を制御するための油圧制御装置は、そ
のバルボディに複数のバルブを備えており、油中に異物
が混入していると、これらが制御装置内のバルブに侵入
してポートとバルブスプールのランドとの間にかみこま
れることがあり、バルブスティク現象が起き、走行不
能、変速不能あるいは変速ショック等の不具合が生じ
る。
に供給される油圧を制御するための油圧制御装置は、そ
のバルボディに複数のバルブを備えており、油中に異物
が混入していると、これらが制御装置内のバルブに侵入
してポートとバルブスプールのランドとの間にかみこま
れることがあり、バルブスティク現象が起き、走行不
能、変速不能あるいは変速ショック等の不具合が生じ
る。
このため、従来の車両用自動変速機にあっては、油圧制
御装置のバルボディに形成された多数の排油ポートから
の排油を自動変速機の底部にオイルパンで形成した油溜
まり室に落として回収し、バルブスティック現象を回避
するため、回収されたオイルをオイルストレーナで浄化
して、油溜まり室から吸入管を経てオイルポンプに導く
構成が採られていた。
御装置のバルボディに形成された多数の排油ポートから
の排油を自動変速機の底部にオイルパンで形成した油溜
まり室に落として回収し、バルブスティック現象を回避
するため、回収されたオイルをオイルストレーナで浄化
して、油溜まり室から吸入管を経てオイルポンプに導く
構成が採られていた。
ところで、前記した従来のバルブスティック現象の回避
手段では、油溜まり室に堆積した異物がオイルストレー
ナで取り除かれるため、油溜まり室からオイルポンプを
経て油圧制御装置に異物が運ばれることはないが、製造
直後の自動変速機の油圧回路中に存在する切粉やバリ等
の異物を取り除くことはできないばかりでなく、長時間
自動変速機を運転した場合、オイルパン上に堆積した油
圧制御装置や変速機構等からのかなりの量の異物の一部
がオイルストレーナでこしきれずに油圧制御装置へ運ば
れ、バルブスティック現象を起こす危険性があり、また
オイルストレーナの目詰まりによるオイルポンプ負荷の
増大等の問題もあった。
手段では、油溜まり室に堆積した異物がオイルストレー
ナで取り除かれるため、油溜まり室からオイルポンプを
経て油圧制御装置に異物が運ばれることはないが、製造
直後の自動変速機の油圧回路中に存在する切粉やバリ等
の異物を取り除くことはできないばかりでなく、長時間
自動変速機を運転した場合、オイルパン上に堆積した油
圧制御装置や変速機構等からのかなりの量の異物の一部
がオイルストレーナでこしきれずに油圧制御装置へ運ば
れ、バルブスティック現象を起こす危険性があり、また
オイルストレーナの目詰まりによるオイルポンプ負荷の
増大等の問題もあった。
そこで本発明は、従来の装置の欠点を除くため、製造時
は勿論のこと、任意の時期に油圧回路中の異物を清浄す
ることのできるような集中ドレインポートを設けること
により、バルブスティック現象を確実に回避し、加え
て、集中ドレインポートの開始位置の改善により、オイ
ルストレーナの目詰まりによるオイルポンプ負荷の増大
を防止することを目的とする。
は勿論のこと、任意の時期に油圧回路中の異物を清浄す
ることのできるような集中ドレインポートを設けること
により、バルブスティック現象を確実に回避し、加え
て、集中ドレインポートの開始位置の改善により、オイ
ルストレーナの目詰まりによるオイルポンプ負荷の増大
を防止することを目的とする。
前述の目的を達成するため、本発明は、オイルポンプ
と、該オイルポンプからの油圧を制御して変速機に供給
するためのバルブを配設されたバルブボディを有する油
圧制御装置と、該油圧制御装置より排出されるオイルを
回収する油溜め室と、該油溜め室に回収されたオイルを
オイルストレーナを経て吸い上げ口から前記オイルポン
プに導く油路とを備えた車両用自動変速機において、前
記オイルストレーナは、前記吸い上げ口に取り付けられ
前記油溜め室に開口する油流入口が設けられたオイルス
トレーナケースと、該オイルストレーナケース内に前記
吸い上げ口と前記油流入口とを離隔するように張られ前
記油流入口から前記吸い上げ口に供給されるオイルを濾
過するフィルタとを有し、前記バルブボディは、前記オ
イルストレーナケース内で前記フィルタに対して前記吸
い上げ口側に開口し前記油圧制御装置からのオイルを排
出する集中ドレインポートを有することを特徴とするも
のである。
と、該オイルポンプからの油圧を制御して変速機に供給
するためのバルブを配設されたバルブボディを有する油
圧制御装置と、該油圧制御装置より排出されるオイルを
回収する油溜め室と、該油溜め室に回収されたオイルを
オイルストレーナを経て吸い上げ口から前記オイルポン
プに導く油路とを備えた車両用自動変速機において、前
記オイルストレーナは、前記吸い上げ口に取り付けられ
前記油溜め室に開口する油流入口が設けられたオイルス
トレーナケースと、該オイルストレーナケース内に前記
吸い上げ口と前記油流入口とを離隔するように張られ前
記油流入口から前記吸い上げ口に供給されるオイルを濾
過するフィルタとを有し、前記バルブボディは、前記オ
イルストレーナケース内で前記フィルタに対して前記吸
い上げ口側に開口し前記油圧制御装置からのオイルを排
出する集中ドレインポートを有することを特徴とするも
のである。
本発明の自動変速機によれば、その油圧制御装置のバル
ブボディに油圧制御装置からのオイルを排出する集中ド
レインポートが形成されているので、吸い上げ口から供
給されたオイルがバルブボディに形成された集中ドレイ
ンポートに排油として集められる。したがって、この集
中ドレインポートと吸い上げ口に油清浄装置を接続すれ
ば、油溜め室を開放した状態で、いつでも油圧制御装置
を通るオイルの清浄が可能であるため、洗浄運転を行う
ことによりバルブスティック現象を確実に防止すること
ができる効果が得られるものである。
ブボディに油圧制御装置からのオイルを排出する集中ド
レインポートが形成されているので、吸い上げ口から供
給されたオイルがバルブボディに形成された集中ドレイ
ンポートに排油として集められる。したがって、この集
中ドレインポートと吸い上げ口に油清浄装置を接続すれ
ば、油溜め室を開放した状態で、いつでも油圧制御装置
を通るオイルの清浄が可能であるため、洗浄運転を行う
ことによりバルブスティック現象を確実に防止すること
ができる効果が得られるものである。
また、通常運転時には、集中ドレインポートをオイルス
トレーナ内の吸い上げ口側に開口させたことにより、上
述のように一度洗浄された油圧制御装置を通るオイルを
フィルタを経ることなく吸い上げ口に導くことが可能と
なるので、油溜め室に回収されたのちオイルストレーナ
のフィルタに導かれる油量が減り、油圧制御装置以外の
変速機構等から排出され油溜め室に堆積した異物もオイ
ルストレーナに導かれることが減り、オイルストレーナ
の目詰まりによるオイルポンプ負荷の増大を防止するこ
ともできる。
トレーナ内の吸い上げ口側に開口させたことにより、上
述のように一度洗浄された油圧制御装置を通るオイルを
フィルタを経ることなく吸い上げ口に導くことが可能と
なるので、油溜め室に回収されたのちオイルストレーナ
のフィルタに導かれる油量が減り、油圧制御装置以外の
変速機構等から排出され油溜め室に堆積した異物もオイ
ルストレーナに導かれることが減り、オイルストレーナ
の目詰まりによるオイルポンプ負荷の増大を防止するこ
ともできる。
以下、図面に沿い、本発明の実施例について説明する。
第１図及び第２図は、本発明の一実施例としての車両用
自動変速機を示すものであって、１は自動変速機ケース
であり、トルクコンバータ、変速機のオーバードライブ
機構及びオイルポンプを収納する前部ケース11、アンダ
ードライブ機構を収納する中間ケース12、ガバナ14及び
出力軸15のケースである後部ケース13よりなっている。
２は前記前部ケース11内に配された流体式トルクコンバ
ータ、３は変速機の配設位置を示し、本実施例における
変速機は前部ケース11内に31で示す位置に収納されてい
るオーバードライブ機構と中間ケース12内に32で示す位
置に収納されているアンダードライブ機構とからなって
いる。この変速機には遊星歯車変速機構、Ｖベルト式無
段変速機など各種の変速機が使用できる。４は前部ケー
ス11内に固着された前側支壁14と前側支壁14に締結され
たオイルポンプカバー15との間に設けられたオイルポン
プであり、前部ケース11の壁部に設けられた吸い上げ路
41から油を吸い上げ油圧制御装置に油を供給するもので
ある。５は中間ケース12の底部に締結されたバルブボデ
ィ本体51とバルブボディカバー52とからなるバルブボデ
ィであり、バルブボディカバー52には前記オイルポンプ
４が油溜めから作動油を吸い上げる吸い上げ口53が形成
され、バルブボディ本体51には、前記吸い上げ口53内に
開口した油圧制御装置の集中ドレインポート54が設けら
れている。この集中ドレインポート54は、油圧制御装置
のレギュレータ弁、スロットル弁などドレイン油量の多
いバルブのドレインポートに連結されておりドレイン油
量の大半（80％程度）はこの集中ドレインポートから排
出される。６はバルブボディ５を覆って中間ケース12の
底壁に締結されたオイルパン、７はオイルパン６内でバ
ルブボディカバー52に設けられ、オイルポンプ４の吸い
上げ路41の吸い上げ口53に取付けられたオイルストレー
ナであり、オイルストレーナケース71と内部に張られた
フィルタ72とからなり、ケース71の下部にはオイルパン
６に開口した油流入口としてのストレーナ吸込口73が設
けられている。
自動変速機を示すものであって、１は自動変速機ケース
であり、トルクコンバータ、変速機のオーバードライブ
機構及びオイルポンプを収納する前部ケース11、アンダ
ードライブ機構を収納する中間ケース12、ガバナ14及び
出力軸15のケースである後部ケース13よりなっている。
２は前記前部ケース11内に配された流体式トルクコンバ
ータ、３は変速機の配設位置を示し、本実施例における
変速機は前部ケース11内に31で示す位置に収納されてい
るオーバードライブ機構と中間ケース12内に32で示す位
置に収納されているアンダードライブ機構とからなって
いる。この変速機には遊星歯車変速機構、Ｖベルト式無
段変速機など各種の変速機が使用できる。４は前部ケー
ス11内に固着された前側支壁14と前側支壁14に締結され
たオイルポンプカバー15との間に設けられたオイルポン
プであり、前部ケース11の壁部に設けられた吸い上げ路
41から油を吸い上げ油圧制御装置に油を供給するもので
ある。５は中間ケース12の底部に締結されたバルブボデ
ィ本体51とバルブボディカバー52とからなるバルブボデ
ィであり、バルブボディカバー52には前記オイルポンプ
４が油溜めから作動油を吸い上げる吸い上げ口53が形成
され、バルブボディ本体51には、前記吸い上げ口53内に
開口した油圧制御装置の集中ドレインポート54が設けら
れている。この集中ドレインポート54は、油圧制御装置
のレギュレータ弁、スロットル弁などドレイン油量の多
いバルブのドレインポートに連結されておりドレイン油
量の大半（80％程度）はこの集中ドレインポートから排
出される。６はバルブボディ５を覆って中間ケース12の
底壁に締結されたオイルパン、７はオイルパン６内でバ
ルブボディカバー52に設けられ、オイルポンプ４の吸い
上げ路41の吸い上げ口53に取付けられたオイルストレー
ナであり、オイルストレーナケース71と内部に張られた
フィルタ72とからなり、ケース71の下部にはオイルパン
６に開口した油流入口としてのストレーナ吸込口73が設
けられている。
この車両用自動変速機は、主として組立て時に、油圧回
路中の異物を除去するに際しては、第３図に示す如く、
ケース１、トルクコンバータ２、変速機３、オイルポン
プ４、バルブボディ５、ガバナ14、出力軸15等オイルス
トレーナ７及び油溜め室を構成するオイルパン６を除い
た他の構成部品を組付けておき、この組付体10のオイル
ポンプの吸い上げ口53に清浄オイル吸い上げパイプ８を
連結すると共に、その端を清浄オイル溜め81内の清浄オ
イル82内に入れ、集中ドレインポート54に連結するバル
ブボディカバーのドレイン口55には排油パイプ83を接続
して排油溜め84につなぎ、この状態でトルクコンバータ
の入力軸51をモータにより駆動させる。この駆動運転に
より組立体10には清浄なオイルが供給されて、油圧回路
内にある異物は集中ドレインポート及びその他の排油口
から流出されて内部が洗浄される。一定時間この洗浄運
転を行った後、第１図に示す如くオイルストレーナ及び
オイルパン６を取付ける。なお、第３図に示す洗浄装置
では、排油溜め84にオイルフィルタ85を設け、オイルフ
ィルタを通過したオイルを清浄オイル溜81にパイプ86を
介して循環させて連続的に使用できるようにしている。
路中の異物を除去するに際しては、第３図に示す如く、
ケース１、トルクコンバータ２、変速機３、オイルポン
プ４、バルブボディ５、ガバナ14、出力軸15等オイルス
トレーナ７及び油溜め室を構成するオイルパン６を除い
た他の構成部品を組付けておき、この組付体10のオイル
ポンプの吸い上げ口53に清浄オイル吸い上げパイプ８を
連結すると共に、その端を清浄オイル溜め81内の清浄オ
イル82内に入れ、集中ドレインポート54に連結するバル
ブボディカバーのドレイン口55には排油パイプ83を接続
して排油溜め84につなぎ、この状態でトルクコンバータ
の入力軸51をモータにより駆動させる。この駆動運転に
より組立体10には清浄なオイルが供給されて、油圧回路
内にある異物は集中ドレインポート及びその他の排油口
から流出されて内部が洗浄される。一定時間この洗浄運
転を行った後、第１図に示す如くオイルストレーナ及び
オイルパン６を取付ける。なお、第３図に示す洗浄装置
では、排油溜め84にオイルフィルタ85を設け、オイルフ
ィルタを通過したオイルを清浄オイル溜81にパイプ86を
介して循環させて連続的に使用できるようにしている。
このようにして組立てた車両用自動変速機は、油圧回路
内の異物が洗浄工程でほぼ完全に流出できるためバルブ
スティックの発生が減少でき、且つ、ドレイン油の大部
分は集中ドレインポート54からオイルストレーナ７内に
流れ込み、第１図に矢印Ａで示す如く、油の大半はオイ
ルストレーナ７内と油圧回路内とをフィルタ72を経るこ
となく循環しているため、油圧制御装置以外の変速機構
等から排出されてオイルパン底に堆積した異物の吸い上
げも、フィルタ72を通る油量の減少に伴って少なくな
り、フィルタ72の目詰まりによるポンプ負荷の増大やト
ラブルの発生も防止できる。また、この車両用自動変速
機における集中ドレインポートは、所望により、あるい
はオイルストレーナ交換時にオイルパンを外して前記し
た洗浄運転を行う際にも使用することができる。
内の異物が洗浄工程でほぼ完全に流出できるためバルブ
スティックの発生が減少でき、且つ、ドレイン油の大部
分は集中ドレインポート54からオイルストレーナ７内に
流れ込み、第１図に矢印Ａで示す如く、油の大半はオイ
ルストレーナ７内と油圧回路内とをフィルタ72を経るこ
となく循環しているため、油圧制御装置以外の変速機構
等から排出されてオイルパン底に堆積した異物の吸い上
げも、フィルタ72を通る油量の減少に伴って少なくな
り、フィルタ72の目詰まりによるポンプ負荷の増大やト
ラブルの発生も防止できる。また、この車両用自動変速
機における集中ドレインポートは、所望により、あるい
はオイルストレーナ交換時にオイルパンを外して前記し
た洗浄運転を行う際にも使用することができる。
第４図は本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
この実施例では、集中ドレインポート54はオイルポンプ
吸い上げ口53の外に設けられており、オイルストレーナ
７の上面には、集中ドレインポート54に嵌合する筒状の
ドレイン流入口74が形成されている。このような配置と
しても、洗浄は勿論、前述の例と同様にオイルストレー
ナ７のフィルタ72の目詰まりによるポンプ負荷の増大や
トラブルの発生を防止することができる。
この実施例では、集中ドレインポート54はオイルポンプ
吸い上げ口53の外に設けられており、オイルストレーナ
７の上面には、集中ドレインポート54に嵌合する筒状の
ドレイン流入口74が形成されている。このような配置と
しても、洗浄は勿論、前述の例と同様にオイルストレー
ナ７のフィルタ72の目詰まりによるポンプ負荷の増大や
トラブルの発生を防止することができる。
また、前記２つの実施例によれば、集中ドレインポート
54から排出されたオイルがフィルタ72を通過することな
くオイル吸い上げ口に導かれるので、冷間時等において
粘性が高くなったオイルが大量にフィルタ72を通過する
ことによる流動抵抗の増加を最小限に抑えて、オイルポ
ンプ負荷の増大を防ぐこともできる。
54から排出されたオイルがフィルタ72を通過することな
くオイル吸い上げ口に導かれるので、冷間時等において
粘性が高くなったオイルが大量にフィルタ72を通過する
ことによる流動抵抗の増加を最小限に抑えて、オイルポ
ンプ負荷の増大を防ぐこともできる。
以上の如く本発明の車両用自動変速機では、油圧制御装
置の排油構造が集中ドレインポートとして構成されてお
り、自動変速機の組付け時において、あるいはその後に
集中ドレインポートを洗浄装置に接続することによっ
て、油圧回路をいつでも清浄することが可能である。ま
た、集中ドレインポートが直接オイルパン側と接続する
ことがないので、オイルパン内の異物が吸い上げられる
ことがない。
置の排油構造が集中ドレインポートとして構成されてお
り、自動変速機の組付け時において、あるいはその後に
集中ドレインポートを洗浄装置に接続することによっ
て、油圧回路をいつでも清浄することが可能である。ま
た、集中ドレインポートが直接オイルパン側と接続する
ことがないので、オイルパン内の異物が吸い上げられる
ことがない。
以上、本発明を実施例に基づき詳述したが、本発明は前
述の実施例のみに限定されることなく、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で、種々に細部の具体的構成を変
更して実施可能なものであることは言うまでもない。
述の実施例のみに限定されることなく、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で、種々に細部の具体的構成を変
更して実施可能なものであることは言うまでもない。
第１図は本発明の一実施例としての車両用自動変速機の
概略断面図、第２図はそのバルブボディの底面図、第３
図はその洗浄工程の一例を示す説明図、第４図は本発明
の他の実施例の概略断面図である。 １……自動変速機ケース、２……トルクコンバータ、３
……変速機、４……オイルポンプ、５……バルブボデ
ィ、６……オイルパン、７……オイルストレーナ、53…
…オイル吸い上げ口、54……集中ドレインポート、71…
…オイルストレーナケース、72……フィルタ、73……ス
トレーナ吸込口（油流入口）
概略断面図、第２図はそのバルブボディの底面図、第３
図はその洗浄工程の一例を示す説明図、第４図は本発明
の他の実施例の概略断面図である。 １……自動変速機ケース、２……トルクコンバータ、３
……変速機、４……オイルポンプ、５……バルブボデ
ィ、６……オイルパン、７……オイルストレーナ、53…
…オイル吸い上げ口、54……集中ドレインポート、71…
…オイルストレーナケース、72……フィルタ、73……ス
トレーナ吸込口（油流入口）
フロントページの続き (72)発明者 森沢 邦夫 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−78855（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−113756（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭57−32023（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】オイルポンプと、該オイルポンプからの油
圧を制御して変速機に供給するためのバルブを配設され
たバルブボディを有する油圧制御装置と、該油圧制御装
置より排出されるオイルを回収する油溜め室と、該油溜
め室に回収されたオイルをオイルストレーナを経て吸い
上げ口から前記オイルポンプに導く油路とを備えた車両
用自動変速機において、 前記オイルストレーナは、前記吸い上げ口に取り付けら
れ前記油溜め室に開口する油流入口が設けられたオイル
ストレーナケースと、該オイルストレーナケース内に前
記吸い上げ口と前記油流入口とを離隔するように張られ
前記油流入口から前記吸い上げ口に供給されるオイルを
濾過するフィルタとを有し、 前記バルブボディは、前記オイルストレーナケース内で
前記フィルタに対して前記吸い上げ口側に開口し前記油
圧制御装置からのオイルを排出する集中ドレインポート
を有することを特徴とする車両用自動変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57228770A JPH06100262B2 (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 車両用自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57228770A JPH06100262B2 (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 車両用自動変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59121253A JPS59121253A (ja) | 1984-07-13 |
| JPH06100262B2 true JPH06100262B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=16881564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57228770A Expired - Lifetime JPH06100262B2 (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 車両用自動変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100262B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5274435B2 (ja) * | 2009-11-26 | 2013-08-28 | ジヤトコ株式会社 | オイルストレーナにおけるエア溜まり防止構造 |
| WO2019155900A1 (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-15 | ジヤトコ株式会社 | オイル供給構造 |
| JP7374556B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-11-07 | ダイハツ工業株式会社 | 変速機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914968B2 (ja) * | 1978-07-28 | 1984-04-06 | 株式会社日立製作所 | 回転電機の通風冷却装置 |
| JPS5732023U (ja) * | 1980-07-31 | 1982-02-19 |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP57228770A patent/JPH06100262B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59121253A (ja) | 1984-07-13 |
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