JPH06100072B2 - 水平オーガによる土砂先受け工法 - Google Patents

水平オーガによる土砂先受け工法

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JPH06100072B2
JPH06100072B2 JP23008488A JP23008488A JPH06100072B2 JP H06100072 B2 JPH06100072 B2 JP H06100072B2 JP 23008488 A JP23008488 A JP 23008488A JP 23008488 A JP23008488 A JP 23008488A JP H06100072 B2 JPH06100072 B2 JP H06100072B2
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興平 三尾
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政雄 松山
謙二 山田
松男 渡辺
光也 天野
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水平オーガによる土砂先受け工法に関する。
[従来の技術] 山岳トンネルにおいては、その周壁部の支保が施工され
る短い時間の間、切羽(新しく掘り進んだ部分)が自立
していなければならない。もし、自立しない場合、それ
が軽度の崩壊性の場合にあっては、通常の先受け工法
(4ないし2m)が用いられる。しかし、粘着力がほとん
どない崩壊性の砂質土や砂礫、あるいは破砕帯(岩石)
などとなると、長尺の先受け工法が必要となる。
この先受け工法は、従来、第11図に示すように削岩機等
により、1つおきに削孔して定着材を注入し、鉄筋・パ
イプまたは鋼矢板を挿入している。これらのフォアパイ
ルにより天端防護の梁として作用させ切羽安定用アーチ
Jを築造しているのである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、穿孔に当って穿孔水が切羽周辺地山を緩め、劣
化を助長したり、フォアパイルを打設することにより、
地山とフォアパイル下面土砂と縁が切られるため下面土
砂が剥離して落下することが多いとう問題がある。
また、上記従来のパイルは、当然のことながら長尺大径
である程、圧縮強度が大きい。しかし、長尺大径の削孔
を水平オーガで掘削することは困難で、更に、掘削と固
化材の注入を別工程で行うので作業性が悪い。
本発明は、長尺大径のパイルで切羽安定用アーチを作業
性よく築造できる水平オーガにより土砂先受け工法を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明による水平オーガによる土砂先受け工法は、拡開
・縮閉自在なビットおよび固化材が所定圧のときに開く
チェック弁を備えた水平オーガの前記ビットを縮閉し前
記オーガを前進して所定の深さまでパイロット孔を掘削
したのち、該ビットを拡開し前記水平オーガを引き抜い
て前記パイロット孔より大径のパイル孔を掘削しながら
前記チェック弁から所定圧の固化材を注入して該固化材
と排土とを混合攪拌し、所定の深さで前記ビットを縮閉
しカバーロック部を造成してパイルを形成し、これらパ
イルにより切羽安定用のアーチを築造することを特徴と
している。
上記水平ビットには、内筒および外周にスクリュー翼が
設けられた外筒と、前端部が前記内筒端部の一枢軸に枢
着され相互に鈍角および平行な掘削部が連続して形成さ
れた一対の第1ビットと、前端部が前記第1のビットの
後端部に枢着され後端部が前記外筒の前端部に枢着され
外側に掘削部が形成された一対の第2のビットと、前記
内筒に隙間を設けて挿通された注入筒と、該注入筒と、
該注入筒の内孔と前記隙間を経た固化材が所定圧のとき
に開弁して該両固化材を混合して噴出するチェック弁と
を設けたものを使用するのが好ましい。
上記固化材にはセメント系、水ガラス溶液タイプ、水ガ
ラス懸濁タイプを用いるのが好ましい。
[作用] 上記のように構成された水平オーガによる土砂先受け工
法において、第1のビットを原位置のままパイロット孔
を掘削し、所定深さ掘削後に内筒を所定ストローク後退
し、第1にビットを介して第2のビットを拡開し、オー
ガを引き抜いてパイロット孔より大径のパイル孔を掘削
するとともに、所定圧の固化材をチェック弁を介し注入
して両ビットにより固化材と掘削土とを攪拌し、入口部
から所定長さの所で、内筒を原位置に戻し、第2のビッ
トを縮閉してパイルを形成する。このパイルを施工線に
沿い所定ピッチで1つおきに形成し、次いで、先に形成
したパイルの間に該パイルにオーバラップするように順
次パイルを形成し、これらパイルにより切羽安定用のア
ーチを築造する。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第4図は本発明を実施する水平オーガを示
し、、全体を符号Aで示す水平オーガの外周にスクリュ
ー翼2が設けられた外筒1には内筒4が摺動自在に挿通
され、その内筒4には隙間Cを設けて注入筒8が挿通さ
れている。
前記内筒4の前端部に形成された延設部4aにはピン5が
軸直に設けられ、このピン5には一対の第1のビット
6、6の前端部が枢着されている。このビット6、6に
は図示の原位置において、相互に鈍角な掘削部6aと、平
行な掘削部6bとが連続して形成されている。そのビット
6、6の後端部には、外側に掘削部7aが形成された一対
の第2のビット7、7がピン5a、5aにより枢着され、こ
の第2のビット7、7の後端部は、それぞれ外筒1の前
端部に設けられヨーク状のブラケット3、3にピン5b、
5bにより枢着されている。なお、ピン5b、5bの間隔は、
ピン5a、5aの間隔より若干小さく形成されている。した
がって、図示しないシリンダにより所定ストロークSだ
け内筒4を外筒1に対し後退(図面で右行)させると、
鎖線で示すように第2のビット7、7は第1のビット
6、6により拡開されるようになっている。
他方、内筒4と注入筒8との間には、全体を符号9で示
しチェック弁が設けられている。このチェック弁9は、
内筒4の内孔に嵌着され弁座10aが形成された弁座部10
と、弁座10aに外方から着座する弁体11と、弁座部10と
弁体11の後記するリング12との間に介装されたスプリン
グ13とからなっている。その弁体11の後端外周には、注
入筒8の全部内孔に摺接するリング12が固設され、ま
た、注入筒8の内孔と、隙間C側とを連通する内孔11a
と、内孔11aに直交する透孔11bとが穿設されている。そ
して、リング12は隙間C側の第1の固化材と、注入筒8
の第2の固化材を画成し、弁体11は両固化材の所定圧時
(例えば1.5kgf/cm2)に開弁し、両固化材はピン5側に
噴出するようになっている。
前記水平オーガAは第5図に示すように、全体を符号B
で示すオーガ機にセットされる。このオーガ機Bは自走
式であって、俯仰旋回自在なテーブル20上には、ストロ
ークS1で移動自在な基台21が設けられ、水平オーガAは
その基台21に取付けられ、減速機22を介しオイルモータ
23により外筒1および内筒4が同期して回転されるよう
になっており、注入筒8と隙間Cとはスイベルジョイン
ト24と2本のチューブ25a(第5図ではその1本のみが
示されている)を介してそれぞれ図示しない固化材供給
ポンプに接続されている。
施工に際し第6図に示すように、施工線に沿い位置#
1、#2・・・と1つおきに所定ピッチで例えば位置#
10までパイルDを形成し、次に位置#11、#12・・・#
19と前に形成したパイルDにオーバラップするようにパ
イルEを形成し、これらパイルD、Eにより切羽安定用
のアーチFを築造する。
掘削に際し第7図に示すように、第1のビット6、6を
原位置のまま水平オーガAを回転し、基台21を前進して
所定の深さまでパイロット孔Kを掘削する。
次いで、第8図に示すように、シリンダを所定ストロー
ク収縮して内筒4を後退し、第1のビット6、6を介し
て第2のビット7、7を拡開する。
次いで第9図に示すように、第2のビット7、7の掘削
部7a、7aでパイロット孔Kより大径のパイロット孔Lを
掘削し、所定圧の第1、第2の固化材を隙間C、注入筒
8から圧送し、チェック弁9を開いて矢印のようにし噴
出しながら基台21を後退し、水平オーガAを引き抜く。
次いで第10図に示すように、入口部から所定深さM(例
えば300ないし500mm)で内筒4を所定ストローク前進し
て第1のビット6、6を介して第2のビット7、7を縮
閉し、パイロット孔Kを造成し、パイルDを形成して1
本のパイルを完成し、次の位置の掘削に移る。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、第
1のビットを閉じて小径のパイロット孔を掘削したの
ち、第2ビットを開いてパイロット孔をガイドとして大
径のパイル孔を容易に掘削するとともに、固化材を注入
攪拌して長尺大径のパイルを一工程で形成して切羽安定
用のアーチを築造し、従来に比べて作業性を大巾に向上
することができる。
また、例えば1本につき5分程度で10kgf/cm2以上の一
軸圧縮強度のパイルを形成することができる。
また、バルクヘッドなしに、限定注入を行うことができ
る。
また、地山に応じて施工範囲、固化材種類を変え、改良
効果を確認しながら、次の施工を行うことができる。
また、坑内作業員主体の施工を行うことができる。
また、排土量が比較的少なく、固化材と排土とを均質に
撹拌混合することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のを実施する水平オーガの一例を示す側
断面図、第2図は第1図の上面図、第3図は第1図の前
面図、第4図は第1図のI−I線矢視断面図、第5図は
オーガ機の側面図、第6図は本発明による施工状態を説
明する切羽の正面図、第7図ないし第10図は本発明によ
る施工工程を説明する縦断面図、第11図は従来の施工状
態を説明する切羽の正面図である。 A……水平オーガ、K……パイロット孔、L……パイル
孔、1……外筒、4……内筒、6……第1のビット、7
……第2のビット、8……注入筒、9……チェック弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 政雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 山田 謙二 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 渡辺 松男 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 天野 光也 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡開・縮閉自在なビットおよび固化材が所
    定圧のときに開くチェック弁を備えた水平オーガの前記
    ビットを縮閉し前記オーガを前進して所定の深さまでパ
    イロット孔を掘削したのち、該ビットを拡開し前記水平
    オーガを引き抜いて前記パイロット孔より大径のパイル
    孔を掘削しながら前記チェック弁から所定圧の固化材を
    注入して該固化材と掘削土とを混合攪拌し、所定の深さ
    で前記ビットを縮閉しカバーロック部を造成してパイル
    を形成し、これらパイルにより切羽安定用のアーチを築
    造することを特徴とする水平オーガによる土砂先受け工
    法。
JP23008488A 1988-09-16 1988-09-16 水平オーガによる土砂先受け工法 Expired - Fee Related JPH06100072B2 (ja)

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KR20020065243A (ko) * 2001-02-06 2002-08-13 이병철 자주식 경사면 천공장치
KR100880365B1 (ko) * 2008-06-10 2009-01-30 삼보이엔씨 주식회사 산업시설용 수중구조물의 수중설치를 위한 확공굴착용굴착장치

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