JPH059970U - 放電記録体 - Google Patents

放電記録体

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JPH059970U
JPH059970U JP6497491U JP6497491U JPH059970U JP H059970 U JPH059970 U JP H059970U JP 6497491 U JP6497491 U JP 6497491U JP 6497491 U JP6497491 U JP 6497491U JP H059970 U JPH059970 U JP H059970U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な印字性と高い表面強度を兼備した放電
記録体を提供すること。 【構成】 放電記録体10は,放電記録担体7上に形成
された放電記録層3と前記放電記録層3上に形成された
保護層5とを備えている。更に,放電記録層3上の両側
の非印字領域に導電層6を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,放電記録体に関し,特に印字可能なプリペイドカード等に用いられ る放電記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気カード,特にタイムカードに相当する出退勤管理用の磁気カードや,現金 前払い式のプリペイドカード等においては,日時や利用金額等をカード本体に印 字することが要求されている。これらの磁気カードに用いられる印字方式として は,感熱方式,熱破壊方式,放電破壊方式等が存在する。このうち放電破壊方式 は,放電記録電極を有する印字ヘッドによって放電記録体の放電記録層(金属蒸 着膜層ともいう)を放電破壊し,露出した下地と金属蒸着膜とのコントラストに より文字や記号等の可視情報を得るものである。放電破壊方式は他の印字方式と 比較して熱や薬品による誤発色に強く,印字速度が速い,印字装置の構造が簡単 で保守が容易な上,小型,低価格である等の種々の利点を有する。
【0003】 図3は従来の放電記録体の構造を示す斜視図である。非磁性基体1上に磁気記 録層2を形成して放電記録担体7とし,この放電記録担体7上に金属蒸着膜より 成る放電記録層3,更に,この上に樹脂より成る保護層5を順次積層して形成さ れる。また,前記磁気記録層2と放電記録層3の間に,層間の反応防止や磁性面 の平滑化,発色性の向上等を目的として下地層(図示せず)を設ける場合もある 。
【0004】 図4は放電破壊方式による印字装置の構成を示す斜視図である。図4において ,放電記録対向電極(アースローラともいう)12は,放電記録体20の印字面 に接して配置され,放電電源18及び印字ヘッド17と放電記録層とを電気的に 結合させる金属製の回転円筒で構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,印字ヘッド17と放電記録体20との接触部位の電気抵抗( R1 ),及び放電記録対向電極19と放電記録体20との接触部位の電気抵抗( R2 )がR1 >>R2 の場合に,印字ヘッド17と放電記録体20の接する部位 のみに放電破壊が生ずる。しかし,放電記録対向電極12の押付荷重が不足して 放電記録体20と十分な接触がなされない場合や,電極表面に放電で除去された 絶縁性の保護膜や汚れ等が付着した場合,R2 が増大して放電を阻害したり,放 電記録対向電極12部で異常放電を生じて印字面に放電痕を残す等の欠点があっ た。 また,印字ヘッド17の摺動により放電記録体20の印字面に傷の付く場合が あり,対策として印字面の保護層厚を厚くすることが試みられているが,必然的 にR1 ,R2 も増大するために放電性が低下し,印字が薄くなったり,最悪の場 合印字が不可能となる等の欠点があった。 そこで,本考案の技術的課題は,良好な印字性と高い表面強度を兼備した放電 記録体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために,本考案の放電記録体では,放電記録担体上に形 成された放電記録層と前記放電記録層上に形成された保護層とを備えた放電記録 層を有する放電記録体において,前記放電記録層上の両側の非印字領域に導電層 を設けたことを特徴とする。 本考案の放電記録体では,前記放電記録担体は,非磁性基体上に形成された磁 気記録層を含むことを特徴とする。 また,本考案の放電記録体では,前記磁気記録層と前記放電記録層との間に, 下地層を介在させたことを特徴とする。 更に,本考案の放電記録体では,前記導電層は印字面の保護層よりも厚く形成 され,且つ放電記録層との層間に保護層が介在しないよう構成されていることを 特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案においては,放電記録層上の非印字領域に設けた所定幅を有する帯状の 導電層により,放電記録層を成す金属蒸着膜と放電記録対向電極において従来の 印字面上に樹脂による保護層が介在する場合に比べて,接触による電気抵抗R2 が著しく低下する。従って相対的に印字ヘッド側の電気抵抗R1 に対するマージ ンが大きくなり,保護層厚を厚くしても良好な放電性が得られる。また保護層厚 を厚くすることにより印字面の表面強度が高まり,印字ヘッドの摺動等による傷 の発生を防ぐことが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下,本考案の実施例について,図面を参照して説明する。図1は本考案の実 施例による放電記録体の構成を示す斜視図である。図1において,放電記録体は ,ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁性基体1上に,バリウムフェライ ト等の磁性粉を樹脂バインダと混合して塗布した磁気記録層2が形成され,放電 記録担体7とするとともに,更にこの放電記録担体7上に5〜20nm厚のアルミ ニウム蒸着膜から成る放電記録層3が形成され,磁気記録体両側にある帯状の非 印字領域4を除いた印字面に100〜8000nm厚のアクリル系樹脂塗布による 保護層5を形成後,この非印字領域4に導電性塗料を帯状に印刷して1000〜 10000nmの厚の導電層6が形成されている。
【0009】 図2は,図1の放電記録体側部の断面構造を示す図である。図2において,保 護層5よりも導電層6が厚く形成されている。また,放電記録層3と導電層6, 及び放電記録対向電極12の間に絶縁物である保護層5が介在しないために,電 気抵抗R2 が従来法の10-4〜10-2Ωから10-7Ωに低下し,印字ヘッド側の 電気抵抗R1 の10-2〜100 Ωに対するマージンが増大した。従って,従来法 では印字性を損う程の保護層厚(実際には塗布する塗料の樹脂固形分重量比と電 気抵抗値とによって調整される)であっても,本考案の実施例における放電記録 体は良好な印字性と印字ヘッド摺動に耐える表面強度を有する。以上の結果を表 1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】 尚,本考案の実施例において,放電記録層と導電層は,界面での電池形成によ る腐食が発生しないよう,材質の電気化学列を考慮して選択しなければならない 。例えば,放電記録層がアルミニウム蒸着膜の場合,導電層は,アルミニウムか チタニウムをフィラーとした導電ペースト等の電気化学列において,ほぼ等しい 標準電極電位を有する材料を用いることが望ましい。
【0012】
【考案の効果】
以上,説明したように,本考案によれば,放電記録体の非印字領域に設けた導 電層により,放電記録対向電極と放電記録層間に樹脂による保護層が介在しない ために電気抵抗が低下し,良好な放電性が得られることから印字品質を高めるこ とができる放電記録層を有する放電記録体を提供することができる。 また,本考案によれば,保護層厚を厚くできることにより印字面の表面強度が 高まり,印字ヘッドの摺動等による傷の発生を防ぐことができる放電記録体を提 供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る放電記録体の構成を示す
斜視図である。
【図2】図1の放電記録体の側部の構成を示す断面図で
ある。
【図3】従来の放電記録体体の一構成例を示す斜視図で
ある。
【図4】放電破壊印字方式による印字装置の構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 非磁性基体 2 磁気記録層 3 放電記録層(金属蒸着膜層) 4 非印字領域 5 保護層 6 導電層 7 放電記録担体 10 放電記録体 12 放電記録対向電極(アースローラ) 17 印字ヘッド(放電記録電極) 18 放電電源 20 放電記録体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電記録担体上に形成された放電記録層
    と前記放電記録層上に形成された保護層とを備えた放電
    記録層を有する放電記録体において,前記放電記録層上
    の両側の非印字領域に導電層を設けたことを特徴とする
    放電記録体。
  2. 【請求項2】 請求項1の放電記録体において,前記放
    電記録担体は,非磁性基体上に形成された磁気記録層を
    含むことを特徴とする放電記録体。
  3. 【請求項3】 請求項2の放電記録体において,前記磁
    気記録層と前記放電記録層との間に,下地層を介在させ
    たことを特徴とする放電記録体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の放電記録体において,
    前記導電層は印字面の保護層よりも厚く形成され,且つ
    放電記録層との層間に保護層が介在しないよう構成され
    ていることを特徴とする放電記録体。
JP6497491U 1991-07-23 1991-07-23 放電記録体 Expired - Lifetime JP2555649Y2 (ja)

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JP6497491U JP2555649Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 放電記録体

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JP6497491U JP2555649Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 放電記録体

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JPH059970U true JPH059970U (ja) 1993-02-09
JP2555649Y2 JP2555649Y2 (ja) 1997-11-26

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ID=13273531

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