JPH0512067Y2 - - Google Patents

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JPH0512067Y2
JPH0512067Y2 JP1985027771U JP2777185U JPH0512067Y2 JP H0512067 Y2 JPH0512067 Y2 JP H0512067Y2 JP 1985027771 U JP1985027771 U JP 1985027771U JP 2777185 U JP2777185 U JP 2777185U JP H0512067 Y2 JPH0512067 Y2 JP H0512067Y2
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magnetic recording
recording layer
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magnetic
parts
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Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的
【産業上の利用分野】
本考案は、偽造が困難であつて、かつ真偽の判
別が容易な、磁気記録媒体をもつカード類に関す
る。
【従来の技術】
近年、磁気記録媒体をもつカード類の普及は著
しく、キヤツシユカード、銀行通帳をはじめ、ク
レジツトカード、乗車券、定期券など、広い範囲
で利用されている。こうした磁気カード類の普及
につれて、磁気カード類を偽造または複製して悪
用する者があらわれ、その防止とカード類の真偽
を適確に判別する技術が要求されている。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案の目的は、上記の要求にこたえ、偽造を
効果的に防止するとともに、偽造されても真偽を
容易に判別し、偽カードを排除できるような磁気
記録媒体をもつカード類を提供することにある。 考案の構成
【問題点を解決するための手段】
本考案の磁気記録媒体をもつカード類は、第1
図に示すようなカード類の基材1の上に磁気記録
層2を有するカード類において、第2図および第
3図に示すように、磁気記録層2が、抵抗磁力磁
気記録層2Aと、その下に配置された高抗磁力磁
気記録層2Bとからなり、抵抗磁力磁気記録層2
Aが、データの読みとり方向と平行な方向に磁性
材料を配向したものであり、高抗磁力磁気記録層
2Bが、一部はデータの読みとり方向と平行に磁
性材料を配向し、一部はそれに対し傾いた方向に
配向するかまたは配向処理を施してないものであ
ることを特徴とする。
【作用】
カードへの書き込み、読みとりのヘツドのギヤ
ツプは、通常は読みとり方向に直角に位置してい
るので、磁性材料の配向を読みとり方向と平行に
したとき、最大の出力が得られる。抵抗磁力磁気
記録層に対応する低書き込み電流で情報を書き込
み、読みとると、第4図に示すようなフラツトな
出力波形が得られる。高抗磁力磁気記録層に対応
する高書き込み電流で情報を書き込み、読みとる
と、第5図に示すように、配向方向が読みとり方
向と平行な部分においては、高い出力波形が得ら
れ、配向方向が読みとり方向に対し傾いている部
分や配向処置を施してない部分においては、低い
出力波形が得られる。第4図および第5図に示す
2種の出力波形が得られたものを正規のカードと
し、そうでないものは偽のカードとして排除す
る。傾いた配向の方向は読みとり方向に対する傾
きが大きいほど、出力波高が低くなるが、普通は
45度程度が適当である。
【実施態様】
本考案で「カード類」とは、キヤツシユカード
やクレジツトカードに限らず乗車券や回数券、預
金通帳を含む意味である。 磁気記録層の磁性材料としては、常用のコバル
ト被着ガンマ酸化鉄そのほか、任意のものを、適
宜のバインダーとともに使用する。 なお磁気記録層の耐摩耗性の必要とする場合
は、その上に保護層3を設ける。 磁気記録層を設けるには、磁性材料を含有する
インキの印刷によるのがよい。すなわち、第2図
に示すように配向方向が読みとり方向と平行な抵
抗磁力磁気記録層2Aをつくるには、ベタ印刷
し、読みとり方向と平行な磁場の中で配向処理し
乾燥すればよい。次に、第3図に示すように、配
向方向が一部は読みとり方向に対して平行で一部
は傾いているかまたは配向処理を施してない高抗
磁力磁気記録層2Bをつくるには、パターン印刷
で一部分を印刷し読みとり方向と平行な磁場の中
で配向処理し乾燥後、もう一方の部分を印刷し、
読みとり方向に対して傾いている磁場の中で配向
処理をするか、または配向処理をせずに乾燥す
る。2Bをつくる別の方法として、まず平行な方
向に全体を配向したのち所望の部分だけ傾いた方
向に配向させて乾燥する方法、あるいは所望の部
分だけ平行な方向に配向させて乾燥する方法もあ
る。一部分だけ配向するには、電磁石を用いてパ
ルスを発生させればよい。 このような磁気記録層を基材に合体させる手段
の代表的なものは、以下に実施例を示す熱転写で
あるが、もちろんそのほかの手段によつてもよ
い。
【実施例】
下記の原料を配合して(「部」はいずれも重量
部)、剥離剤を調製した。 酢酸セルロース樹脂(大日本セルロイド) 5部 メチロールメラミン系熱硬化性樹脂(日本カー
バイト) 1部 メチルエチルケトン 50部 メチルアルコール 25部 トルエン 25部 厚さ25μのポリエステルのベースフイルム上
に、上記の剥離剤をグラビアコートし厚さ1μの
剥離層を形成した。 次に、下記の原料を配合して、保護層用塗料を
調製した。 ポリビニルブチラール樹脂「エスレツクBX」
(清水化学) 3部 湿気硬化型ウレタン樹脂「オレスターM95−
50A」(三井東圧) 3部 メチルエチルケトン 30部 トルエン 30部 酢酸エチル 30部 上記の保護層用塗料を剥離層上にグラビアコー
トし、厚さ1μの保護層を形成した。 下記の原料を配合し、抵抗磁力磁性塗料を調製
した。 γ−Fe2O3(HC=300 Oe) 70部 部分ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂
「ビニライトVAGH」(UCC) 15部 ポリウレタンエラストマー樹脂「サンブレン
IB114B」(三洋化成工業) 30部 線状飽和ポリエステル樹脂「バイロン
RV53SS」(東洋紡) 15部 イソプロピルアルコール 50部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部 イソシアネート系硬化剤「ATマイテツクNY
−220A」(三菱化成) 3部 上記の抵抗磁力磁性塗料をグラビアコート法に
より保護層上に全面コーテイングし、読みとり方
向と平行な磁場の中で配向処理し乾燥して抵抗磁
力磁気記録層2Aを形成した。 別に、下記の原料を配合して、高抗磁力磁性塗
料を調製した。 BaO−6Fe2O3(HC=3000 Oe) 70部 部分ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂
「ビニライトVAGH」(UCC) 5部 ポリウレタンエラストマー樹脂「サンブレン
IB114B」(三洋化成工業) 40部 線状飽和ポリエテル樹脂「バイロンRV53SS」
(東洋紡) 20部 イソプロピルアルコール 50部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部 イソシアネート系硬化剤「ATマイテツクNY
−220A」(三菱化成) 3部 上記の高抗磁力磁性塗料を、グラビアコート法
によるパターンコーテイングで一部分をコート
し、配向方向が読みとり方向と平行な磁場の中で
配向処理をして乾燥後、もう一方の部分をコート
し、配向方向が読みとり方向に対して45度傾いて
いる磁場の中で配向処理して乾燥して、高抗磁力
磁気記録層2Bを形成した。 下記の原料を配合して、ホツトメルト接着剤塗
料を調製した。 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂「デンカラ
ツク721」(電気化学) 1部 アクリル樹脂 2部 トルエン 8部 酢酸エチル 8部 上記のホツトメルト接着剤塗料を磁気記録層上
にグラビアコートし、厚さ10μのホツトメルト接
着層に形成した。 以上の順序で形成した転写シートを6.5mm幅に
スリツトし、カード基材に用いる厚さ100μのポ
リ塩化ビニルシートの所定の位置に熱転写し、ベ
ースフイルムであるポリエステルフイルムを剥離
した。こうして用意した磁気記録層つきのオーバ
ーシートに、ポリ塩化ビニルのセンターコア(厚
さ560μ)と、やはりポリ塩化ビニルのオーバー
シート(厚さ100μ)とをこの順に重ね、150℃、
25Kg/cm2の条件で加熱加圧して積層し、仕上げ、
打抜きを行ない、縦86mm、幅54mm、厚さ0.76mmの
カードを得た。 なお、保護層と磁気記録層の間に着色層を設け
てもよいし、着色層と磁気記録層の間に、蒸着層
を設けてもよい。 考案の効果 本考案の磁気記録媒体をもつカードは、外部か
らは磁気記録層が2層構造になつていることがわ
からないから、偽造困難である。記録した情報を
在来の構造の磁気記録カードにコピーしても、第
4図および第5図に示すような組合せの出力波形
はあらわれないから、偽造品であることが直ちに
わかり、排除できる。 2種の異なつた磁性材料により磁気記録層を形
成してあるので、上部の抵抗磁力磁気記録層に通
常の情報を記録することができ、同じ磁性材料で
上部および下部の磁気記録層を形成したものにく
らべて、情報の読みとりが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の磁気記録媒体をもつカード
類の構造を示す拡大断面図である。第2図および
第3図は、本考案のカード類のそれぞれ第1図
−断面および−断面における磁気記録層の
磁性材料の配向方向を示す平面図である。第4図
および第5図は、このカードに記録された情報を
読みとつたときの、出力信号の波形パターンを概
念的にあらわした図である。 1……基材、2……磁気記録層、2A……抵抗
磁力磁気記録層、2B……高抗磁力磁気記録層、
3……保護層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基材1の上に磁気記録層2を有するカード類
    において、磁気記録層2が、抵抗磁力磁気記録
    層2Aと、その下に配置された高抗磁力磁気記
    録層2Bとからなり、抵抗磁力磁気記録層2A
    が、データの読みとり方向と平行な方向に磁性
    材料を配向したものであり、高抗磁力磁気記録
    層2Bが、一部はデータの読みとり方向と平行
    に磁性材料を配向し、一部はそれに対し傾いた
    方向に配向するかまたは配向処理を施してない
    ものであることを特徴とする磁気記録媒体をも
    つカード類。 (2) 磁気記録層2の上に保護層3を有する実用新
    案登録請求の範囲第1項の磁気記録媒体をもつ
    カード類。
JP1985027771U 1985-02-27 1985-02-27 Expired - Lifetime JPH0512067Y2 (ja)

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JP1985027771U JPH0512067Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP1985027771U JPH0512067Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61143868U JPS61143868U (ja) 1986-09-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2610863B2 (ja) * 1987-03-11 1997-05-14 オムロン株式会社 磁気カードリーダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165605A (ja) * 1974-10-16 1976-06-07 Emi Varian Ltd
JPS5485007A (en) * 1977-12-19 1979-07-06 Hitachi Maxell Magnetic recording medium
JPS5843816A (ja) * 1981-09-07 1983-03-14 Nippon Radiator Co Ltd 自動車用空気調和装置におけるフアンモ−タの制御回路

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