JPH059914Y2 - - Google Patents

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JPH059914Y2
JPH059914Y2 JP11023888U JP11023888U JPH059914Y2 JP H059914 Y2 JPH059914 Y2 JP H059914Y2 JP 11023888 U JP11023888 U JP 11023888U JP 11023888 U JP11023888 U JP 11023888U JP H059914 Y2 JPH059914 Y2 JP H059914Y2
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heater
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、トイレ等の壁面に設置され、濡れ
た手を吹き出される温風により乾燥することので
きるハンドドライヤーに関し、詳しくは該ハンド
ドライヤーのヒータ部構造に関するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、トイレ等の壁面に設置されるハンドドラ
イヤーには、送風用のフアンと、フアンから送ら
れた風を加熱するヒータ部とが備えられており、
ヒータ部を介し温風が外部に吹き出されて、この
温風により濡れた手を乾燥可能となつている。
このような従来のハンドドライヤーのヒータ部
には加熱用のフインが配設されており、フインは
送風通路内にほぼ均一に配設されたものであつ
た。
ところが送風通路内を通過する風の勢いには、
強い所と弱い所があり、従来構造では均一な風量
の温風が得られにくく、かつ均一な温度の温風が
得られにくいという問題点があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、均一な風量及び温度の温風を得ること
のできるヒータ部構造を提供せんことを目的と
し、その第1の要旨は、フアンから送られる風を
ヒータ部にて加熱し、濡れ手乾燥用の温風を吹き
出すハンドドライヤーであつて、前記ヒータ部に
は加熱用のフインが配設されているとともに、該
フインは、フアンから送られる風の風勢の強い部
位には狭いピツチで配設され、風勢の弱い部位に
は広いピツチで配設されていることである。
又、第2の要旨は、フアンから送られる風をヒ
ータ部にて加熱し、濡れ手乾燥用の温風を吹き出
すハンドドライヤーであつて、前記ヒータ部に
は、加熱用のフインが配設された部位と、フイン
の存在しない通風部とが形成されていることであ
る。
(作用) 上記第1の請求範囲におけるヒータ部構造にお
いては、フアンから送られる風の風勢の強い部位
にはフインが狭いピツチで配設され、風勢の弱い
部位にはフインが広いピツチで配設されているた
め、風勢の強い部位ではフインを狭いピツチで配
設しておいても十分な風量を得ることができ、か
つフインが狭いピツチで配設されているため、通
風する風を十分に加熱することができ、良好な温
風を得ることができる。又、風勢の弱い部位には
フインが広いピツチで配設されているため、フイ
ンが障害とならず十分な風量を得ることができる
とともに、通過する風の速度が弱いため、フイン
を広いピツチで配設しておいても十分に通過する
風を加温することができるものであり、全体とし
てほぼ均一な風量及び温度の温風を得ることがで
きる。
又、上記第2の請求範囲におけるヒータ部構造
においては、ヒータ部に加熱用のフインが配設さ
れた部位と、フインの存在しない通風部とを形成
したことにより、フインが配設された部位におい
ては、通過する風が良好にフインにより加温され
て温風となる。しかし、このフインが通風の障害
となるため、フインの存在する部位においては十
分な風量が得られないが、通風部にはフインが存
在しないため、この通風部を通過する風は十分な
風量となり、全体としてヒータ部を通過した風は
フインにより適温に加温され、かつ通風部にて十
分な風量が得られたものとなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はトイレ等の壁面に設置されるハンドド
ライヤー1の構成斜視図を示し、図において、ハ
ンドドライヤー1は、壁面に設置可能なケース体
2の内部に、モータ3により駆動されるフアン4
を備えたフアンケース5が設置されており、この
フアンケース5にはヒータを内装したヒータケー
ス6が連結されており、ヒータケース6の下流側
には吹出部7が設けられており、この吹出部7か
ら温風Bが下方側に吹出される。
又、第2図に拡大して示すように、吹出部7に
は突出状に一対の支持部7a,7aが形成されて
おり、各支持部7a,7aには例えば超音波セン
サ8,8が設置されており、吹出部7の下方部位
に濡れた手が挿入された時に、これを検知して自
動的にモータ3を作動し得る構造となつている。
前記ヒータケース6内には、例えば第3図イ及
び第3図ロに示すようなヒータ部9が内装されて
おり、ヒータ部9は、ヒータケース6内に内接状
に配設されるケース体10とカバー11を有し、
ケース体10にカバー11がビス18を介し取り
付けられており、ケース体10及びカバー11に
は、中央部に風の流れ方向に沿つて中央口10a
及び11aが形成され、さらにその上下側方には
側部口10b,10b,11b,11bが形成さ
れている。尚、このケース体10及びカバー11
は耐熱樹脂にて造形されたものである。
又、ケース体10の内部には銅板製のフインが
配設されており、前記中央口10a,11a間に
は2段状にピツチの細かいフイン12a,12a
が配設され、さらに前記側部口10b,11b間
にはピツチの粗いフイン12b,12bがそれぞ
れ配設されている。
又、前記フイン12aと12b間にはそれぞれ
第3図ハに示すように、金属プレート14を介し
薄膜状電極15を有したPTC素子13,13が
配設されている。又、ケース体10内には前記各
フイン12a,12bとPTC素子13,13を
密着させるためにスプリング16が内装されてい
る。尚、図中17は、通電端子である。
前記PTC素子13はチタン酸バリウム焼結体
等にて形成されたものであり、低温域で低抵抗、
高温域で高抵抗となり、通電されることにより高
速で加温されるとともに、設定された温度点(キ
ユーリ温度)まで達すると、その温度点以上には
昇温されない特性を備え、速熱性を有するととも
に、温度ヒユーズ等の回路を必要とせず内部で自
動的に温度上昇を抑制し得る機能を有するもので
あり、従来のニクロム線に比し耐久性に極めて優
れたものとなつている。
従つて、PTC素子13が適温に加温されるこ
とにより、その熱が金属プレート14を介し各フ
イン12a,12bに伝えられ、フイン12a,
12b内を通る風を加温することができる。
本例においては、前記中央口10a,11a間
に狭いピツチでフイン12a,12aを配設した
ため、この中央口10a,11aを通過する風は
フイン12a,12aにより加温されることとな
るが、通常、フアン4からの送風は中央口10
a,11a付近で最も強い風勢となるため、フイ
ン12a,12aが細かいピツチで配設されてい
ても中央口10a,11aからは十分な風量の風
が排出される。又、この中央口10a,11aを
通過する風は風勢が強く速度が速いため、フイン
12a,12aが狭いピツチで配設されていても
過度に加熱されることはない。又、前記側部口1
0b,10b間には比較的風勢の弱い風が通過す
るため、フイン12bを粗いピツチで配設してお
いても、風速が弱く十分に通過する風を加熱する
ことができるものである。従つて、風勢の強い中
央口10a,11aではフイン12aを狭いピツ
チで配設して通過する風量を押さえ気味にし、側
部口10b,11bでは粗いピツチにフイン12
bを配設して十分な風量を確保することができ、
中央口10a,11aと側部口10b,11bか
ら吹き出される風の風量がほぼ均一したものとな
る。又、通過する風量に応じ、フイン12a,1
2bにて加温されるため、全体として吹き出され
る風の温度が均一化したものとなり、吹出部7か
ら吹き出される風の風量及び温度が均一した良好
なものとなる。
次に第4図にはヒータ部9の変形例を示す。
即ち、第4図においては、中央口10a,11
aと側部口10b,11bにほぼ均一なピツチの
フイン12,12,12を配設し、かつ、前記側
部口10b,11bの外側にフインの存在しない
通風部11c,11cを形成させたものである。
このように構成することにより、中央口10
a,11aと側部口10b,11bを通過する風
はフイン12により適温に加温されるとともに、
通風部11cを通過する風は障害物がないため十
分な風量が確保され、全体としてフイン12にて
適温に加温された風と通風部11cからの十分な
風量を有する風とが混合されて、適量、適温の風
が吹出部7から噴出される。
尚、この通風部11cは本例においては側部口
10b,11bの外方側に形成したものを例示し
たが、通風部11cは中央口10a,11a側に
形成しても良い。
(考案の効果) 本考案のハンドドライヤーのヒータ構造は、ヒ
ータ部に加熱用のフインが配設されているととも
に、該フインは、フアンから送られる風の風勢の
強い部位には狭いピツチで配設され、風勢の弱い
部位には広いピツチで配設されていることによ
り、ヒータ部を通過する風勢の強弱に応じてフイ
ンの配設ピツチを変化させたため、ヒータ部を通
過する風の温度と風量が均一化されたものとなる
効果を有する。
又、ヒータ部に、加熱用のフインが配設された
部位と、フインの存在しない通風部とが形成され
ていることにより、フインが配設された部位にて
通過する風が十分に加温されるとともに、通風部
を通過する風により十分な風量が得られ、全体と
して適温、適量の風を得ることができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はハンドド
ライヤーの構成斜視図、第2図は第1図のヒータ
ケースと吹出部の拡大正面図、第3図イはヒータ
ケース内に内装されたヒータ部の正面図、第3図
ロは第3図イのA−A線断面図、第3図ハは
PTC素子周辺の拡大図、第4図はヒータ部の変
形例を示す第3図イに対応させた平面図である。 1……ハンドドライヤー、2……ケース体、3
……モータ、4……フアン、6……ヒータケー
ス、7……吹出部、9……ヒータ部、10……ケ
ース体、10a,11a……中央口、10b,1
1b……側部口、11c……通風部、12,12
a,12b……フイン、13……PTC素子、1
4……金属プレート、15……薄膜状電極、16
……スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フアンから送られる風をヒータ部にて加熱
    し、濡れ手乾燥用の温風を吹き出すハンドドラ
    イヤーであつて、前記ヒータ部には加熱用のフ
    インが配設されているとともに、該フインは、
    フアンから送られる風の風勢の強い部位には狭
    いピツチで配設され、風勢の弱い部位には広い
    ピツチで配設されていることを特徴とするハン
    ドドライヤーのヒータ部構造。 (2) フアンから送られる風をヒータ部にて加熱
    し、濡れ手乾燥用の温風を吹き出すハンドドラ
    イヤーであつて、前記ヒータ部には、加熱用の
    フインが配設された部位と、フインの存在しな
    い通風部とが形成されていることを特徴とする
    ハンドドライヤーのヒータ部構造。
JP11023888U 1988-08-22 1988-08-22 Expired - Lifetime JPH059914Y2 (ja)

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JP11023888U JPH059914Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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JP11023888U JPH059914Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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JPH0231596U JPH0231596U (ja) 1990-02-28
JPH059914Y2 true JPH059914Y2 (ja) 1993-03-11

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JP11023888U Expired - Lifetime JPH059914Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041001A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Panasonic Corporation 手乾燥装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009041001A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Panasonic Corporation 手乾燥装置

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JPH0231596U (ja) 1990-02-28

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