JPH059911A - ケ−ブル等の固定構造 - Google Patents

ケ−ブル等の固定構造

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JPH059911A
JPH059911A JP18808991A JP18808991A JPH059911A JP H059911 A JPH059911 A JP H059911A JP 18808991 A JP18808991 A JP 18808991A JP 18808991 A JP18808991 A JP 18808991A JP H059911 A JPH059911 A JP H059911A
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JP
Japan
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bolt
cable
hole
receiving member
bolt head
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Pending
Application number
JP18808991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Wakechigai
義雄 輪違
Yasuro Yamamoto
康郎 山本
Yuichi Iwasaki
祐一 岩崎
Toshio Watarinabe
利生 亘鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Nitto Denko Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH059911A publication Critical patent/JPH059911A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ケーブル固定部材のボルト挿通孔を、上記の基
礎面埋着ナットの位置ずれを吸収し得るように大きくし
ても、ボルト張力を支承するボルト孔周縁部分の破壊を
よく防止できるケーブル等の固定構造を提供する。 【構成】基礎面1にナット2が埋着され、該ナットの位
置誤差を吸収し得る内径のボルト挿通孔31並びにボル
ト頭部収容孔32を有する受部材3の当該ボルト挿通孔
に挿通されたボルト7が上記ナットに締結され、該ボル
トの頭部が上記ボルト頭部収容孔32の底面に緊圧さ
れ、上記受部材上に押部材4が配され、これら部材間に
ケーブル収容管等が挾まれ、該両部材が上記とは別のボ
ルト8によって締結されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル、ケーブル収容
管等を基礎面に固定する場合に使用するケーブル等の固
定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブル、ケーブル収容管等を基礎面、
例えば、橋桁側面に固定する場合、基礎面に予めナット
を埋着しておき、ケーブル固定用部材にボルトを挿通
し、このボルトを上記埋着ナットに締結することがあ
る。図4はその固定構造の一例を示し、ケーブル受部材
3’とケーブル押部材4’との間にケーブル、ケーブル
収容管等6’,…を挾み、これらの両部材3’,4’に
ボルト7’,7’を挿通し、該ボルトを基礎面埋着ナッ
ト2’,2’に締結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、橋桁等
のスラブ基礎面の施工においては、ナット2’,2’を
厳密な位置精度で埋着することは困難であり、ある程度
の誤差(位置ずれ)が避けられず、上記ケーブル固定部
材A’(受部材並びに押部材)のボルト挿通孔の孔径を
大きくし、この孔31'とボルト7’との間のギャツプで
上記の基礎面埋着ナット2’,2’の位置ずれを吸収す
ることが必要になる。従って、図5に示すように、ボル
ト孔31'の中心とボルト頭部71'の中心との間にずれが生
じ、ボルト頭部71'とケーブル固定部材A’との間に作
用する面圧P’がボルト周方向の位置によって変化し、
ボルト7’のボルト張力をボルト頭部直下のボルト孔周
縁部分e’に一様に支承させ得なくなる。
【0004】而るに、上記ボルト7’の締め付け力は、
ケーブル、ケーブル収容管等6’,…を挾持するために
大きくする必要があり、従って、上記ボルト7’のボル
ト張力は大であり、かかる大なるボルト張力を上記のボ
ルト孔周縁部分に一様な応力分布で支承させ得ない以
上、そのボルト孔周縁部分でのケーブル固定部材の破壊
を免れ難い。
【0005】本発明の目的は、ケーブル固定部材のボル
ト挿通孔を、上記の基礎面埋着ナットの位置ずれを吸収
し得るように大きくしても、ボルト張力を支承するボル
ト孔周縁部分の破壊をよく防止できるケーブル等の固定
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル等の固
定構造は、基礎面にナットが埋着され、該ナットの位置
誤差を吸収し得る内径のボルト挿通孔並びにボルト頭部
収容孔を有する受部材の当該ボルト挿通孔に挿通された
ボルトが上記ナットに締結され、該ボルトの頭部が上記
ボルト頭部収容孔の底面に緊圧され、上記受部材上に押
部材が配され、これら部材間にケーブル収容管等が挾ま
れ、該両部材が上記とは別のボルトによって締結されて
いることを特徴とする構成であり、受部材のボルト頭部
収容孔の底部に受部材より圧縮強度の大なるスペーサー
を収納し、該スペーサーの上面にボルト頭部を緊圧させ
ることが望ましい。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1は本発明の一実施例を示す一部切欠き側面
図、図2は図1におけるII-II断面図である。
【0008】図1並びに図2において、1はケーブル等
を添架する基礎面、例えば、コンクリート橋桁の側面で
あり、上下方向に間隔Lを隔ててナット2,2が埋着さ
れている。3はケーブル受部材であり、ボルト挿通孔3
1,31を有し、そのボルト挿通孔31の内径を通常より大き
くして、上記埋着ナット2,2の位置ずれを吸収し得る
ようにしてある。
【0009】即ち、上記ナット2,2間の許容誤差をΔ
Lとし、ボルトの半径をr、ボルト挿通孔31の内径をR
とすれば、R≧r+ΔLに設定してある。32,32はボル
ト頭部収容孔であり、ボルト頭部の半径をr',このボル
ト頭部にボルト締付用ソケットを嵌合するのに必要なギ
ャツプをΔa,ボルト頭部収容孔32の半径をR’とすれ
ば、R’≧r’+Δa+ΔLに設定してある。320,320は
受部材3に設けた別のボルト挿通孔(ケーブル挾持用ボ
ルト挿通孔)、33,33は該ボルト挿通孔320,320の奥方に
埋設したナットである。
【0010】4はケーブル押部材であり、上記ボルト挿
通孔320に対応するボルト挿通孔420と、そのボルトの頭
部に対するボルト頭部収容孔42とを有する。これらのボ
ルト挿通孔320,420は、通常の孔径とされ、ボルトの挿
通に支承をきたさないように最小径にされている。ボル
ト頭部収容孔42の内径R''はボルト締付用ソケットをそ
の頭部に嵌合するのに必要なギャツプΔaを頭部外周と
の間に保有させ得るよう、ボルト頭部の半径をr''とす
ると、R''=r''+Δaに設定されている。
【0011】5は受部材3と押部材4との間に設けたケ
ーブル又はケーブル収容管挾持用溝、6,…はこの溝に
挾持されるケーブル収容管(鋼管等の金属管,塩化ビニ
ル管等のプラスチック管)である。
【0012】図1において、7,7はケーブル受部材3
を基礎面1に固定するためのボルトであり、ケーブル受
部材3のボルト挿通孔31,31に挿通され、その先端が基
礎面1のナット2,2に締結され、ボルト頭部71,71が
ボルト頭部収容孔32,32の底面に緊圧されている。この
ボルト挿通孔31の内周とボルト7の外周との間には充分
なギヤップが存在するので、ナット2,2の埋着位置に
誤差があっても、ボルト7,7をナット2,2に締結で
きる。
【0013】8,8は押部材4と受部材3とを締結する
ためのボルトであり、ケーブル押部材4のボルト挿通孔
420とケーブル受部材3のボルト挿通孔320とにまたがっ
て挿通され、その先端がケーブル受部材3に埋設された
ナット33に締結され、そのボルト頭部81がケーブル押部
材4のボルト頭部収容孔42の底面に緊圧されている。こ
れらの押部材4と受部材3とのボルト8,8を介しての
締結によってケーブル収容管6,…が固定されている。
【0014】上記において、基礎面1に埋着されたナッ
ト2,2の間隔Lが、ケーブル受部材3のボルト挿通孔
31,31の間隔に対して通常の誤差範囲内で多少相違して
いても、ボルト挿通孔31内でのボルト7の偏在によって
その誤差を吸収し得るように、ボルト挿通孔31の内径を
ボルト7の外径に対して充分に大きくしてあるから、ボ
ルト頭部71のボルト頭部収容孔32底面への係止状態も、
上記ボルト7の偏在に対応して偏り、その底面のボルト
孔周縁での応力状態(ボルト張力を支える圧縮反力の分
布状態)が不均一になる。
【0015】しかしながら、ケーブル収容管6,…の挾
持を別のボルト8,8の締め付けで行なっており、上記
ボルト7,7のボルト張力を充分に小さくできるので、
ボルト頭部収容孔32,32底面の孔周縁での応力分布状態
が不均一であっても、その応力自体を小さくでき、上記
の孔周縁部分での破壊をよく防止できる。
【0016】図3に示すように、ボルト頭部収容孔32の
底部にケーブル受部材3よりも圧縮強度に優れたスペー
サー30を収納してボルト頭部71をこのスペーサー30の上
面に緊圧させれば、より一層に安全である。
【0017】尚、図3に示すように、ケーブル挾持用ボ
ルト4のボルト頭部のボルト頭部収容孔42にも、上記圧
縮強度に優れた材質のスペーサー40を収納できる。
【0018】上記において、ケーブル受部材3並びにケ
ーブル押部材4には、プリミックス成形体を用いること
ができ、この場合、スペーサー30,40には、補強繊維材
にマット、ロービングクロス等を、樹脂にポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂をそれぞれ使用した
FRP積層体を用いることができる。
【0019】上記実施例においては、ケーブル受部材固
定用ボルト7,7の内、上側のボルト7で荷重を吊支
し、下側のボルト7でケーブル固定部材(受部材と押部
材)の動揺を抑止する力学的構造を施用しており、下側
のボルト7のボルト挿通孔の孔径並びにボルト頭部収容
孔の孔径を上側のボルトに較べて大きくしてある。尚、
本発明は、ケーブル、ケーブル収容管等の固定の他に、
流体輸送管、例えば、ガス管、水道管等の固定に使用で
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明のケーブル等の固定構造は上述し
た通りの構成であり、ケーブル受部材を一のボルトによ
って基礎面に固定し、そのケーブル受部材とケーブル押
部材とでケーブルを別のボルトの締結によって挾持した
から、ケーブル受部材固定用ボルトにはケーブル挾持の
ためのボルト張力を負担させなくても済み、従って、ケ
ーブル受部材固定用ボルトのボルト張力をそれだけ小さ
くできる。而して、ケーブル受部材固定用のボルト挿通
孔の孔径を、基礎面埋着ナットの位置誤差を吸収し得る
ように大きくし、その結果、当該ボルト頭部が緊圧され
るボルト挿通孔周縁部での面圧分布が不均一になって
も、上記ケーブル受部材固定用ボルトのボルト張力の減
少に伴いその面圧を小さくできるから、そのボルト挿通
孔周縁部での破壊をよく防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切り欠き側面図であ
る。
【図2】図1におけるII-II断面図である。
【図3】本発明の別実施例を示す説明図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【図5】図4の点線枠内の拡大図である。
【符号の説明】
1 基礎面 2 ナット 3 受部材 31 ボルト挿通孔 32 ボルト頭部収容孔 4 押部材 7 ボルト 8 ボルト 30 スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 祐一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 亘鍋 利生 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎面にナットが埋着され、該ナットの位
    置誤差を吸収し得る内径のボルト挿通孔並びにボルト頭
    部収容孔を有する受部材の当該ボルト挿通孔に挿通され
    たボルトが上記ナットに締結され、該ボルトの頭部が上
    記ボルト頭部収容孔の底面に緊圧され、上記受部材上に
    押部材が配され、これら部材間にケーブル収容管等が挾
    まれ、該両部材が上記とは別のボルトによって締結され
    ていることを特徴とするケーブル等の固定構造。
  2. 【請求項2】受部材のボルト頭部収容孔の底部に受部材
    より圧縮強度の大なるスペーサーが収納され、該スペー
    サーの上面にボルト頭部が緊圧されていることを特徴と
    する請求項1記載のケーブル等の固定構造。
  3. 【請求項3】押部材に上記別のボルトのボルト頭部収容
    孔が設けられ、該ボルト頭部収容孔の底部に押部材より
    圧縮強度の大なるスペーサーが収納され、該スペーサー
    の上面に上記別のボルトのボルト頭部が緊圧されている
    ことを特徴とする請求項2記載のケーブル等の固定構
    造。
  4. 【請求項4】受部材並びに押部材がプレミックス成形体
    からなり、全てのスペーサーがFRP積層体からなるこ
    とを特徴とする請求項3記載のケーブル等の固定構造。
JP18808991A 1991-07-01 1991-07-01 ケ−ブル等の固定構造 Pending JPH059911A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102356100A (zh) * 2009-03-30 2012-02-15 三井化学株式会社 烯烃与共轭二烯的共聚物及其制备方法

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