JP3266001B2 - 既存構造物を補修する補強材の定着方法 - Google Patents

既存構造物を補修する補強材の定着方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状または板
状に加工して形成した炭素繊維等の高強度繊維を用いて
既存構造物を補修するようにした補強材の定着方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、RC造の建築物では地震等により
柱,梁およびスラブ等の構造部材にひび割れ等の破損が
発生した場合に、この破損部分を補修することになる
が、この補修には炭素繊維等の高強度繊維をシート状に
加工した補強材を用いる方法がある。前記補強材は、前
記破損部分を覆ってエポキシ樹脂等の接着剤で貼付ける
ことにより、既存構造物の補修および補強が行われるこ
とになる。
【0003】ところが、前記補強材を単に接着剤によっ
て貼付けるのみでは十分な補強効果を得ることが難し
く、既存構造物と補強材とのより強固な定着が必要とな
る。この補強材の定着方法としては、例えば特公平4−
77104号公報(Int.Cl.E04G 23/02 )に開示される
ように梁の補強に用いたもので、材軸方向に沿って重ね
合せた補修用の補強材の両端部を接着し、この補修用の
補強材の中間部分の上に直交するようにして、固定用の
補強材を梁の側面に跨がるように重ね合せて接着するよ
うにした方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の補強材の定着方法にあっては、上述したように既
存構造物に接着した補修用の補強材の上に、固定用の補
強材を梁の側面に跨がるようにして重ね合せて接着した
ので、補修用の補強材は固定用の補強材によって定着さ
れるとしても、この固定用の補強材自体の定着の確保が
難しく、固定用の補強材の定着が弱まると、結果的に補
修用の補強材の定着効果が弱まることになってしまう。
また、前記補修用の補強材が補修面との間で滑りを生ず
るようになると、前記固定用の補強材による定着効果を
ほとんど得ることができなくなってしまう課題があっ
た。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、補強材の定着効果を十分に得ることができる既存構
造物を補修する補強材の定着方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1の既存構造物を補修する補強材の
定着方法は、高強度繊維をシート状または板状に加工し
た補強材を、既存構造物の補修部分にこれを覆って接着
するようにした既存構造物を補修する補強材の定着方法
において、既存構造物に接着した前記補強材の引張力作
用方向に対して直角方向に、この補強材を跨いでアンカ
ープレートを配置し、このアンカープレートの両端部を
前記既存構造物に締着手段で締着して、アンカープレー
トで補強材を既存構造物に圧着させる一方、前記締着手
段が挿通されるアンカープレートの両端部にテーパ面を
形成し、このテーパ面は前記補強材の引張力作用方向に
徐々にアンカープレートが薄肉となるように形成され、
このテーパ面に前記締着手段の締着力を作用させること
を特徴とする。
【0007】
【0008】また、本発明の請求項2の既存構造物を補
修する補強材の定着方法は、高強度繊維をシート状また
は板状に加工した補強材を、梁や柱等の既存構造物の補
修部分にこれを覆って接着するようにした既存構造物を
補修する補強材の定着方法において、既存構造物の補修
面に接着した前記補強材の引張力作用方向に対して直角
方向に、この補強材に被せて一対の側面に亘るU字状の
取付ブラケットを配置し、この取付ブラケットの両側面
を既存構造物の両側面に締着手段で締着する一方、取付
ブラケットの両側面の前記締着手段挿通部分に該取付ブ
ラケットを前記補修面へ押付ける方向に徐々に傾斜する
傾斜溝を形成したことを特徴とする。
【0009】そして、前記傾斜溝は前記補強材の引張力
作用方向に沿って形成することが望ましい。
【0010】従って、本発明の請求項1では補強材を跨
いで配置したアンカープレートの両端部を既存構造物に
締着手段で締着したので、このアンカープレートの固定
を確実に行うことができることに伴って、このアンカー
プレートと既存構造物との間に挟圧される前記補強材の
定着が確実に行われる。また、前記アンカープレートに
は補強材の引張力作用方向に沿ってテーパ面を形成し、
このテーパ面は、補強材の引張力作用方向に徐々にアン
カープレートが薄肉となるように形成し、このテーパ面
に前記締着手段の締着力を作用させたので、既存構造物
の撓み変形等により補強材に引張力が作用すると、前記
アンカープレートは補強材と共に移動しようとし、この
とき前記テーパ面は締着手段との間で楔作用を発揮し
て、アンカープレートが補強材を既存構造物に押付ける
方向の力を発生する。このため、前記引張力によりアン
カープレートを介して補強材の面圧が増大するため、こ
の補強材の定着効果をより高めることができる。従っ
て、この補強材の定着方法を平面部分に適用して大きな
効果を発揮することができる。
【0011】また、本発明の請求項2および3では、補
修面から既存構造物の一対の側面に亘ってU字状の取付
ブラケットを補強材に被せて配置し、この取付ブラケッ
トの両側面を既存構造物の両側面に締着手段で締着した
ので、この取付ブラケットの固定を確実に行うことがで
きることに伴って、この取付ブラケットと既存構造物と
の間に挟圧される前記補強材の定着が確実に行われる。
また、取付ブラケットには前記両側面の前記締着手段挿
通部分に、補強材の引張力作用方向に沿って傾斜溝を形
成したので、補強材に作用する引張力によって、取付ブ
ラケットは前記締着手段に規制されつつ傾斜溝に案内さ
れて補強材を既存構造物に押付ける方向の力が発生する
ため、この取付ブラケットを介して補強材の面圧を増大
してこの補強材の定着効果をより高めることができる。
従って、この補強材の定着方法を梁や柱等の既存構造物
に適用して大きな効果を発揮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図3は本発明の
既存構造物を補修する補強材の定着方法の第1実施形態
を示し、図1は補強材の定着部分の平面図、図2は図1
中のA−A線断面図、図3は補強材の定着部分の作動状
態を示す拡大側面図である。
【0013】本実施形態の定着方法は床スラブ10を補
強材12で補修する場合を示し、この補強材12は従来
と同様に炭素繊維等の高強度繊維をシート状または板状
に加工して形成したものが用いられる。即ち、前記補強
材12は図1,図2に示すように全面を既存構造物とし
ての床スラブ10の上面10aの補修箇所にエポキシ樹
脂等の接着剤によって貼付ける。ここで、前記補強材1
2は図中左右方向に繊維が配向されており、この繊維方
向を前記床スラブ10の材軸方向(引張力Tの作用方
向)に一致させてある。
【0014】次に、前記補強材12を貼付けた後、この
補強材12の繊維方向に対して直角方向となるように交
差させて、短冊状のアンカープレート14を補強材12
の上側に跨がって配置し、接着剤でアンカープレート1
4と補強材12とを接着一体化するとともに、このアン
カープレート14の両端部を床スラブ10にアンカーボ
ルト16を介して締付け固定する。前記アンカープレー
ト14は鋼板やFRP(繊維補強樹脂)板等で形成され
る。また、前記アンカーボルト16は床スラブ10に植
設される。
【0015】そして、前記アンカープレート14の上面
には、前記補強材12に引張力Tが作用する方向、つま
り本実施形態では図中右方に行くに従って徐々に薄肉と
なるテーパ面18を形成してある。前記テーパ面18は
少なくとも前記アンカーボルト16が挿通されるアンカ
ープレート14の両端部に形成すればよい。
【0016】前記アンカーボルト16は床スラブ10に
植設されており、アンカーボルト16が床スラブ10か
ら突出される部分に、前記アンカープレート14の取付
穴14aを挿通した後、前記テーパ面18に沿ったテー
パ面が下面に形成されたテーパワッシャ20をアンカー
ボルト16に挿通し、更にその上からアンカーボルト1
6にナット22を螺合する。そして、前記ナット22を
アンカーボルト16に締付けることにより、この締付け
力Fはテーパワッシャ20を介してアンカープレート1
4に作用し、このアンカープレート14で前記補強材1
2に面圧を付与してこの補強材12を定着するようにな
っている。前記アンカープレート14の取付穴14aは
アンカーボルト16より大径または長穴として、アンカ
ープレート14がアンカーボルト16に対して補強材1
2に引張力Tが作用する方向へ若干の相対移動が可能と
なっている。
【0017】以上説明したように本実施形態の補強材1
2の定着方法にあっては、床スラブ10の補修部分に貼
付けた補強材12は、両端部をアンカーボルト16にナ
ット22締めしたアンカープレート14によって圧着さ
れるようになっている。従って、前記アンカープレート
14は両端部が前記アンカーボルト16,ナット22を
介して確実に床スラブ10に固定されることによって、
このアンカープレート14と床スラブ10との間に挟圧
される前記補強材12の定着を確実に行うことができ
る。
【0018】また、前記アンカープレート14の上面に
は、補強材12に引張力Tが作用する方向に行くに従っ
て徐々に薄肉となるテーパ面18を形成し、このテーパ
面18にナット22によって締付けられるテーパワッシ
ャ20が圧接しているので、床スラブ10の撓み変形等
により補強材12に引張力Tが作用すると、図3に示し
たように前記アンカープレート18は補強材12と共に
移動しようとする。このとき前記テーパ面18はテーパ
ワッシャ22との間で楔作用を発揮して、アンカープレ
ート14には補強材12を床スラブ10に押付ける方向
の力Pを発生する。従って、前記引張力Tによって補強
材12の面圧Pが前記ナット22で締め付けた状態より
更に増大するため、この補強材12の定着効果をより高
めることができる。
【0019】この実施形態では床スラブ10を補修する
場合を例にとって示したが、これに限ることなく補修面
が平坦となる既存構築物、例えば壁等にも適用すること
ができる。
【0020】図4,図5,図6は本発明の第2実施形態
を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を
付して重複する説明を省略して述べる。図4は補強材の
定着部分の側面図、図5は図4中のB−B線断面図、図
6は補強材の定着部分の作動状態を示す拡大側面図であ
る。
【0021】即ち、この実施形態の定着方法は既存構造
物としての梁30を補強材12で補修する場合を示し、
この梁30の下面30aを補修面として補強材12を貼
付ける。補強材12は繊維方向が梁30の材軸方向(図
4中左右方向)となるように配置される。そして、梁3
0の下面30aから両側面30b,30cに沿ってU字
状に折曲された取付ブラケット32を補強材12に被
せ、接着剤で取付ブラケット32と補強材12とを接着
一体化するとともに、この取付ブラケット32の両側面
32a,32bを前記両側壁30b,30cに植設した
アンカーボルト34に挿通してナット36を介して締付
け固定する。
【0022】前記取付ブラケット32がアンカーボルト
34に挿通される部分には、補強材12に引張力Tが作
用する方向に行くに従って取付ブラケット32を前記下
面30aへ押付ける方向に徐々に傾斜溝38を形成し、
この傾斜溝38に挿通した前記アンカーボルト34に前
記ナット36を螺合して締付ける。前記傾斜溝38の一
端部には前記両側面32a,32bの端縁に開放される
立上げ溝38aを連続して形成し、取付ブラケット32
の取付け時に、アンカーボルト34をこの立上げ溝38
aから挿通して前記傾斜溝38に位置させるようになっ
ている。
【0023】従って、この実施形態における補強材12
の定着方法にあっては、取付ブラケット32の両側面3
2a,32bに形成した立上げ溝38aからアンカーボ
ルト34を挿入しつつ、この取付ブラケット32を梁3
0の下面30aに貼付けた補強材12に被せて、アンカ
ーボルト34を傾斜溝38の一端部に位置させる。そし
て、取付ブラケット32を補強材12に作用する引張力
Tの方向に移動させることにより、前記アンカーボルト
34に沿って移動する傾斜溝38に案内されて取付ブラ
ケット32は押込まれて補強材12に力Fをもって圧接
される。この状態で取付ブラケット32の両側面32
a,32bを、梁30の両側壁30b,30cにナット
36を介して締付け固定する。
【0024】従って、前記取付ブラケット32はアンカ
ーボルト34を介して梁30に確実に固定されることに
伴って、この取付ブラケット32と梁30との間に挟圧
される前記補強材12の定着を確実に行うことができ
る。
【0025】また、前記取付ブラケット32の両側面3
2a,32bに形成した傾斜溝38は、補強材12に引
張力Tが作用する方向に行くに従って取付ブラケット3
2を梁30の下面30aへ押付ける方向に徐々に傾斜さ
せたので、補強材12に引張力Tが作用した場合に、取
付ブラケット32は傾斜溝38がアンカーボルト34に
案内されて補強材12を梁30に押付ける方向の力Pが
発生する。このため、前記取付ブラケット32で補強材
12を押圧する面圧Pを増大することができ、この補強
材12の定着効果をより高めることができる。
【0026】この実施形態では梁30を補修する場合を
例にとって示したが、これに限ることなく補修面の両側
に側面を有する既存構築物、例えば柱等に適用すること
ができる。
【0027】また、上記いずれの実施形態にあっても、
締着手段としてアンカーボルト16,34を例示した
が、締着手段としてはこれに限らず、ホールインアンカ
ーやビョウ等の同様の機能を有する慣用手段を採用する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す既存構造物を補修する補強材の定着方法にあって
は、既存構造物の補修面に接着した補強材を跨いで配置
したアンカープレートの両端部を、この既存構造物に締
着手段で締着したので、このアンカープレートの固定を
確実に行うことができることに伴って、このアンカープ
レートと既存構造物との間に挟圧される前記補強材の定
着を確実に行うことができる。
【0029】また、前記アンカープレートには補強材の
引張力作用方向に沿ってテーパ面を形成し、このテーパ
面は、補強材の引張力作用方向に徐々にアンカープレー
トが薄肉となるように形成し、このテーパ面に前記締着
手段の締着力を作用させたので、補強材に作用する引張
力によってテーパ面が楔作用を発揮して、アンカープレ
ートに発生する補強材の押付け力により、補強材の面圧
を増大して定着力をより高めることができる。
【0030】また、本発明の請求項2および3に示す既
存構造物を補修する補強材の定着方法にあっては、補修
面から既存構造物の一対の側面に亘ってU字状の取付ブ
ラケットを補強材に被せて配置し、この取付ブラケット
の両側面を既存構造物の両側面に締着手段で締着したの
で、この取付ブラケットの固定を確実に行うことができ
ることに伴って、この取付ブラケットと既存構造物との
間に挟圧される前記補強材の定着を確実に行うことがで
きる。また、取付ブラケットには前記両側面の前記締着
手段挿通部分に、補強材の引張力作用方向に沿って傾斜
溝を形成したので、補強材に作用する引張力によって、
取付ブラケットは前記締着手段に規制されつつ傾斜溝に
案内されて補強材を既存構造物に押付ける方向の力を発
生して補強材の面圧を増大し、この補強材の定着力をよ
り高めることができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す補強材の定着部分
の平面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す補強材の定着部分
の作動状態の拡大側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す補強材の定着部分
の側面図である。
【図5】図4中のB−B線断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す補強材の定着部分
の作動状態の拡大側面図である。
【符号の説明】
10 床スラブ 12 補強材 14 アンカープレート 16 アンカーボルト 18 テーパ面 20 テーパワッシャ 30 梁 30b,30c 側壁 32 取付ブラケット 32a,32b 側面 34 アンカーボルト 38 傾斜溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高強度繊維をシート状または板状に加工
    した補強材を、既存構造物の補修部分にこれを覆って接
    着するようにした既存構造物を補修する補強材の定着方
    法において、既存構造物に接着した前記補強材の引張力
    作用方向に対して直角方向に、この補強材を跨いでアン
    カープレートを配置し、このアンカープレートの両端部
    を前記既存構造物に締着手段で締着して、アンカープレ
    ートで補強材を既存構造物に圧着させる一方、前記締着
    手段が挿通されるアンカープレートの両端部にテーパ面
    を形成し、このテーパ面は前記補強材の引張力作用方向
    に徐々にアンカープレートが薄肉となるように形成さ
    れ、このテーパ面に前記締着手段の締着力を作用させる
    ことを特徴とする既存構造物を補修する補強材の定着方
    法。
  2. 【請求項2】 高強度繊維をシート状または板状に加工
    した補強材を、梁や柱等の既存構造物の補修部分にこれ
    を覆って接着するようにした既存構造物を補修する補強
    材の定着方法において、既存構造物の補修面に接着した
    前記補強材の引張力作用方向に対して直角方向に、この
    補強材に被せて一対の側面に亘るU字状の取付ブラケッ
    トを配置し、この取付ブラケットの両側面を既存構造物
    の両側面に締着手段で締着する一方、取付ブラケットの
    両側面の前記締着手段挿通部分に該取付ブラケットを前
    記補修面へ押付ける方向に徐々に傾斜する傾斜溝を形成
    したことを特徴とする既存構造物を補修する補強材の定
    着方法。
  3. 【請求項3】 前記傾斜溝が、前記補強材の引張力作用
    方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の既存構造物を補修する補強材の定着方法。
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