JPH059861U - 溝研削用超砥粒砥石 - Google Patents

溝研削用超砥粒砥石

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JPH059861U
JPH059861U JP3212591U JP3212591U JPH059861U JP H059861 U JPH059861 U JP H059861U JP 3212591 U JP3212591 U JP 3212591U JP 3212591 U JP3212591 U JP 3212591U JP H059861 U JPH059861 U JP H059861U
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JP
Japan
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abrasive grain
grain layer
binder
hardness
groove
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Withdrawn
Application number
JP3212591U
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Inventor
公禧 伊藤
Original Assignee
株式会社エフエスケー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頻繁にドレッシングを施さなくともシャープ
な形状のV溝を安定して研削することができる溝研削用
超砥粒砥石を提供すること。 【構成】 端面をV形とした台金1の外周部の砥粒層2
の先端部2aを、通常よりも硬度の高い結合剤を含むも
のとし、砥粒層2のその他の部分2bを通常硬度の結合
剤を含むものとする。先端部2aの摩耗が防止でき、ド
レスインターバルを従来の20倍とすることができた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えばV溝を研削するために適した溝研削用超砥粒砥石に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
金属やセラミックス等の表面にV溝を研削する場合には、従来から外周部をV 形に成型した溝研削用超砥粒砥石が使用されている。このような従来の溝研削用 超砥粒砥石は、ダイヤモンド砥粒、立方晶窒化硼素砥粒のような超砥粒と結合剤 とからなる砥粒層を、外周部をV形に成型した台金の外周部に形成したものであ る。
【0003】 しかし従来の溝研削用超砥粒砥石はその先端部の摩耗が激しく、しばしばドレ ッシングを施さないと研削されたV溝の形状が崩れ、V溝の底部が丸みを帯びた 形状となりやすい欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解消して、頻繁にドレッシングを施さなくと もシャープな形状の溝を安定して研削することができる溝研削用超砥粒砥石を提 供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、外周部をV形に成型した溝研削用超砥粒砥石において、外周部 の砥粒層の先端部を通常よりも硬度の高い結合剤を含むものとし、その他の部分 の砥粒層を通常硬度の結合剤を含むものとしたことを特徴とする溝研削用超砥粒 砥石によって解決することができる。
【0006】
【作用】 このように構成された本考案の溝研削用超砥粒砥石は、最も摩耗し易い砥粒層 の先端部を通常よりも硬度の高い結合剤を含む砥粒層としてあるので、溝の研削 を行っても先端部が変形しにくく、シャープな形状の溝を安定して研削すること ができる。 このため、ドレッシングのインターバルを従来よりも遙かに延長することがで き、研削能率を向上させることができる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明する。 図1に示す第1の実施例において、1は外周部をV形に成型した円盤状の台金 であり、従来と同様にその外周部に砥粒層2が形成されている。 しかし本考案においては、砥粒層2の先端部2aは通常よりも硬度の高い結合 剤を含むものとされ、砥粒層2のその他の部分2bは通常硬度の結合剤を含むも のとされている。
【0008】 具体的な例を示すと、台金1はその直径が 150mm、砥石幅が10mmであり、その 外周部に#325の粒度の超砥粒をビトリファイドボンドで結合した集中度100 の砥 粒層2が、先端角60°、砥粒層x 3mmで形成されている。この砥粒層2のうちの 幅1.0mm の先端部2aは硬度がPとされており、その他の部分2bの硬度はNと されている。
【0009】 この溝研削用超砥粒砥石を用いてSKH材の表面を砥石周速2000m/min 、切込 み0.03mm、総切込み量2mmの条件で研削したところ、溝の断面形状を所定のV形 状に維持するのに必要なドレスインターバルは、10個/ドレスであった。これに 対して、砥粒層2の全体の硬度をNとした他は上記と同一条件とした従来の溝研 削用超砥粒砥石を用いた場合には、ドレスインターバルは、0.5 個/ドレスであ り、本考案の溝研削用超砥粒砥石はドレスインターバルを従来の20倍とすること が可能であった。
【0010】 なお上記した第1の実施例の溝研削用超砥粒砥石は、砥粒層2の先端部2aの 境界線3がストレートであるため、研削した溝にこの境界線3が転写されてしま うことがある。そこで図2に示す第2の実施例では、高硬度の砥粒層と通常硬度 の砥粒層との境界線3を波形とした。これにより研削した溝に境界線3が転写さ れる欠点を防止することが可能となる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上に説明したように、外周部の砥粒層の先端部2aを通常よりも硬 度の高い結合剤を含むものとし、その他の部分2bの砥粒層を通常硬度の結合剤 を含むものとしたことにより砥石の先端部2aの摩耗を抑制し、シャープな形状 の溝を安定して研削することができるようにしたもので、従来よりもドレスイン ターバルを大幅に延ばすことができる。しかも砥粒層2のその他の部分2bは通 常の硬度としたので、従来通りの表面精度を得ることができる。 よって本考案は従来の問題点を一掃した溝研削用超砥粒砥石として、その実用 的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図2】本考案の第2の第1の実施例を示す一部切欠正
面図である。
【符号の説明】
1 台金 2 砥粒層 2a 砥粒層の先端部 2b 砥粒層のその他の部分

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外周部をV形に成型した溝研削用超砥粒
    砥石において、外周部の砥粒層(2)の先端部(2a)
    を通常よりも硬度の高い結合剤を含むものとし、その他
    の部分(2b)の砥粒層(2)を通常硬度の結合剤を含
    むものとしたことを特徴とする溝研削用超砥粒砥石。
JP3212591U 1991-04-09 1991-04-09 溝研削用超砥粒砥石 Withdrawn JPH059861U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007037302A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Hoya Corporation 研磨ブラシ、研磨方法、研磨装置及び磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
WO2019063044A1 (de) * 2017-09-26 2019-04-04 Gerima Holding Gmbh Schleif- und/oder trennwerkzeug und verfahren zum schleifen und/oder trennen

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