JPH0598460A - メカニカルプレ−テイングの制御方法 - Google Patents

メカニカルプレ−テイングの制御方法

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JPH0598460A
JPH0598460A JP9268791A JP9268791A JPH0598460A JP H0598460 A JPH0598460 A JP H0598460A JP 9268791 A JP9268791 A JP 9268791A JP 9268791 A JP9268791 A JP 9268791A JP H0598460 A JPH0598460 A JP H0598460A
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metallic
plating
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Katsuhiko Horioka
勝彦 堀岡
Noboru Kannou
昇 館農
Tsuyoshi Kamiya
剛志 神谷
Yuji Ikegami
雄二 池上
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Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はメカニカルプレ-ティングによって
得られる膜厚が均一になるようにしたメカニカルプレ-
ティングの制御方法である。 【構成】 メッキ金属からなる金属ブロックと金属ブラ
シとの摩擦接触を調整して一定量のメッキ金属を金属ブ
ラシに担持させ、金属ブラシの被メカニカルプレ-ティ
ング材料に対する押圧力を一定になるように調整してメ
カニカルメッキ膜の厚さを均一にしたメカニカルプレ-
ティングの制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所謂メカニカルプレ−テ
ィングの制御方法に関し、特に長時間操業しても被プレ
−ティング材料表面に被覆される膜厚が一定になるよう
にしたメカニカルプレ−ティングの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より材料部品に金属をメッキする方
法としては電気メッキ、化学メッキ、溶融メッキ、溶射
メッキなどの方法があり、被メッキ材料によって種々の
メッキ方法が採用されてきた。しかし、これらのメッキ
方法にはそれぞれ固有の欠点を有し、この欠点を改良す
るため、本発明者はさきにメカニカルメッキ方法を提案
した(特願昭62−321345号参照)。
【0003】この方法は、金属ブラシとメッキ金属より
なる金属ブロックとを摩擦接触させて金属ブラシにより
金属ブロックの金属の微小部分を剥ぎ取り、金属の微小
部分を金属ブラシのワイヤ−上に担持させ、次いでこの
金属ブラシを被プレ-ティング材料と摩擦接触させて剥
ぎ取った金属ブロックの金属を金属ブラシを介して被プ
レ−ティング材料表面に機械的にプレ−ティングする方
法である。
【0004】この方法は電気メッキや化学メッキの場合
のように各種の薬品や槽を必要とせず、安価な方法であ
り、且つメッキ層の厚さもコントロ−ルしやすいという
特長を有する方法である。しかし、この方法においては
長時間操業するにしたがって金属ブロック或は金属ワイ
ヤ−の消耗、金属ワイヤ−上に残存したメッキ金属にも
とづくワイヤ−の変質等により被メッキ材料表面に摩擦
接触させる金属ブラシの被メッキ材料に対する押圧力が
変化を生じ、そのため被メッキ材料表面に機械的にメッ
キされたメッキ層の厚さが減少するという欠点がある。
【0005】この現象を図面で示すと図3のようにな
る。すなわちコイルの長さが長手方向に増加するにした
がってメカニカルメッキの膜厚が次第に減少する結果と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の改良を
改良すべく種々検討した結果、金属ブラシ上に担持する
メッキ金属の微小部分を一定量になるようにすると共に
金属ブラシの被プレ−ティング材に対する押圧力を一定
になるようにコントロ−ルすることによってメッキ膜厚
を一定になることを見出し、本発明を完成したもので、
本発明の目的は均一な膜厚のメカニカルメッキ層を有す
る長尺金属シ−トを提供するようにしたメカニカルプレ
−ティングの制御方法に関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、回転す
る金属ブラシと金属ブロックとを摩擦接触させて金属ブ
ラシにより金属ブロックの金属の微小部分を剥ぎ取り、
該金属を担持させ、次いで該金属を担持した前記金属ブ
ラシを被プレ−ティング材料と摩擦接触させて担持した
金属を被プレ−ティング材料表面に機械的にプレ−ティ
ングさせるメカニカルプレ−ティング方法において、今
族ブロックの金属ブラシに対する押圧力を一定として金
属ブラシに担持させる金属量を一定とすること、及び、
前記一定量の金属を担持した金属ブラシの被プレ−ティ
ング材料に対する押圧力を一定にしたことを特徴とする
メカニカルプレ−ティングの制御方法である。
【0008】すなわち、本発明においては一定量のメッ
キ金属の微小部分を担持した金属ブラシを一定の押圧量
によって被プレ−ティング材料表面に摩擦接触させてメ
ッキ金属を被プレ−ティング材料上にメカニカルプレ−
ティングし、その膜厚を一定にするものである。
【0009】本発明に係わるメカニカルプレ−ティング
を図1に示すように図面をもって示す。図面において、
1は金属ブラシ、2はメッキ金属よりなる金属ブロッ
ク、3は被プレ−ティング材料であり、4は該プレ−テ
ィング材料を支えているバックアップロ−ルである。そ
して、金属ブラシ1及び金属ブロック2は駆動力を有
し、金属ブラシ1は通常約10004000回転/分の速度で
回転させ、金属ブラシ2は15回転/分の速度で金属ブ
ラシ1とは逆方向に回転させ、金属ブラシのワイヤ−先
端を金属ブロック2に接触させて金属ブロックの金属の
微小部分を剥ぎ取り、金属ブラシのワイヤ−先端部に担
持させる。次いでこの担持した金属を被プレ−テイング
材の表面にプレ−テイングする、被プレ−ティング材料
3を支えているバックアップロ−ル4は回転自在である
が駆動力は有さず、したがって被プレ−ティング材料の
進行方向に回転する。
【0010】そして、金属ブロックの回転軸は固定し、
ブラシと金属ブロックとの接触力及び金属ブラシと被プ
レ−ティング材料との接触力を調整するために金属ブロ
ック及びバックアップロ−ルのそれぞれの軸は上下方向
に可変である。ところで、本願発明では金属ブラシのワ
イヤ−上に担持させる金属ブロックの微小部分の金属量
を一定にするためブラシと金属ブロックとの接触力を一
定にしなければならず、そのために金属ブロック2の駆
動軸にトルク検出器と金属ブロック位置制御装置とを連
動させ、トルク検出器が予め定められた設定値範囲外に
なったときブロック位置制御装置を作動させて金属ブロ
ックの位置を上下にして金属ブロックのトルクが設定値
範囲にあるようにする。
【0011】また、ブラシと被プレ−ティング材との調
整には金属ブラシにトルク検出器を、またバックアップ
ロ−ルに位置制御装置を設けトルク検出器とバックアッ
プロ−ルの制御装置を設け、トルク検出器とバックアッ
プロ−ルの位置制御器とを連動させる。金属ブラシのト
ルク検出器で金属ブラシのトルクが予め定めた設定値範
囲外になったときバックアップロ−ルの位置制御器を作
動させバックアップロ−ル軸を上下させてブラシのトル
ク値が設定値範囲内にあるようにする。そして金属ブロ
ック及び金属ブラシのトルクを検出する方法としてはそ
れぞれの駆動用モ−タ−の電流によって行う。
【0012】この制御方法について一例を示すと、まず
ブロック及びブラシのトルクの設定を行う。具体的には
それぞれの駆動モ−タ−の電流値を設定する。これによ
って金属ブロック及び金属ブラシを回転させて操業を開
始すると、金属ブロックと金属ブラシとの接触力が定め
られた範囲にある間は一定量の金属が金属ワイヤ−に担
持され、これが被プレ−ティング材に定められた押圧力
によって押圧するため均一な膜厚のメッキ膜を形成する
ことができる。
【0013】操業時間が長くなるにしたがって、金属ブ
ロック及び金属ブラシの状態に変化を生じ、金属ワイヤ
−に担持される金属量に変化を生じたり、或は、金属ブ
ラシの被メカニカルプレ−ティング材に対する押圧力が
低下すると、各々のトルク(すなわち電流値)が設定値
範囲外の値となる。したがって、それぞれのトルクを検
出器に検出し、設定範囲より外れると次のようにして修
正する。
【0014】i) ブロック−ブラシ間をまず設定範囲内
に入るように設定する。ii) ブラシ-バックアップロ-ルの設定範囲内に入るよう
にバックアップロ-ルの位置を調整する。
【0015】本発明において使用する金属ブロック、金
属ブラシ及び被プレ-ティング材料の組み合わせは原則
的に金属ブロックが金属ブラシよりも柔らかいか或は同
等の硬さでなければならず、例えばAl金属ブロックに対
してCu金属ブラシ、Cu金属ブロックに対して硬鋼線等の
組み合わせであり、また被プレ-ティング材料としては
特に限定されるものではなく、例えば42Ni合金、ステン
レス鋼等である。
【0016】次に本発明の実施例を示す。
【実施例】金属ブロックとして直径200mmAl丸棒を金
属ブラシとして硬鋼線ワイヤで構成された直径300mm
金属ブラシを使用し、金属ブロックを毎分2回転/分、金
属ブラシを3000回転/分で回転させ金属ブラシの先端部
Alの微小部分を担持させる。被プレ-ティング材料と
しては厚さ0.5mm、幅500mmSUS430の長尺帯を使用し、
毎分5mの速さで一方向に移動させる。
【0017】ところで本実施例においてはブラシ-ブロ
ック間のトルクを2.0±0.5Kg・mに、またブラシ-バック
アップロ-ル間のトルクを8.5±0.5Kg・mに設定して操業
したところ図2に示すように均一なメッキ膜厚のものが
得られた。他方、上記条件において、本発明のような制
御を行うことなくメカニカルプレ-ティングを行ったと
ころ、図3のような結果が得られた。
【発明の効果】以上述べたように、本発明は所謂メカニ
カルプレ−ティング方法において、金属ブラシと金属ブ
ロックの間及び金属ブラシと被メカニカルプレ−ティン
グ材料間の押圧力が予め設定した範囲内にあるようにし
操業した結果極めて均一な膜厚を有するメッキ層が得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる方法の説明図、
【図2】本発明に係わる方法で得られたメッキ膜厚とコ
イル長さとの関係図、
【図3】制御を行わなかった場合のメッキ膜厚とコイル
長さとの関係図。
【符号の説明】
1 金属ブラシ 2 金属ブロック 3 被プレ−ティング材料 4 バックアップロ−ル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 雄二 神奈川県川崎市川崎区小島町4番2号 日 本冶金工業株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する金属ブラシと金属ブロックとを
    摩擦接触させて金属ブラシにより金属ブロックの金属の
    微小部分を剥ぎ取り、該金属を担持させ、次いで該金属
    を担持した前記金属ブラシを被プレ−ティング材料と摩
    擦接触させて担持した金属を被プレ−ティング材料表面
    に機械的にプレ−ティングさせるメカニカルプレ−ティ
    ング方法において、今族ブロックの金属ブラシに対する
    押圧力を一定として金属ブラシに担持させる金属量を一
    定とすること、及び、前記一定量の金属を担持した金属
    ブラシの被プレ−ティング材料に対する押圧力を一定に
    したことを特徴とするメカニカルプレ−ティングの制御
    方法。
JP3092687A 1991-04-01 1991-04-01 メカニカルプレ−ティングの制御方法 Expired - Lifetime JP2640994B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62267480A (ja) * 1986-05-13 1987-11-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd メカニカルメツキ方法
JPS62267481A (ja) * 1986-05-13 1987-11-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd メカニカルメツキ方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62267480A (ja) * 1986-05-13 1987-11-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd メカニカルメツキ方法
JPS62267481A (ja) * 1986-05-13 1987-11-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd メカニカルメツキ方法

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