JPH0598150A - ハロゲンを含まない難燃性ウレタン組成物及びその製造方法 - Google Patents

ハロゲンを含まない難燃性ウレタン組成物及びその製造方法

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JPH0598150A
JPH0598150A JP4055968A JP5596892A JPH0598150A JP H0598150 A JPH0598150 A JP H0598150A JP 4055968 A JP4055968 A JP 4055968A JP 5596892 A JP5596892 A JP 5596892A JP H0598150 A JPH0598150 A JP H0598150A
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thermoplastic polyurethane
composition
melamine
weight
formulation
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JP4055968A
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Julius Farkas
フアーカス ジユリウス
Edward D Weil
デイー.ウエイル エドワード
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34922Melamine; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハロゲンを含まない難燃性熱可塑性ポリウレ
タン組成物を提供する。 【構成】 本組成物は、熱可塑性ポリウレタンと、誘導
体を含まないメラミンとから成る。本組成物には、該メ
ラミン以外の難燃剤は含まれない。 【効果】 本組成物は、電線やケーブル用の外被、イン
フレーション法フィルムなどに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンを含まない難
燃性熱可塑性ポリウレタン組成物に関する。該組成物
は、非発泡熱可塑性ポリウレタンと、いずれの誘導体も
含まないメラミンとを含んで成り、別の難燃剤をまった
く含まない。
【0002】
【従来の技術】以前は、塩素含有種または臭素含有種を
導入することにより、プラスチック材料を難燃性にして
いた。ハロゲン類は効率的な難燃剤ではあるが、燃焼の
際に望ましくない生成物を生成しうる。ハロゲン類はま
た、煙の発生を増加する傾向もある。
【0003】Kleemannの米国特許第3,31
0,557号明細書は、アミノ置換した2−アミノ−
1,3,5−トリアジン類、それらの製造方法、それら
を使用したガス退色堅牢性のプラスチックや染料の製
造、並びに工業用製品について開示している。
【0004】Matthewsらの米国特許第4,14
3,029号明細書は、ヘキサアルコキシメチルメラミ
ンと、トリヒドロカルビルカルボニルメラミンと、
(1)芳香族ビスマレイミドまたは(2)芳香族ビスマ
レイミド生成剤より成る群から選択された化合物とを有
するエラストマー混合物を含んで成る、ドリップのない
難燃性ポリウレタンエラストマーについて開示してい
る。
【0005】Halpernらの米国特許第4,34
2,682号明細書は、ポリウレタンエラストマー、ア
ミノ−S−トリアジンのペンテート塩(pentate
salt)、並びに任意にポリオール及び難燃剤や発
泡性防炎剤を含んで成る熱可塑性ポリウレタンエラスト
マー組成物について開示しており、自消性材料を配合す
ることができる。
【0006】Hallらの米国特許第4,542,17
0号明細書は、メラモニウムペンテート(melamm
onium pentate)及びアメリド(amme
lide)のペンテート塩から選択されたペンテート塩
と、アミンホスフェート、アンモニウムホスフェート、
及びアンモニウムポリホスフェートから選択された窒素
含有ホスフェートとを、該ペンテート塩75〜5体積%
に対して該ホスフェート25〜95体積%の量で含んで
成る難燃性組成物について開示しており、該組成物は酸
素指数及びUL−94等級に関して予想されなかった熱
可塑性ポリウレタン組成物を製造した。
【0007】Hallらの米国特許第4,670,48
3号明細書は、ペンテート塩及び窒素含有ホスフェート
から選択された難燃剤を含んで成る難燃性組成物を開示
している。その中で、難燃剤の一方または両方をある材
料に封入して処理加工の際の難燃剤間の接触を低減し、
こうして二種の難燃剤間の前反応を低減または排除して
いる。該前反応は、組成物の防炎特性を通常は劣化させ
ることになる。
【0008】帝人株式会社の日本国特許第51−424
7号明細書は、アミノ置換トリアジン化合物から製造さ
れた塩素含有漂白剤の燃焼ガスにより引き起こされる黄
変に対して抵抗性を有するポリウレタン弾性ポリマーに
ついて開示している。
【0009】旭化成工業(株)の日本国特許第1534
58号明細書は、S−トリアジン化合物を含有する安定
化ポリウレタン成形材料について開示している。
【0010】鐘紡(株)の日本国特許第016738号
明細書は、5−トリアジン誘導体をピロメリット酸と縮
合させることにより得られた難燃性合成樹脂組成物につ
いて開示している。
【0011】鐘紡(株)の日本国特許第037465号
明細書は、トリアジン化合物から製造されたオルトフタ
ル酸誘導体を含有する防炎合成樹脂組成物について開示
している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】唯一の難燃性添加剤と
してメラミンを使用し、いずれの誘導体も含まないポリ
ウレタンとメラミンとの組成物を製造する。得られた組
成物は、酸素指数及びUL−94分類からみて難燃性で
あり、ハロゲン含有種を含まず、そして非ブルーミング
性(non−blooming)である。
【0013】
【課題を解決するための手段、作用、及び効果】本発明
は、ハロゲンを含まない難燃性熱可塑性ポリウレタン
(TPU)に関するものである。ここで該ウレタンは、
慣用のいずれの熱可塑性ウレタン並びに該技術分野及び
文献において公知のいずれの熱可塑性ウレタンであって
もよい。該ウレタンは、唯一の難燃性添加剤として、い
ずれの誘導体も含まないメラミンを含有する。
【0014】本発明の熱可塑性ポリウレタンには、発泡
剤、架橋剤、及び/または発泡剤添加剤が含まれず、そ
してメラミンが唯一の難燃剤として作用する。これらの
ポリウレタンは一般に固体の非発泡ウレタンである。本
発明の実施態様の熱可塑性エラストマーポリウレタン
は、中間体(例えばヒドロキシル基を末端基とするポリ
エステル、ヒドロキシル基を末端基とするポリエーテ
ル、またはそれらの混合物)並びに該技術分野及び文献
に一般に知られている一種以上の反応体連鎖延長剤を、
ポリイソシアネートと反応させることによって一般に製
造される。
【0015】該中間体のヒドロキシル基を末端基とする
ポリエステル中間体は、約500〜約10,000、望
ましくは約700〜約5,000、そして好ましくは約
700〜約4,000の分子量と、一般に1.3未満、
そして好ましくは0.8未満の酸価とを有する線状ポリ
エステルであることが普通である。分子量は、末端官能
基の検定によって決定され、そして数平均分子量と関係
する。該ポリマーは、(1)一種以上のグリコールと、
一種以上のジカルボン酸もしくは無水物とのエステル化
反応、または(2)エステル交換反応、すなわち一種以
上のグリコールとジカルボン酸エステルとの反応、によ
って製造される。優先的に末端ヒドロキシル基を有する
線状鎖を得るため、酸に対するグリコールのモル比率が
1を上回ることが一般に好ましい。適当なポリエステル
中間体には、各種のラクトン、例えば代表的にはε−カ
プロラクトンとジエチレングリコールのような二官能性
開始剤とから製造されたポリカプロラクトン、も含まれ
る。望ましいポリエステルのジカルボン酸は、脂肪族、
脂環式、芳香族、またはそれらの組合せであることがで
きる。単独でまたは混合物として使用できる適当なジカ
ルボン酸は、一般に炭素原子総数4〜15個を含み、そ
してコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸などを含む。上記ジカルボン酸の無水物、例え
ば無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸なども使用
できる。アジピン酸が好ましい酸である。望ましいポリ
エステル中間体を反応生成させるためのグリコールは、
脂肪族、芳香族、またはそれらの組合せであることがで
き、炭素原子総数2〜12個を含み、そしてエチレング
リコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパ
ンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカメチ
レングリコール、ドデカメチレングリコールなどを含
む。1,4−ブタンジオールが好ましいグリコールであ
る。
【0016】ヒドロキシル基を末端基とするポリエーテ
ル中間体は、炭素原子2〜6個を有するアルキレンオキ
シド、代表的にはエチレンオキシドもしくはプロピレン
オキシドまたはそれらの混合物、を含んで成るエーテル
と反応する炭素原子総数2〜15個を有するジオールま
たはポリオール、好ましくはアルキルジオールまたはグ
リコール、由来のポリエーテルポリオールである。例え
ば、ヒドロキシル官能性ポリエーテルは、最初にプロピ
レングリコールをプロピレンオキシドと反応させて、続
いてエチレンオキシドと反応させることによって製造で
きる。エチレンオキシドから生じる第一級ヒドロキシル
基は第二級ヒドロキシル基よりも反応性が高いので好ま
しい。市販の有用なポリエーテルポリオールには、エチ
レングリコールと反応させたエチレンオキシドを含んで
成るポリ(エチレングリコール)、プロピレングリコー
ルと反応させたプロピレンオキシドを含んで成るポリ
(プロピレングリコール)、プロピレングリコールと反
応させたエチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含
んで成るポリ(プロピレン−エチレングリコール)、並
びにテトラヒドロフランと反応させた水を含んで成るポ
リ(テトラメチレングリコール)(PTMG)が含まれ
る。後者のポリエーテルが好ましい。ポリエーテルポリ
オールは、アルキレンオキシドのポリアミド付加物をさ
らに含み、そして例えば、エチレンジアミンとプロピレ
ンオキシドとの反応生成物を含んで成るエチレンジアミ
ン付加物、ジエチレントリアミンとプロピレンオキシド
との反応生成物を含んで成るジエチレントリアミン付加
物、及び類似のポリアミド型ポリエーテルポリオールを
含むことができる。本発明ではコポリエーテルも利用で
きる。代表的コポリエーテルには、THFとエチレンオ
キシドとの、またはTHFとプロピレンオキシドとの反
応生成物が含まれる。これらは、BASF社より、ポリ
THF B(ブロックコポリマー)及びポリTHF R
(ランダムコポリマー)として入手できる。各種ポリエ
ーテル中間体は一般に、末端官能基の検定により決定さ
れた平均分子量約500〜約10,000、望ましくは
約500〜約5,000、そして好ましくは約700〜
約3,000を有する。
【0017】本発明のポリカーボネート系ポリウレタン
樹脂は、ヒドロキシル基を末端基とするポリカーボネー
トと連鎖延長剤との混合物を、ジイソシアネートと反応
させることによって製造される。ヒドロキシル基を末端
基とするポリカーボネートは、グリコールとカーボネー
トとの反応により調製できる。
【0018】ここで米国特許第4,131,731号明
細書を取り入れて、ヒドロキシル基を末端基とするポリ
カーボネート及びそれらの製造に関する開示を参照す
る。該ポリカーボネートは線状で、末端ヒドロキシル基
をもち、そして本質的に他の末端基をもたない。本質的
反応体はグリコールとカーボネートである。適当なグリ
コールは、炭素原子4〜40個好ましくは4〜12個を
含有する脂肪族及び脂環式ジオールから、並びに一分子
当り2〜20個のアルコキシ基(各アルコキシ基は炭素
原子2〜4個を含有する)を含有するポリオキシアルキ
レングリコールから、選択される。本発明における使用
に適したジオールには、炭素原子4〜12個を含有する
脂肪族ジオール例えばブタンジオール−1,4、ペンタ
ンジオール−1,4、ネオペンチルグリコール、ヘキサ
ンジオール−1,6、2,2,4−トリメチルヘキサン
ジオール−1,6、デカンジオール−1,10、水素化
ジリノレイルグリコール、及び水素化ジオレイルグリコ
ール;脂環式ジオール例えばシクロヘキサンジオール−
1,3、ジメチロールシクロヘキサン−1,4、シクロ
ヘキサンジオール−1,4、ジメチロールシクロヘキサ
ン−1,3、及び1,4−endo−メチレン−2−ヒ
ドロキシ−5−ヒドロキシメチルシクロヘキサン;並び
にポリアルキレングリコール、が含まれる。該反応に使
用されるジオールは、最終製品に望まれる特性に依存し
て、単一のジオールでもジオール混合物でもよい。
【0019】ヒドロキシル基を末端基とするポリカーボ
ネート中間体は、該技術分野及び文献に一般に知られて
いるものである。適当なカーボネートは、以下の一般化
学式、
【0020】
【化1】
【0021】(上式中、Rは線状の炭素原子2〜6個を
含有する二価の飽和基である)で示される5〜7員環か
ら成るアルキレンカーボネートから選択される。ここで
使用するのに適したカーボネートには、エチレンカーボ
ネート、トリメチレンカーボネート、テトラメチレンカ
ーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、1,2
−ブチレンカーボネート、2,3−ブチレンカーボネー
ト、1,2−エチレンカーボネート、1,3−ペンチレ
ンカーボネート、1,4−ペンチレンカーボネート、
2,3−ペンチレンカーボネート、及び2,4−ペンチ
レンカーボネートが含まれる。
【0022】さらにここでは、ジアルキルカーボネー
ト、脂環式カーボネート、及びジアリールカーボネート
も適当である。ジアルキルカーボネートは各アルキル基
に炭素原子2〜5個を含有することができ、それらの特
別な例としてジエチルカーボネートやジプロピルカーボ
ネートが挙げられる。脂環式カーボネート特に二脂環式
カーボネートは各環構造内に炭素原子4〜7個を含有す
ることができ、そして1個または2個のこのような構造
が存在できる。一方の基が脂環式である場合には、他方
はアルキルまたはアリールのどちらかであることができ
る。反対に、一方の基がアリールの場合、他方はアルキ
ルまたは脂環式であることができる。各アリール基に炭
素原子6〜20個を含有しうるジアリールカーボネート
の好ましい例として、ジフェニルカーボネート、ジトリ
ルカーボネート、及びジナフチルカーボネートが挙げら
れる。
【0023】該反応は、グリコールとカーボネート好ま
しくはアルキレンカーボネートとを、モル範囲10:1
〜1:10、好ましくは3:1〜1:3において、温度
100〜300℃及び圧力0.1〜300mmHgで、エス
テル交換反応触媒を含むかまたは含まずに、蒸留により
低沸点グリコールを除去しながら、反応させることによ
って行われる。
【0024】より詳細には、ヒドロキシル基を末端基と
するポリカーボネートは二段階で製造される。第一段階
では、グリコールをアルキレンカーボネートと反応させ
て低分子量のヒドロキシル基を末端基とするポリカーボ
ネートを生成させる。低沸点グリコールは、10〜30
mmHg、好ましくは50〜200mmHgの減圧下、100〜
300℃、好ましくは150〜250℃の温度で蒸留す
ることによって除去する。精留塔を用いて、反応混合物
から副生成物のグリコールを分離する。この副生成物の
グリコールは塔の上部から除去し、そして未反応のアル
キレンカーボネート及びグリコール反応体は還流として
反応容器へ戻す。不活性ガスの流れまたは不活性溶剤を
使用して、副生成物のグリコールが生成すると同時にそ
れを除去することを促進することができる。得られた副
生成物のグリコールの量が、ヒドロキシル基を末端基と
するポリカーボネートの重合度が2〜10の範囲内にあ
ることを示したら、圧力を0.1〜10mmHgにまで徐々
に低下させて、未反応のグリコール及びアルキレンカー
ボネートを除去する。これが反応の第二段階の開始を表
す。第二段階の際には、0.1〜10mmHgの減圧下、1
00〜300℃、好ましくは150〜250℃の温度で
生成すると同時にグリコールを蒸留分離することによっ
て、低分子量のヒドロキシル基を末端基とするポリカー
ボネートを所望の分子量になるまで縮合する。ヒドロキ
シル基を末端基とするポリカーボネートの分子量は約5
00〜約10,000の範囲にあることができるが、好
ましい実施態様では該分子量は500〜2500であ
る。
【0025】適当なエキステンダーグリコール(すなわ
ち、連鎖延長剤)は、炭素原子約2〜約10個を含有す
る低級脂肪族または短鎖グリコールであり、そして例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、ヒドロキノンジ(ヒドロ
キシエチル)エーテル、ネオペンチルグリコールなどを
含む。1,4−ブタンジオールが好ましい。
【0026】所望のポリウレタンは一般に、上述の中間
体、例えばヒドロキシル基を末端基とするポリエステ
ル、ポリエーテル、またはポリカーボネート(好ましく
はポリエーテル)から製造され、それをさらに、ポリイ
ソシアネート好ましくはジイソシアネートとエキステン
ダーグリコールと一緒に、望ましくは(ポリエステルも
しくはポリエーテル中間体と、ジイソシアネートと、及
びエキステンダーグリコールとの)同時共反応またはい
わゆるワンショット法において反応させて、高分子量の
線状ポリウレタンを製造する。高分子グリコールの製造
については該技術分野及び文献において一般によく知ら
れており、適当ないずれの方法でも採用できる。該ポリ
ウレタンの重量平均分子量は、一般に約80,000〜
500,000であり、そして好ましくは約90,00
0〜約250,000である。ヒドロキシル基含有成分
(すなわちヒドロキシル基を末端基とするポリエステ
ル、ポリエーテル、またはポリカーボネートと、連鎖延
長剤グリコール)の全当量に対するジイソシアネートの
当量は、約0.95〜約1.10、望ましくは約0.9
6〜約1.02、そして好ましくは約0.97〜約1.
005である。適当なジイソシアネートには、芳香族ジ
イソシアネート、例えば4,4’−メチレンビス(フェ
ニルイソシアネート)(MDI)、m−キシリレンジイ
ソシアネート(XDI)、フェニレン−1,4−ジイソ
シアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、
ジフェニルメタン−3,3’−ジメトキシ−4,4’−
ジイソシアネート、及びトルエンジイソシアネート(T
DI);並びに脂肪族ジイソシアネート、例えばイソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、1,4−シクロヘ
キシルジイソシアネート(CHDI)、デカン−1,1
0−ジイソシアネート、及びジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、が含まれる。最も好まし
いジイソシアネートは、4,4’−メチレンビス(フェ
ニルイソシアネート)、すなわちMDIである。
【0027】一般に現場で起こるワンショット重合法で
は、三種類の成分、すなわち一種以上の中間体、一種以
上のポリイソシアネート、及び一種以上のエキステンダ
ーグリコールの間で同時反応が起こる。該反応は約10
0℃〜約120℃の温度で開始するのが普通である。該
反応は発熱反応なので、約220〜250℃にまで反応
温度が上昇することが普通である。
【0028】本発明の重要な特徴は、CAS登録番号第
108−78−1号に記載されている2,4,6−トリ
アミノ−1,3,5−S−トリアジンの慣用名である、
誘導体を含まないメラミンを利用することである。本発
明のメラミンはメラミン誘導体を含まず、そして代表的
にはTPUを基準として30〜40重量%、好ましくは
33〜38重量%の量のメラミンが使用される。概し
て、30重量%未満では、酸素指数の低下により示され
るが、難燃性が欠如する。40重量%を上回る量では、
ウレタンの機械特性が一般に劣化する。
【0029】メラミンは、Melamine Chem
ical社(Donaldsonville,LA)か
ら購入できる。メラミンの粒子寸法は、最終製品の外観
に影響を与える傾向がある。粒子寸法は一般に、125
ミクロン未満、望ましくは62ミクロン未満であり、そ
して平均寸法ミクロンは約2〜31ミクロン、好ましく
は4〜15ミクロンである。いずれの寸法のメラミンで
も使用できるが、超微粉を使用して、より平滑な面を押
出成形部品に付与することが好ましい。
【0030】得られたTPU組成物(実際にはTPUと
メラミンとの混合物または配合物である)は、30を上
回る酸素指数値、好ましくは約32以上の酸素指数値
(標準的手順ASTM D−2863を用いた測定値)
を示す傾向がある。該TPU/メラミン組成物は、UL
−94垂直燃焼試験により試験した場合にV−O格付け
を一般に達成する。
【0031】本発明に使用できる顔料には、該技術分野
において公知のもの、例えばカーボンブラックや二酸化
チタンなどが含まれる。該顔料は、ポリウレタン100
重量部を基準として約0〜約4重量部、望ましくは約0
〜約3重量部、そして最も望ましくは約0〜約2重量部
の量で使用できる。
【0032】上記の他に、他の慣例の添加剤、例えば酸
化防止剤、オゾン防止剤、光安定剤、及び(核剤として
知られている)タルクを加えることができる。しかしな
がら、重要な特徴は、本発明の組成物が、メラミンを唯
一の例外として、いずれの難燃剤、例えばハロゲン系難
燃剤や酸化アンチモンのような非ハロゲン系難燃剤を、
まったく含まないことである。
【0033】熱可塑性ウレタン成分とメラミンは、当業
者及び文献に公知であるいずれかの手段によって配合す
る。熱可塑性ウレタンを、約150〜200℃、望まし
くは約160〜190℃、そして好ましくは約170〜
180℃の温度で溶融することが好ましいが、該温度は
使用した特定のTPUに依存する。TPUペレットとメ
ラミン粉末を配合して、物理的混合物を調製する。次い
でこの物理的混合物を混合装置、好ましくは二軸スクリ
ュー押出機内で溶融する。これにより、TPUマトリッ
クス全体によく分散したメラミンが得られる。調製され
た組成物は非ブルーミング性である。すなわち該粉末は
よく分散し、そして表面に局在することはない。
【0034】
【実施例】本発明は、以下の例を参照することによっ
て、よりよく理解される。
【0035】例1〜7 例1〜7の調製についての一般的記述を以下に要約す
る。
【0036】用いたTPU樹脂は、PTMEG(Mn
000)と、1,4−ブタンジオールと、及びMDIと
から成るポリ(エーテルウレタン)、並びにポリ(テト
ラメチレンアジペート)グリコールと、1,4−ブタン
ジオールと、及びMDIとから成るポリ(エステルウレ
タン)とした。
【0037】TPU樹脂は、使用前に80℃で16時間
乾燥した。メラミン結晶(微粉砕または超微粉砕)は入
手したそのままで使用した。ブラックコンセントレート
(25%カーボンブラック/75%ポリエーテルTP
U)は、使用前に80℃で16時間乾燥した。
【0038】所望量の原料成分を計量して適当な大きさ
のポリエチレン袋に入れ、次いで十分に振って物理的配
合物を調製した。続いてこの物理的配合物を、異方向回
転二軸スクリュー配合押出機内で溶融配合した。配合の
際、溶融温度は代表的に175〜180℃とし、そして
スクリュー回転速度(1分間あたりの回転数:RPM )は
40RPM とした。得られたストランドを切断し、次いで
圧縮成形して燃焼特性を評価した。配合及び燃焼特性を
表1にまとめた。
【0039】
【表1】
【0040】表1は、例1〜7について垂直燃焼値V−
Oが得られたことを示している。表1はまた、例1〜7
について良好な酸素指数が達成されたことも示してい
る。
【0041】例8 ポリエーテルTPU(64重量%)と超微粉砕メラミン
結晶(36重量%)との物理的混合物をリボンブレンダ
ー内で調製した。次いで該混合物を、直径1/4”の孔
を8個有するストランドダイヘッドを具備した同方向回
転二軸スクリュー押出機内で溶融配合した。該物理的混
合物は、Acrison減量連続スクリュー/オーガー
式供給装置を用いて押出機へ供給した。スクリューの回
転数は90RPM とした。ゾーン温度は、ゾーン2=13
0℃、ゾーン3=180℃、ゾーン4=140℃、及び
ゾーン5=135℃とした。
【0042】ストランドをペレット化し、次いで1/
4”単軸スクリュー押出機で幅6、厚さ30ミルのキャ
ストストリップとして押出した。該ストリップ表面の外
観は平滑であった。キャストストリップまたは圧縮成形
プラックのどちらかについて物理特性を測定した。特性
を表2にまとめた。
【0043】 表2 特性単位 ASTM法 ショアー硬度 D2240 90ショアーA 比重 D792 1.24 引張強度 D412 2197psi 極限伸び D412 477% 引張応力(100%伸び率) D412 1352psi 引張応力(300%伸び率) D412 1425psi 圧縮永久歪(22時間、23℃) D395 42% 圧縮永久歪(22時間、70℃) D395 81% ビカー軟化温度 D1525 83℃ テーバー摩耗(H-18摩耗輪、 D1044 477mg 1000回転、 100g) 吸水量 D579 0.38% 引裂抵抗 D624, Die C 330lb./in. トラウザーテア (trouser tear) D470 138lb./in. 燃焼性(垂直燃焼) UL-94 (0.075 in.) V-O 燃焼性(酸素指数) D2863 (0.125 in.) 31%
【0044】表2は例8についての物理特性の保持を例
示し、そしてまた良好な垂直燃焼及び酸素指数値をも示
している。
【0045】本発明は、例示した良好な難燃性のおかげ
で、電線やケーブル用の外被産業において、並びにイン
フレーション法フィルム用に特に有用である。
【0046】特許法に従い最良の形態及び好ましい実施
態様について記述したが、本発明の範囲はそれらには限
定されず、むしろ添付の特許請求の範囲によって規定さ
れるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 3/30 B 9059−5G // H01B 7/34 B 7244−5G

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリウレタンと唯一の難燃剤と
    を含んで成る、ハロゲンを含まない難燃性ウレタン組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記唯一の難燃剤が、誘導体を含まない
    メラミンである、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記メラミンが、前記熱可塑性ポリウレ
    タンを基準として約30〜約40重量%の量で存在す
    る、請求項2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記メラミンの粒子寸法が約125ミク
    ロン以下である、請求項2記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性ポリウレタンの重量平均分
    子量が約80,000〜500,000である、請求項
    2記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性ポリウレタンが、ポリエス
    テル中間体、ポリカーボネート中間体、またはポリエー
    テル中間体から得られたものである、請求項5記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性ポリウレタンが、ポリエー
    テル中間体と、4,4’−メチレンビス(フェニルイソ
    シアネート)と、及びブタンジオールとから得られたも
    のである、請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記組成物が、前記熱可塑性ポリウレタ
    ン100重量部に対して約4部以下の量の顔料をさらに
    含んで成る、請求項2記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記メラミンが、前記熱可塑性ポリウレ
    タンを基準として約33〜約38重量%の量で存在す
    る、請求項2記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記熱可塑性ポリウレタンが、ポリエ
    ーテル中間体と、4,4’−メチレンビス(フェニルイ
    ソシアネート)と、及びブタンジオールとから製造され
    た、請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記メラミンの粒子寸法が約62ミク
    ロン以下である、請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記熱可塑性ポリウレタンの重量平均
    分子量が約90,000〜約250,000である、請
    求項8記載の組成物。
  13. 【請求項13】 UL−94による難燃性値がV−O未
    満であるように、誘導体を含まないメラミンの有効量を
    含んで成る、熱可塑性ポリウレタン配合物。
  14. 【請求項14】 前記配合物が、前記熱可塑性ポリウレ
    タン100重量部に対して約4部以下の量の顔料をさら
    に含んで成る、請求項13記載の配合物。
  15. 【請求項15】 前記メラミンが、前記熱可塑性ポリウ
    レタンを基準として約30〜約40重量%の量で存在す
    る、請求項13記載の配合物。
  16. 【請求項16】 前記熱可塑性ポリウレタンの数平均分
    子量が約80,000〜約500,000である、請求
    項15記載の配合物。
  17. 【請求項17】 前記メラミンが、前記熱可塑性ポリウ
    レタンを基準として33〜38重量%の量で存在する、
    請求項13記載の配合物。
  18. 【請求項18】 前記熱可塑性ポリウレタンの重量平均
    分子量が約90,000〜約250,000である、請
    求項17記載の配合物。
  19. 【請求項19】 前記メラミンの粒子寸法が約125ミ
    クロン未満である、請求項13記載の配合物。
  20. 【請求項20】 前記熱可塑性ポリウレタンが、ポリエ
    ーテル中間体と、4,4’−メチレンビス(フェニルイ
    ソシアネート)と、及びブタンジオールとから得られ
    た、請求項19記載の配合物。
  21. 【請求項21】 熱可塑性ポリウレタンを溶融する段
    階、及び前記溶融熱可塑性ポリウレタンと誘導体を含ま
    ないメラミンとを配合する段階から成る、ハロゲンを含
    まない難燃性熱可塑性ポリウレタンの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記メラミンの量が、前記熱可塑性ポ
    リウレタンを基準として約30〜約40重量%である、
    請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記メラミンが、前記熱可塑性ポリウ
    レタンを基準として約33〜約38重量%の量で存在す
    る、請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記メラミンの粒子寸法が125ミク
    ロン以下である、請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記熱可塑性ポリウレタンが、ポリエ
    ーテル中間体と、4,4’−メチレンビス(フェニルイ
    ソシアネート)と、及びブタンジオールとから得られ
    た、請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項1記載の組成物を含んで成る電
    線またはケーブル用外被。
  27. 【請求項27】 請求項7記載の組成物から製造された
    電線またはケーブル用外被。
  28. 【請求項28】 請求項20記載の配合物から製造され
    た電線またはケーブル用外被。
  29. 【請求項29】 請求項1記載の組成物を含んで成るイ
    ンフレーション法フィルム。
  30. 【請求項30】 請求項20記載の配合物を含んで成る
    インフレーション法フィルム。
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