JPH0598097A - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物Info
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- JPH0598097A JPH0598097A JP28375191A JP28375191A JPH0598097A JP H0598097 A JPH0598097 A JP H0598097A JP 28375191 A JP28375191 A JP 28375191A JP 28375191 A JP28375191 A JP 28375191A JP H0598097 A JPH0598097 A JP H0598097A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 耐衝撃性,剛性,硬度等の諸物性、特に低温
衝撃性と硬度・流動性とのバランスに優れたポリプロピ
レン樹脂組成物を得る。 【構成】 ポリプロピレン樹脂組成物を下記(A),
(B)及び(C)成分で構成する。 (A)13C−NMRで測定したペンタッド分率において
mmmm分率が96%以上で、極限粘度[η]が0.7
dl/g〜1.5dl/gを有するプロピレン共重合体
Xと、極限粘度[η]が3.5dl/g以上を有するプ
ロピレン共重合体Yとからなるポリプロピレン系樹脂
を、80〜60重量% (B)下記成分(I)及び(II)を予備混練してなるゴ
ム成分20〜40重量% (I)プロピレン含有量が20〜30重量%でムーニー
粘度ML1+4(100℃)が10〜80のエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム30〜70重量% (II)ブテン含有量が12〜25重量%でメルトインデ
ックスが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−
1共重合体70〜30重量% (C)無機フィラー
衝撃性と硬度・流動性とのバランスに優れたポリプロピ
レン樹脂組成物を得る。 【構成】 ポリプロピレン樹脂組成物を下記(A),
(B)及び(C)成分で構成する。 (A)13C−NMRで測定したペンタッド分率において
mmmm分率が96%以上で、極限粘度[η]が0.7
dl/g〜1.5dl/gを有するプロピレン共重合体
Xと、極限粘度[η]が3.5dl/g以上を有するプ
ロピレン共重合体Yとからなるポリプロピレン系樹脂
を、80〜60重量% (B)下記成分(I)及び(II)を予備混練してなるゴ
ム成分20〜40重量% (I)プロピレン含有量が20〜30重量%でムーニー
粘度ML1+4(100℃)が10〜80のエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム30〜70重量% (II)ブテン含有量が12〜25重量%でメルトインデ
ックスが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−
1共重合体70〜30重量% (C)無機フィラー
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性,剛性,硬度
等の諸物性のバランスに優れたポリプロピレン樹脂組成
物に関し、更に詳しくは、自動車のバンパーやサイドモ
ール等の外装部品の材料等として好適に使用されるポリ
プロピレン樹脂組成物に関する。
等の諸物性のバランスに優れたポリプロピレン樹脂組成
物に関し、更に詳しくは、自動車のバンパーやサイドモ
ール等の外装部品の材料等として好適に使用されるポリ
プロピレン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ポリプロピレン系樹脂をベースにしたポリプロピレン樹
脂組成物が自動車外装部品の材料としてバンパー,サイ
ドモール等の外板部材等に広く用いられている。そし
て、ベースとなるポリプロピレン系樹脂に配合するゴム
成分等を変えることにより、それぞれ耐衝撃性,表面光
沢,塗装性等の物性を改良したポリプロピレン樹脂組成
物が提案されている。
ポリプロピレン系樹脂をベースにしたポリプロピレン樹
脂組成物が自動車外装部品の材料としてバンパー,サイ
ドモール等の外板部材等に広く用いられている。そし
て、ベースとなるポリプロピレン系樹脂に配合するゴム
成分等を変えることにより、それぞれ耐衝撃性,表面光
沢,塗装性等の物性を改良したポリプロピレン樹脂組成
物が提案されている。
【0003】しかし、それらのポリプロピレン樹脂組成
物は、部分的な物性には優れているものの、自動車のバ
ンパー,サイドモール等の外板部材として要求される耐
衝撃性,剛性等の諸物性について総合的にバランスがと
れておらず、バランスのとれた組成物は未だ開発されて
いない。そして、かかる諸物性のバランスに優れた樹脂
組成物の開発は自動車産業において最も要求されている
急務な課題となっている。
物は、部分的な物性には優れているものの、自動車のバ
ンパー,サイドモール等の外板部材として要求される耐
衝撃性,剛性等の諸物性について総合的にバランスがと
れておらず、バランスのとれた組成物は未だ開発されて
いない。そして、かかる諸物性のバランスに優れた樹脂
組成物の開発は自動車産業において最も要求されている
急務な課題となっている。
【0004】具体的には、下記1〜4の公報で示された
ような樹脂組成物が提案されているが、これらはいずれ
も十分満足すべき物性を備えていない。 1.特開昭60-152543号 ポリプロピレンにエチレン・α−オレフィンランダム共
重合体を加えた組成物であるが、耐衝撃性,表面光沢は
改良されているものの、流動性,表面硬度が不足すると
いう欠点がある。 2.特開昭64-16848号 ポリプロピレンにエチレン・α−オレフィンランダム共
重合体、低分子量エチレン・α−オレフィンランダム共
重合体を加えた組成物であるが、耐衝撃性は改良されて
いるものの、耐熱性,流動性,表面硬度が不足するとい
う欠点がある。
ような樹脂組成物が提案されているが、これらはいずれ
も十分満足すべき物性を備えていない。 1.特開昭60-152543号 ポリプロピレンにエチレン・α−オレフィンランダム共
重合体を加えた組成物であるが、耐衝撃性,表面光沢は
改良されているものの、流動性,表面硬度が不足すると
いう欠点がある。 2.特開昭64-16848号 ポリプロピレンにエチレン・α−オレフィンランダム共
重合体、低分子量エチレン・α−オレフィンランダム共
重合体を加えた組成物であるが、耐衝撃性は改良されて
いるものの、耐熱性,流動性,表面硬度が不足するとい
う欠点がある。
【0005】3.特開昭64-66263号及び特開平1-132649
号 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体に非晶性
エチレン・プロピレン共重合体や低結晶性エチレン・プ
ロピレン共重合体を加えた組成物であるが、塗装性は改
良されているものの、表面硬度,耐熱性が不足するとい
う欠点がある。 4.特開平1-204949号 プロピレン・エチレンブロック共重合体にエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム、エチレン・α−オレフィン共重
合体、タルクを配合したものであるが、耐衝撃強度,寸
法安定性は改良されているものの、耐熱性,表面硬度が
不足するという欠点がある。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、耐衝撃性,剛性,硬度等の諸物性、
特に低温衝撃性と硬度・流動性とのバランスに優れたポ
リプロピレン樹脂組成物を提供することを目的とする。
号 高剛性プロピレン・エチレンブロック共重合体に非晶性
エチレン・プロピレン共重合体や低結晶性エチレン・プ
ロピレン共重合体を加えた組成物であるが、塗装性は改
良されているものの、表面硬度,耐熱性が不足するとい
う欠点がある。 4.特開平1-204949号 プロピレン・エチレンブロック共重合体にエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム、エチレン・α−オレフィン共重
合体、タルクを配合したものであるが、耐衝撃強度,寸
法安定性は改良されているものの、耐熱性,表面硬度が
不足するという欠点がある。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、耐衝撃性,剛性,硬度等の諸物性、
特に低温衝撃性と硬度・流動性とのバランスに優れたポ
リプロピレン樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、下記成分(A),(B)及び(C)からな
るポリプロピレン樹脂組成物を提供する。 (A)プロピレン以外のα−オレフィン単位の含有量
が4mol%以下、13C−NMRで測定したペンタッ
ド分率においてmmmm分率が96%以上、極限粘度
[η]が0.7dl/g〜1.5dl/gであるプロピ
レン共重合体Xと、極限粘度[η]が3.5dl/g
以上であるプロピレン共重合体Yとからなるポリプロピ
レン系樹脂を(A),(B)成分の合計量の80〜60
重量% (B)下記成分(I)及び(II)を予備混練してなるゴ
ム成分を(A),(B)成分の合計量の20〜40重量
% (I)プロピレン含有量が20〜30重量%でムーニー
粘度ML1+4(100℃)が10〜80のエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム30〜70重量% (II)ブテン含有量が12〜25重量%でメルトインデ
ックスが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−
1共重合体70〜30重量% (C)無機フィラーを(A),(B)成分の合計量10
0重量部に対して0〜7重量部
成するため、下記成分(A),(B)及び(C)からな
るポリプロピレン樹脂組成物を提供する。 (A)プロピレン以外のα−オレフィン単位の含有量
が4mol%以下、13C−NMRで測定したペンタッ
ド分率においてmmmm分率が96%以上、極限粘度
[η]が0.7dl/g〜1.5dl/gであるプロピ
レン共重合体Xと、極限粘度[η]が3.5dl/g
以上であるプロピレン共重合体Yとからなるポリプロピ
レン系樹脂を(A),(B)成分の合計量の80〜60
重量% (B)下記成分(I)及び(II)を予備混練してなるゴ
ム成分を(A),(B)成分の合計量の20〜40重量
% (I)プロピレン含有量が20〜30重量%でムーニー
粘度ML1+4(100℃)が10〜80のエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム30〜70重量% (II)ブテン含有量が12〜25重量%でメルトインデ
ックスが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−
1共重合体70〜30重量% (C)無機フィラーを(A),(B)成分の合計量10
0重量部に対して0〜7重量部
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
まず、各成分及びその特性について詳述する。(A)成分 本発明のポリプロピレン樹脂組成物において、(A)成
分として用いられるポリプロピレン系樹脂は、プロピレ
ンモノマーを主成分として重合した結晶性のポリマーで
ある。プロピレンモノマーと共重合させるコモノマーと
しては、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、3−
メチルブテン−1、4−メチルブテン−1、2−メチル
ペンテン−1、ビニルシクロヘキサン、1,5−ヘキサ
ジエン、1,7−オクタジエン、3−メチル−1,4−
ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエンのよ
うなコモノマー等が挙げられる。
まず、各成分及びその特性について詳述する。(A)成分 本発明のポリプロピレン樹脂組成物において、(A)成
分として用いられるポリプロピレン系樹脂は、プロピレ
ンモノマーを主成分として重合した結晶性のポリマーで
ある。プロピレンモノマーと共重合させるコモノマーと
しては、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、3−
メチルブテン−1、4−メチルブテン−1、2−メチル
ペンテン−1、ビニルシクロヘキサン、1,5−ヘキサ
ジエン、1,7−オクタジエン、3−メチル−1,4−
ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエンのよ
うなコモノマー等が挙げられる。
【0008】(A)成分として用いられるポリプロピレ
ン系樹脂は、下記,,の特性を有するプロピレン
共重合体Xと下記の特性を有するプロピレン共重合体
Xとからなる。 プロピレン以外のα−オレフィン単位の含有量が4m
ol%以下 プロピレン共重合体Xは、プロピレン以外のα−オレフ
ィン単位の含有量が4mol%以下、好ましくは、3m
ol%以下である。プロピレン以外のα−オレフィン単
位の含有量が4mol%を超えると、剛性及び耐熱性が
不足する。 ペンタッド分率(mmmm分率)が96%以上 本発明でいうmmmm分率は、13C−NMRにより測定
を行なって得られた値である。プロピレン共重合体X
は、13C−NMRで測定したペンタッド分率においてm
mmm分率が96%以上、好ましくは96.5%以上、
更に好ましくは97%以上である。mmmm分率の値が
96%未満であると、硬度,耐熱性が不足する。
ン系樹脂は、下記,,の特性を有するプロピレン
共重合体Xと下記の特性を有するプロピレン共重合体
Xとからなる。 プロピレン以外のα−オレフィン単位の含有量が4m
ol%以下 プロピレン共重合体Xは、プロピレン以外のα−オレフ
ィン単位の含有量が4mol%以下、好ましくは、3m
ol%以下である。プロピレン以外のα−オレフィン単
位の含有量が4mol%を超えると、剛性及び耐熱性が
不足する。 ペンタッド分率(mmmm分率)が96%以上 本発明でいうmmmm分率は、13C−NMRにより測定
を行なって得られた値である。プロピレン共重合体X
は、13C−NMRで測定したペンタッド分率においてm
mmm分率が96%以上、好ましくは96.5%以上、
更に好ましくは97%以上である。mmmm分率の値が
96%未満であると、硬度,耐熱性が不足する。
【0009】極限粘度[η]が0.7dl/g〜1.
5dl/g プロピレン共重合体Xは、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]が0.7〜1.5dl/gである。
極限粘度[η]が0.7dl/g未満であると衝撃強度
及び耐熱性が不足し、1.5dl/gを超えると成形性
が低下する。プロピレン共重合体Xのより好ましい極限
粘度[η]は0.85〜1.4dl/g、特に0.9〜
1.3dl/gである。 極限粘度[η]が3.5dl/g以上 プロピレン共重合体Yは、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]が3.5dl/g以上である。極限
粘度[η]が3.5dl/g未満であると衝撃強度が低
下する。プロピレン共重合体Yのより好ましい極限粘度
[η]は、3.7dl/g以上、特に4.0以上dl/
gである。なお、ポリプロピレン系樹脂(A)における
共重合体Xと共重合体Yとの含有比(X:Y比)は、7
0〜95:30〜5、特に75〜92.5:25〜7.
5であることが衝撃強度と流動性とバランスの点で望ま
しい。共重合体Xのみであると耐衝撃強度が不足する。
また、共重合体Yのみであると成形性,硬度,耐熱性が
不足する。
5dl/g プロピレン共重合体Xは、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]が0.7〜1.5dl/gである。
極限粘度[η]が0.7dl/g未満であると衝撃強度
及び耐熱性が不足し、1.5dl/gを超えると成形性
が低下する。プロピレン共重合体Xのより好ましい極限
粘度[η]は0.85〜1.4dl/g、特に0.9〜
1.3dl/gである。 極限粘度[η]が3.5dl/g以上 プロピレン共重合体Yは、135℃のデカリン中で測定
した極限粘度[η]が3.5dl/g以上である。極限
粘度[η]が3.5dl/g未満であると衝撃強度が低
下する。プロピレン共重合体Yのより好ましい極限粘度
[η]は、3.7dl/g以上、特に4.0以上dl/
gである。なお、ポリプロピレン系樹脂(A)における
共重合体Xと共重合体Yとの含有比(X:Y比)は、7
0〜95:30〜5、特に75〜92.5:25〜7.
5であることが衝撃強度と流動性とバランスの点で望ま
しい。共重合体Xのみであると耐衝撃強度が不足する。
また、共重合体Yのみであると成形性,硬度,耐熱性が
不足する。
【0010】(A)成分として用いられるポリプロピレ
ン系樹脂は、MI(メルトインデックス)が10〜70
g/10分、好ましくは20〜60g/10分程度の範
囲にあるものが好適である。MIが10g/10分未満
では成形性が悪くなることがあり、70g/10分を超
えると耐衝撃性が低下しがちになる。
ン系樹脂は、MI(メルトインデックス)が10〜70
g/10分、好ましくは20〜60g/10分程度の範
囲にあるものが好適である。MIが10g/10分未満
では成形性が悪くなることがあり、70g/10分を超
えると耐衝撃性が低下しがちになる。
【0011】上記(A)成分として用いられるポリプロ
ピレン系樹脂の配合量は、(A),(B)成分の合計量
の80〜60重量%、好ましくは78〜63重量%、更
に好ましくは75〜65重量%である。80重量%を超
えると衝撃強度が低下し、60重量%未満であると成形
性が低下する。
ピレン系樹脂の配合量は、(A),(B)成分の合計量
の80〜60重量%、好ましくは78〜63重量%、更
に好ましくは75〜65重量%である。80重量%を超
えると衝撃強度が低下し、60重量%未満であると成形
性が低下する。
【0012】(B)成分 (B)成分として用いられるゴム成分は、下記成分
(I)及び(II)を予備混練したものである。 (I)エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EPR) EPRにおけるプロピレン含有量は20〜30重量%、
好ましくは22〜28重量%である。プロピレン含有量
が20重量%未満であると衝撃強度が低下し、30重量
%を超えると硬度が低下する。EPRのムーニー粘度M
L1+4(100℃)は10〜80、好ましくは30〜7
5、更に好ましくは35〜70である。ムーニー粘度が
10未満であると衝撃強度が低下し、80以上であると
分散不良となる。
(I)及び(II)を予備混練したものである。 (I)エチレン・プロピレン共重合体ゴム(EPR) EPRにおけるプロピレン含有量は20〜30重量%、
好ましくは22〜28重量%である。プロピレン含有量
が20重量%未満であると衝撃強度が低下し、30重量
%を超えると硬度が低下する。EPRのムーニー粘度M
L1+4(100℃)は10〜80、好ましくは30〜7
5、更に好ましくは35〜70である。ムーニー粘度が
10未満であると衝撃強度が低下し、80以上であると
分散不良となる。
【0013】(II)エチレン・ブテン−1共重合体(E
BM) EBMにおけるC4(ブテン)含有量は、12〜25重
量%、好ましくは15〜20重量%である。C4含有量
が12重量%未満であると衝撃強度が低下し、25重量
%を超えると硬度が低下する。EBMのメルトインデッ
クスは、0.5〜10g/10分、好ましくは1〜5g
/10分である。メルトインデックスが0.5g/10
分未満であると流動性が低下し、10g/10分を超え
ると衝撃強度が低下する。
BM) EBMにおけるC4(ブテン)含有量は、12〜25重
量%、好ましくは15〜20重量%である。C4含有量
が12重量%未満であると衝撃強度が低下し、25重量
%を超えると硬度が低下する。EBMのメルトインデッ
クスは、0.5〜10g/10分、好ましくは1〜5g
/10分である。メルトインデックスが0.5g/10
分未満であると流動性が低下し、10g/10分を超え
ると衝撃強度が低下する。
【0014】上記(I)EPR及び(II)EBMの配合
量は、EPR,EBMの合計量に対し、EPRが30〜
70重量%(EBMは70〜30重量%)である。EP
Rの割合が30重量%未満であると衝撃強度が不足し、
70重量%以上であると硬度,耐熱性が不足する。
量は、EPR,EBMの合計量に対し、EPRが30〜
70重量%(EBMは70〜30重量%)である。EP
Rの割合が30重量%未満であると衝撃強度が不足し、
70重量%以上であると硬度,耐熱性が不足する。
【0015】(C)成分 (C)成分として用いられる無機フィラーの種類は特に
制限されない。 無機フィラーとしては、たとえば、炭酸カルシウム、カ
ーボンブラック、タルク、水酸化マグネシウム、マイ
カ、クレー、硫酸バリウム、天然珪酸、酸化チタン、塩
基性マグネシウムが挙げられる。なかでもタルクが好ま
しい。これらの無機フィラーは、一種を単独で用いても
よく、二種以上を併用してもよい。無機フィラーの配合
量は、上記(A),(B)成分の合計量100重量部に
対して0〜7重量部、好ましくは2〜5重量部である。
無機フィラーが7重量部を超えると衝撃強度が低下す
る。
制限されない。 無機フィラーとしては、たとえば、炭酸カルシウム、カ
ーボンブラック、タルク、水酸化マグネシウム、マイ
カ、クレー、硫酸バリウム、天然珪酸、酸化チタン、塩
基性マグネシウムが挙げられる。なかでもタルクが好ま
しい。これらの無機フィラーは、一種を単独で用いても
よく、二種以上を併用してもよい。無機フィラーの配合
量は、上記(A),(B)成分の合計量100重量部に
対して0〜7重量部、好ましくは2〜5重量部である。
無機フィラーが7重量部を超えると衝撃強度が低下す
る。
【0016】本発明のポリプロピレン樹脂組成物には、
必要に応じ顔料、熱安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤等
の各種添加剤を加えることができる。
必要に応じ顔料、熱安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤等
の各種添加剤を加えることができる。
【0017】本発明のポリプロピレン樹脂組成物の製造
方法は特に限定されない。たとえば、本発明のポリプロ
ピレン樹脂組成物は上記(A),(B)及び(C)成分
を通常の機械的混練法によって混練して製造することが
できる。具体的には、例えば、バンバリーミキサー、単
軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スク
リュー押出機、コニーダ押出機等の一般的溶融混練機を
用いる方法を採用することができる。なお、混練は18
0〜240℃程度の温度で行なうことが好ましい。
方法は特に限定されない。たとえば、本発明のポリプロ
ピレン樹脂組成物は上記(A),(B)及び(C)成分
を通常の機械的混練法によって混練して製造することが
できる。具体的には、例えば、バンバリーミキサー、単
軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スク
リュー押出機、コニーダ押出機等の一般的溶融混練機を
用いる方法を採用することができる。なお、混練は18
0〜240℃程度の温度で行なうことが好ましい。
【0018】本発明の組成物の成形加工法は特に限定さ
れるものではなく、押出成形、中空成形、射出成形、シ
ート成形、熱成形、回転成形、積層成形などの成形法の
違いを問わず、成形品において本発明の効果が発揮され
るが、なかでも射出成形が最も適する。
れるものではなく、押出成形、中空成形、射出成形、シ
ート成形、熱成形、回転成形、積層成形などの成形法の
違いを問わず、成形品において本発明の効果が発揮され
るが、なかでも射出成形が最も適する。
【0019】
【実施例,比較例】次に、実施例及び比較例により本発
明を具体的に示すが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。実施例1〜7,比較例1〜8の樹脂組成
物を製造し、物性試験を行なった。物性試験は次のよう
に行なった。Izod衝撃強度 23℃及び−30℃の条件でJIS−K7110に準拠
して行なった。ロックウェル硬度 JIS−K7202に準拠して行なった。メルトインデックス(MI) JIS−K7210に準拠して行なった。熱変形温度 JIS−K7207に準拠して行なった。
明を具体的に示すが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。実施例1〜7,比較例1〜8の樹脂組成
物を製造し、物性試験を行なった。物性試験は次のよう
に行なった。Izod衝撃強度 23℃及び−30℃の条件でJIS−K7110に準拠
して行なった。ロックウェル硬度 JIS−K7202に準拠して行なった。メルトインデックス(MI) JIS−K7210に準拠して行なった。熱変形温度 JIS−K7207に準拠して行なった。
【0020】また、(A)成分であるポリプロピレン系
樹脂のペンタッド分率の測定は次のように行なった。ペンタッド分率 測定機器として日本電子社製のJNM−EX400(13
C核共鳴周波数100MHz)を用い、次の条件で測定
した。 測定モード : スカラーデカップリング法 パルス幅 : 9.0μs(45°) パルス繰り返し時間: 4s 積算回数 : 10000回 溶媒 : 1,2,4−トリクロロベンゼ
ン/重ベンゼンの混合溶媒(90/10容量%) 試料濃度 : 200mg/3.0ml溶媒 測定温度 : 130℃ この場合、ペンタッド分率は13C−NMRスペクトルの
メチル基領域における分裂ピークの測定により求めた。
また、メチル基領域のピークの帰属は、「Macr-omolecul
es,13(2),267(1980)(A.Zambelliら)」によった。
樹脂のペンタッド分率の測定は次のように行なった。ペンタッド分率 測定機器として日本電子社製のJNM−EX400(13
C核共鳴周波数100MHz)を用い、次の条件で測定
した。 測定モード : スカラーデカップリング法 パルス幅 : 9.0μs(45°) パルス繰り返し時間: 4s 積算回数 : 10000回 溶媒 : 1,2,4−トリクロロベンゼ
ン/重ベンゼンの混合溶媒(90/10容量%) 試料濃度 : 200mg/3.0ml溶媒 測定温度 : 130℃ この場合、ペンタッド分率は13C−NMRスペクトルの
メチル基領域における分裂ピークの測定により求めた。
また、メチル基領域のピークの帰属は、「Macr-omolecul
es,13(2),267(1980)(A.Zambelliら)」によった。
【0021】実施例1 (A)〜(C)成分として下記のものを用いた。 (A)成分:エチレン単位含有量が2mol%、ペンタ
ッド分率が96.5%、極限粘度[η]が0.95dl
/gのプロピレン共重合体88重量%と、極限粘度
[η]が4dl/gのプロピレン共重合体12重量%と
からなり、MIが40g/10分であるポリプロピレン
系樹脂を用いた。 (B)成分:(I)プロピレン共重合体ゴム(EPR)
としてプロピレン含有量が23重量%、ムーニー粘度が
60のもの、(II)エチレン・ブテン−1共重合体(E
BM)としてブテン含有量が16重量%、メルトインデ
ックスが3.5g/10分のものを用いた。配合比はE
PR17.5重量%、EBM12.5重量%とした。 (C)成分:タルク(富士タルク社製LMS300)を
用いた。
ッド分率が96.5%、極限粘度[η]が0.95dl
/gのプロピレン共重合体88重量%と、極限粘度
[η]が4dl/gのプロピレン共重合体12重量%と
からなり、MIが40g/10分であるポリプロピレン
系樹脂を用いた。 (B)成分:(I)プロピレン共重合体ゴム(EPR)
としてプロピレン含有量が23重量%、ムーニー粘度が
60のもの、(II)エチレン・ブテン−1共重合体(E
BM)としてブテン含有量が16重量%、メルトインデ
ックスが3.5g/10分のものを用いた。配合比はE
PR17.5重量%、EBM12.5重量%とした。 (C)成分:タルク(富士タルク社製LMS300)を
用いた。
【0022】(B)成分の(I)EPRと(II)EBM
とをあらかじめ温度200℃、回転数80rpmで予備
混練した。上記(A)成分70重量%、(B)成分30
重量%(EPR17.5重量%、EBM12.5重量
%)とその合計量100重量部に対して5重量部の
(C)成分とをドライブレンドした後、単軸混練機を用
いて、温度200℃、回転数80rpmの条件で混練し
ペレットを得た。その後、得られたペレットを成形温度
220℃で射出成形して試験片を作成し、物性試験を実
施した。結果を表1に示す。
とをあらかじめ温度200℃、回転数80rpmで予備
混練した。上記(A)成分70重量%、(B)成分30
重量%(EPR17.5重量%、EBM12.5重量
%)とその合計量100重量部に対して5重量部の
(C)成分とをドライブレンドした後、単軸混練機を用
いて、温度200℃、回転数80rpmの条件で混練し
ペレットを得た。その後、得られたペレットを成形温度
220℃で射出成形して試験片を作成し、物性試験を実
施した。結果を表1に示す。
【0023】実施例2 実施例1においてブテン含有量17重量%、MI1.5
g/10分のEBMを用いたこと以外は実施例1と同様
の操作を行なった。
g/10分のEBMを用いたこと以外は実施例1と同様
の操作を行なった。
【0024】実施例3 実施例1においてプロピレン含有量23重量%、ムーニ
ー粘度30のEPRを用いたこと以外は実施例1と同様
の操作を行なった。
ー粘度30のEPRを用いたこと以外は実施例1と同様
の操作を行なった。
【0025】実施例4 実施例1において配合量をブロックPP80重量%、E
PR12.5重量%、EBM7.5重量%としたこと以
外は実施例1と同様の操作を行なった。
PR12.5重量%、EBM7.5重量%としたこと以
外は実施例1と同様の操作を行なった。
【0026】実施例5 実施例1において配合量をEPR20重量%、EBM1
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
【0027】実施例6 実施例1においてタルクを配合量しなかったこと以外は
実施例1と同様の操作を行なった。
実施例1と同様の操作を行なった。
【0028】実施例7 実施例1においてブロックPPとして極限粘度0.9d
l/gのプロピレン共重合体及び極限粘度5dl/gの
プロピレン共重合体を含むこと以外は同一の性状を有す
るブロックPPを用いたこと以外は実施例1と同様の操
作を行なった。
l/gのプロピレン共重合体及び極限粘度5dl/gの
プロピレン共重合体を含むこと以外は同一の性状を有す
るブロックPPを用いたこと以外は実施例1と同様の操
作を行なった。
【0029】比較例1 実施例1においてEBMを用いずにEPRの配合量を3
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
【0030】比較例2 実施例1においてEPRを用いずにEBMの配合量を3
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
0重量%としたこと以外は実施例1と同様の操作を行な
った。
【0031】比較例3 実施例1においてプロピレン含有量33重量%、ムーニ
ー粘度30のEPRを用いたこと以外は比較例1と同様
の操作を行なった。
ー粘度30のEPRを用いたこと以外は比較例1と同様
の操作を行なった。
【0032】比較例4 実施例1において配合量をブロックPP50重量%、E
PR25重量%、EBM25重量%としたこと以外は実
施例1と同様の操作を行なった。
PR25重量%、EBM25重量%としたこと以外は実
施例1と同様の操作を行なった。
【0033】比較例5 実施例1においてブロックPPとして極限粘度0.95
dl/gのプロピレン共重合体及び極限粘度5dl/g
のプロピレン共重合体を含むこと以外は同一の性状を有
するブロックPPを用いたこと以外は実施例1と同様の
操作を行なった。
dl/gのプロピレン共重合体及び極限粘度5dl/g
のプロピレン共重合体を含むこと以外は同一の性状を有
するブロックPPを用いたこと以外は実施例1と同様の
操作を行なった。
【0034】比較例6 実施例1においてタルクの配合量を20重量部としたこ
と以外は実施例1と同様の操作を行なった。
と以外は実施例1と同様の操作を行なった。
【0035】比較例7 実施例1においてブロックPPとしてペンタッド分率が
94であること以外は同一の性状を有するブロックPP
を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
94であること以外は同一の性状を有するブロックPP
を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
【0036】比較例8 実施例1においてEPRとEBMの予備混練を行なわな
かったこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
かったこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のポリプロピレン
樹脂組成物は、耐衝撃強度,剛性,硬度等の諸物性のバ
ランスに優れており、従って、本発明のプロピレン樹脂
組成物は自動車外装部品の材料等として有効に使用で
き、また本発明ポリプロピレン樹脂組成物は自動車のバ
ンパー,サイドモール等の外板部材の材料として有効に
使用できる。
樹脂組成物は、耐衝撃強度,剛性,硬度等の諸物性のバ
ランスに優れており、従って、本発明のプロピレン樹脂
組成物は自動車外装部品の材料等として有効に使用で
き、また本発明ポリプロピレン樹脂組成物は自動車のバ
ンパー,サイドモール等の外板部材の材料として有効に
使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住友 孝司 千葉県市原市姉崎海岸1番1号 出光石油 化学株式会社内 (72)発明者 金井 俊孝 千葉県市原市姉崎海岸1番1号 出光石油 化学株式会社内 (72)発明者 岩井 久幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野村 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西尾 武純 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記成分(A),(B)及び(C)から
なることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物。 (A)下記特性,及び プロピレン以外のα−オレフィン単位の含有量が4m
ol%以下13 C−NMRで測定したペンタッド分率においてmm
mm分率が96%以上 極限粘度[η]が0.7dl/g〜1.5dl/g を有するプロピレン共重合体Xと、下記特性 極限粘度[η]が3.5dl/g以上 を有するプロピレン共重合体Yとからなるポリプロピレ
ン系樹脂を(A),(B)成分の合計量の80〜60重
量% (B)下記成分(I)及び(II)を予備混練してなるゴ
ム成分を(A),(B)成分の合計量の20〜40重量
% (I)プロピレン含有量が20〜30重量%でムーニー
粘度ML1+4(100℃)が10〜80のエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム30〜70重量% (II)ブテン含有量が12〜25重量%でメルトインデ
ックスが0.5〜10g/10分のエチレン・ブテン−
1共重合体70〜30重量% (C)無機フィラーを(A),(B)成分の合計量10
0重量部に対して0〜7重量部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28375191A JP2828808B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28375191A JP2828808B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598097A true JPH0598097A (ja) | 1993-04-20 |
JP2828808B2 JP2828808B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17669643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28375191A Expired - Fee Related JP2828808B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828808B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5563194A (en) * | 1994-08-19 | 1996-10-08 | Showa Denko K.K. | Propylene resin composition |
US5567759A (en) * | 1992-08-05 | 1996-10-22 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Propylene polymer composition |
DE19629050A1 (de) * | 1995-07-21 | 1997-01-23 | Toyoda Gosei Kk | Polyolefin-Elastomer-Zusammensetzung |
US5891946A (en) * | 1994-10-19 | 1999-04-06 | Showa Denko K.K. | Propylene resin composition including isotactic polypropylene and polyolefin resin |
WO1999029774A1 (fr) * | 1997-12-11 | 1999-06-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Composition d'elastomere d'olefine thermoplastique |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP28375191A patent/JP2828808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5567759A (en) * | 1992-08-05 | 1996-10-22 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Propylene polymer composition |
US5563194A (en) * | 1994-08-19 | 1996-10-08 | Showa Denko K.K. | Propylene resin composition |
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US6203893B1 (en) * | 1994-10-19 | 2001-03-20 | Showa Denko K.K. | Propylene resin composition, molded articles thereof and propylene resin laminate |
DE19629050A1 (de) * | 1995-07-21 | 1997-01-23 | Toyoda Gosei Kk | Polyolefin-Elastomer-Zusammensetzung |
US5854328A (en) * | 1995-07-21 | 1998-12-29 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Polyolefin elastomer composition |
DE19629050B4 (de) * | 1995-07-21 | 2009-05-07 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Polyolefin-Elastomer-Zusammensetzung |
WO1999029774A1 (fr) * | 1997-12-11 | 1999-06-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Composition d'elastomere d'olefine thermoplastique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2828808B2 (ja) | 1998-11-25 |
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