JPH0597799A - Nー(αーアルコキシエチル)ピロリドンの製造法 - Google Patents
Nー(αーアルコキシエチル)ピロリドンの製造法Info
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- JPH0597799A JPH0597799A JP3289431A JP28943191A JPH0597799A JP H0597799 A JPH0597799 A JP H0597799A JP 3289431 A JP3289431 A JP 3289431A JP 28943191 A JP28943191 A JP 28943191A JP H0597799 A JPH0597799 A JP H0597799A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pyrrolidone
- reaction
- alcohol
- acetaldehyde
- phosphoric acid
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- Pending
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】2ーピロリドン、アセトアルデヒドおよびアル
コールを直接反応させ、高い収率でNー(αーアルコキ
シエチル)ピロリドンを製造する新規な方法を提供する
ことにある。 【構成】リン酸触媒の存在下、2ーピロリドンとアルコ
ールとアセトアルデヒドとを反応させる。
コールを直接反応させ、高い収率でNー(αーアルコキ
シエチル)ピロリドンを製造する新規な方法を提供する
ことにある。 【構成】リン酸触媒の存在下、2ーピロリドンとアルコ
ールとアセトアルデヒドとを反応させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−(α−アルコキシ
エチル)ピロリドンを2−ピロリドンより直接製造する
方法に関するものである。かかる化合物は、化粧品、石
油回収剤、医薬中間体等に用いられるN−ビニルピロリ
ドン製造のための重要な中間体である。
エチル)ピロリドンを2−ピロリドンより直接製造する
方法に関するものである。かかる化合物は、化粧品、石
油回収剤、医薬中間体等に用いられるN−ビニルピロリ
ドン製造のための重要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】2−ピロリドンを原料に用いてN−(α
−アルコキシエチル)ピロリドンを製造する方法として
は、たとえば次のような方法が知られている。 (1)メタノールとアセトアルデヒドを、酸触媒として
スルフリルクロライドを用いて反応させアセタールある
いは半アセタールを形成し、それに2−ピロリドンを反
応させることによりN−(α−メトキシエチル)ピロリ
ドンを製造する方法(DE 1273533)、(2)
ジエチルアセタールと2−ピロリドンを反応させ、N−
(α−エトキシエチル)ピロリドンを製造する方法(B
er.99(1965)2128)、(3)α−クロロ
エチルメチルエーテルと2−ピロリドンをトリエチルア
ミンの存在下で反応させて、N−(α−メトキシエチ
ル)ピロリドンを得る方法(特開昭56−75464号
公報)等がある。
−アルコキシエチル)ピロリドンを製造する方法として
は、たとえば次のような方法が知られている。 (1)メタノールとアセトアルデヒドを、酸触媒として
スルフリルクロライドを用いて反応させアセタールある
いは半アセタールを形成し、それに2−ピロリドンを反
応させることによりN−(α−メトキシエチル)ピロリ
ドンを製造する方法(DE 1273533)、(2)
ジエチルアセタールと2−ピロリドンを反応させ、N−
(α−エトキシエチル)ピロリドンを製造する方法(B
er.99(1965)2128)、(3)α−クロロ
エチルメチルエーテルと2−ピロリドンをトリエチルア
ミンの存在下で反応させて、N−(α−メトキシエチ
ル)ピロリドンを得る方法(特開昭56−75464号
公報)等がある。
【0003】しかしながら、(1)の方法は、触媒が腐
食性を有し、また高価であること、(2)の方法は、収
率が低いこと、また、(3)の方法は、用いる原料が工
業的に一般的なものではなく利用が困難であること、な
どの欠点がある。このように、従来の技術は、工業的に
実施する方法としては不充分である。
食性を有し、また高価であること、(2)の方法は、収
率が低いこと、また、(3)の方法は、用いる原料が工
業的に一般的なものではなく利用が困難であること、な
どの欠点がある。このように、従来の技術は、工業的に
実施する方法としては不充分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2−
ピロリドンを原料に用いてN−(α−アルコキシエチ
ル)ピロリドンを工業的に有利に製造する方法を提供す
ることにあり、具体的には、容易な手段でしかも高収率
でN−(α−アルコキシエチル)ピロリドンを2−ピロ
リドンより直接製造する新しい方法を提供することにあ
る。
ピロリドンを原料に用いてN−(α−アルコキシエチ
ル)ピロリドンを工業的に有利に製造する方法を提供す
ることにあり、具体的には、容易な手段でしかも高収率
でN−(α−アルコキシエチル)ピロリドンを2−ピロ
リドンより直接製造する新しい方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討によれ
ば、2ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドと
の反応にリン酸が特異的な触媒作用を示し、高収率でN
−(α−アルコキシエチル)ピロリドンを生成せしめる
ことが判った。すなわち、硫酸、塩酸、硝酸、パラトル
エンスルホン酸などの有機スルホン酸、強酸性樹脂など
の酸性物質を触媒として用いた場合には、2ーピロリド
ン2分子とアセトアルデヒド1分子から成るような副生
成物の生成が多く、N−(α−アルコキシエチル)ピロ
リドンの収率が低いのに対し、リン酸を触媒とした場合
には、いかなる形態のものを用いてもそのような副生成
物の生成はほとんどなく(0〜3%程度)、N−(α−
アルコキシエチル)ピロリドンの選択率、収率が高くな
る。本発明は、このような知見に基づいて達成されたも
のである。
ば、2ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドと
の反応にリン酸が特異的な触媒作用を示し、高収率でN
−(α−アルコキシエチル)ピロリドンを生成せしめる
ことが判った。すなわち、硫酸、塩酸、硝酸、パラトル
エンスルホン酸などの有機スルホン酸、強酸性樹脂など
の酸性物質を触媒として用いた場合には、2ーピロリド
ン2分子とアセトアルデヒド1分子から成るような副生
成物の生成が多く、N−(α−アルコキシエチル)ピロ
リドンの収率が低いのに対し、リン酸を触媒とした場合
には、いかなる形態のものを用いてもそのような副生成
物の生成はほとんどなく(0〜3%程度)、N−(α−
アルコキシエチル)ピロリドンの選択率、収率が高くな
る。本発明は、このような知見に基づいて達成されたも
のである。
【0006】本発明の一つは、リン酸触媒の存在下、2
ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドとを反応
させることを特徴とするN−(α−アルコキシエチル)
ピロリドンの製造法に関する。
ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドとを反応
させることを特徴とするN−(α−アルコキシエチル)
ピロリドンの製造法に関する。
【0007】本発明の他の一つは、リン酸触媒の存在
下、2ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドと
を反応させ、その反応液に、さらにアルコールまたはア
ルコールとリン酸触媒を添加し反応を続行することを特
徴とするN−(α−アルコキシエチル)ピロリドンの製
造法に関する。
下、2ーピロリドンとアルコールとアセトアルデヒドと
を反応させ、その反応液に、さらにアルコールまたはア
ルコールとリン酸触媒を添加し反応を続行することを特
徴とするN−(α−アルコキシエチル)ピロリドンの製
造法に関する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
方法は、2−ピロリドン、アルコールおよびリン酸触媒
から成る反応系にアセトアルデヒドを添加することによ
り実施される。本発明で用いられるアルコールは、第一
及び第二アルコールより任意に選択することが可能であ
る。好ましいアルコールの例としては、メタノール、エ
タノール、プロパノール、n−ブタノール、イソプロパ
ノール、イソブタノール、ベンジルアルコール、エチレ
ングリコールなどが挙げられるが、これらに特に限定さ
れるものではない。
方法は、2−ピロリドン、アルコールおよびリン酸触媒
から成る反応系にアセトアルデヒドを添加することによ
り実施される。本発明で用いられるアルコールは、第一
及び第二アルコールより任意に選択することが可能であ
る。好ましいアルコールの例としては、メタノール、エ
タノール、プロパノール、n−ブタノール、イソプロパ
ノール、イソブタノール、ベンジルアルコール、エチレ
ングリコールなどが挙げられるが、これらに特に限定さ
れるものではない。
【0009】用いられるアルコールの量は、2−ピロリ
ドンに対して1〜30倍モル、好ましくは1〜10倍モ
ルの範囲、またアセトアルデヒドは等モル以上、通常1
〜2倍モルの範囲で適宜選択される。
ドンに対して1〜30倍モル、好ましくは1〜10倍モ
ルの範囲、またアセトアルデヒドは等モル以上、通常1
〜2倍モルの範囲で適宜選択される。
【0010】反応に用いるリン酸触媒は、いかなる形態
のものを用いてもよく、好ましくはオルトリン酸、メタ
リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、これらを100〜5
00℃にて焼成したもの、担体に担持したもの、固体リ
ン酸などが挙げられる。担体としては、ケイソウ土、活
性炭、シリカ、アルミナなど一般的に用いられるものな
ら、いずれでもよい。
のものを用いてもよく、好ましくはオルトリン酸、メタ
リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、これらを100〜5
00℃にて焼成したもの、担体に担持したもの、固体リ
ン酸などが挙げられる。担体としては、ケイソウ土、活
性炭、シリカ、アルミナなど一般的に用いられるものな
ら、いずれでもよい。
【0011】リン酸触媒は、2−ピロリドンに対して
0.1〜20モル%、好ましくは0.5〜10モル%の
範囲で使用される。
0.1〜20モル%、好ましくは0.5〜10モル%の
範囲で使用される。
【0012】反応温度は10〜100℃、好ましくは2
0〜80℃の範囲、反応時間は1〜10時間、好ましく
は3〜7時間の範囲で実施するのがよい。
0〜80℃の範囲、反応時間は1〜10時間、好ましく
は3〜7時間の範囲で実施するのがよい。
【0013】また、本反応は、アセトアルデヒド添加終
了後、その反応液に、さらにアルコールまたはアルコー
ルとリン酸触媒を添加し反応を続けることにより、N−
(α−アルコキシエチル)ピロリドンの選択率を高く保
ったまま、2−ピロリドンの転化率を高めることができ
る。
了後、その反応液に、さらにアルコールまたはアルコー
ルとリン酸触媒を添加し反応を続けることにより、N−
(α−アルコキシエチル)ピロリドンの選択率を高く保
ったまま、2−ピロリドンの転化率を高めることができ
る。
【0014】反応液に添加されるアルコールは、反応開
始持に用いたアルコールと同じものであり、その使用量
は反応開始持に用いたアルコール量と同じか、それより
少なくてよい。また、リン酸触媒を添加する場合には、
その使用量は反応開始持に用いた量と同じか、それより
少なくてよい。本方法におけるアルコール、アセトアル
デヒドまたはリン酸触媒の全使用量は、上述の範囲内で
用いればよい。アルコールまたはアルコールと触媒の添
加は、アセトアルデヒド添加終了後、2〜5時間経過し
た時点で行うのがよい。
始持に用いたアルコールと同じものであり、その使用量
は反応開始持に用いたアルコール量と同じか、それより
少なくてよい。また、リン酸触媒を添加する場合には、
その使用量は反応開始持に用いた量と同じか、それより
少なくてよい。本方法におけるアルコール、アセトアル
デヒドまたはリン酸触媒の全使用量は、上述の範囲内で
用いればよい。アルコールまたはアルコールと触媒の添
加は、アセトアルデヒド添加終了後、2〜5時間経過し
た時点で行うのがよい。
【0015】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 2−ピロリドン21.25g、メタノール12.0gお
よびオルトリン酸2.0gからなる溶液に、アセトアル
デヒド16.5gを50℃攪拌下で添加し4時間反応を
行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水にて中和
し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLCにて分
析したところ、2−ピロリドンの転化率88.7%、N
−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率81.4
%(収率72.2%)であった。
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 2−ピロリドン21.25g、メタノール12.0gお
よびオルトリン酸2.0gからなる溶液に、アセトアル
デヒド16.5gを50℃攪拌下で添加し4時間反応を
行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水にて中和
し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLCにて分
析したところ、2−ピロリドンの転化率88.7%、N
−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率81.4
%(収率72.2%)であった。
【0016】実施例2 メタノールのを24.0g,オルトリン酸の量を2.5
gとした以外は、実施例1と同様な方法で反応を行っ
た。その結果は、2−ピロリドンの転化率66.1%、
N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率90.
3%(収率59.7%)であった。
gとした以外は、実施例1と同様な方法で反応を行っ
た。その結果は、2−ピロリドンの転化率66.1%、
N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率90.
3%(収率59.7%)であった。
【0017】実施例3 2−ピロリドン21.25g、メタノール12.0gお
よびオルトリン酸2.0gからなる溶液に、アセトアル
デヒド16.5gを50℃攪拌下で添加し4時間反応を
行った。次いで、この反応液にメタノール12.0gと
オルトリン酸0.5gからなる溶液を加え、さらに1時
間反応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水
にて中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPL
Cにて分析したところ、2−ピロリドンの転化率91.
9%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率
97.7%(収率89.8%)であった。
よびオルトリン酸2.0gからなる溶液に、アセトアル
デヒド16.5gを50℃攪拌下で添加し4時間反応を
行った。次いで、この反応液にメタノール12.0gと
オルトリン酸0.5gからなる溶液を加え、さらに1時
間反応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水
にて中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPL
Cにて分析したところ、2−ピロリドンの転化率91.
9%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率
97.7%(収率89.8%)であった。
【0018】実施例4 オルトリン酸の代わりにポリリン酸を用いた以外は、実
施例3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率96.3%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率97.7%(収率94.1
%)であった。
施例3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率96.3%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率97.7%(収率94.1
%)であった。
【0019】実施例5 メタノール12.0gとオルトリン酸0.5gからなる
溶液を、反応2時間後の液に加えた以外は実施例3と同
様な方法で反応を行った。その結果は、2−ピロリドン
の転化率86.8%、N−(α−メトキシエチル)ピロ
リドンの選択率96.7%( 収率83.9%)であっ
た。
溶液を、反応2時間後の液に加えた以外は実施例3と同
様な方法で反応を行った。その結果は、2−ピロリドン
の転化率86.8%、N−(α−メトキシエチル)ピロ
リドンの選択率96.7%( 収率83.9%)であっ
た。
【0020】実施例7 反応開始時のメタノールの使用量を16.0g、アセト
アルデヒドの使用量を22.0gとした以外は、実施例
3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−ピロ
リドンの転化率93.9%、N−(α−メトキシエチ
ル)ピロリドンの選択率93.2%(収率87.5%)
であった。
アルデヒドの使用量を22.0gとした以外は、実施例
3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−ピロ
リドンの転化率93.9%、N−(α−メトキシエチ
ル)ピロリドンの選択率93.2%(収率87.5%)
であった。
【0021】実施例8 メタノールとオルトリン酸からなる溶液の代わりにメタ
ノールを反応2時間後の液に加え、さらに2時間反応を
行った以外は、実施例3と同様な方法で反応を行った。
その結果は、2−ピロリドンの転化率85.0%、N−
(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率97.7%
(収率82.5%)であった。
ノールを反応2時間後の液に加え、さらに2時間反応を
行った以外は、実施例3と同様な方法で反応を行った。
その結果は、2−ピロリドンの転化率85.0%、N−
(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率97.7%
(収率82.5%)であった。
【0022】実施例9 アセトアルデヒドの使用量を13.2gとした以外は実
施例3と同様の方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率86.2%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率97.8%(収率94.3
%)であった。
施例3と同様の方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率86.2%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率97.8%(収率94.3
%)であった。
【0023】実施例10 反応開始時のメタノール量を9.6g、追加時のメタノ
ール量を6.4gとした以外は実施例3と同様な方法で
反応を行った。その結果は、2−ピロリドンの転化率9
4.4%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選
択率90.0%(収率85.0%)であった。
ール量を6.4gとした以外は実施例3と同様な方法で
反応を行った。その結果は、2−ピロリドンの転化率9
4.4%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選
択率90.0%(収率85.0%)であった。
【0024】実施例11 オルトリン酸の代わりにメタリン酸を用いた以外は、実
施例3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率96.6%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率94.0%(収率90.8
%)であった。
施例3と同様な方法で反応を行った。その結果は、2−
ピロリドンの転化率96.6%、N−(α−メトキシエ
チル)ピロリドンの選択率94.0%(収率90.8
%)であった。
【0025】実施例12 2−ピロリドン42.5g、メタノール24.0gおよ
びオルトリン酸3.0gからなる溶液に、アセトアルデ
ヒド33.0gを70℃攪拌下で添加し2時間反応を行
った。次いで、この反応液にメタノール10.0gとオ
ルトリン酸0.7gからなる溶液を加え、さらに1時間
反応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水に
て中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLC
にて分析したところ、2−ピロリドンの転化率94.1
%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率9
0.4%(収率85.1%)であった。
びオルトリン酸3.0gからなる溶液に、アセトアルデ
ヒド33.0gを70℃攪拌下で添加し2時間反応を行
った。次いで、この反応液にメタノール10.0gとオ
ルトリン酸0.7gからなる溶液を加え、さらに1時間
反応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水に
て中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLC
にて分析したところ、2−ピロリドンの転化率94.1
%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率9
0.4%(収率85.1%)であった。
【0026】実施例13 2−ピロリドン21.25g、メタノール15.0g、
オルトリン酸2.5gからなる溶液に、アセトアルデヒ
ド16.5gを30℃攪拌下で添加し5時間反応を行っ
た。次いで、この反応液にメタノール12.0gとオル
トリン酸0.8gからなる溶液を加え、さらに2時間反
応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水にて
中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLCに
て分析したところ、2−ピロリドンの転化率90.0
%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率9
5.3%(収率85.8%)であった。
オルトリン酸2.5gからなる溶液に、アセトアルデヒ
ド16.5gを30℃攪拌下で添加し5時間反応を行っ
た。次いで、この反応液にメタノール12.0gとオル
トリン酸0.8gからなる溶液を加え、さらに2時間反
応を行った。反応液を5℃に冷却後、アンモニア水にて
中和し、析出物を濾別した。得られた溶液をHPLCに
て分析したところ、2−ピロリドンの転化率90.0
%、N−(α−メトキシエチル)ピロリドンの選択率9
5.3%(収率85.8%)であった。
【0027】実施例14〜18 メタノールの代わりにいろいろなアルコールを用いた以
外は、実施例3と同様な方法で反応を行った。その結果
は、表1にしめした。
外は、実施例3と同様な方法で反応を行った。その結果
は、表1にしめした。
【表1】 実施例 アルコール アルコール量 2− 目的生成物ピロ ピロリドン リドン 仕込時 追加時 転化率 選択率 収率 (g) (g) (%) (%) (%) 14 エタノール 17.3 17.3 91.5 97.5 89.2 15 プロパノール 22.5 22.5 90.3 95.3 86.1 16 iso-プロパノール 22.5 22.5 88.5 95.0 84.1 17 ブタノール 27.8 27.8 90.0 96.5 86.9 18 iso-ブタノール 27.8 27.8 87.3 95.8 83.6
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によれば、リン酸を触媒と
することにより2−ピロリドンとアセトアルデヒドとア
ルコールとを直接同時に反応させることができ、しかも
高い収率で目的生成物N−( α−アルコキシエチル )ピ
ロリドンが得られる。
することにより2−ピロリドンとアセトアルデヒドとア
ルコールとを直接同時に反応させることができ、しかも
高い収率で目的生成物N−( α−アルコキシエチル )ピ
ロリドンが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】リン酸触媒の存在下、2−ピロリドンとア
ルコールとアセトアルデヒドとを反応させることを特徴
とするN−(α−アルコキシエチル)ピロリドンの製造
法。 - 【請求項2】リン酸触媒の存在下、2−ピロリドンとア
ルコールとアセトアルデヒドとを反応させ、その反応液
に、さらにアルコールまたはアルコールとリン酸触媒を
添加し反応を続行することを特徴とするN−(α−アル
コキシエチル)ピロリドンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289431A JPH0597799A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | Nー(αーアルコキシエチル)ピロリドンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289431A JPH0597799A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | Nー(αーアルコキシエチル)ピロリドンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597799A true JPH0597799A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17743160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289431A Pending JPH0597799A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | Nー(αーアルコキシエチル)ピロリドンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0597799A (ja) |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3289431A patent/JPH0597799A/ja active Pending
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