JPH0597368A - マンコンベアの駆動装置 - Google Patents
マンコンベアの駆動装置Info
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- JPH0597368A JPH0597368A JP29247391A JP29247391A JPH0597368A JP H0597368 A JPH0597368 A JP H0597368A JP 29247391 A JP29247391 A JP 29247391A JP 29247391 A JP29247391 A JP 29247391A JP H0597368 A JPH0597368 A JP H0597368A
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- JP
- Japan
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- step chain
- linear motor
- pair
- chain gear
- primary
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
- B66B23/02—Driving gear
- B66B23/026—Driving gear with a drive or carrying sprocket wheel located at end portions
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンコンベアの踏段を循環移動させるリニア
モータの保守点検作業の作業性の向上を図る。 【構成】 エスカレータの上部機械室内に位置する踏段
鎖歯車軸６の一側端に、リニアモータの二次導体を構成
する円板１２を嵌着し、踏段鎖歯車軸６を軸支する支持
架台５Ａの内面には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板１２の外周部に推力を発生させるリニアモータの
一次導体１３を装着するとともに、エスカレータの停止
時に一対のレバーに円板１２を挾持させてエスカレータ
を停止させるブレーキ装置１４を装着する。
モータの保守点検作業の作業性の向上を図る。 【構成】 エスカレータの上部機械室内に位置する踏段
鎖歯車軸６の一側端に、リニアモータの二次導体を構成
する円板１２を嵌着し、踏段鎖歯車軸６を軸支する支持
架台５Ａの内面には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板１２の外周部に推力を発生させるリニアモータの
一次導体１３を装着するとともに、エスカレータの停止
時に一対のレバーに円板１２を挾持させてエスカレータ
を停止させるブレーキ装置１４を装着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータやトラベー
タ等のマンコンベアに関し、より詳しくは、マンコンベ
アの駆動装置に関するものである。
タ等のマンコンベアに関し、より詳しくは、マンコンベ
アの駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図８及び図９は従来のマンコンベアの駆
動装置を示すもので、図中、１は上階と下階との間に架
設されるエスカレータの主枠で、この主枠１は図８に示
す如く、上階に設置される上部機械室１Ａと、下階に設
置される下部機械室１Ｂと、上部機械室１Ａと下部機械
室１Ｂとの間に傾斜して架設される傾斜部１Ｃとを備
え、両側には、無端状の移動手摺２を案内する欄干３が
立設されている。
動装置を示すもので、図中、１は上階と下階との間に架
設されるエスカレータの主枠で、この主枠１は図８に示
す如く、上階に設置される上部機械室１Ａと、下階に設
置される下部機械室１Ｂと、上部機械室１Ａと下部機械
室１Ｂとの間に傾斜して架設される傾斜部１Ｃとを備
え、両側には、無端状の移動手摺２を案内する欄干３が
立設されている。
【０００３】上記上部機械室１Ａの内部には図８及び図
９に示す如く、駆動機４が設置されるとともに、相対向
する一対の支持架台５・５Ａが設置され、この一対の支
持架台５・５Ａの間には、駆動機４の駆動に伴い回転す
る踏段鎖歯車軸６が回動自在に水平軸架されており、こ
の踏段鎖歯車軸６の両側には、踏段鎖歯車７がそれぞれ
嵌着されている。
９に示す如く、駆動機４が設置されるとともに、相対向
する一対の支持架台５・５Ａが設置され、この一対の支
持架台５・５Ａの間には、駆動機４の駆動に伴い回転す
る踏段鎖歯車軸６が回動自在に水平軸架されており、こ
の踏段鎖歯車軸６の両側には、踏段鎖歯車７がそれぞれ
嵌着されている。
【０００４】また、上記下部機械室１Ｂの内部には図８
に示す如く、一対の追従歯車８が上部機械室１Ａの場合
と略同様に軸支され、一対の踏段鎖歯車７と一対の追従
歯車８との間には、無端状の踏段鎖９がそれぞれ巻架さ
れている。
に示す如く、一対の追従歯車８が上部機械室１Ａの場合
と略同様に軸支され、一対の踏段鎖歯車７と一対の追従
歯車８との間には、無端状の踏段鎖９がそれぞれ巻架さ
れている。
【０００５】１０は踏段で、この踏段１０は図８に示す
如く、前部に踏段前輪軸が水平に装着され、この踏段前
輪軸の両側には踏段鎖９がそれぞれ連結されており、主
枠１の内部長手方向に無端状に複数連結して配置されて
いる。
如く、前部に踏段前輪軸が水平に装着され、この踏段前
輪軸の両側には踏段鎖９がそれぞれ連結されており、主
枠１の内部長手方向に無端状に複数連結して配置されて
いる。
【０００６】１１は主枠１の内部両側に配設された手摺
駆動装置で、この手摺駆動装置１１は図８に示す如く、
駆動機４の駆動に伴い帰路側の移動手摺２を挾持した上
部ローラ１１０と下部ローラ１１１とを回転させて摩擦
力で移動手摺２を循環移動させる機能を有している。
駆動装置で、この手摺駆動装置１１は図８に示す如く、
駆動機４の駆動に伴い帰路側の移動手摺２を挾持した上
部ローラ１１０と下部ローラ１１１とを回転させて摩擦
力で移動手摺２を循環移動させる機能を有している。
【０００７】従って、駆動機４が駆動すると、踏段鎖歯
車軸６が回転して踏段鎖歯車７を回転させ、踏段鎖９が
循環移動して複数の踏段１０を循環移動させる。また、
駆動機４が駆動すると、手摺駆動装置１１が駆動して移
動手摺２を踏段１０と同速度・同方向に循環移動させ
る。
車軸６が回転して踏段鎖歯車７を回転させ、踏段鎖９が
循環移動して複数の踏段１０を循環移動させる。また、
駆動機４が駆動すると、手摺駆動装置１１が駆動して移
動手摺２を踏段１０と同速度・同方向に循環移動させ
る。
【０００８】ところで、マンコンベアの駆動方式には、
上記駆動機４を使用するものの他に、特公昭４８−４４
４７７号や特開昭６２−１３６４８９号公報が示してい
るようなリニアモータを使用するものがある。例えば特
公昭４８−４４４７７号公報は、フレームの内部にリニ
アモータを構成する複数の一次導体を分散配置し、複数
の踏板を無端状に連結する無端状のリンクをリニアモー
タの二次導体として使用するマンコンベアを提案してい
る。
上記駆動機４を使用するものの他に、特公昭４８−４４
４７７号や特開昭６２−１３６４８９号公報が示してい
るようなリニアモータを使用するものがある。例えば特
公昭４８−４４４７７号公報は、フレームの内部にリニ
アモータを構成する複数の一次導体を分散配置し、複数
の踏板を無端状に連結する無端状のリンクをリニアモー
タの二次導体として使用するマンコンベアを提案してい
る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来のマンコンベアの
駆動装置は以上のように構成され、駆動機４の駆動に基
づき踏段鎖歯車７を回転させていたので、大容量で高価
な駆動機４等を省略し得なかった。この課題を解消する
には、リニアモータを使用すれば良いのであるが、この
リニアモータでは一次導体と二次導体との間のギャップ
寸法がリニアモータの推力特性に大きく影響する。従っ
て、上記特公昭４８−４４４７７号公報が開示するマン
コンベアのように、複数の一次導体をフレームの内部に
分散配置すると、上記ギャップの調整作業を非常に多く
の箇所で行わざるを得ず、又同公報のマンコンベアで
は、踏板の下に一次導体と二次導体とが配置されている
ので、ギャップの調整作業時に踏板を必ず取外さねばな
らず、保守点検作業の作業性の向上を図り得なかった。
駆動装置は以上のように構成され、駆動機４の駆動に基
づき踏段鎖歯車７を回転させていたので、大容量で高価
な駆動機４等を省略し得なかった。この課題を解消する
には、リニアモータを使用すれば良いのであるが、この
リニアモータでは一次導体と二次導体との間のギャップ
寸法がリニアモータの推力特性に大きく影響する。従っ
て、上記特公昭４８−４４４７７号公報が開示するマン
コンベアのように、複数の一次導体をフレームの内部に
分散配置すると、上記ギャップの調整作業を非常に多く
の箇所で行わざるを得ず、又同公報のマンコンベアで
は、踏板の下に一次導体と二次導体とが配置されている
ので、ギャップの調整作業時に踏板を必ず取外さねばな
らず、保守点検作業の作業性の向上を図り得なかった。
【００１０】本発明は上記に鑑みなされたもので、部品
点数の削減とリニアモータに係る保守点検作業の作業性
の向上を図ることのできるマンコンベアの駆動装置を提
供することを目的としている。
点数の削減とリニアモータに係る保守点検作業の作業性
の向上を図ることのできるマンコンベアの駆動装置を提
供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、マンコンベアの主枠の上部機械室
に設置され踏段鎖歯車軸を回動自在に軸支した支持架台
と、該踏段鎖歯車軸に嵌着された踏段鎖歯車と、該主枠
の下部機械室に回動自在に軸支された追従歯車と、該踏
段鎖歯車と追従歯車との間に巻架され複数の踏段を無端
状に連結する無端状の踏段鎖とを備え、しかも、踏段鎖
歯車軸に、リニアモータの二次導体を構成する円板を嵌
着し、支持架台には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板の外周部に推力を発生させるリニアモータの一次
導体を装着するとともに、マンコンベアの停止時に一対
のレバーに円板を挾持させてマンコンベアを停止させる
ブレーキ装置を装着したことを特徴としている。
目的を達成するため、マンコンベアの主枠の上部機械室
に設置され踏段鎖歯車軸を回動自在に軸支した支持架台
と、該踏段鎖歯車軸に嵌着された踏段鎖歯車と、該主枠
の下部機械室に回動自在に軸支された追従歯車と、該踏
段鎖歯車と追従歯車との間に巻架され複数の踏段を無端
状に連結する無端状の踏段鎖とを備え、しかも、踏段鎖
歯車軸に、リニアモータの二次導体を構成する円板を嵌
着し、支持架台には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板の外周部に推力を発生させるリニアモータの一次
導体を装着するとともに、マンコンベアの停止時に一対
のレバーに円板を挾持させてマンコンベアを停止させる
ブレーキ装置を装着したことを特徴としている。
【００１２】また、上記支持架台に、円板の外周部両側
面に隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、こ
の一対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチ
を相互に相異させたことを特徴としている。
面に隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、こ
の一対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチ
を相互に相異させたことを特徴としている。
【００１３】
【作用】本発明によれば、踏段鎖歯車軸に、リニアモー
タの二次導体を構成する円板を嵌着し、支持架台には、
通電に基づき隙間を介して対向する円板の外周部に推力
を発生させるリニアモータの一次導体を装着するととも
に、マンコンベアの停止時に一対のレバーに円板を挾持
させてマンコンベアを停止させるブレーキ装置を装着し
ているので、部品点数の削減とリニアモータに係る保守
点検作業の作業性の向上を図ることができる。
タの二次導体を構成する円板を嵌着し、支持架台には、
通電に基づき隙間を介して対向する円板の外周部に推力
を発生させるリニアモータの一次導体を装着するととも
に、マンコンベアの停止時に一対のレバーに円板を挾持
させてマンコンベアを停止させるブレーキ装置を装着し
ているので、部品点数の削減とリニアモータに係る保守
点検作業の作業性の向上を図ることができる。
【００１４】また、支持架台に、円板の外周部両側面に
隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、この一
対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチを相
互に相異させているので、インバータ等を用いて三相交
流の制御を行わなくても、速度を二段階に切換えること
ができる。
隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、この一
対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチを相
互に相異させているので、インバータ等を用いて三相交
流の制御を行わなくても、速度を二段階に切換えること
ができる。
【００１５】
【実施例】以下、図１乃至図４に示す一実施例に基づき
本発明を詳述すると、図中、１は上階と下階との間に架
設されるエスカレータの主枠で、この主枠１は図１に示
す如く、上階に設置される上部機械室１Ａと、下階に設
置される下部機械室１Ｂと、上部機械室１Ａと下部機械
室１Ｂとの間に傾斜して架設される傾斜部１Ｃとを備
え、両側には、無端状の移動手摺２を案内する欄干３が
立設されている。
本発明を詳述すると、図中、１は上階と下階との間に架
設されるエスカレータの主枠で、この主枠１は図１に示
す如く、上階に設置される上部機械室１Ａと、下階に設
置される下部機械室１Ｂと、上部機械室１Ａと下部機械
室１Ｂとの間に傾斜して架設される傾斜部１Ｃとを備
え、両側には、無端状の移動手摺２を案内する欄干３が
立設されている。
【００１６】上記上部機械室１Ａの内部には図１及び図
２に示す如く、相対向する一対の支持架台５・５Ａが設
置され、この一対の支持架台５・５Ａの間には、踏段鎖
歯車軸６が回動自在に水平軸架されており、この踏段鎖
歯車軸６の両側には、踏段鎖歯車７がそれぞれ嵌着され
ている。
２に示す如く、相対向する一対の支持架台５・５Ａが設
置され、この一対の支持架台５・５Ａの間には、踏段鎖
歯車軸６が回動自在に水平軸架されており、この踏段鎖
歯車軸６の両側には、踏段鎖歯車７がそれぞれ嵌着され
ている。
【００１７】また、上記下部機械室１Ｂの内部には図１
に示す如く、一対の追従歯車８が上部機械室１Ａの場合
と略同様に軸支され、一対の踏段鎖歯車７と一対の追従
歯車８との間には、無端状の踏段鎖９がそれぞれ巻架さ
れている。
に示す如く、一対の追従歯車８が上部機械室１Ａの場合
と略同様に軸支され、一対の踏段鎖歯車７と一対の追従
歯車８との間には、無端状の踏段鎖９がそれぞれ巻架さ
れている。
【００１８】１０は踏段で、この踏段１０は図１に示す
如く、前部に踏段前輪軸が水平に装着され、この踏段前
輪軸の両側には踏段鎖９がそれぞれ連結されており、主
枠１の内部長手方向に無端状に複数連結して配置されて
いる。
如く、前部に踏段前輪軸が水平に装着され、この踏段前
輪軸の両側には踏段鎖９がそれぞれ連結されており、主
枠１の内部長手方向に無端状に複数連結して配置されて
いる。
【００１９】１１は主枠１の内部両側に配設された手摺
駆動装置で、この手摺駆動装置１１は図１に示す如く、
踏段鎖歯車軸６の回転に伴い帰路側の移動手摺２を挾持
した上部ローラ１１０と下部ローラ１１１とを回転させ
て摩擦力で移動手摺２を循環移動させる機能を有してい
る。
駆動装置で、この手摺駆動装置１１は図１に示す如く、
踏段鎖歯車軸６の回転に伴い帰路側の移動手摺２を挾持
した上部ローラ１１０と下部ローラ１１１とを回転させ
て摩擦力で移動手摺２を循環移動させる機能を有してい
る。
【００２０】１２は踏段鎖歯車軸６の一側端に嵌着され
た円板で、この導電体材質から構成された円板１２は図
２に示す如く、片側式リニア誘導電動機と呼ばれるリニ
アモータの二次導体を構成している。
た円板で、この導電体材質から構成された円板１２は図
２に示す如く、片側式リニア誘導電動機と呼ばれるリニ
アモータの二次導体を構成している。
【００２１】１３は支持架台５Ａの内面に取付部材を介
して装着された上記リニアモータの一次導体で、この一
次導体１３は図２及び図４に示す如く、円板１２の一側
面外周部に所定の隙間を介して対向する一次鉄心１３０
と、この一次鉄心１３０の対向面に並べて凹設された複
数の溝１３１と、この複数の溝１３１それぞれに埋設し
て取着された一次コイル１３２とを備えて構成されてい
る。
して装着された上記リニアモータの一次導体で、この一
次導体１３は図２及び図４に示す如く、円板１２の一側
面外周部に所定の隙間を介して対向する一次鉄心１３０
と、この一次鉄心１３０の対向面に並べて凹設された複
数の溝１３１と、この複数の溝１３１それぞれに埋設し
て取着された一次コイル１３２とを備えて構成されてい
る。
【００２２】１４は支持架台５Ａの内面に取付部材を介
して装着されたブレーキ装置で、この一次導体１３の反
対側に位置するブレーキ装置１４は図２及び図３に示す
如く、電磁石１４０と、略Ｌ字形に構成され電磁石１４
０の両側に揺動自在に枢着された一対のレバー１４１
と、この一対のレバー１４１の先端に取着され円板１２
を挾持するガイドシュー１４２と、該一対のレバー１４
１に貫通して挿入されたロッド１４３と、このロッド１
４３の両側端に嵌着されエスカレータの停止時に弾圧付
勢して一対のレバー１４１に円板１２を挾持させるコイ
ル発条１４４とを備えて構成されている。
して装着されたブレーキ装置で、この一次導体１３の反
対側に位置するブレーキ装置１４は図２及び図３に示す
如く、電磁石１４０と、略Ｌ字形に構成され電磁石１４
０の両側に揺動自在に枢着された一対のレバー１４１
と、この一対のレバー１４１の先端に取着され円板１２
を挾持するガイドシュー１４２と、該一対のレバー１４
１に貫通して挿入されたロッド１４３と、このロッド１
４３の両側端に嵌着されエスカレータの停止時に弾圧付
勢して一対のレバー１４１に円板１２を挾持させるコイ
ル発条１４４とを備えて構成されている。
【００２３】従って、一次導体１３の一次コイル１３２
に三相交流が印加されて移動磁界が発生すると、リニア
モータの二次導体である円板１３に推力が発生して踏段
鎖歯車軸６及び踏段鎖歯車７を回転させ、踏段鎖９が循
環移動して複数の踏段１０を循環移動させる。また、踏
段鎖歯車軸６の回転に伴い、手摺駆動装置１１が駆動し
て移動手摺２を踏段１０と同速度・同方向に循環移動さ
せる。このエスカレータの運転の際ブレーキ装置１４
は、電磁石１４０が印加励磁されて一対のレバー１４１
を開放動作させ、踏段鎖歯車７の回転を許容する。ま
た、ブレーキ装置１４はエスカレータの停止時に、電磁
石１４０が消磁され、圧縮されていたコイル発条１４４
が復元して一対のレバー１４１に円板１２を挾持させ、
踏段鎖歯車７を拘束する。そして、上記三相交流はイン
バータ等の使用により、踏段１０の移動速度を自由に制
御することができる。
に三相交流が印加されて移動磁界が発生すると、リニア
モータの二次導体である円板１３に推力が発生して踏段
鎖歯車軸６及び踏段鎖歯車７を回転させ、踏段鎖９が循
環移動して複数の踏段１０を循環移動させる。また、踏
段鎖歯車軸６の回転に伴い、手摺駆動装置１１が駆動し
て移動手摺２を踏段１０と同速度・同方向に循環移動さ
せる。このエスカレータの運転の際ブレーキ装置１４
は、電磁石１４０が印加励磁されて一対のレバー１４１
を開放動作させ、踏段鎖歯車７の回転を許容する。ま
た、ブレーキ装置１４はエスカレータの停止時に、電磁
石１４０が消磁され、圧縮されていたコイル発条１４４
が復元して一対のレバー１４１に円板１２を挾持させ、
踏段鎖歯車７を拘束する。そして、上記三相交流はイン
バータ等の使用により、踏段１０の移動速度を自由に制
御することができる。
【００２４】上記構成によれば、リニアモータの一次導
体１３と二次導体である円板１２とが上部機械室１Ａ内
に集約して配置されているので、リニアモータに係る保
守点検作業を一箇所で容易に行うことができ、保守点検
作業の作業性の著しい向上を図ることができる。また、
大容量で高価な駆動機４等を省略できるので、部品点数
の削減が可能となる。さらに、リニアモータの二次導体
である円板１２がブレーキ装置１４のディスク板の役割
をも果たすので、部品点数の削減と経済性に貢献するこ
とができる。
体１３と二次導体である円板１２とが上部機械室１Ａ内
に集約して配置されているので、リニアモータに係る保
守点検作業を一箇所で容易に行うことができ、保守点検
作業の作業性の著しい向上を図ることができる。また、
大容量で高価な駆動機４等を省略できるので、部品点数
の削減が可能となる。さらに、リニアモータの二次導体
である円板１２がブレーキ装置１４のディスク板の役割
をも果たすので、部品点数の削減と経済性に貢献するこ
とができる。
【００２５】次に図５乃至図７は本発明の他の実施例を
示すもので、１３・１３Ａは支持架台５Ａの内面に取付
部材を介して装着された一対の一次導体で、この一対の
一次導体１３・１３Ａは上記実施例と略同様に構成され
ているが、図５に示す如く、円板１２の外周部両側に所
定の隙間を介して対向配置され、図６に示す如く、溝１
３１と一次コイル１３２との配列ピッチが相互に相異す
る点が異なっている。そして一次導体１３・１３Ａは、
各々が片側式リニア誘導電動機を構成している。
示すもので、１３・１３Ａは支持架台５Ａの内面に取付
部材を介して装着された一対の一次導体で、この一対の
一次導体１３・１３Ａは上記実施例と略同様に構成され
ているが、図５に示す如く、円板１２の外周部両側に所
定の隙間を介して対向配置され、図６に示す如く、溝１
３１と一次コイル１３２との配列ピッチが相互に相異す
る点が異なっている。そして一次導体１３・１３Ａは、
各々が片側式リニア誘導電動機を構成している。
【００２６】また、図７において、１５はマンコンベア
の停止スイッチ、１６はマンコンベアの速度切換スイッ
チ、１７はブレーキ装置解放リレー、１８は高速運転リ
レー、１９は低速運転リレー、１４１はブレーキ装置１
４の電磁石、１３２ａはマンコンベアの高速運転時のリ
ニアモータの一次コイル、そして１３２ｂはマンコンベ
アの低速運転時のリニアモータの一次コイルである。
の停止スイッチ、１６はマンコンベアの速度切換スイッ
チ、１７はブレーキ装置解放リレー、１８は高速運転リ
レー、１９は低速運転リレー、１４１はブレーキ装置１
４の電磁石、１３２ａはマンコンベアの高速運転時のリ
ニアモータの一次コイル、そして１３２ｂはマンコンベ
アの低速運転時のリニアモータの一次コイルである。
【００２７】本実施例においても上記実施例と同様の作
用効果が期待し得られ、インバータ等を用いて三相交流
の制御を行わなくても、速度切換えスイッチ１６により
速度を二段階に切換えることができるのは明白である。
用効果が期待し得られ、インバータ等を用いて三相交流
の制御を行わなくても、速度切換えスイッチ１６により
速度を二段階に切換えることができるのは明白である。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、踏段鎖
歯車軸に、リニアモータの二次導体を構成する円板を嵌
着し、支持架台には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板の外周部に推力を発生させるリニアモータの一次
導体を装着するとともに、マンコンベアの停止時に一対
のレバーに円板を挾持させてマンコンベアを停止させる
ブレーキ装置を装着しているので、上部機械室にリニア
モータとブレーキ装置とを集約配置でき、リニアモータ
等に関する保守点検作業を一箇所で極めて容易に行い
得、保守点検作業の作業性を大幅に向上させることがで
きるという格別の効果がある。また、駆動機等を省略で
きるので、部品点数の著しい削減が可能になるという格
別の効果がある。さらに、円板がブレーキ装置のディス
ク板の役割をも営むので、部品点数の削減と経済性に著
しく貢献することができるという格別の効果がある。
歯車軸に、リニアモータの二次導体を構成する円板を嵌
着し、支持架台には、通電に基づき隙間を介して対向す
る円板の外周部に推力を発生させるリニアモータの一次
導体を装着するとともに、マンコンベアの停止時に一対
のレバーに円板を挾持させてマンコンベアを停止させる
ブレーキ装置を装着しているので、上部機械室にリニア
モータとブレーキ装置とを集約配置でき、リニアモータ
等に関する保守点検作業を一箇所で極めて容易に行い
得、保守点検作業の作業性を大幅に向上させることがで
きるという格別の効果がある。また、駆動機等を省略で
きるので、部品点数の著しい削減が可能になるという格
別の効果がある。さらに、円板がブレーキ装置のディス
ク板の役割をも営むので、部品点数の削減と経済性に著
しく貢献することができるという格別の効果がある。
【００２９】また、支持架台に、円板の外周部両側面に
隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、この一
対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチを相
互に相異させているので、インバータ等を用いて三相交
流の制御を行わなくても、踏段の移動速度を二段階に極
めて容易に切換えることができるという格別の効果があ
る。
隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、この一
対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチを相
互に相異させているので、インバータ等を用いて三相交
流の制御を行わなくても、踏段の移動速度を二段階に極
めて容易に切換えることができるという格別の効果があ
る。
【図１】本発明に係るマンコンベアの駆動装置の一実施
例を示す全体図である。
例を示す全体図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】図２のＩＩＩ部を拡大して示す説明図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線断面図である。
【図５】本発明に係るマンコンベアの駆動装置の他の実
施例を示す図２相当図である。
施例を示す図２相当図である。
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線断面図である。
【図７】本発明に係るマンコンベアの駆動装置の他の実
施例を示す駆動回路図である。
施例を示す駆動回路図である。
【図８】従来のマンコンベアの駆動装置を示す斜視図で
ある。
ある。
【図９】図８のＩＸ−ＩＸ線断面図である。
１ 主枠 １Ａ 上部機械室 １Ｂ 下部機械室 ５・５Ａ 支持架台 ６ 踏段鎖歯車軸 ７ 踏段鎖歯車 ８ 追従歯車 ９ 踏段鎖 １０ 踏段 １２ 円板（二次導体） １３・１３Ａ 一次導体 １４ ブレーキ装置 １３２ 一次コイル １４１ レバー
Claims (2)
- 【請求項１】 マンコンベアの主枠の上部機械室に設置
され踏段鎖歯車軸を回動自在に軸支した支持架台と、該
踏段鎖歯車軸に嵌着された踏段鎖歯車と、該主枠の下部
機械室に回動自在に軸支された追従歯車と、該踏段鎖歯
車と追従歯車との間に巻架され複数の踏段を無端状に連
結する無端状の踏段鎖とを備えたマンコンベアの駆動装
置において、上記踏段鎖歯車軸に、リニアモータの二次
導体を構成する円板を嵌着し、支持架台には、通電に基
づき隙間を介して対向する円板の外周部に推力を発生さ
せるリニアモータの一次導体を装着するとともに、マン
コンベアの停止時に一対のレバーに円板を挾持させてマ
ンコンベアを停止させるブレーキ装置を装着したことを
特徴とするマンコンベアの駆動装置。 - 【請求項２】 上記支持架台に、円板の外周部両側面に
隙間を介して対向する一対の一次導体を装着し、この一
対の一次導体に取着された一次コイルの配列ピッチを相
互に相異させたことを特徴とする請求項１記載のマンコ
ンベアの駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247391A JPH0597368A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | マンコンベアの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29247391A JPH0597368A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | マンコンベアの駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597368A true JPH0597368A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17782271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29247391A Pending JPH0597368A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | マンコンベアの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597368A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009537418A (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-29 | オーチス エレベータ カンパニー | 二方向エスカレータ |
| US8381894B2 (en) | 2009-07-24 | 2013-02-26 | Kone Corporation | Power transmission system for people mover |
| CN103832910A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-06-04 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 自动扶梯或自动人行道摩擦轮轮座的安装装置及安装方法 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29247391A patent/JPH0597368A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009537418A (ja) * | 2006-05-18 | 2009-10-29 | オーチス エレベータ カンパニー | 二方向エスカレータ |
| US8381894B2 (en) | 2009-07-24 | 2013-02-26 | Kone Corporation | Power transmission system for people mover |
| CN103832910A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-06-04 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 自动扶梯或自动人行道摩擦轮轮座的安装装置及安装方法 |
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