JPH059706Y2 - - Google Patents

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JPH059706Y2
JPH059706Y2 JP13507186U JP13507186U JPH059706Y2 JP H059706 Y2 JPH059706 Y2 JP H059706Y2 JP 13507186 U JP13507186 U JP 13507186U JP 13507186 U JP13507186 U JP 13507186U JP H059706 Y2 JPH059706 Y2 JP H059706Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液晶の電気光学効果を利用した光記
録方式の記録装置、更に詳しくはその記録装置に
記録ヘツドとして使用される液晶光シヤツタの温
度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、インパクトプリンタに代わる記録装置と
して、レーザ、OFT、LED、LCDなどの光変換
素子を用いた光記録方式の記録装置が種々開発さ
れている。その中でも液晶光シヤツタを使用した
記録装置が、高印字品質、高速、低雑音といつた
利点を有するために、特に注目されている。その
記録装置は、液晶光シヤツタを記録ヘツドとして
用い、記録信号に応じて光シヤツタを選択開閉す
ることにより、光源からの光を選択透過させるこ
とで、感光体に光書込みを行うというものであ
る。
ところで、液晶光シヤツタの駆動方法として
は、液晶の誘電異方性が電場の周波数の変化によ
つて反転する性質を利用した二周波駆動方式が知
られている。即ち、第9図に示すように、液晶は
交差周波数Cより低い周波数では誘電異方性は正
となり、また周波数がCより高くなると誘電異方
性が負に反転するという性質を有する。そして電
場の周波数としてCをより低い周波数Lを印加す
ると、液晶分子が電場に平行に配列し、光シヤツ
タとして用いた場合、シヤツタ開の状態とするこ
とができる。またCより高い周波数Hを印加する
と、液晶分子は電場に垂直に配列し、シヤツタ閉
の状態となり、この開閉機能を制御することによ
つて、感光体への記録ヘツドとして好適に使用す
ることができる。
しかしながら、液晶の誘電異方性は、粘度に敏
感であり、従つて温度変化によつて大きく変化す
るという傾向を有する。粘度が変わるとCが変化
し、例えば温度が20℃から40℃まで上昇すると、
Cは5KHzから46KHzへと1桁近くも変化するた
めに、光シヤツタとして機能しなくなる。そのた
め、液晶光シヤツタを使用する場合は、温度を一
定に制御することが要求され、また低粘度であれ
ば液晶分子の働きが速まり高速応答が期待される
ため、ある程度温度を上げて用いられる。
第10図にその液晶光シヤツタの温度制御装置
の一例として二位置制御方式の温度制御装置を示
す。
図中Hは液晶光シヤツタ(図示せず)に設けた
ヒータであり、比較回路QAの出力によりトラン
ジスタQBのスイツチ動作を制御することでヒー
タHへの通電を制御し、液晶光シヤツタの温度を
制御するように構成されている。即ち、比較回路
QAの非反転端子INに液晶光シヤツタに取り付け
たサーミスタTHと抵抗器RAとで電源電圧V10
分割した電圧VNを入力し、これによつて液晶光
シヤツタの温度を検知すると共に、他方の反転端
子IIに基準電圧として電源電圧V10を抵抗器RB
RCとで分割した電圧V1が入力されている。そし
て、液晶光シヤツタの温度が低いときは、サーミ
スタTHの抵抗値が大きくなり、VN>VIとなつ
たときに比較回路QAの出力がハイレベルとなり、
これによつてトランジスタQBがオンしてヒータ
Hに通電し、液晶光シヤツタが加熱される。また
液晶光シヤツタの温度が高くなると、サーミスタ
THの抵抗値は小さくなり、VN>VIになつたと
きに比較回路QAの出力はローレベルとなり、こ
れによつてトランジスタQBがオフし、ヒータH
への通電が停止され同ヒータHの発熱が停止され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のような温度制御装置では、液晶
光シヤツタの温度が設定温度より低くなつたとき
にヒータHに通電し、設定温度より高くなるとヒ
ータへの通電を停止するだけであるために、第1
1図に示すように、温度制御の精度が十分でな
い。特に雰囲気温度が変化したときに安定性が維
持できない。このような場合、第11図にΔtと
して示す液晶光シヤツタの温度変動範囲は0.5℃
以下が要求されるのに対して、従来の二位置制御
方式では2℃程度となる。そのため、液晶光シヤ
ツタの動作特性、即ちシヤツタの開口率が不安定
となり、感光体に光書込みを行う場合に潜像電位
を不均一とし、現像時において画像濃度にバラツ
キを生じ、印字品質を悪化させる。
またサーミスタTH及びヒータHは、液晶光シ
ヤツタを構成する例えはガラス基板に密着して取
り付けており、電源投入時にヒータHが密着した
ガラス基板の温度より、サーミスタTHが検出す
る温度が低くなり、両者が同じになるまで時間差
がある。即ち、ヒータHによりガラス基板か温め
られ、その熱がサーミスタTHに伝わるまでに時
間差が生じ、この傾向は液晶光シヤツタの雰囲気
温度が低い程長くなる。そのためサーミスタTH
が適温を検出したときは、ヒータHが密着した部
分のガラス基板は適温をはるかに越えており、第
11図にFとして示すようにオーバーシユートと
なつて現れ、その分ウオームアツプ時間が長くな
るという欠点があつた。
本考案は上記欠点に鑑み、雰囲気温度が変化し
ても液晶光シヤツタを高精度で制御することがで
き、それによつて印字品質を良好に維持できると
共に、オーバーシユートをも有効に防止すること
ができる液晶光シヤツタの温度制御装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するために、加熱手段
が設けられ、複数のマイクロシヤツタの選択開閉
により光源の光を選択透過させ、感光体に光書込
みを行う液晶光シヤツタの温度制御装置におい
て、液晶光シヤツタの温度を検知する検知手段
と、該検知手段が第1の所定温度を検知した時に
計時を開始し、第2の所定温度を検知した時に計
時を終了する計時手段と、該計時手段の出力に基
づき前記第1の所定温度から前記第2の所定温度
に至る温度勾配を演算する演算手段と、該演算手
段の出力に基づき前記加熱手段への通電率を前記
温度勾配が低く程低く制御する通電制御手段とを
有することを特徴とする。
〔作用〕
この考案の作用を説明する。
液晶光シヤツタに加熱手段と温度検知手段を設
け、加熱手段による加熱後温度検知手段が第1の
所定温度を検知してから、第2の所定温度を検知
するまでの時間を計時手段により計時し、この計
時結果より第1の所定温度から第2の所定温度ま
での温度勾配を演算手段により演算する。この演
算結果に基づく温度勾配が低く程通電制御手段に
よる加熱手段への通電率を低く制御する。
これによりオーバーシユートをすることなく液
晶光シヤツタの温度を安定して制御できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。まず、液晶光シヤツタを用いた記録装
置の構成を説明する。第5図にその記録装置の構
成図を示す。
同図において、感光体1の表面はあらかじめ帯
電気2にて均一に帯電されている。液晶光シヤツ
タ部3は記録情報を受けてタイミングなどを制御
する記録制御部4により駆動され、情報の電気光
学変換を行い、感光体1の表面に光書込みを行
う。このようにして形成された静電潜像は現像器
5にてトナーにより現像され可視像化される。ま
た、転写紙6は給紙ロール7により給送され、待
機ロール8にて上記転写紙6の先端と上述のトナ
ー像の先端とが一致するように同期をとられて転
写器9において転写紙6にトナー像が転写され
る。転写紙6は分離部10にて感光体1より分離
されサーミスタ11aと定着用ヒータで一定温度
に温度制御された定着器11で熱定着され、排紙
ロール12により機外に搬出される。一方、転写
器9で完全に転写されなかつたトナーが感光体1
の表面に残留しているため、除電器13で残留ト
ナーを中和した後、クリーニング部14により清
掃され、イレーサ15で感光体1の表面を除電し
た後、次の露光に備えて帯電器2により再び一様
な電荷が感光体1の表面に付与される。
このような記録工程に用いられる液晶光シヤツ
タ部3の構成を第6図により説明する。
同図に示すように、液晶光シヤツタ部3は光源
16、光源用ヒータ17、液晶光シヤツタ18、
液晶用ヒータ19、結像レンズ20及び制御用基
板21a,21bにより主に構成されている。光
源16には蛍光灯が用いられ、光源用ヒータ17
の一端には光源用ヒータ17の温度を検出するサ
ーミスタ22が取り付けられている。また液晶光
シヤツタ18はゲストホスト型の液晶光シヤツタ
でその構造は、第7図、第8図に示すように、2
枚のガラス基板23,24の間に液晶混合物を封
入してなり、ガラス基板23には、信号電極25
が交互に備わつており、ガラス基板24には共通
電極26が備わつている。マイクロシヤツタ27
は信号電極25と共通電極26の交わる部分に必
要な大きさで、必要な形状だけ酸化インジウム
(In2O3)や酸化スズ(SnO2)等の透明電極によ
り構成される。このように構成された液晶パネル
28に少なくとも1枚の偏光板及び液晶用ヒータ
19を配することにより、液晶光シヤツタ18は
構成されている。また、液晶光シヤツタ18にも
後述する液晶光シヤツタ18の温度を検出するた
めのサーミスタ29が取り付けられている。
感光体1への光書込みは、信号電極25と共通
電極26に制御用基板21a,21bより駆動信
号を与えることにより、液晶光シヤツタ18の各
マイクロシヤツタ27を開閉制御し、開状態のマ
イクロシヤツタ27を透過した光源16の光を感
光体1の表面に照射することにより行われる。
第1図は本考案の要部構成を示したもので、液
晶光シヤツタ18の温度を制御する温度制御装置
の回路ブロツク図を示したものである。
図中30は、CPU(プロセツサ回路)であつ
て、図示しないROMに格納されたマイクロプロ
グラムに従つて、記録装置全体の制御及び温度制
御を行う。またCPU30は、内部にROM、
RAMを備えたROM、RAM内蔵タイプであると
共に、A/D変換器31も有する。32は、前記
液晶光シヤツタ18の温度検出用のサーミスタ2
9の出力を電圧信号に変換する抵抗−電圧変換回
路であつて、この抵抗−電圧変換回路32によつ
て変換された電圧信号は、前記A/D変換器31
によりデイジタル信号に変換される。更に、33
はCPU30の指令に従つて前記液晶光シヤツタ
18の加熱用のヒータ19に通電するヒータ駆動
回路である。なお、A/D変換器31は、10ビツ
トの出力を有し、抵抗−電圧変換回路32から入
力された電圧を1024段階に分解する機能を有す
る。従つて、分解能を0.05℃とすると、0.05℃×
1024=51.2となり、例えば0℃から51.2℃までの
範囲を入力することができる。
本考案では、液晶光シヤツタ18の温度の立ち
上がり特性は、雰囲気温度が低いほど熱放散が多
くなるので遅くなり、また雰囲気温度が低いほど
サーミスタ29とガラス基板の熱結合が悪く(時
定数が高く)なり、オーバーシユートも高くなる
点に着目した。すなわち、第2図に示すように、
雰囲気温度をTA,TB,TCとした場合、雰囲気温
度が比較的低いTA(10℃)のときは、Aとして示
す如く、比較的低傾斜の昇温カーブとなり、また
雰囲気温度が標準のTB(20℃)のときはBとして
示す昇温カーブとなり、更に雰囲気温度が比較的
高いTC(30℃)のときは、Cとして示す如く比較
的高傾斜の昇温カーブとなる。そして、雰囲気温
度が低く、傾斜が低くなるほどオーバーシユート
も多くなる。そこで、本実施例では液晶光シヤツ
タ18の昇温時の傾斜を検出し、この結果に基づ
き傾斜が低いほど通電率も低くするようにしたも
のである。具体的には、第2図に示す如く昇温時
に40℃から43℃までに要する時間を図示しない計
時装置により測定し、この時間Tで温度差D(43
−40=3℃)を割算することにより昇温時の傾斜
を求める。即ち、間接的に雰囲気温度を検出し、
第2図に示す如く雰囲気温度が低く、傾斜が低い
ほど低通電率にて通電することにより、43℃から
設定温度である47℃までの傾斜を低くするように
したものである。
このような考え方に基づき本考案の動作を第3
図に示すフローチヤートを参照しながら説明す
る。なお、第3図に示す温度制御ルーチンは、
CPU30のルーチンの1つであつて、約80msの
周期で通過する。また、ヒータ19のデユーテイ
の決定は、本ルーチンを16回通過する毎にチエツ
クを行う。
第3図において、装置の電源投入時、まずステ
ツプ(以下、STという)1でカウンタU(図示せ
ず)に15をセツトし、ST2でカウンタUに1を加
算する処理を行う。次いで、ST3でそのカウンタ
Uの値が16か否かを判定するが、ST2で16がセツ
トされているのでST4に進む。ST4では、前記液
晶光シヤツタ18の温度検出用サーミスタ29の
出力をA/D変換器32によつて変換した変換値
Hをセツトする処理を行う。そして、ST5で前記
液晶光シヤツタ18の温度を示す変換値HがH≧
40℃か否かを判定する。40℃は予め設定した温度
であつて、記録装置の電源投入時は液晶光シヤツ
タ18の温度は室温となつているので、前記ST5
ではNOになり、ST6でヒータ19をオンする処
理を行う。
この後、再びST3に戻つて前記と同様の処理を
開始し、前記ST5において液晶光シヤツタ18の
温度、即ち変換値が40℃に達するまで前記と同様
の動作を繰り返し行う。
次いで、ST5において液晶光シヤツタ18の温
度が40℃に達した場合は、ST7に進み、ウオーム
アツプ(W、U)が完了したか否かを判定する。
この場合、電源を投入してから液晶光シヤツタ1
8の設定温度である47℃を一度越えた時点をもつ
てウオームアツプ完了と定めている。従つて、
ST7では前記ST5で液晶光シヤツタ18の温度が
40℃に達したばかりであるため、NOとなりST8
に進む。ST8は、後述するXデータがあるか否か
を判定するもので、初期状態ではXデータは登録
されていないため、ST9に進み、計時装置により
計時を開始する。この状態では、液晶光シヤツタ
18の温度は40℃であつて、この後ST10で43℃
になると、ST11で計時を停止する。ここで求め
た40℃から43℃になるまでの時間TをCPU30
の内部RAMの計時レジスタに記憶させ、ST12
でD/Tの演算を行つてXを求める。すなわち、
A/D変換器31の分解能を0.05とした場合に、
3℃に相当するステツプD(3÷0.05=60)を時
間Tで割つた値Xを求め、この値を温度上昇定数
とする。次いで、ST13で前記Xからデユーテイ
を決定するための制御定数Wを求める。CPU3
0の内部ROMには、第4図aに示すように、X1
テーブルが格納され、前記ST12で求めたXの値
に対応して制御定数Wが定められている。具体的
には、X1が60〜15に対応してWが2〜16まで段
階的に定められ、X1の値が大きいほどWの値は
小さくなつている。つまり、X1の値が大きいほ
ど、雰囲気温度が高いときであるため、X1が大
きいほどWは大きく設定され、従つて雰囲気温度
が低いほど後述するように、Wを小さくして通電
率を低くするようになつている。なお、液晶光シ
ヤツタ18の温度が計時終了の43℃になるまで
は、前記ST6でヒータ19はオンとなつており、
従つて43℃まではデユーテイ100%で通電され、
ウオームアツプ時間を短縮するようになつてい
る。
ST13でWを求めた後、ST14で前記カウンタU
をクリアして0とし、ST15に進む。ST15では、
前記Wの値が0か否かを判定し、W≠0であれば
ST16に進む。ここで、前記ST13で例えば温度上
昇定数X1が15であつて、これに対応したWが2
であつたとすると(X1テーブル参照)、前述の如
く、ST16に進み、ヒータ19をオンする。この
後、再びST2に戻り、カウンタUに1を加算する
処理を行うが、前記ST14でカウンタUをクリア
しているので、ST2ではカウンタUの値は1とな
る。次いでST3でカウンタUが16か否かを判定
し、ここではカウンタUの値は1であるため、
ST7に進み、再びW=0か否かを判定する。この
場合、Wは2であるので、ST17ではNOとなり、
ST18でWから1を減算する処理を行う。そして、
ヒータ19をオンした状態でWから1を減じる処
理をW=0となるまで繰り返し行い、W=0にな
るとST19でヒータ19をオフする。この場合、
ST2で順次カウンタUに1を加算し、ST3でカウ
ンタUの値が16になるまで同様の処理を行うた
め、前述の如くW=2のときは2回ヒータ19を
オンし、残りの14回はヒータ19はオフとなる。
従つてW=2のときのデユーテイは2/16(12.5
%)となる。また、この動作をST7でウオームア
ツプが完了するまで繰り返し行い、液晶光シヤツ
タ18の温度が47℃に達すると、ST21に進む。
この場合、一度ST13でWを求めた後は、ST8で
Xデータ有となるために、前記ST8でのWにより
同一デユーテイでウオームアツプが完了するまで
通電を行う。
このように、43℃から47℃までは同一デユーテ
イで通電し、しかも第2図に示す如く、D/Tの
結果に基づき、即ち間接的に検出した雰囲気温度
に応じて雰囲気温度が低いときほど低通電率にて
通電するために、電源投入時に発生するオーバー
シユートを完全に防止することができる。なお、
ST15でW=0のときはST20でヒータをオフする
が、本実施例ではX1テーブルにW=0が格納さ
れていないため、ST20に進むことはない。この
場合、X1テーブルにWとして0を格納し、W=
0となつたときにヒータをオフする処理を行う。
他方、ウオームアツプ完了後、ST21において
H≦47℃か否か、即ち液晶光シヤツタ18の温度
が47℃に達しているか否かを判定する。ここで、
H<47℃でなければ、ST23でヒータ19をオフ
し、H<47℃となつていればST22に進む。ST22
は、ウオームアツプ完了後、液晶光シヤツタ18
の温度が47℃以下であるとき、制御定数を求める
処理を行うもので、前記CPU30の内蔵ROMに
格納されたX2テーブルにより制御定数Wを求め
る。即ち、X2テーブルには、第4図bに示すよ
うに、15〜60のX2に対応して8〜1まで段階的
にWが求められている。このX2は、前記計時結
果に基づき、前記X1テーブルとは逆に、雰囲気
温度が低いほどWの値は大きく設定されている。
つまり、前記X1テーブルとは反対に、雰囲気温
度が低いときほどWの値を大きくして高通電率に
て通電を行うというものである。このように、
ST22で制御定数を求め、この後前記と同様に
ST14でカウンタUをクリアし、ST15でW=0か
否かを判定する。例えばST22で求めたWが3で
あるならば、ST16でヒータをオンし、再びST2
に戻る。そして、前記と同様の動作でST17でW
=0か否かを判定し、このときはW=3であるた
めST18で3回Wから1を減算する。これにより、
3回はヒータ19をオンし、残りの13回はST19
でヒータ19をオフするため、このときのデユー
テイは3/16(18.75%)となる。
このように、ウオームアツプ完了後において液
晶光シヤツタ18の温度が設定温度である47℃以
下のときは雰囲気温度が高いときは熱放散が少な
いため熱供給も少なくてよく、また雰囲気温度が
低いときは熱放散が多いため熱供給も多くする必
要があるため、X2テーブルに雰囲気温度が低い
ほどWの値が大きく設定されているので、雰囲気
温度が低いほど高通電率にて通電を行い、雰囲気
温度が高いほど低通電率にて通電を行う。従つ
て、ウオームアツプ完了後は、液晶光シヤツタ1
8の温度は雰囲気温度に応じて最適のデユーテイ
が決定され、設定温度に維持される。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、加熱手段
への通電率を雰囲気温度により変化する昇温立上
り特性(温度勾配)が低いほど低く制御するよう
にしたので、液晶光シヤツタを雰囲気温度に関係
なく極めて安定した温度に制御することができ
る。また液晶光シヤツタの温度が安定するため
に、液晶光シヤツタの動作特性を安定させること
ができ、それによつて感光体に光書込みをおこな
う場合に潜像電位を均一にすることができるの
で、現像時において生じる画像濃度のバラツキを
防止し、印字品質を良好に維持することができ
る。
さらに液晶光シヤツタが設定温度に達する前
に、ヒータへの通電率を雰囲気温度を間接的に検
知することにより低くするようにしたので、電源
投入時に生じるオーバシユートを完全に防止する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路ブロツク図、
第2図は本考案の温度制御装置の温度立上り特性
を示す特性図、第3図は上記実施例の動作を示す
フローチヤート、第4図aはX1テーブルの内容
を示す説明図、第4図bはX2テーブルの内容を
示す説明図、第5図は記録装置の概略構成図、第
6図は液晶光シヤツタ部の断面図、第8図は液晶
光シヤツタの平面図、第8図は液晶光シヤツタの
斜視図、第9図は液晶の誘導異方性の特性図、第
10図は従来例の温度制御装置の回路図、第11
図はその第10図の温度制御装置の特性図であ
る。 1……感光体、3……液晶光シヤツタ部、18
……液晶光シヤツタ、19……ヒータ、29……
サーミスタ、30……CPU、31……A/D変
換器、32……抵抗−電圧変換回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加熱手段が設けられ、複数のマイクロシヤツタ
    の選択開閉により光源の光を選択透過させ、感光
    体に光書込みを行う液晶光シヤツタの温度制御装
    置において、 液晶光シヤツタの温度を検知する検知手段と、
    該検知手段が第1の所定温度を検知した時に計時
    を開始し、第2の所定温度を検知した時に計時を
    終了する計時手段と、該計時手段の出力に基づき
    前記第1の所定温度から前記第2の所定温度に至
    る温度勾配を演算する演算手段と、該演算手段の
    出力に基づき前記加熱手段への通電率を前記温度
    勾配が低い程低く制御する通電制御手段とを有す
    ることを特徴とする液晶光シヤツタの温度制御装
    置。
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