JPH0596877U - ディスプレイ型入出力ターミナル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ型入出力ターミナルを支柱に取
り付けるのに、ディスプレイ型入出力ターミナルを収納
する取付け箱を用いず、又ディスプレイ型入出力ターミ
ナルの支柱と接続線とを別途に外部を這わせることなく
一体化し、信頼性の高いディスプレイ型入出力ターミナ
ルとする。 【構成】 ディスプレイ型入出力ターミナル３１へ取り
付ける支柱３２の取付部分の中心に、電源、出力信号を
入出力する外部接続線３７を接続するコネクタ３４を取
り付け、コネクタ３４の周囲に支柱３２を取り付ける取
付用ねじ穴３３を設け、外部接続線３７は内部が中空の
貫通穴３５を有する支柱の中空の内部を通し外部へ導出
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動機械等の操作をディスプレイ面上で操作するディスプレイ型タ ーミナル等を支柱に直接取付可能にし、入力電源や出力信号等を接続する外部接 続用コネクタを付加したディスプレイ型入出力ターミナルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のディスプレイ型入出力ターミナルの支柱等の上に固定を行う構造 としては、図２に示すごとくディスプレイ型入出力ターミナル１を支柱に固定す る時は取付け箱２を用意し、取付け箱２に埋め込み穴３、支柱４への取付けねじ 穴５と、配線用穴６を設け、ディスプレイ型入出力ターミナル１を取付け箱２に 固定し取付け箱２を支柱４に取り付け、固定を行っている。ディスプレイ型入出 力ターミナル１からの外部接続の配線は、多数本ある接続線７を１本ずつディス プレイ型ターミナル１のねじ締め端子８に接続しなければならない。又取付け箱 ２よりディスプレイ型入出力ターミナル１の外部接続線を他の装置等に接続する 場合、取付け箱２及び支柱４に這わせなければならないという問題があった。こ の場合、ディスプレイ型入出力ターミナルの固定においては、取付け箱を用意し 、その取付け箱にディスプレイ型入出力ターミナルの埋め込み穴及び支柱等への 取付穴又は取付ネジ穴の加工を行うため作業が繁雑となり、時間を要し、ディス プレイターミナルの取り付け、取り外しの際も接続線が多数本の為時間を要し、 誤配線の可能性があり、また外部への配線においても、処理が繁雑となり煩わし いという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はこれらの課題を解決する為、ディスプレイ型入出力ターミナルへの支 柱の取り付けをディスプレイ型入出力ターミナルへ直接接続するようにし、ディ スプレイ型入出力ターミナルへの多数本の接続線の配線取付け箱より外部への配 線の処理を誤配線がなく容易な接続を可能としたディスプレイ型入出力ターミナ ルを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ディスプレイ型入出力ターミナルに取付け箱を取り付けることなく、ディスプ レイ型入出力ターミナルに、直接入出力接続線に接続するコネクタを取付け、又 ディスプレイ型入出力ターミナルを支持する支柱の中央の中空部分を通した外部 接続線を、コネクタとジャックとにより接続し入出力線を接続するよう構成する 。

【０００５】 即ち本考案は、タッチスクリーンを有するディスプレイ型入出力ターミナルの ディスプレイ面を除く面に、ディスプレイ型入出力ターミナルを支持する支柱の 支柱取付部中央にディスプレイ型ターミナルに接続する入出力接続線を接続する コネクタと、コネクタの周囲に取り付けた支柱取付けねじ穴とにより、入出力接 続線を支柱内を通し外部に導出するよう構成したことを特徴とする支柱付きディ スプレイ型入出力ターミナルである。

【０００６】

【作用】

ディスプレイ型入出力ターミナルに直接入出力接続線を接続するので、取付け 箱を別途に用意する必要はなく、又従来は支柱の他に入出力接続線を支柱の外側 で接続していたのに対し、本考案ではディスプレイ型入出力ターミナルにに取り 付ける支柱の内部中空部へ収めて取り付けるので、接続ケーブルに対して損傷の 発生の生ずることはなく信頼性は向上する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。図１は本考 案の実施一例を示す外観斜視図である。ディスプレイ型入出力ターミナル３１は 露出型であり、低面に支柱３２に取付可能な様に取付けねじ穴３３を有し、取付 けねじ穴の中央に外部接続用コネクタ３４が取り付けられている。支柱３２には ディスプレイ型入出力ターミナル３１を取り付けるための取付けねじ穴３３の穴 位置に合う通し穴３８が加工されている。支柱３２は、中央は中空の貫通穴３５ があり、ディスプレイ型入出力ターミナルの外部接続用コネクタ３４に係合する ジャック３６に接続した外部接続線３７を挿通する。ジャック３６を外部接続用 コネクタ３４に接続し、ねじ３９でディスプレイ型入出力ターミナル３１と支柱 ３２とを固定する。従って本考案によれば、ディスプレイ型入出力ターミナルを 支柱へ固定を行う際にはディスプレイ型入出力ターミナルを支柱へ直接取り付け るものであり、外部接続の入出力接続線がコネクタでディスプレイ型入出力ター ミナルに接続でき、入出力線は支柱の中を通すことから組立、配線の効率のよい 利点を持ったディスプレイ型入出力ターミナルの提供が可能となった。なほ本考 案の実施例は支柱の上にディスプレイ型入出力ターミナルを載せた形で説明して いるが、支柱の取り付け位置はディスプレイ型入出力ターミナルの上面、側面に も取付可能であることは当然である。

【０００８】

【考案の効果】

以上述べたごとく本考案によるディスプレイ型入出力ターミナルに支柱を用い ての固定を行う際にディスプレイ型入出力ターミナルを収納する取付け箱を用い ずに支柱へ直接取付ができるように構成され、外部接続用の接続線がコネクタで 接続でき、かつ支柱の中を通す構成としてあるので組立、配線後のケーブルの損 傷することのない信頼性の高い利点を持ったディスプレイ型入出力ターミナルの 提供が可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】ディスプレイ型入出力ターミナルと支柱との分
解斜視図。

【図２】従来のディスプレイ型入出力ターミナルの支柱
への取付を示す図で、図２の（ａ）は取付け箱と支柱、
ディスプレイ型入出力ターミナルの分解斜視図、図２の
（ｂ）は組立完成した外観斜視図。

【符号の説明】

１、３１ ディスプレイ型入出力ターミナル ２ 取付け箱 ３ 埋め込み穴 ４、３２ 支柱 ５、３３ 取付けねじ穴 ６ 配線用穴 ７ 接続線 ８ ねじ締め端子８ ３４ コネクタ ３５ 貫通穴 ３６ ジャック ３７ 外部接続線 ３８ 穴 ３９ ねじ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 タッチスクリーンを有するディスプレイ
   型ターミナルのディスプレイ面を除く面に、ディスプレ
   イ型ターミナルを支持する支柱の支柱取付部中央に、デ
   ィスプレイ型ターミナルに接続する入出力接続線を接続
   するコネクタと、コネクタの周囲に取り付けた支柱取付
   けねじ穴とにより、入出力接続線を支柱内を通し外部に
   導出するよう構成したことを特徴とする支柱付きディス
   プレイ型入出力ターミナル。