JPH059668U - ロボツト用塗装2丁ガン保持機 - Google Patents
ロボツト用塗装2丁ガン保持機Info
- Publication number
- JPH059668U JPH059668U JP6504691U JP6504691U JPH059668U JP H059668 U JPH059668 U JP H059668U JP 6504691 U JP6504691 U JP 6504691U JP 6504691 U JP6504691 U JP 6504691U JP H059668 U JPH059668 U JP H059668U
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- Japan
- Prior art keywords
- gun
- coating
- mounting
- mounting plate
- holder
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- Spray Control Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 保持機に取付けた2丁の塗装用ガンにより被
塗装部品の正面塗りを同時に行ない作業のスピードアッ
プを計り、塗装の塗膜のムラの無い一定塗りを可能とす
る。 【構成】 ロボットアーム2に一体的に取付けたガン保
持機1に上下2段の取付板12,12′を併設し、下段
取付板12′は基部をガン保持機1と1体に形成し、先
端部は取付部13において下段用塗装ガン3を任意取付
け角度に調整したのち固定する。上段取付板12の基部
はガン微調整用長穴6を設け、取付位置の変更が可能な
ようにボルトナットにより取付けている。上段取付板の
先端部にはガンの前後移動及び振れ止め用の長穴5を穿
設し、エアーシリンダー4の作動により長穴を案内とし
てガンを前後進可能にしている。エアーシリンダー内に
はピストンロッド10が出入自在に嵌着され先端は上段
用ガン3のヒンジ部11と連結している。
塗装部品の正面塗りを同時に行ない作業のスピードアッ
プを計り、塗装の塗膜のムラの無い一定塗りを可能とす
る。 【構成】 ロボットアーム2に一体的に取付けたガン保
持機1に上下2段の取付板12,12′を併設し、下段
取付板12′は基部をガン保持機1と1体に形成し、先
端部は取付部13において下段用塗装ガン3を任意取付
け角度に調整したのち固定する。上段取付板12の基部
はガン微調整用長穴6を設け、取付位置の変更が可能な
ようにボルトナットにより取付けている。上段取付板の
先端部にはガンの前後移動及び振れ止め用の長穴5を穿
設し、エアーシリンダー4の作動により長穴を案内とし
てガンを前後進可能にしている。エアーシリンダー内に
はピストンロッド10が出入自在に嵌着され先端は上段
用ガン3のヒンジ部11と連結している。
Description
【0001】
本考案は、金属、非金属製品のロボット利用塗装に適用されるガン保持機に関 する。
【0002】
従来のこの種ロボット利用塗装における塗装用ガンの保持機の1例として図4 に示すものがある。図において1′はガン保持機でロボットアーム2′に一体的 に取付けられており、該ガン保持機1′には上下2段のガン取付板が併設され、 各取付板には塗装ガン3′がそれぞれ任意の取り付け角度に調整して固定されて いる。なお、8は塗装すべき従通材部品を示している。
【0003】
ところで前述のような従来のガン保持機にはガン3′を自動的に前後させる機 構がないので、被塗装部品とガンとの距離を2丁一定にすることが不可能のため 図5及び図6に示すような部品の正面塗りに際し、図5の場合は1丁のガンは吹 付けを止め、残りの1丁で従通材部品8を1本づつ塗ることしか出来ず多くの塗 り時間を要する不具合があった。また図6の場合は外板部品9に対し2丁で吹付 けても片方のガンが部品9との距離を一定にできず塗り膜厚が一定にできない不 具合があった。
【0004】 本考案は保持機に取付けた2丁の塗装用ガンで2本同時塗りを可能とし前記不 具合点を解消した新たなロボット用塗装2丁ガン保持機を提供することを目的と している。
【0005】
上記目的を達成するため本考案のロボット用塗装2丁ガン保持機は、ロボット アームに一体的に取付けたガン保持機に2丁の塗装用ガンを装着する上下2段の 取付板を併設し、該取付板のうちの下段取付板の先端部には、下段用塗装ガンを 任意取り付け角度に調整した後固定し、一方上段取付板の先端部にはガン移動及 び振れ止め用長穴を穿設し、該長穴により上段用塗装ガンを前後進自在に案内し 得るよう構成し、上段用塗装ガンの後方でガン保持機に取付けた小型エアシリン ダーに伸縮可能に嵌着したピストンロッドを前記上段用塗装ガンに連結したこと を特徴としている。
【0006】
本考案のロボット用塗装2丁ガン保持機の上下の取付板に取付けた2丁の塗装 用ガンのうちの1丁のガンは、その前進移動をティーチングに盛り込み、小型エ アーシリンダーの前後の駆動で、被塗装部品の上面、下面、及び正面塗り時に被 塗装部品とガンとの距離をロボット操作回路エアーにより自動的に設定し自動的 にガン移動対応を可能としている。
【0007】 その結果、従通材部品の正面を2本同時塗りすることができると共に、外板部 品の2丁ガン吹き付けでの塗膜一定塗りが可能となる。
【0008】
以下図面により本考案の1実施例について説明すると、図1及び図2は本考案 塗装用2丁ガン保持機の全体斜視図、図3は塗装状態を示し(a)は従通材部品 の上面塗り、(b)は同部品の下面塗り状態を示し、又(c)は外板部品の2丁 ガン塗り状態を示す。
【0009】 これらの図において、ガン保持機1はロボットアーム2に一体的に取付けられ 、該ガン保持機1には上下2段の取付板12,12′が併設されている。
【0010】 下段取付板12′は基部をガン保持機1と一体に構成し、その先端部には下段 用塗装ガン3を取付部13において任意取り付け角度と調整した後固着する。
【0011】 上段取付板12の基部にはガン微調整用長穴6を設け、ボルト及びナットによ り該長穴6内で上段取付板12をガン保持機1に対し取付位置の微調整を行なう 。
【0012】 また上段取付板12の先端部にはガンの前後移動及び振れ止め用長穴5を穿設 し、該長穴5の両側で上段用塗装ガン3上部に突設したヒンジ部11を案内する と共に、長穴5内にローラ(図示していない)が転動可能にヒンジ部11間に亘 り配設されている。
【0013】 4は小型エアーシリンダーで、その基部はガン保持機1及び上段取付板12に 取付けられ、該シリンダー4内にピストンロッド10を出入自在に嵌入している 。
【0014】 ピストンロッド10の先端は上段用塗装ガン3の上部に突設したヒンジ部11 と連結され、小型エアーシリンダー4の作動により上段の塗装用ガン3は前後進 するよう構成している。
【0015】 次ぎに本考案装置の作動につき説明すると、図2及び図3 (c)に示すように 被塗装部品である従通材部品8又は外板部品9の正面を2丁のガン3で塗装する 場合は、ロボット操作回路のエアー7を使用して小型エアーシリンダー4を作動 しピストンロッド10を前後進させ上段の塗装ガン3をガン移動用長穴5に沿っ て移動し、被塗装部品8又は9に対し上下両段のガン3が等距離間隔の状態とな るようにした後ガン3より塗料を噴射して塗装を行なう。
【0016】 また図3 (a),(b)に示すように従通材部品8の上面塗り又は下面塗りを 行なう場合は、ロボットアーム2を回動しガン3が図示の状態位置になるように 移動させた後、2丁のガン3が部品8に対し等距離状態位置になるよう上段塗装 用ガンを摺動させた後塗装を行なう。
【0017】 本実施例の場合、2丁ガン3と2本ずつの従通材部品8及び外板部品9との距 離を一定(250mm)にしないと塗膜(下塗り,7.5〜20μ、上塗り,1 2.5〜25μ)をキープすることが出来ないので、上部のガン1丁をエアーシ リンダー4により、30mm前進させ、2丁のガンを部品に対し、垂直に距離( 250mm)を保たせるものとする。
【0018】 従通材部品8を2本同時塗り(上面,下面,正面の3工程)する場合と、外板 部品9を2丁のガンで塗り上げるためには、従通材部品8の上面、下面塗り時は 、上部のガン3を30mm小型エアーシリンダー4により後退させ2本の従通材 部品8と2丁のガン3の距離を250mmに保たせて塗装を行う。又、従通材部 品8の正面を2本同時塗りさせるために上部のガン3を30mm小型エアーシリ ンダー4により前進させ部品8とガン3の距離を250mmに保たせ塗装を行う ものとする。
【0019】 また外板部品9に対しては、部品9と2丁のガン3との距離が上部(280m m)、下部(250mm)と異なっている等、塗膜を一定(下塗り7.5〜20 μ,上塗り12.5〜25μ)とさせる為に、上部のガンを30mm前進させ、 部品9とガン3の距離を250mmに保たせ塗装を行うものとする。
【0020】 従通材部品8は塗装用治具に縦列に12本セットされており上段より上面の角 度で2本ずつ、下面の角度で2本ずつ、新しく正面を2本ずつ塗ることが出来、 塗装用コンベアーのスピード・アップを行うことができる。又、外板部品9に対 しては、2丁のガンで一定距離(2丁のガンと部品との距離250mm)で塗る ことができ、塗膜のムラが無くなり一定に塗れるため補修塗りが不要となり作業 時間の短縮となる。
【0021】 以上述べたように本考案のロボット用塗装2丁ガン保持機によれば次に示す効 果が得られる。 (1)1つのガンを前・後させる事により従通材部品の正面塗りを2丁のガンで 、2本同時塗りが可能となる。 (2)2丁のガンで2本同時塗りが可能となるためライン・スピードをアップさ せる事が可能となる。 (3)1つのガンを前後させる事で2つのガンと部品との距離を、一定に保持す ることができ2丁のガンで塗装の塗膜(下塗り7.5〜20μ,上塗り12.5 〜25μ)を一定塗り可能となり、補修塗りが省ける。
【図1】本考案の1実施例に係るロボット用塗装2丁ガ
ン保持機の全体取付斜視図である。
ン保持機の全体取付斜視図である。
【図2】図1の装置による従通材部品の正面塗り作業状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図3】本装置による各種塗装作業を示し(a)は従通
材部品の上面塗り、(b)は従通材部品の下面塗り、
(c)は外板部品の2丁ガン塗り状態を示す説明図であ
る。
材部品の上面塗り、(b)は従通材部品の下面塗り、
(c)は外板部品の2丁ガン塗り状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来装置の斜視図である。
【図5】従来装置による従通材部品の正面塗り時の状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】従来装置による外板部品の正面塗り時の状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 ガン保持機 2 ロボットアーム 3 塗装用ガン 4 小型エアーシリンダー 5 ガン移動用長穴 6 ガン微調整用長穴 7 エアー 8 従通材部品 9 外板部品 10 ピストンロッド 11 ヒンジ部 12 上段取付板 12′ 下段取付板 13 取付部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ロボットアームに一体的に取付けられた
ガン保持機に2丁の塗装用ガンを装着する上下2段の取
付板を併設し、該取付板のうちの下段取付板の先端部に
下段用塗装ガンを任意取り付け角度に調整した後固定
し、一方上段取付板の先端部にはガン移動及び振れ止め
用長穴を穿設し、該長穴により上段用塗装ガンを前後進
自在に案内し得るよう構成し、上段用塗装ガンの後方で
ガン保持機に取付けた小型エアシリンダーに伸縮可能に
嵌着したピストンロッドを前記上段用塗装ガンに連結し
たことを特徴とするロボット用塗装2丁ガン保持機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6504691U JPH059668U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ロボツト用塗装2丁ガン保持機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6504691U JPH059668U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ロボツト用塗装2丁ガン保持機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059668U true JPH059668U (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=13275630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6504691U Withdrawn JPH059668U (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ロボツト用塗装2丁ガン保持機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059668U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254448A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-27 | Toyota Auto Body Co Ltd | ロボット塗装システム及びこれを用いた塗装方法 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP6504691U patent/JPH059668U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254448A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-27 | Toyota Auto Body Co Ltd | ロボット塗装システム及びこれを用いた塗装方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |