JPH0596582A - カル離型機構 - Google Patents
カル離型機構Info
- Publication number
- JPH0596582A JPH0596582A JP3264295A JP26429591A JPH0596582A JP H0596582 A JPH0596582 A JP H0596582A JP 3264295 A JP3264295 A JP 3264295A JP 26429591 A JP26429591 A JP 26429591A JP H0596582 A JPH0596582 A JP H0596582A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- cull
- molding
- mold
- releasing mechanism
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/02—Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/53—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
- B29C2045/536—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston rotatable injection plungers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形材料の特性や成形品の形状の如何に関わ
らず、カルをプランジャーの先端面から容易に分離する
ことを可能とするカル離型機構を得る。 【構成】 上型２に設けられたプランジャー６に、オル
ダム継手２２を介してピニオン２３を連結し、該ピニオ
ン２３に噛み合わされたラック２４をエアシリンダー２
５によりＢ方向に移動させ、それによって閉型状態でプ
ランジャー６を回転させることを可能とし、プランジャ
ー６の先端面６ａとカル１４との境界部分に剪断応力を
与えることを可能としたカル離型機構。
らず、カルをプランジャーの先端面から容易に分離する
ことを可能とするカル離型機構を得る。 【構成】 上型２に設けられたプランジャー６に、オル
ダム継手２２を介してピニオン２３を連結し、該ピニオ
ン２３に噛み合わされたラック２４をエアシリンダー２
５によりＢ方向に移動させ、それによって閉型状態でプ
ランジャー６を回転させることを可能とし、プランジャ
ー６の先端面６ａとカル１４との境界部分に剪断応力を
与えることを可能としたカル離型機構。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カル離型機構に関し、
特に、熱硬化性樹脂を成形するための成形装置において
成形後にプランジャーにカルが付着することを防止する
ためのカル離型機構に関する。
特に、熱硬化性樹脂を成形するための成形装置において
成形後にプランジャーにカルが付着することを防止する
ためのカル離型機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、熱硬化性樹脂を成形するための
従来の成形装置の一例を略図的に示す断面図である。成
形装置１は、図２では上型と下型とを閉じた状態で図示
されており、パーティングラインＡの上部に上型２が、
下部に下型３が配置されている。上型２は、下面に成形
面を有するプレート４ａと、プレート４ｂとを複数本の
ボルト５で固定した構造を有する。プレート４ａ，４ｂ
には、プランジャー６が挿通されている。なお、７はポ
ットを、１６は成形機のトランスファーシリンダーを示
す。他方、下型３は、上面に成形面を有するプレート８
ａと、スペーサ８ｂ及びベース部材８ｃを相互に固定し
た構造を有する。プレート８ａの中央には、エジェクタ
ピン９が挿通されている。なお、１１はガイドピンを示
し、上型２に固定されており、かつ下型３のガイド孔１
２に挿通し得るように設けられている。
従来の成形装置の一例を略図的に示す断面図である。成
形装置１は、図２では上型と下型とを閉じた状態で図示
されており、パーティングラインＡの上部に上型２が、
下部に下型３が配置されている。上型２は、下面に成形
面を有するプレート４ａと、プレート４ｂとを複数本の
ボルト５で固定した構造を有する。プレート４ａ，４ｂ
には、プランジャー６が挿通されている。なお、７はポ
ットを、１６は成形機のトランスファーシリンダーを示
す。他方、下型３は、上面に成形面を有するプレート８
ａと、スペーサ８ｂ及びベース部材８ｃを相互に固定し
た構造を有する。プレート８ａの中央には、エジェクタ
ピン９が挿通されている。なお、１１はガイドピンを示
し、上型２に固定されており、かつ下型３のガイド孔１
２に挿通し得るように設けられている。
【０００３】この成形装置１では、図示の状態から図示
しない駆動源により上型２を上昇させることにより型を
開くことができ、該駆動源により上型２を降下させるこ
とにより図示のように閉型状態とすることができる。成
形に際しては、閉型状態において熱硬化性樹脂を注入
し、硬化させることにより成形品が得られる。図３は、
図２に示した成形装置１の要部を拡大して示す断面図で
ある。この成形装置１では、上記のような成形方法に従
って、熱硬化性樹脂からなる成形品１３が得られる。と
ころで、図３から明らかなように、成形終了後には、エ
ジェクタピン９の上部にカル１４が形成されており、該
カル１４の上面は、上型側のプランジャー６の先端６ａ
に密着している。カル１４にプランジャー６の先端６ａ
が密着していると、カル１４の成形装置１からの取り出
しを円滑に行うことができない。そこで、カル１４のプ
ランジャー６の先端６ａへの付着を防止するために、従
来は、プランジャー６の先端面６ａを研磨し、該先端面
６ａの面粗度を０．８Ｓ程度と細かくしたり、あるいは
プランジャー６の先端面６ａを硬質ＣｒめっきやＰＶＤ
等による表面処理を行うことにより平滑面とすることに
より離型性を高めていた。
しない駆動源により上型２を上昇させることにより型を
開くことができ、該駆動源により上型２を降下させるこ
とにより図示のように閉型状態とすることができる。成
形に際しては、閉型状態において熱硬化性樹脂を注入
し、硬化させることにより成形品が得られる。図３は、
図２に示した成形装置１の要部を拡大して示す断面図で
ある。この成形装置１では、上記のような成形方法に従
って、熱硬化性樹脂からなる成形品１３が得られる。と
ころで、図３から明らかなように、成形終了後には、エ
ジェクタピン９の上部にカル１４が形成されており、該
カル１４の上面は、上型側のプランジャー６の先端６ａ
に密着している。カル１４にプランジャー６の先端６ａ
が密着していると、カル１４の成形装置１からの取り出
しを円滑に行うことができない。そこで、カル１４のプ
ランジャー６の先端６ａへの付着を防止するために、従
来は、プランジャー６の先端面６ａを研磨し、該先端面
６ａの面粗度を０．８Ｓ程度と細かくしたり、あるいは
プランジャー６の先端面６ａを硬質ＣｒめっきやＰＶＤ
等による表面処理を行うことにより平滑面とすることに
より離型性を高めていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラン
ジャー６の先端面６ａの面粗度を細かくしたり、上記の
ような表面処理を施したとしても、熱硬化性樹脂の種類
によっては、なおカルとプランジャーの先端面６ａとの
付着を十分に防止することができなかった。また、成形
品１３の材料強度が弱い場合には、ランナー１５とカル
１４との境界部ですぐに折れ、プランジャーにカル１４
が付着することもあった。また、成形材料によっては、
プランジャー６の先端面６ａへの密着性が高く、その場
合には、上記のような従来の方法ではカル１４とプラン
ジャー６の先端面６ａとの付着を防止することが困難で
あった。
ジャー６の先端面６ａの面粗度を細かくしたり、上記の
ような表面処理を施したとしても、熱硬化性樹脂の種類
によっては、なおカルとプランジャーの先端面６ａとの
付着を十分に防止することができなかった。また、成形
品１３の材料強度が弱い場合には、ランナー１５とカル
１４との境界部ですぐに折れ、プランジャーにカル１４
が付着することもあった。また、成形材料によっては、
プランジャー６の先端面６ａへの密着性が高く、その場
合には、上記のような従来の方法ではカル１４とプラン
ジャー６の先端面６ａとの付着を防止することが困難で
あった。
【０００５】本発明の目的は、熱硬化性樹脂の種類やカ
ルの形状の如何に関わらず、プランジャーとカルとの付
着現象を確実に防止し得るカル離型機構を提供すること
にある。
ルの形状の如何に関わらず、プランジャーとカルとの付
着現象を確実に防止し得るカル離型機構を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱硬化性樹脂
を成形するための成形装置に用いられるカル離型機構で
あって、上型または下型に設けられたプランジャーと、
成形時に前記プランジャーを回転させ得るように前記プ
ランジャーに連結された回転駆動手段とを備えることを
特徴とする。
を成形するための成形装置に用いられるカル離型機構で
あって、上型または下型に設けられたプランジャーと、
成形時に前記プランジャーを回転させ得るように前記プ
ランジャーに連結された回転駆動手段とを備えることを
特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明のカル離型機構では、閉型状態でプラン
ジャーが回転駆動され得る。従って、該プランジャーの
回転により、プランジャーの先端面とカルとの境界部分
に剪断応力が加えられ、それによってプランジャーとカ
ルとを円滑に分離することが可能とされる。すなわち、
本発明は、プランジャーの先端面とカルとの付着部分は
比較的強く密着しているが、剪断力によって容易に分離
され得ることに着目し、プランジャーを回転させること
により付着部分に剪断応力を加えてプランジャーからの
カルの分離を容易としたことに特徴を有する。
ジャーが回転駆動され得る。従って、該プランジャーの
回転により、プランジャーの先端面とカルとの境界部分
に剪断応力が加えられ、それによってプランジャーとカ
ルとを円滑に分離することが可能とされる。すなわち、
本発明は、プランジャーの先端面とカルとの付着部分は
比較的強く密着しているが、剪断力によって容易に分離
され得ることに着目し、プランジャーを回転させること
により付着部分に剪断応力を加えてプランジャーからの
カルの分離を容易としたことに特徴を有する。
【０００８】
【実施例の説明】図４は、本発明の一実施例が適用され
る成形装置の略図的断面図である。成形装置２１は、図
２に示した成形装置１とほぼ同様に構成されている。従
って、図２に示した成形装置１と同一部分については、
同一の参照番号を付することにより、その説明は省略す
る。成形装置２１の特徴は、上型２に設けられているプ
ランジャー６が回転可能に構成されていることにある。
すなわち、プランジャー６は、上端側において、オルダ
ム継手２２を介してピニオン２３に連結されている。そ
して、ピニオン２３が、ラック２４と連結されており、
該ラック２４が、エアシリンダー２５により図４の紙面
−紙背方向に移動可能に構成されている。すなわち、こ
のオルダム継手２２、ピニオン２３、ラック２４及びエ
アシリンダー２５が、本発明の回転駆動手段を構成して
いる。なお、エアシリンダー２５に代えて、油圧シリン
ダーを用いてもよい。
る成形装置の略図的断面図である。成形装置２１は、図
２に示した成形装置１とほぼ同様に構成されている。従
って、図２に示した成形装置１と同一部分については、
同一の参照番号を付することにより、その説明は省略す
る。成形装置２１の特徴は、上型２に設けられているプ
ランジャー６が回転可能に構成されていることにある。
すなわち、プランジャー６は、上端側において、オルダ
ム継手２２を介してピニオン２３に連結されている。そ
して、ピニオン２３が、ラック２４と連結されており、
該ラック２４が、エアシリンダー２５により図４の紙面
−紙背方向に移動可能に構成されている。すなわち、こ
のオルダム継手２２、ピニオン２３、ラック２４及びエ
アシリンダー２５が、本発明の回転駆動手段を構成して
いる。なお、エアシリンダー２５に代えて、油圧シリン
ダーを用いてもよい。
【０００９】上記回転駆動手段の構成を、図１を参照し
て、より詳細に説明する。図１は、成形装置２１の要部
を図４の右方向から見た断面図である。上型２のプレー
ト４ａ，４ｂの中央に、プランジャー６が挿通されてい
る。プランジャー６の上端には、オルダム継手２２を介
してピニオン２３が連結されている。従って、プランジ
ャー６はピニオン２３と共に回転し得るように構成され
ている。他方、ピニオン２３は、ラック２４と噛み合わ
されており、該ラック２４は一端側に係合凹部２４ａを
有する。他方、エアシリンダー２５のシリンダーロッド
２５ａには、コの字状の併合部材２６が固定されてお
り、該係合部材２６の先端がラック２４の凹部２４ａに
係合されている。従って、エアシリンダー２５を駆動
し、シリンダーロッド２５ａを図示の矢印Ｂ方向に往復
駆動させることにより、ラック２４が矢印Ｂ方向に移動
され、それによってピニオン２３、ひいてはプランジャ
ー６が回転し得るように構成されている。なお、本実施
例では、プランジャー６とピニオン２３とがオルダム継
手２２で連結されていたが、ピニオン２３とプランジャ
ー６の軸芯が一致している場合には、オルダム継手２２
を用いる必要はない。
て、より詳細に説明する。図１は、成形装置２１の要部
を図４の右方向から見た断面図である。上型２のプレー
ト４ａ，４ｂの中央に、プランジャー６が挿通されてい
る。プランジャー６の上端には、オルダム継手２２を介
してピニオン２３が連結されている。従って、プランジ
ャー６はピニオン２３と共に回転し得るように構成され
ている。他方、ピニオン２３は、ラック２４と噛み合わ
されており、該ラック２４は一端側に係合凹部２４ａを
有する。他方、エアシリンダー２５のシリンダーロッド
２５ａには、コの字状の併合部材２６が固定されてお
り、該係合部材２６の先端がラック２４の凹部２４ａに
係合されている。従って、エアシリンダー２５を駆動
し、シリンダーロッド２５ａを図示の矢印Ｂ方向に往復
駆動させることにより、ラック２４が矢印Ｂ方向に移動
され、それによってピニオン２３、ひいてはプランジャ
ー６が回転し得るように構成されている。なお、本実施
例では、プランジャー６とピニオン２３とがオルダム継
手２２で連結されていたが、ピニオン２３とプランジャ
ー６の軸芯が一致している場合には、オルダム継手２２
を用いる必要はない。
【００１０】本実施例のカル離型機構では、プランジャ
ー６に上述した回転駆動手段が連結されているため、成
形終了後に、図５に示すようにプランジャー６を矢印方
向に回転駆動させることにより、プランジャー６の先端
面６ａとカル１４との付着状態を解消することができ
る。すなわち、プランジャー６の先端面６ａとカル１４
は成形終了後に密着しているが、この密着部分は、剪断
応力を加えることにより容易に分離され得る。従って、
上記プランジャー６の回転により、カル１４とプランジ
ャーの先端面６ａとの付着現象が容易に解消される。但
し、このとき、プランジャーの加圧力は０にする必要が
ある。また、プランジャー回転は１回転する必要はな
く、１°でも回転すればよい。
ー６に上述した回転駆動手段が連結されているため、成
形終了後に、図５に示すようにプランジャー６を矢印方
向に回転駆動させることにより、プランジャー６の先端
面６ａとカル１４との付着状態を解消することができ
る。すなわち、プランジャー６の先端面６ａとカル１４
は成形終了後に密着しているが、この密着部分は、剪断
応力を加えることにより容易に分離され得る。従って、
上記プランジャー６の回転により、カル１４とプランジ
ャーの先端面６ａとの付着現象が容易に解消される。但
し、このとき、プランジャーの加圧力は０にする必要が
ある。また、プランジャー回転は１回転する必要はな
く、１°でも回転すればよい。
【００１１】なお、上記実施例では、回転駆動手段とし
て、ピニオン２３、ラック２４及びエアシリンダー２５
からなるものを図示したが、本発明の回転駆動手段は、
これに限定されない。例えば、プランジャー６を、モー
ター等の回転駆動源に直接連結したり、あるいは歯車等
を介して連結することにより、回転させてもよく、ロー
タリーアクチュエーター等を用いてプランジャー６を回
転駆動させてもよい。さらに、図６に示すように、プラ
ンジャー６にピン２８を出っ張らせ、それをエアーシリ
ンダー２９で前後に動かし回転させるように構成しても
よい。さらに、図７に略図的平面図で示すように、１本
のラック２４に対し、複数のピニオン２３を噛み合わ
せ、該複数のピニオン２３を複数本のプランジャーに連
結することにより、複数本のプランジャーを有する成形
装置にも本発明を適用することができる。
て、ピニオン２３、ラック２４及びエアシリンダー２５
からなるものを図示したが、本発明の回転駆動手段は、
これに限定されない。例えば、プランジャー６を、モー
ター等の回転駆動源に直接連結したり、あるいは歯車等
を介して連結することにより、回転させてもよく、ロー
タリーアクチュエーター等を用いてプランジャー６を回
転駆動させてもよい。さらに、図６に示すように、プラ
ンジャー６にピン２８を出っ張らせ、それをエアーシリ
ンダー２９で前後に動かし回転させるように構成しても
よい。さらに、図７に略図的平面図で示すように、１本
のラック２４に対し、複数のピニオン２３を噛み合わ
せ、該複数のピニオン２３を複数本のプランジャーに連
結することにより、複数本のプランジャーを有する成形
装置にも本発明を適用することができる。
【００１２】なお、上記した実施例では、上型２側にお
けるカル１４とプランジャー６の付着現象を防止するた
めのカル離型機構につき説明したが、下型側において
も、プランジャー９に上記のような回転駆動手段を連結
してもよい。もっとも、下型３側においては、図８及び
図９を参照して説明するように、成形品１３の排出工程
を工夫することにより、プランジャー９とカルとの密着
を防止することができるため、上記のような回転駆動手
段は必ずしも必要ではない。すなわち、成形品１３の成
形装置からの排出は、通常、図８に示す成形終了状態か
ら、プランジャー９を降下させ（図９（ａ））、次にプ
ランジャー９を再度上方に移動させることにより行われ
る（図９（ｂ））。上記のように、下型３側では、プラ
ンジャー９を一度降下させる際にカルとの分離が果たさ
れるため、上記のような回転駆動手段は必ずしも必要で
はない。
けるカル１４とプランジャー６の付着現象を防止するた
めのカル離型機構につき説明したが、下型側において
も、プランジャー９に上記のような回転駆動手段を連結
してもよい。もっとも、下型３側においては、図８及び
図９を参照して説明するように、成形品１３の排出工程
を工夫することにより、プランジャー９とカルとの密着
を防止することができるため、上記のような回転駆動手
段は必ずしも必要ではない。すなわち、成形品１３の成
形装置からの排出は、通常、図８に示す成形終了状態か
ら、プランジャー９を降下させ（図９（ａ））、次にプ
ランジャー９を再度上方に移動させることにより行われ
る（図９（ｂ））。上記のように、下型３側では、プラ
ンジャー９を一度降下させる際にカルとの分離が果たさ
れるため、上記のような回転駆動手段は必ずしも必要で
はない。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、上型または下型に設け
られたプランジャーが、成形終了時に回転駆動手段によ
り回転され得るように構成されているため、該プランジ
ャーの回転によりプランジャーの先端面とカルとの密着
状態が解消される。すなわち、プランジャーの先端面と
カルとの境界部分に強制的に剪断応力が加えられるた
め、プランジャーの先端面とカルとの密着現象が解消さ
れ、それによってカルをプランジャーから容易に分離す
ることが可能となる。本発明のカル離型機構では、上記
のように、プランジャーの先端面とカルとの間に剪断応
力を加えることによりカルを分離するものであるため、
成形材料の特性に左右されず、従って密着性の高い成形
材料を成形した場合においてもカルを確実に離型するこ
とができ、また機械的強度の弱い部分を有する成形品を
成形した場合でも成形品の折損等を生じることなくカル
を離型することができる。
られたプランジャーが、成形終了時に回転駆動手段によ
り回転され得るように構成されているため、該プランジ
ャーの回転によりプランジャーの先端面とカルとの密着
状態が解消される。すなわち、プランジャーの先端面と
カルとの境界部分に強制的に剪断応力が加えられるた
め、プランジャーの先端面とカルとの密着現象が解消さ
れ、それによってカルをプランジャーから容易に分離す
ることが可能となる。本発明のカル離型機構では、上記
のように、プランジャーの先端面とカルとの間に剪断応
力を加えることによりカルを分離するものであるため、
成形材料の特性に左右されず、従って密着性の高い成形
材料を成形した場合においてもカルを確実に離型するこ
とができ、また機械的強度の弱い部分を有する成形品を
成形した場合でも成形品の折損等を生じることなくカル
を離型することができる。
【００１４】しかも、単にプランジャーに該プランジャ
ーを回転駆動させるための手段を連結するものに過ぎな
いため、従来から用いられている汎用の成形装置に該回
転駆動手段を連結するだけで実施することができる。よ
って、本発明のカル離型機構は新たな成形装置を設計・
製造する必要なく、追い加工により簡単に構成すること
ができる。
ーを回転駆動させるための手段を連結するものに過ぎな
いため、従来から用いられている汎用の成形装置に該回
転駆動手段を連結するだけで実施することができる。よ
って、本発明のカル離型機構は新たな成形装置を設計・
製造する必要なく、追い加工により簡単に構成すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例のカル離型機構を説明するた
めの部分切欠断面図。
めの部分切欠断面図。
【図２】従来の成形装置を示す略図的断面図。
【図３】プランジャーとカルとの密着現象を説明するた
めの部分拡大断面図。
めの部分拡大断面図。
【図４】本発明の一実施例が適用された成形装置を示す
略図的断面図。
略図的断面図。
【図５】実施例においてプランジャーの先端面とカルと
の密着現象を解消する工程を説明するための部分拡大断
面図。
の密着現象を解消する工程を説明するための部分拡大断
面図。
【図６】回転駆動手段の他の例を説明するための平面
図。
図。
【図７】マルチプランジャー方式に適用する場合の回転
駆動手段を説明するための平面図。
駆動手段を説明するための平面図。
【図８】成形終了時の下型側の状態を示す部分切欠拡大
断面図。
断面図。
【図９】（ａ）は下型側においてプランジャーを下降さ
せた状態を示す部分拡大断面図、（ｂ）は下型側のプラ
ンジャーを上昇させて成形品を脱型した状態を示す部分
拡大断面図。
せた状態を示す部分拡大断面図、（ｂ）は下型側のプラ
ンジャーを上昇させて成形品を脱型した状態を示す部分
拡大断面図。
１…成形装置 ２…上型 ３…下型 １４…カル ２２…オルダム継手 ２３…ピニオン ２４…ラック ２５…エアシリンダー
Claims (1)
- 【請求項１】 熱硬化性樹脂を成形するための成形装置
に用いられるカル離型機構であって、 上型または下型に設けられたプランジャーと、 閉型時に前記プランジャーを回転させることを可能とす
るように、前記プランジャーに連結された回転駆動手段
とを備えることを特徴とする、カル離型機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264295A JP3063300B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | カル離型機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264295A JP3063300B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | カル離型機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596582A true JPH0596582A (ja) | 1993-04-20 |
| JP3063300B2 JP3063300B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17401190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3264295A Expired - Fee Related JP3063300B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | カル離型機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3063300B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0970794A1 (de) * | 1998-07-09 | 2000-01-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Vorrichtung zum Spritzgiessen von Kunststoffteilen |
| EP1768829A1 (en) * | 2004-07-09 | 2007-04-04 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Apparatus and method for injection molding shooting pot wedge feature |
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1991
- 1991-10-14 JP JP3264295A patent/JP3063300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3063300B2 (ja) | 2000-07-12 |
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