JPH0596467U - スタータ - Google Patents

スタータ

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Publication number
JPH0596467U
JPH0596467U JP4233292U JP4233292U JPH0596467U JP H0596467 U JPH0596467 U JP H0596467U JP 4233292 U JP4233292 U JP 4233292U JP 4233292 U JP4233292 U JP 4233292U JP H0596467 U JPH0596467 U JP H0596467U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
front bracket
gear
starter
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4233292U
Other languages
English (en)
Inventor
愼一 長島
道夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP4233292U priority Critical patent/JPH0596467U/ja
Publication of JPH0596467U publication Critical patent/JPH0596467U/ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタータをアッセンブリ化する際のねじ止め
工数を低減化すると共に、レイアウト性を向上する。 【構成】 円筒状のヨークと、その後方開口部を覆うリ
アエンドカバー15と、前方開口部を覆うと共にマグネ
ットスイッチ5を支持するフロントブラケット16とに
よりモータ2のケーシングを構成する。フロントブラケ
ット16を、エンジン本体に取り付けられるギアカバー
17に、その周方向に略3等分された位置でねじ止めし
て一体的に固着する。モータセットボルトをケーシング
内を通すようにし、その2本の内の一方のモータセット
ボルト19bを、フロントブラケット16を貫通させ
て、フロントブラケット16をギアカバー17にねじ止
めする3本のねじの内の1本として兼ねる。ねじ止め本
数を減らして、ねじ止め工数を低減化すると共にレイア
ウト性を向上し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スタータに関し、特に、モータの駆動力をマグネットスイッチの動 作に応じてエンジンのリングギアに選択的に伝達するためのギア伝達部を有する スタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のスタータにあっては、マグネットスイッチのコイルを選択的に励磁し て、ギア伝達部のピニオンギアを、可動鉄心の変位によりシフトさせて、リング ギアに噛み合わせると共に、可動鉄心の変位に応じてスイッチのオン・オフを行 って、モータに電流を供給するようにしているものがある。そして、モータの駆 動力が、ギア伝達部を介してリングギアに伝達される。
【0003】 上記スタータにあっては、例えば実開平1−88073号公報に開示されてい るように、ギア伝達部を収納するギアカバーが、そのギアカバーに設けられた半 径方向外向きの外向フランジ部を介してエンジン本体に取り付けられ、モータと マグネットスイッチとが、フロントブラケットを介してギアカバーに取り付けら れているものがある。フロントブラケットは、マグネットスイッチとモータとを 支持しており、ギアカバーにできるだけ強固に固着される必要があるため、少な くともフロントブラケットを周方向に略3等分された位置でねじ止めする3点止 めにより行うことが好ましい。そして、フロントブラケットに、マグネットスイ ッチとモータとの各ケーシングを、各外向フランジ部を介してねじ止めしている 。
【0004】 上記スタータでは、マグネットスイッチとモータとをフロントブラケットにね じ止めし、かつフロントブラケットをギアカバーにねじ止めしており、それぞれ の取り付けを多数のねじにより行っている。従って、組立時に於けるねじ止めに 要する工数が多いという問題があるばかりでなく、モータケーシングのセットボ ルトが、モータケーシングの外周面から半径方向外向きに突出する耳部を用いて 取り付けられており、モータケーシングの外周面にセットボルトが露出している ため、スタータ・アッセンブリのレイアウト性、及びエンジンへ取り付けた際の レイアウト性が悪化する虞があるという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、スタータをアッセ ンブリ化する際のねじ止め工数を低減化すると共に、スタータ・アッセンブリの レイアウト性、及びエンジンに対するレイアウト性を向上し得るスタータを提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、モータの駆動力をマグネットスイッチの 動作に応じてエンジンのリングギアに選択的に伝達するためのギア伝達部を収納 するギアカバーに、フロントブラケットを介して前記モータ及び前記マグネット スイッチが一体的に取り付けられている形式のスタータであって、前記モータの ケーシングを前記フロントブラケットに取り付けるためのモータセットボルトが 前記モータケーシング内を通るように設けられ、かつ前記モータセットボルトの 少なくとも1本が、前記フロントブラケットを前記ギアカバーに固設するための ボルトの一部として用いられるように、前記フロントブラケットを貫通して前記 ギアカバーに達するように取り付けられていることを特徴とするスタータを提供 することにより達成される。
【0007】
【作用】
このようにすれば、フロントブラケットのギアカバーへの取り付けのためのね じ止めを、モータケーシングの取り付け用セットボルトを兼ねることができ、ス タータをアッセンブリ化する際のねじ止め本数を減らすことができると共に、セ ットボルトをモータケーシング内を通すようにしたことから、モータケーシング 内の外周面に突出部が無くなり、レイアウトの自由度を増すことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。
【0009】 図1は、本考案が適用された自動車のエンジンに取り付けられるスタータ1の 軸線方向後方から見た背面図であり、図2は、その要部を軸線方向に沿って破断 して示す側断面図である。なお、図2は、各部品の関係を分かりやすくするため に部分的に互いに異なる破断面をもって図示している。
【0010】 このスタータ1は、モータ2により回されるピニオンギア3を図示されないエ ンジンのリングギア4に選択的に噛み合わせて駆動するためのものであり、一体 的に設けられたマグネットスイッチ5のオン・オフにより、ピニオンギア3のシ フト動作とモータ2の回転とを行う。図に示されるように、マグネットスイッチ 5の可動鉄心6とピニオンギア3との両者間にはシフトレバー7が介装されてお り、可動鉄心6の軸線方向変位に連動してピニオンギア3が選択的にシフトする ように、可動鉄心6とピニオンギア3とがシフトレバー7を介して連結されてい る。
【0011】 ピニオンギア3は、モータ2の軸線と平行するピニオンギア支持軸8に同軸的 に嵌装されており、回転方向にトルク伝達可能でありかつ軸線方向に往復動し得 るように、ピニオンギア支持軸8に例えばスプライン結合されている。このピニ オンギア支持軸8は中空に形成されており、その内部には、ピニオンギア3と連 結されたシフト軸9が同軸的に挿通されている。このシフト軸9は、ピニオンギ ア3と連結されたプッシュロッドと、プッシュロッドの後端に軸線方向に往復動 自在に連結された円筒状ロッドストッパ9aとからなる。なお、そのロッドスト ッパ9a内に、シフト軸9とシフトレバー7との間の所定の荷重を越える負荷を 吸収するべく圧縮コイルばねからなるシフトスプリング10が介装されている。
【0012】 また、シフト軸9は、ピニオンギア3を没入方向にシフトさせる向きにリター ンスプリング11により弾発付勢されており、シフト軸9の後端面であるロッド ストッパ9aにシフトレバー7の一端が当接している。なお、可動鉄心6の突出 端部の溝内にシフトレバー7の他端が係合している。ピニオンギア支持軸8の外 周面には、モータ2の駆動軸にギア結合された入力ギア12が相対的に回転自在 に設けられていると共に、入力ギア12に伝達されるトルクをピニオンギア支持 軸8に伝達するための一方向クラッチ13が設けられている。
【0013】 このようにして構成されたスタータ1にあっては、マグネットスイッチ5のコ イルが励磁されると、可動鉄心6が図の矢印Aの向きである没入方向に変位し、 それに伴って図に於ける時計回りにシフトレバー7が揺動するため、リターンス プリング11の付勢力に抗して図の矢印Bの向きにシフト軸9即ちピニオンギア 3が押し出される。同時に、マグネットスイッチ5のスイッチ動作によりモータ 2に電流が流れ、入力ギア12及び一方向クラッチ13を介してピニオンギア支 持軸8にモータ2の駆動トルクが伝達され、ピニオンギア支持軸8と共にピニオ ンギア3が回転する。従って、ピニオンギア3は、リングギア4に突入して噛み 合った後、モータ2からの伝達トルクによりリングギア4を駆動することができ る。
【0014】 ところで、本実施例に於けるモータ2のケーシングは、軸線方向中間部に設け られた円筒状のヨーク14と、その軸線方向後方開口部を覆うリアエンドカバー 15と、前方開口部を覆うと共にマグネットスイッチ5を支持し得るフロントブ ラケット16とからなる。このフロントブラケット16は、前記した入力ギア1 2及び一方向クラッチ13やピニオンギア支持軸8などを収納すると共に、エン ジン本体に取り付けられるギアカバー17に一体的に固着されている。
【0015】 フロントブラケット16は、図1に示されるように、その周方向に略3等分さ れた位置でギアカバー17にねじ止めされているが、その内の2個所が、2本の フロントブラケットセットボルト18にて止められている。モータ2のケーシン グを構成するヨーク14・リアエンドカバー15は、軸線方向に延在する2本の モータセットボルト19a・19bにて、モータ軸線に対して対称位置をねじ止 めされている。上記両モータセットボルトの一方のモータセットボルト19bが 、フロントブラケット16を貫通してギアカバー17に達するように設けられて 、ギアカバー17に形成されためねじ部17aに、モータセットボルト19bの 先端のねじ部がねじ込まれており、フロントブラケット16をギアカバー17に 3点止めする3個所の内1個所が、一方のモータセットボルト19bにより兼ね られている。
【0016】 モータ2のロータ軸21は、その両端部を、リアエンドカバー15とフロント ブラケット16とに設けられた各軸受部材20a・20bにより回転自在に支持 されている。ロータ軸21の中間部にはアーマチュアコイル22が巻装されてお り、ロータ軸21のリアエンドカバー15側にはコンミテータ23が同軸的に固 着されており、リアエンドカバー15にはコンミテータ23に摺接するブラシ2 4が設けられている。そして、ヨーク14の内周面上には、その周方向に6極の 円弧状のパーマネントマグネット25が等ピッチにて配設されている。なお、こ れらマグネット25が図示されない位置決め手段により固定されており、対称位 置の各隣合うマグネット同士の各周方向端面間に、それぞれ各モータセットボル ト19a・19bの中間部が受容されている。
【0017】 このように、両モータセットボルト19a・19bが、モータケーシング内に 受容されており、図1に良く示されるようにモータケーシングの外周面より半径 方向外向きに突出する部分がない。従って、エンジンに取り付けた際のスタータ 1のレイアウト性を向上し得る。また、1方のモータセットボルト19bを用い て、フロントブラケット16のギアカバー17への固定も行っており、モータケ ーシングの固定とフロントブラケット16の固定とを、1本のモータセットボル ト19bにて兼ねることにより、スタータ1のアッセンブリに於けるセットボル トの使用本数を好適に減らすことができる。
【0018】
【考案の効果】 このように本考案によれば、スタータ・アッセンブリに於いて組立に使用する セットボルトの本数を減らすことができ、部品コスト及び製造コストを低減し得 ると共に、スタータ・アッセンブリに於けるレイアウト性及びスタータのエンジ ンへの取り付けレイアウト性を向上し得る。さらに、モータセットボルトをモー タケーシング内を通すことにより、モータの外面に突出部を無くすことができ、 上記各レイアウト性をより一層向上し得るなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された自動車のエンジンに取り付
けられるスタータの軸線方向後方から見た背面図。
【図2】スタータの要部を軸線方向に沿って破断して示
す側断面図。
【符号の説明】
1 スタータ 2 モータ 3 ピニオンギア 4 リングギア 5 マグネットスイッチ 6 可動鉄心 7 シフトレバー 8 ピニオンギア支持軸 9 シフト軸 9a ロッドストッパ 10 シフトスプリング 11 リターンスプリング 12 入力ギア 13 一方向クラッチ 14 ヨーク 15 リアエンドカバー 16 フロントブラケット 17 ギアカバー 18 フロントブラケットセットボルト 19a・19b モータセットボルト 20a・20b 軸受部材 21 ロータ軸 22 アーマチュアコイル 23 コンミテータ 24 ブラシ 25 マグネット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの駆動力をマグネットスイッチの動
    作に応じてエンジンのリングギアに選択的に伝達するた
    めのギア伝達部を収納するギアカバーに、フロントブラ
    ケットを介して前記モータ及び前記マグネットスイッチ
    が一体的に取り付けられている形式のスタータであっ
    て、 前記モータのケーシングを前記フロントブラケットに取
    り付けるためのモータセットボルトが前記モータケーシ
    ング内を通るように設けられ、かつ前記モータセットボ
    ルトの少なくとも1本が、前記フロントブラケットを前
    記ギアカバーに固設するためのボルトの一部として用い
    られるように、前記フロントブラケットを貫通して前記
    ギアカバーに達するように取り付けられていることを特
    徴とするスタータ。
JP4233292U 1992-05-27 1992-05-27 スタータ Pending JPH0596467U (ja)

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JP4233292U JPH0596467U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 スタータ

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JP4233292U JPH0596467U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 スタータ

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