JPH0596398A - 鋼帯接続装置 - Google Patents
鋼帯接続装置Info
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- JPH0596398A JPH0596398A JP19322191A JP19322191A JPH0596398A JP H0596398 A JPH0596398 A JP H0596398A JP 19322191 A JP19322191 A JP 19322191A JP 19322191 A JP19322191 A JP 19322191A JP H0596398 A JPH0596398 A JP H0596398A
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- welding machine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、薄板のめっき処理ラインにおける
先行鋼帯と後続鋼帯とのくの字接続を防止する鋼帯接続
装置。 【構成】 溶接機の出口近傍で先行鋼帯の幅中心位置を
少なくとも二箇所で検出する第１の位置検出手段と、溶
接機の入口近傍で後続鋼帯の幅中心位置を少なくとも二
箇所で検出する第２の位置検出手段と、これらの位置検
出結果に基づき先行鋼帯および後続鋼帯をそれぞれ幅方
向に移動させ、溶接予定線における両者の幅中心位置を
一致させる位置合わせ手段と、を有する。
先行鋼帯と後続鋼帯とのくの字接続を防止する鋼帯接続
装置。 【構成】 溶接機の出口近傍で先行鋼帯の幅中心位置を
少なくとも二箇所で検出する第１の位置検出手段と、溶
接機の入口近傍で後続鋼帯の幅中心位置を少なくとも二
箇所で検出する第２の位置検出手段と、これらの位置検
出結果に基づき先行鋼帯および後続鋼帯をそれぞれ幅方
向に移動させ、溶接予定線における両者の幅中心位置を
一致させる位置合わせ手段と、を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、めっき、熱処理等の
処理が連続でなされる薄板鋼帯をオンラインで接続する
鋼帯接続装置に関する。
処理が連続でなされる薄板鋼帯をオンラインで接続する
鋼帯接続装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、薄板表面処理ラインでは、コイ
ル薄板（鋼帯）を巻き解きつつめっき浴に連続送給し、
一方のペイオフリ−ルの鋼帯を巻き解きおわると、先行
の鋼帯の尾端部を溶接機内に一時的に滞在させ、別のペ
イオフリ−ルから後続の鋼帯を溶接機に送給し、先行鋼
帯の尾端部と後続鋼帯の先端部とを溶接する。溶接に先
立ち、先行鋼帯の板幅中心と後続鋼帯の板幅中心とを正
確に位置合わせする必要がある。
ル薄板（鋼帯）を巻き解きつつめっき浴に連続送給し、
一方のペイオフリ−ルの鋼帯を巻き解きおわると、先行
の鋼帯の尾端部を溶接機内に一時的に滞在させ、別のペ
イオフリ−ルから後続の鋼帯を溶接機に送給し、先行鋼
帯の尾端部と後続鋼帯の先端部とを溶接する。溶接に先
立ち、先行鋼帯の板幅中心と後続鋼帯の板幅中心とを正
確に位置合わせする必要がある。
【０００３】両者の板幅中心の位置合わせは、先行鋼帯
および後続鋼帯の長手方向の各１点の位置で各板幅中心
を検出し、各板幅中心位置のずれ量を測定する。この測
定ずれ量に基づき後続鋼帯の先端部を幅方向に所定量だ
け移動させ、溶接機内の溶接予定線（溶接中心線）にお
ける先行鋼帯の板幅中心に後続鋼帯の板幅中心を一致さ
せる。
および後続鋼帯の長手方向の各１点の位置で各板幅中心
を検出し、各板幅中心位置のずれ量を測定する。この測
定ずれ量に基づき後続鋼帯の先端部を幅方向に所定量だ
け移動させ、溶接機内の溶接予定線（溶接中心線）にお
ける先行鋼帯の板幅中心に後続鋼帯の板幅中心を一致さ
せる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接続方法においては、先行鋼帯の中心線と後続鋼帯の中
心線がラインの長手方向中心線に平行に位置ずれしてい
る場合は両者を一直線に接続することができるが、両者
の中心線がある角度をもって位置ずれしている場合は両
者が接続部で折れ曲がり、所謂「くの字」を呈する。特
に、薄板ラインでは鋼帯を毎分数百メ−トルの速度で高
速送給するため、鋼帯の端部が幅方向に位置ずれしやす
い。このため、溶接機内では先行鋼帯および後続鋼帯の
中心線が平行に位置ずれすることは少なく、ほとんどの
場合に両者の中心線が斜めにずれるので、くの字接続が
多発し、後工程において種々の不都合を生じる。
接続方法においては、先行鋼帯の中心線と後続鋼帯の中
心線がラインの長手方向中心線に平行に位置ずれしてい
る場合は両者を一直線に接続することができるが、両者
の中心線がある角度をもって位置ずれしている場合は両
者が接続部で折れ曲がり、所謂「くの字」を呈する。特
に、薄板ラインでは鋼帯を毎分数百メ−トルの速度で高
速送給するため、鋼帯の端部が幅方向に位置ずれしやす
い。このため、溶接機内では先行鋼帯および後続鋼帯の
中心線が平行に位置ずれすることは少なく、ほとんどの
場合に両者の中心線が斜めにずれるので、くの字接続が
多発し、後工程において種々の不都合を生じる。
【０００５】このような「くの字」接続を防止するため
に、オ−トワイドセンサ等の検出器を用いて両者の中心
線の位置ずれを検出することが考えられるが、空きスペ
−ス等の関係から溶接機本体内の溶接予定線の近傍にこ
のような検出器を新たに設置することはほとんど不可能
である。
に、オ−トワイドセンサ等の検出器を用いて両者の中心
線の位置ずれを検出することが考えられるが、空きスペ
−ス等の関係から溶接機本体内の溶接予定線の近傍にこ
のような検出器を新たに設置することはほとんど不可能
である。
【０００６】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであって、先行鋼帯と後続鋼帯との位置ずれ
を適正に修正することができ、くの字接続を有効に防止
することができる鋼帯接続方法を提供することを目的と
する。
されたものであって、先行鋼帯と後続鋼帯との位置ずれ
を適正に修正することができ、くの字接続を有効に防止
することができる鋼帯接続方法を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鋼帯接続
装置は、溶接機の出口近傍で先行鋼帯の幅中心位置を少
なくとも二箇所で検出する第１の位置検出手段と、溶接
機の入口近傍で後続鋼帯の幅中心位置を少なくとも二箇
所で検出する第２の位置検出手段と、これらの位置検出
結果に基づき先行鋼帯および後続鋼帯をそれぞれ幅方向
に移動させ、溶接予定線における両者の幅中心位置を一
致させる位置合わせ手段と、を有することを特徴とす
る。
装置は、溶接機の出口近傍で先行鋼帯の幅中心位置を少
なくとも二箇所で検出する第１の位置検出手段と、溶接
機の入口近傍で後続鋼帯の幅中心位置を少なくとも二箇
所で検出する第２の位置検出手段と、これらの位置検出
結果に基づき先行鋼帯および後続鋼帯をそれぞれ幅方向
に移動させ、溶接予定線における両者の幅中心位置を一
致させる位置合わせ手段と、を有することを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】この発明に係る鋼帯接続装置においては、第１
の位置検出手段により先行鋼帯の尾端部近傍の二箇所で
幅中心位置を検出するとともに、第２の位置検出手段に
より後続鋼帯の先端部近傍の二箇所で幅中心位置を検出
し、これらの検出結果に基づき位置合わせ手段により先
行鋼帯尾端部および後続鋼帯先端部を幅方向に移動さ
せ、両者の幅中心線をパスラインに位置させる。
の位置検出手段により先行鋼帯の尾端部近傍の二箇所で
幅中心位置を検出するとともに、第２の位置検出手段に
より後続鋼帯の先端部近傍の二箇所で幅中心位置を検出
し、これらの検出結果に基づき位置合わせ手段により先
行鋼帯尾端部および後続鋼帯先端部を幅方向に移動さ
せ、両者の幅中心線をパスラインに位置させる。
【０００９】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら、この発明
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
【００１０】図１に示すように、連続めっき処理ライン
の上流側に二台のペイオフリ−ル３，４が設置され、一
方のリ−ル３から巻き解かれた鋼帯２ａがめっき浴（図
示せず）に連続送給されるようになっている。先行鋼帯
２ａが終了すると、他方のリ−ル４からの鋼帯２ｂが後
続するようになっている。めっき浴とペイオフリ−ル
３，４との間のライン上には溶接機１０が設置され、先
行鋼帯２ａの尾端部に後続鋼帯２ｂの先端部が溶接され
るようになっている。溶接機１０にはナロ−ラップシ−
ム溶接機が用いられている。先行鋼帯２ａは１対のロ−
ル６により上方のパスラインを通過するように搬送され
る。後続鋼帯２ｂは下方のパスラインを通過するように
搬送される。なお、剪断機５が溶接機１０及びペイオフ
リ−ル３，４の間にそれぞれ設けられ、鋼帯が剪断され
るようになっている。
の上流側に二台のペイオフリ−ル３，４が設置され、一
方のリ−ル３から巻き解かれた鋼帯２ａがめっき浴（図
示せず）に連続送給されるようになっている。先行鋼帯
２ａが終了すると、他方のリ−ル４からの鋼帯２ｂが後
続するようになっている。めっき浴とペイオフリ−ル
３，４との間のライン上には溶接機１０が設置され、先
行鋼帯２ａの尾端部に後続鋼帯２ｂの先端部が溶接され
るようになっている。溶接機１０にはナロ−ラップシ−
ム溶接機が用いられている。先行鋼帯２ａは１対のロ−
ル６により上方のパスラインを通過するように搬送され
る。後続鋼帯２ｂは下方のパスラインを通過するように
搬送される。なお、剪断機５が溶接機１０及びペイオフ
リ−ル３，４の間にそれぞれ設けられ、鋼帯が剪断され
るようになっている。
【００１１】図２及び図３に示すように、複数のサイド
ガイド２０が溶接機１０の出口側及び入口側にそれぞれ
設けられ、先行鋼帯２ａ及び後続鋼帯２ｂを幅方向両側
からパスラインＰＬに向けて幅寄せするようになってい
る。また、複数の位置検出用のセンサカメラ７が、鋼帯
搬送路の上方で、鋼帯２ａ，２ｂの幅方向両端部を見下
ろすように設けられている。各搬送路の下方には光源８
がそれぞれ設けられている。光源８の光軸はセンサカメ
ラ７の光軸に一致するように、両者は向き合っている。
センサカメラ７、光源８及びサイドガイド２０は、溶接
機１０の上流側の上方搬送路及び下方搬送路、並びに溶
接機１０の下流側の搬送路のそれぞれの適所に２台ずつ
設置されている。
ガイド２０が溶接機１０の出口側及び入口側にそれぞれ
設けられ、先行鋼帯２ａ及び後続鋼帯２ｂを幅方向両側
からパスラインＰＬに向けて幅寄せするようになってい
る。また、複数の位置検出用のセンサカメラ７が、鋼帯
搬送路の上方で、鋼帯２ａ，２ｂの幅方向両端部を見下
ろすように設けられている。各搬送路の下方には光源８
がそれぞれ設けられている。光源８の光軸はセンサカメ
ラ７の光軸に一致するように、両者は向き合っている。
センサカメラ７、光源８及びサイドガイド２０は、溶接
機１０の上流側の上方搬送路及び下方搬送路、並びに溶
接機１０の下流側の搬送路のそれぞれの適所に２台ずつ
設置されている。
【００１２】図４及び図５に示すように、サイドガイド
２０のスクリュウ２４は、鋼帯搬送路の下方を幅方向に
横断するように延びている。スクリュウ２４の一端には
モ−タ２２の軸が連結されている。また、スクリュウ２
４には可動台２１ａ，２３ａがナットを介して螺合し、
両者は所望の間隔で向き合っている。可動台２１ａには
ガイドロ−ラ２１が搭載され、可動台２３ａにはガイド
ロ−ラ２３が搭載されている。各ガイドロ−ラ２１，２
３は軸が垂直になるように設けられ、ロ−ル面は軟質材
料でつくられている。なお、スクリュウ２４は、両可動
台２１ａ，２３ａがパスラインＰＬを中心に対称に移動
するように、パスラインＰＬの両側で逆向きのネジが切
ってある。
２０のスクリュウ２４は、鋼帯搬送路の下方を幅方向に
横断するように延びている。スクリュウ２４の一端には
モ−タ２２の軸が連結されている。また、スクリュウ２
４には可動台２１ａ，２３ａがナットを介して螺合し、
両者は所望の間隔で向き合っている。可動台２１ａには
ガイドロ−ラ２１が搭載され、可動台２３ａにはガイド
ロ−ラ２３が搭載されている。各ガイドロ−ラ２１，２
３は軸が垂直になるように設けられ、ロ−ル面は軟質材
料でつくられている。なお、スクリュウ２４は、両可動
台２１ａ，２３ａがパスラインＰＬを中心に対称に移動
するように、パスラインＰＬの両側で逆向きのネジが切
ってある。
【００１３】図７及び図８に示すように、溶接機１０は
１対のクランプ１２及び１対のシャ−１８を内部に備え
ている。上流側のクランプ１２にはシリンダ１３のロッ
ド１４が連結されている。下流側のクランプ１２にはレ
バ−１６が連結され、支軸１５を介してレバ−１６はシ
リンダ１３のロッド１４に連結されている。レバ−１６
は支軸１０１を中心に揺動するようになっている。な
お、各クランプ１２は、幅方向に移動可能に幅方向移動
機構（図示せず）を備えている。次に、図６のフロ−チ
ャ−トを参照しながら先行鋼帯に後続鋼帯を接続する場
合について説明する。
１対のクランプ１２及び１対のシャ−１８を内部に備え
ている。上流側のクランプ１２にはシリンダ１３のロッ
ド１４が連結されている。下流側のクランプ１２にはレ
バ−１６が連結され、支軸１５を介してレバ−１６はシ
リンダ１３のロッド１４に連結されている。レバ−１６
は支軸１０１を中心に揺動するようになっている。な
お、各クランプ１２は、幅方向に移動可能に幅方向移動
機構（図示せず）を備えている。次に、図６のフロ−チ
ャ−トを参照しながら先行鋼帯に後続鋼帯を接続する場
合について説明する。
【００１４】第１ペイオフリ−ル３のコイル残量が少な
くなると、剪断機５で鋼帯２ａを剪断し、鋼帯２ａの尾
端部を溶接機１０の機内に送る（工程４１）。次いで、
第２ペイオフリ−ル４から後続の鋼帯２ｂの先端部を溶
接機１０の機内に送る（工程４２）。溶接機１０の出口
側のサイドガイド２０により先行鋼帯２ａの尾端部をパ
スラインＰＬに向かって寄せるとともに、溶接機１０の
入口側のサイドガイド２０により後続鋼帯２ｂの先端部
をパスラインＰＬに向かって寄せ、それぞれを芯合わせ
する（工程４３）。先行鋼帯２ａの尾端部近傍を下流側
クランプ１２で把持する（工程４４）。先行鋼帯２ａの
中心線ＣＬ１を位置検出する（工程４５）。
くなると、剪断機５で鋼帯２ａを剪断し、鋼帯２ａの尾
端部を溶接機１０の機内に送る（工程４１）。次いで、
第２ペイオフリ−ル４から後続の鋼帯２ｂの先端部を溶
接機１０の機内に送る（工程４２）。溶接機１０の出口
側のサイドガイド２０により先行鋼帯２ａの尾端部をパ
スラインＰＬに向かって寄せるとともに、溶接機１０の
入口側のサイドガイド２０により後続鋼帯２ｂの先端部
をパスラインＰＬに向かって寄せ、それぞれを芯合わせ
する（工程４３）。先行鋼帯２ａの尾端部近傍を下流側
クランプ１２で把持する（工程４４）。先行鋼帯２ａの
中心線ＣＬ１を位置検出する（工程４５）。
【００１５】一方、後続鋼帯２ｂの先端部が溶接機内を
通過したことを検知すると、後続鋼帯２ｂの先端部近傍
を上流側クランプ１２で把持する（工程４６）。後続鋼
帯２ｂの中心線ＣＬ２を位置検出する（工程４７）。
通過したことを検知すると、後続鋼帯２ｂの先端部近傍
を上流側クランプ１２で把持する（工程４６）。後続鋼
帯２ｂの中心線ＣＬ２を位置検出する（工程４７）。
【００１６】次いで、図７に示すように、先行鋼帯２ａ
の尾端部２ｃおよび後続鋼帯２ｂの先端部２ｄを各シャ
−１８でそれぞれ切り落とし、対向する両者の端部を揃
える（工程４８）。
の尾端部２ｃおよび後続鋼帯２ｂの先端部２ｄを各シャ
−１８でそれぞれ切り落とし、対向する両者の端部を揃
える（工程４８）。
【００１７】図８に示すように、下流側シリンダ１３の
ロッド１４を突出させ、先行鋼帯２ａの尾端部を上方に
若干量持ち上げる（工程４９）。一方、上流側シリンダ
１３のロッド１４を突出させ、後続鋼帯２ｂの先端部を
前進させる（工程５０）。後続鋼帯２ｂを幅方向に移動
させ、後続鋼帯２ｂの先端部を先行鋼帯２ａの尾端部に
クロスアジャストする（工程５１）。図９乃至図１２を
参照しながら、先行鋼帯２ａ及び後続鋼帯２ｂのクロス
アジャスト動作について説明する。
ロッド１４を突出させ、先行鋼帯２ａの尾端部を上方に
若干量持ち上げる（工程４９）。一方、上流側シリンダ
１３のロッド１４を突出させ、後続鋼帯２ｂの先端部を
前進させる（工程５０）。後続鋼帯２ｂを幅方向に移動
させ、後続鋼帯２ｂの先端部を先行鋼帯２ａの尾端部に
クロスアジャストする（工程５１）。図９乃至図１２を
参照しながら、先行鋼帯２ａ及び後続鋼帯２ｂのクロス
アジャスト動作について説明する。
【００１８】先行鋼帯２ａ及び後続鋼帯２ｂの各二箇所
にて幅中心をそれぞれ測定する。各測定点は、長手方向
の座標位置および測定点相互間距離が予め定められてい
る。これら４つの測定点に基づき各中心線ＣＬ１，ＣＬ
２を次のように求める。
にて幅中心をそれぞれ測定する。各測定点は、長手方向
の座標位置および測定点相互間距離が予め定められてい
る。これら４つの測定点に基づき各中心線ＣＬ１，ＣＬ
２を次のように求める。
【００１９】サイドガイド２０で先行鋼帯２ａ及び後続
鋼帯２ｂの横振れを両側から規制した状態では、溶接機
のクランプ１２によるクロスアジャスト量Ｃａは下記
（１）〜（３）式により求めることができる。 Ｃａ＝ｌT0−ｌB0 …（１） ｌB0＝（ＬB1／ＬB2）・（ｌB1−ｌB2）＋ｌB1 …（２） ｌT0＝（ＬT1／ＬT2）・（ｌT1−ｌT2）＋ｌT1 …（３）
鋼帯２ｂの横振れを両側から規制した状態では、溶接機
のクランプ１２によるクロスアジャスト量Ｃａは下記
（１）〜（３）式により求めることができる。 Ｃａ＝ｌT0−ｌB0 …（１） ｌB0＝（ＬB1／ＬB2）・（ｌB1−ｌB2）＋ｌB1 …（２） ｌT0＝（ＬT1／ＬT2）・（ｌT1−ｌT2）＋ｌT1 …（３）
【００２０】ただし、ｌB0は溶接予定線１１における先
行鋼帯２ａの中心線ＣＬ１のパスラインＰＬからの変位
量、ＬB1は溶接予定線１１から先行鋼帯２ａの第１測定
点までの距離、ＬB2は先行鋼帯２ａの第１測定点と第２
測定点との相互間距離、ｌB1はパスラインＰＬからの先
行鋼帯２ａの第１測定点の変位量、ｌB2はパスラインＰ
Ｌからの先行鋼帯２ａの第２測定点の変位量をそれぞれ
表わす。
行鋼帯２ａの中心線ＣＬ１のパスラインＰＬからの変位
量、ＬB1は溶接予定線１１から先行鋼帯２ａの第１測定
点までの距離、ＬB2は先行鋼帯２ａの第１測定点と第２
測定点との相互間距離、ｌB1はパスラインＰＬからの先
行鋼帯２ａの第１測定点の変位量、ｌB2はパスラインＰ
Ｌからの先行鋼帯２ａの第２測定点の変位量をそれぞれ
表わす。
【００２１】また、ｌT0は溶接予定線１１における後続
鋼帯２ｂの中心線ＣＬ２のパスラインＰＬからのずれ
量、ＬT1は溶接予定線１１から後続鋼帯２ｂの第１測定
点までの距離、ＬT2は後続鋼帯２ｂの第１測定点と第２
測定点との相互間距離、ｌT1はパスラインＰＬからの後
続鋼帯２ｂの第１測定点の変位量、ｌT2はパスラインＰ
Ｌからの後続鋼帯２ｂの第２測定点の変位量をそれぞれ
表わす。
鋼帯２ｂの中心線ＣＬ２のパスラインＰＬからのずれ
量、ＬT1は溶接予定線１１から後続鋼帯２ｂの第１測定
点までの距離、ＬT2は後続鋼帯２ｂの第１測定点と第２
測定点との相互間距離、ｌT1はパスラインＰＬからの後
続鋼帯２ｂの第１測定点の変位量、ｌT2はパスラインＰ
Ｌからの後続鋼帯２ｂの第２測定点の変位量をそれぞれ
表わす。
【００２２】クロスアジャスト後、傾斜された先行鋼帯
２ａを水平に戻し、溶接予定線１１にて先行鋼帯２ａの
尾端部を後続鋼帯２ｂの先端部に重ね合わせる（工程５
２）。次いで、両クランプ電極に通電し、両者をシ−ム
溶接する（工程５３）。溶接完了後、各クランプ１２を
解除し（工程５４）、実質的に一直線に接続された鋼帯
２ａ，２ｂを下流側へ搬送し、連続めっき処理を再開す
る。
２ａを水平に戻し、溶接予定線１１にて先行鋼帯２ａの
尾端部を後続鋼帯２ｂの先端部に重ね合わせる（工程５
２）。次いで、両クランプ電極に通電し、両者をシ−ム
溶接する（工程５３）。溶接完了後、各クランプ１２を
解除し（工程５４）、実質的に一直線に接続された鋼帯
２ａ，２ｂを下流側へ搬送し、連続めっき処理を再開す
る。
【００２３】上記実施例によれば、先行鋼帯２ａおよび
後続鋼帯２ｂの接続部における「みなしくの字」化傾向
が下記（４）式のθｃ量だけ減少し、鋼帯接続部の直線
化が推進された。 θｃ＝arctan（Ｃａ／ＬT0） …（４）
後続鋼帯２ｂの接続部における「みなしくの字」化傾向
が下記（４）式のθｃ量だけ減少し、鋼帯接続部の直線
化が推進された。 θｃ＝arctan（Ｃａ／ＬT0） …（４）
【００２４】また、先行・後続鋼帯２ａ，２ｂの両端面
が揃うようになるので、電極部での放電スパ−クや鋼帯
破断などの事故を防止することができた。すなわち、こ
れらの事故は１年間に６回程度生じていたが、これを実
質的に皆無にすることができた。
が揃うようになるので、電極部での放電スパ−クや鋼帯
破断などの事故を防止することができた。すなわち、こ
れらの事故は１年間に６回程度生じていたが、これを実
質的に皆無にすることができた。
【００２５】
【発明の効果】この発明によれば、後続鋼帯を先行鋼帯
に対して実質的に一直線に接続することができ、所謂く
の字接続を防止することができる。また、溶接機クラン
プ電極における放電スパ−クの発生を防ぐことができる
ので、鋼帯の破断を防止でき、電極が長寿命化する。
に対して実質的に一直線に接続することができ、所謂く
の字接続を防止することができる。また、溶接機クラン
プ電極における放電スパ−クの発生を防ぐことができる
ので、鋼帯の破断を防止でき、電極が長寿命化する。
【図１】薄板のめっき処理ラインの上流側を示す模式
図。
図。
【図２】この発明の実施例に係る鋼帯接続装置を上方か
ら見て示す模式図。
ら見て示す模式図。
【図３】この発明の実施例に係る鋼帯接続装置を側方か
ら見て示す模式図。
ら見て示す模式図。
【図４】サイドガイドを鋼帯搬送方向から見て示す模式
図。
図。
【図５】サイドガイドを鋼帯搬送方向から見て示す模式
図。
図。
【図６】鋼帯接続装置による接続手順を示すフロ−チャ
−ト。
−ト。
【図７】溶接機内部の部分断面模式図。
【図８】溶接機内部の部分断面模式図。
【図９】先行鋼帯の尾端部および後続鋼帯の先端部を拡
大して示す平面模式図。
大して示す平面模式図。
【図１０】先行鋼帯の尾端部および後続鋼帯の先端部を
拡大して示す平面模式図。
拡大して示す平面模式図。
【図１１】先行鋼帯の尾端部および後続鋼帯の先端部を
拡大して示す平面模式図。
拡大して示す平面模式図。
【図１２】先行鋼帯の尾端部と後続鋼帯の先端部とを突
き合わせた状態を示す平面模式図。
き合わせた状態を示す平面模式図。
２ａ，２ｂ；鋼帯、７；センサカメラ、８；光源、１
０；溶接機、１２；クランプ、１８；シャ−、２０；サ
イドガイド
０；溶接機、１２；クランプ、１８；シャ−、２０；サ
イドガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１０月３０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２５】
【発明の効果】この発明によれば、後続鋼帯を先行鋼帯
に対して実質的に一直線に接続することができ、所謂く
の字接続を防止することができる。また、めっき処理ラ
インでは、メッキ電極における放電スパークの発生を防
ぐことができるので、鋼帯の破断を防止でき、電極が長
寿命化する。
に対して実質的に一直線に接続することができ、所謂く
の字接続を防止することができる。また、めっき処理ラ
インでは、メッキ電極における放電スパークの発生を防
ぐことができるので、鋼帯の破断を防止でき、電極が長
寿命化する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２３Ｋ 103:04
Claims (1)
- 【請求項１】 溶接機の出口近傍で先行鋼帯の幅中心位
置を少なくとも二箇所で検出する第１の位置検出手段
と、溶接機の入口近傍で後続鋼帯の幅中心位置を少なく
とも二箇所で検出する第２の位置検出手段と、これらの
位置検出結果に基づき先行鋼帯および後続鋼帯をそれぞ
れ幅方向に移動させ、溶接予定線における両者の幅中心
位置を一致させる位置合わせ手段と、を有することを特
徴とする鋼帯接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19322191A JPH0596398A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 鋼帯接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19322191A JPH0596398A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 鋼帯接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596398A true JPH0596398A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=16304333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19322191A Pending JPH0596398A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 鋼帯接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596398A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6318623B1 (en) | 2000-02-25 | 2001-11-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Strip connecting apparatus |
| CN111168317A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-19 | 上海卓然工程技术股份有限公司 | 一种用于自动焊接机器人的自动对口装置及方法 |
| CN113695719A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-11-26 | 攀钢集团西昌钢钒有限公司 | 一种焊缝质量检查方法及系统 |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP19322191A patent/JPH0596398A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6318623B1 (en) | 2000-02-25 | 2001-11-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Strip connecting apparatus |
| CN111168317A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-19 | 上海卓然工程技术股份有限公司 | 一种用于自动焊接机器人的自动对口装置及方法 |
| CN113695719A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-11-26 | 攀钢集团西昌钢钒有限公司 | 一种焊缝质量检查方法及系统 |
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