JPH0596046A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0596046A
JPH0596046A JP26190091A JP26190091A JPH0596046A JP H0596046 A JPH0596046 A JP H0596046A JP 26190091 A JP26190091 A JP 26190091A JP 26190091 A JP26190091 A JP 26190091A JP H0596046 A JPH0596046 A JP H0596046A
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JP
Japan
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opening
state
force
lamp
closing
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Application number
JP26190091A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0596046A publication Critical patent/JPH0596046A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉部材が開方向に変動しなくなるという不
都合が生じることなく、玉噛みを防止する。 【構成】 ソレノイド27は、開閉板6を閉方向に回動
させるための閉方向回動力を作用させる力作用状態と、
その閉方向回動力を解除する力解除状態とに切換可能で
あり、開閉板6を、ソレノイド27の力解除状態で開方
向に回動する所定の大きさの回動力が生ずるように構成
し、ソレノイド27が力解除状態に切換わることによ
り、開閉板6が回動力の作用により開方向に回動するよ
うにし、小さな力で開閉板が開方向に回動するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、詳しくは、
遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利
な第2の状態とに変化自在な可変入賞球装置を有する弾
球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に打
込まれた打玉が所定の入賞領域に入賞したことに基づい
て、可変入賞球装置の入賞開口を開閉する開閉部材の一
例の開閉板が開方向に変動(回動)されて遊技者にとっ
て有利な第1の状態に切換わるように構成されたものが
あった。そして、この可変入賞球装置は、ソレノイド等
の駆動源が設けられており、その駆動源の駆動力が前記
開閉板に伝達されてその駆動力により開閉板が開方向に
揺動されるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可変入賞球
装置の開閉板の前面側に対向する位置には内ガラス等の
対向部材が位置しており、開閉板が開方向に揺動しよう
としている最中にたまたま遊技領域を上方から落下して
きた打玉がその開閉板と前記対向部材との間に挟まって
玉噛みが生ずるという不都合が生ずる場合があった。
【0004】そこで、開閉板の開方向への揺動力を玉噛
みが生じない程度に弱めるべく、開閉板を駆動するため
の駆動源の駆動力を小さなものにするように構成するこ
とが考えられる。しかし、このように構成した場合に
は、駆動源の駆動力が弱すぎて開閉板が開方向に回動し
なくなるという不都合が生ずる欠点がある。
【0005】この欠点が生ずる理由としては、たとえ
ば、次のようなものが考えられる。すなわち、従来の弾
球遊技機においては、駆動源が動いてその動きが開閉板
にまで伝達されてその開閉板が開方向に回動するのであ
り、開閉板を開方向に回動させるためには、少なくとも
駆動源の動きによって生ずる摩擦力と開閉板の開方向へ
の回動によって生ずる摩擦力との和以上の力が必要にな
ってくる。ところが、これらの摩擦力は動摩擦よりも静
摩擦のほうが大きいという力学上の法則からして、開閉
板を開方向に回動させるためには、少なくとも駆動源の
静摩擦と開閉板の静摩擦との和を超える力が必要になっ
てくる。そこで、静摩擦の和以上の力を駆動源に発揮さ
せてその力を利用して開閉板を開方向に揺動させるよう
に構成する必要があるが、そのように構成した場合に
は、開閉板が開方向に回動し始めて動摩擦状態に移行し
た場合には、静摩擦の合計と動摩擦の合計との差からな
る力が余分に開閉板に加わることになり、比較的大きな
力が開閉板に加わって前述した玉噛み現象が発生してし
まうのである。
【0006】すなわち、従来の弾球遊技機においては、
可変入賞球装置の開閉板を開方向に回動する際に、その
開閉板の開方向への摩擦抵抗ばかりでなく開閉板を駆動
させるための駆動源の摩擦抵抗をも考慮し、それらの摩
擦抵抗(静摩擦の抵抗)を超える力を駆動源に発揮させ
てその力により開閉板を開方向に回動させざるを得なか
ったために、開閉板や駆動源が静摩擦状態を脱して動摩
擦状態に移行した後においては開閉板に余分な力が加わ
ってしまうのである。
【0007】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、開閉部材が開方向に変動しなく
なるという不都合が生じることなく玉噛みを防止するこ
とのできる弾球遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技者にとっ
て有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態
とに変化自在な可変入賞球装置を有する弾球遊技機であ
って、前記可変入賞球装置は、打玉が入賞する入賞開口
と、該入賞開口に対し、開方向に変動して前記第1の状
態になるとともに閉方向に変動して前記第2の状態にな
る開閉部材と、所定の駆動源とを含み、前記駆動源は、
前記開閉部材を閉方向に変動させるための閉方向変動力
を作用させる力作用状態と、前記閉方向変動力を解除す
る力解除状態とに切換可能であり、前記開閉部材は、前
記駆動源の力解除状態で開方向に変動する所定の大きさ
の開方向変動力が生じるように構成されており、前記駆
動源が力解除状態に切換わることにより前記開閉板が前
記開方向変動力の作用により開方向に変動することを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、所定の駆動源が開閉部材を閉
方向に変動させるための閉方向変動力を作用させる力作
用状態になっている場合に、開閉部材が入賞開口に対し
閉方向に変動されて遊技者にとって不利な第2の状態に
なる。一方、この駆動源は、前記力作用状態から前記閉
方向変動力を解除する力解除状態に切換可能であり、そ
の力解除状態では、前記開閉部材が開方向に変動する所
定の大きさの変動力が生じるように構成されている。そ
の結果、駆動源が力解除状態に切換わることにより、前
記開閉部材が前記変動力の作用により開方向に変動す
る。
【0010】つまり、開閉部材に対する対向部材と開閉
部材との間での玉噛みが問題となる開閉部材の開方向へ
の変動時においては、開閉部材を開方向に変動させるた
めの力は何ら駆動源から開閉部材に付与されないのであ
り、その結果、駆動源に発生する摩擦抵抗をも考慮して
開方向への大きな力を開閉部材に付与する必要がなく、
その分小さな力により開閉部材を開方向に変動させるこ
とが可能となる。
【0011】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本発明においては、弾球遊技
機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、その他コイン
遊技機やアレパチ等、弾球遊技機としてはどのようなも
のであってもよい。
【0012】図1は、本発明に係る弾球遊技機の一例の
パチンコ遊技機の遊技盤面を示す正面図である。
【0013】遊技盤1の前面には、パチンコ玉が打込ま
れる遊技領域2が形成されている。この遊技領域2に
は、複数種類の識別情報が可変表示可能な図柄表示部2
8を有する可変表示装置3と、可変入賞球装置4とが配
設されている。さらに、遊技領域2には、可変表示装置
3の下方位置に始動入賞口10aが設けられているとと
もに、可変入賞球装置4の開閉部材の一例の開閉板6の
左右位置に入賞領域の一例の始動入賞口10b,10c
が設けられており、これら始動入賞口10a,10b,
10cに入賞した入賞玉が、それぞれ始動入賞玉検出ス
イッチ11a,11b,11cにより検出される。それ
らの始動入賞玉検出スイッチ11a〜11cの検出出力
に基づいて、可変表示装置3が可変表示される。この可
変表示装置3の可変表示は、所定時間の経過により停止
制御され、その停止時の表示結果が予め定められた識別
情報の組合せ(たとえば777)になった場合に、可変
入賞球装置4の開閉板6が開成し、パチンコ玉が入賞し
やすい遊技者にとって有利な第1の状態に変化する。な
お、前記可変表示装置3は、遊技者の手動操作により停
止制御するものであってもよく、また、所定時間の経過
または遊技者の停止操作が行なわれたことのうちいずれ
か早いほうの条件が成立したことに基づいて停止制御さ
れるものであってもよい。この可変表示装置3の可変表
示の最中に再度パチンコ玉が始動入賞口10a〜10c
に入賞した場合には、その始動入賞が記憶されてその記
憶値が始動入賞記憶LED16により表示される。この
始動入賞記憶の上限値はたとえば4回に定められてい
る。
【0014】前記可変入賞球装置4の開閉板6が開成し
ている状態では、可変入賞球装置4の入賞領域(入賞開
口)5が開放され、入賞領域5に入賞したパチンコ玉の
うちその入賞領域5の中央に形成されている特定入賞口
(Vポケット)7に入賞したパチンコ玉は、特定入賞玉
検出スイッチ8により検出される。また、入賞領域5に
入賞したパチンコ玉のうち特定入賞口7に入賞しなかっ
たパチンコ玉はすべて10カウント検出スイッチ9によ
り検出される。この可変入賞球装置4の第1の状態は、
所定時間(たとえば30秒間)の経過または特定入賞玉
検出スイッチ8および10カウント検出スイッチ9の検
出出力に基づいた所定個数(たとえば10個)の入賞玉
検出に基づいて終了し、開閉板6が閉成された遊技者に
とって不利な第2の状態に切換わる。なお、この第2の
状態は、パチンコ玉が全く入賞できないものに限らずパ
チンコ玉が入賞困難な状態であってもよい。この可変入
賞球装置4の第1の状態の最中に入賞領域5に入賞した
パチンコ玉が特定入賞口7に入賞すれば、その回の可変
入賞球装置4の第1の状態が終了した後再度可変入賞球
装置4が第1の状態に繰返し継続制御される。この繰返
し継続制御の上限回数はたとえば16回と定められてい
る。遊技領域2には、さらにチャッカー13,通常入賞
口12,14が設けられている。これらチャッカー1
3,通常入賞口12,14ならびに始動入賞口10a〜
10c,可変入賞球装置4にパチンコ玉が入賞すれば、
その入賞玉1個につき所定個数(たとえば15個,始動
入賞口10a〜10cへの入賞の場合は7個)の景品玉
が遊技者に払出される。なお、カード等の記録媒体の記
録情報によって特定される有価価値を用いて遊技が可能
なパチンコ遊技機においては、賞品玉の払出しの代わり
に得点を加算するようにしてもよい。遊技領域2に打込
まれたパチンコ玉がいずれの入賞口や可変入賞球装置4
にも入賞しなかった場合は、アウト玉としてアウト口1
5から回収される。
【0015】図中、20は肩ランプ,21は袖ランプ、
17は可変入賞球装置4が第1の状態となった大当たり
時等に点灯または点滅するサイドランプ、18はレール
飾りランプ、19は風車ランプ、22は前記大当たり時
等に点灯または点滅するアタッカーランプ、23はセン
ターランプA、24はセンターランプB、25は飾りL
ED(A)、26は飾りLED(B)である。
【0016】図2は、液晶表示板28の正面図である。
液晶表示板28の各図柄表示部29,30,31は、複
数のセグメント表示部で構成されている。具体的には、
左図柄表示部29は、メイン表示用のセグメント表示部
29a〜29gと表示を立体的に見せるための立体表示
用のセグメント表示部29a′〜29g′との各セグメ
ント表示部で構成されている。中図柄表示部30は、メ
イン表示用のセグメント表示部30a〜30gと立体表
示用のセグメント表示部30a′〜30g′との各セグ
メント表示部で構成されている。右図柄表示部31は、
メイン表示用のセグメント表示部31a〜31gと立体
表示用のセグメント表示部31a′〜31g′との各セ
グメント表示部で構成されている。大当たりが発生すれ
ば、前述したように可変入賞球装置4の第1の状態が繰
返し継続制御されるのであるが、大当たり中において
は、その繰返し継続制御の継続回数が左図柄表示部29
と中図柄表示部30とにより表示される。その繰返し継
続回数が表示される旨を遊技者に認識させるためにラウ
ンド表示部32が設けられており、左図柄表示部29と
中図柄表示部30とによって継続回数が表示されている
ときにはこのラウンド表示部32が表示される。さら
に、大当たりが発生して可変入賞球装置4が第1の状態
になり、大当たり中においてはその可変入賞球装置4に
入賞した入賞玉の個数が右図柄表示部31により表示さ
れるのであり、その右図柄表示部31によって入賞個数
が表示される旨を認識させるためにカウント表示部33
が設けられており、右図柄表示部31によって入賞個数
が表示されているときにはこのカウント表示部33が表
示される。
【0017】また、これら各セグメント表示部は、緑色
表示用制御信号が入力されることにより緑色に表示さ
れ、赤色表示用制御信号が入力されることにより赤色に
表示され、緑色,赤色の両表示用制御信号が入力される
ことにより黄色に表示される。
【0018】図3は、可変入賞球装置を示す全体正面図
である。可変入賞球装置4は、表面に金メッキ処理が施
された取付基板34により遊技盤面に取付けられる。こ
の取付基板34には、取付基板34が長方形に切抜かれ
た入賞領域5(図1参照)が形成されており、この入賞
領域を開閉する開閉板6がその下辺を中心として前後に
回動自在に設けられている。この開閉板6は図示しない
ソレノイド等の電気的駆動源により開閉駆動される。入
賞領域内には入賞したパチンコ玉の一部が落入可能な特
定入賞口(Vポケット)7が設けられており、その特定
入賞口(Vポケット)7の左右両脇に振分ガイド部材5
6が設けられている。この振分ガイド部材56上に落下
した入賞玉は選択的に特定入賞口(Vポケット)7に誘
導される。なお、図中59は可変入賞球装置4の入賞領
域内に設けられたV表示LEDであり、特定入賞口(V
ポケット)7にパチンコ玉が入賞した場合に点滅表示さ
れるものである。
【0019】開閉板6の下方位置には、打球衝突枠50
が取付基板34から前方に突出形成されており、その打
球衝突枠50に装飾板51が設けられている。なお、こ
の装飾板51は、たとえば始動入賞口10b,10cの
前面に取付け、その始動入賞口10b,10cから打球
衝突枠50の前面位置にまで延設させてもよい。
【0020】開閉板6の左右に設けられた始動入賞口1
0b,10cには、始動入賞玉検出スイッチ11b,1
1cが設けられており、始動入賞口10b,10c内に
入賞したパチンコ玉がこの始動入賞玉検出スイッチ11
b,11cで検出された後サイドチャッカー48を通過
して遊技盤裏面側に導かれる。
【0021】左右の始動入賞口10b,10cのそれぞ
れの側部には、アタッカーランプ22が設けられてお
り、このアタッカーランプ22がランプカバーレンズ4
6によりカバーされている。図中46cは、ランプカバ
ーレンズ46の表面側の一部に施された金メッキ面であ
る。なお、図中25は飾りLED(A)である。このア
タッカーランプ22と飾りLED(A)25とにより、
各入賞口の近傍に設けられた第1の表示装置が構成され
ている。
【0022】ランプカバーレンズ46の外周下方部分に
は、取付基板34が切抜かれるとともに、その切抜き部
分にLEDカバーレンズ45が設けられた透視可能な透
視部が形成されており、このLEDカバーレンズ45の
裏面側に第2の表示装置の一例の飾りLED(B)26
が複数設けられている。図中、91は開閉板6の開成量
を規制する開成量規制片でありウエイト92が取付けら
れている。
【0023】図4は、可変入賞球装置を上方から見た上
面図である。可変入賞球装置4の取付基板34の裏面側
には、開閉板6によって開閉される可変入賞球装置の入
賞領域の上部を仕切る領域上部形成部材52が取付基板
34に一体形成されているとともに、入賞玉処理ユニッ
ト53(図5参照)が配設されている。この入賞玉処理
ユニット53は、取付基板34の裏面側に突設された取
付ボス54a,54bに対応するユニット取付部55
a,55bが設けられており、このユニット取付部55
a,55bを取付ボス54a,54bに位置合せした状
態でビス止めすることにより、入賞玉処理ユニット53
が取付基板34の裏面側に取付けられる。
【0024】入賞玉処理ユニット53の裏面側には、V
表示LED59とランプ・LED中継基板65とが設け
られており、遊技制御回路90(図6参照)からのラン
プ・LED点灯用信号が、コネクタ69,67,ランプ
・LED中継基板65を介してV表示LED59やアタ
ッカーランプ22,飾りLED(A)(B)25,26
に与えられ、表示制御される。
【0025】入賞玉処理ユニット53には、さらにコネ
クタ66,スイッチ中継基板64,スイッチカバー7
0,配線収容部58aとが設けられている。スイッチカ
バー70は、特定入賞玉検出スイッチ8(図1,図5参
照)の裏面側をカバーし、かつランプ・LED中継基板
65から引出される配線を収容している。配線収容部5
8aは、コネクタ67と左右のアタッカーランプ22,
飾りLED(A)25,飾りLED(B)26とを接続
している配線を収納するためのものである。
【0026】取付基板34の左右位置には、ランプ・L
ED基板40が基板押え部61と基板裏カバー41とに
より取付けられている。基板裏カバー41には、スペー
サ部42が突設されており、このスペーサ部42と取付
基板34の裏面側に突設された基板取付部44とにラン
プ・LED基板40が挾持された状態で基板裏カバー4
1と共にランプ・LED基板40が取付基板34にビス
止めされる。このランプ・LED基板40には、飾りL
ED(B)26とアタッカーランプ22とが設けられて
いる。
【0027】始動入賞玉検出スイッチ11b,11cは
スイッチ係止爪62により取付基板34側に係止保持さ
れる。この始動入賞玉検出スイッチ11b,11cには
コネクタ63が接続されており、始動入賞玉検出スイッ
チ11b,11cの検出信号が、コネクタ63,コネク
タ66,スイッチ中継基板64,コネクタ68を介して
遊技制御回路90(図6参照)に入力される。なお、可
変入賞球装置には、始動入賞玉検出スイッチ11b,1
1cの他に、前述した特定入賞玉検出スイッチ8や10
カウント検出スイッチ9が設けられており、それらの検
出スイッチの検出信号が、コネクタ66,スイッチ中継
基板64,コネクタ68を介して遊技制御回路90(図
6参照)に入力される。
【0028】図中、60は取付基板34の裏面側に突出
した位置決め突起であり、取付基板34を遊技盤に位置
決めするためのものである。また、46はランプカバー
レンズ、10b,10cは始動入賞口、48はサイドチ
ャッカー、50は打球衝突枠、51は装飾板、91は開
成量規制片、92はウエイトである。
【0029】図5と図6は、遊技盤に取付けた状態の可
変入賞球装置を説明するための縦断面図であり、図5は
開閉板が閉成した状態を示し、図6開閉板が開成した状
態を示す。
【0030】遊技盤1に形成された開口内に可変入賞球
装置4が挿入された状態で、その可変入賞球装置4が取
付基板34により遊技盤1の前面に取付けられる。可変
入賞球装置4の取付状態で、開閉板6の前面側(図示左
側)の対向する位置に、対向部材の一例の内ガラス96
aが配設されているとともに、その内ガラス96aのさ
らに前方側(図示左側)に外ガラス96bが配設されて
いる。なお、これら内ガラス96a、外ガラス96bは
ガラス枠(図示せず)に収納されて弾球遊技機の遊技盤
1の前面側に配置される。
【0031】開閉板6は軸ピン93により回動自在に取
付基板34に軸支されているとともに、開閉板6に一体
形成されている開成量規制片91に設けられているウエ
イト92により、開方向すなわち反時計回り方向の回動
力(回転モーメント)が生ずるように構成されている。
この開閉板6の裏面側には作動ピン94が突設されてお
り、この作動ピン94に当接する作動レバー95が駆動
源の一例のソレノイド27のプランジャ27aに設けら
れている。ソレノイド27が励磁されていない状態で
は、プランジャ27a部分に設けられている圧縮バネ
(図示せず)の復元力によりプランジャ27aが突出す
るように構成されており、プランジャ27aが突出して
下方に移動することにより作動レバー95が作動ピン9
4を上方から下方に押さえることになり、ウエイト92
による回動力に抗して開閉板6が閉方向(時計回り方
向)に回動される。図5は、開閉板6が閉方向(時計回
り方向)に回動し切った状態を示している。この図5に
示す状態では、ソレノイド27は、開閉板6を閉方向に
回動させるための閉方向回動力を作用させる力作用状態
となっている。
【0032】この状態で、ソレノイド27を励磁してプ
ランジャ27aを上方に引上げれば、図6に示すよう
に、プランジャ27aと共に作動レバー95も引上げら
れ、作動レバー95による作動ピン94の下方向への力
の作用が解除された力解除状態となり、ウエイト92に
よる回動力の働きにより開閉板6が軸ピン93を中心と
して開方向(反時計回り方向)に回動する。この開閉板
6の開方向への回動は、開成量規制片91が取付基板3
4前面側に当接することによりストッパとして働き、そ
れ以上の開成が規制される。この図6に示す状態では、
ソレノイド27は、開閉板6を閉方向に回動させるため
の閉方向回動力が解除された力解除状態となっている。
この状態で再度ソレノイド27の励磁を解除すれば、圧
縮バネの復元力およびプランジャ27aの自重によりプ
ランジャ27aが突出し、作動レバー95によって作動
ピン94が下方に押さえられて開閉板6がウエイト92
による回動力に抗して閉方向に回動される。
【0033】図6に示すソレノイド27の力解除状態で
は、遊技盤1と内ガラス96aとの間に形成されている
遊技領域2を通って上方から落下してきたパチンコ玉が
可変入賞球装置4内に進入する。可変入賞球装置4内に
進入したパチンコ玉は、振分ガイド材56により振分け
られ、中央(図3参照)に振分けられたパチンコ玉は特
定入賞口7内に入賞して特定入賞玉検出スイッチ8によ
り検出された後に玉出口87から入賞玉集合カバー体
(図示せず)内に放出される。なお図中70は特定入賞
玉検出スイッチ8の後面を覆うスイッチカバーである。
一方、振分ガイド部材56によって左右方向(図3参
照)に振分けられたパチンコ玉は、入賞玉集合樋57に
よって中央方向に集合されて10カウント検出スイッチ
9により検出された後に玉出口88から入賞玉集合樋内
に放出される。図中50は打球衝突枠、51は装飾板で
ある。
【0034】本実施例においては、ウエイト92を設け
ることにより開閉板6を開方向に回動させるための回動
力を発生させるように構成したが、本発明はこれに限ら
ず、たとえば、ウエイト92の代わりに蔓巻バネを軸ピ
ン93の周りに設けて開閉板6を開方向に回動させるた
めの回動力を発生させてもよく、また、ウエイト92や
蔓巻バネを何ら設けることなく開閉板6自体の重さを利
用して開閉板6を開方向に回動させるための回動力が発
生するように構成してもよい。以上説明したように、ソ
レノイド27の駆動力を大きくしたとしても、ソレノイ
ド27の駆動力は開閉板6が閉方向に回動するときのみ
作用するのであり、開閉板6が開方向に回動する場合に
は、開閉板6に発生する開方向への回動力のみが作用す
るように構成されている。その結果、開閉板6を開方向
に回動させるための回動力は、開閉板6の軸ピン93周
りに生ずる摩擦抵抗(静摩擦の抵抗)を越える大きさの
もので十分であり、ソレノイド27自体の摩擦抵抗(静
摩擦の抵抗)を考慮して開閉板6を開方向に回動させる
必要がなく、開閉板6を開方向に回動させるための力を
極力小さくすることが可能となり、開閉板6と内ガラス
96aとの間での玉噛みを極力防止することができる。
【0035】図7は、可変入賞球装置の構造を説明する
ための分解斜視図である。取付基板34に形成された入
賞開口5を開閉する開閉板6には左右一対の軸ピン93
が突設されており、この軸ピン93を取付基板34に形
成された軸受部86に軸支させて開閉板6を回動自在に
取付基板34に取付ける。
【0036】図中、91は開成量規制片、92はウエイ
トである。また、94は作動ピンであり、ソレノイド2
7によって上下動するプランジャ27aに取付けられた
作動レバー95により上方から下方に押さえられること
により、開閉板6を閉成させるためのものである。
【0037】可変入賞球装置4の取付基板34の裏面側
に設けられる入賞玉処理ユニット53は、取付基板34
の裏面側に突設された取付ボス54a,54bに対応す
るユニット取付部55a,55bが設けられており、こ
のユニット取付部55a,55bを取付ボス54a,5
4bに当接させた状態でビスにより入賞玉処理ユニット
53が取付基板34の裏面側に取付けられる。この入賞
玉処理ユニット53には、V表示LED59が設けられ
ているとともに、切欠部58bが形成されており、開閉
板6に形成される開閉用の駆動ピンがこの切欠部58b
に挿通される。また、入賞玉処理ユニット53には、振
分ガイド部材56が設けられており、この振分ガイド部
材56上に落下した入賞玉は、左右方向に振分けられる
場合と中央に振分けられる場合とに分けられ、中央に振
分けられた場合には特定入賞口(Vポケット)7に導か
れて特定入賞玉検出スイッチ8により検出される。一
方、特定入賞口(Vポケット)7に入賞しなかったパチ
ンコ玉は、入賞玉集合樋57によって1箇所に集めら
れ、10カウント検出スイッチ9により検出される。こ
の入賞玉処理ユニット53には、さらに、配線収容部5
8a,スイッチ中継基板64,コネクタ66,67,ス
イッチカバー70,ランプ・LED中継基板65が配設
されている。
【0038】取付基板34には、スイッチ挿通孔35が
形成されており、始動入賞玉検出スイッチ11b,11
cがこのスイッチ挿通孔35に挿入されて取付けられ
る。その取付けられた始動入賞玉検出スイッチ11b,
11cの前面に、始動入賞口10b,10cが形成され
たサイドチャッカー48が設けられる。このサイドチャ
ッカー48には位置決め孔49が穿設されており、取付
基板34側に突設された位置決め突起47がこの位置決
め孔49に挿入されてサイドチャッカー48が取付基板
34に対し位置決めされた状態で取付けられる。取付基
板34には入賞玉処理孔36が穿設されており、取付状
態のサイドチャッカー48の始動入賞口10b,10c
内に落入したパチンコ玉がこの入賞玉処理孔36に進入
して遊技盤裏面側に導かれる。取付基板34には、さら
に透孔37,38が穿設されており、ランプ・LED基
板40を基板取付部44と基板裏カバー41のスペーサ
部42とで挾持した状態でビスにより取付基板34裏面
側に取付けた状態で、飾りLED(A)25が透孔37
に挿入された状態となり、アタッカーランプ22が透孔
38に挿入された状態となる。取付基板34にはさらに
レンズ取付孔39が形成されており、ランプ・LED基
板40の取付状態で、飾りLED(B)26がこのレン
ズ取付孔39の後方側に位置する状態となり、そのレン
ズ取付孔39の前面側にLEDカバーレンズ45が取付
けられる。このLEDカバーレンズ45は、その下方縁
部分がレンズ取付孔39から取付基板34裏面側に一部
入り込むとともに上方部分が透孔37を塞ぎ、その状態
で基板裏カバー41のレンズ押え部43により前方側に
押さえつけられてLEDカバーレンズ45が取付基板3
4に固定される。このLEDカバーレンズ45は、裏面
側にダイヤカット面45aが形成されている部分と、ロ
ーレット面45bが形成されている部分とを有する。
【0039】透孔38に挿入されたアタッカーランプ2
2は、ランプカバーレンズ46によりカバーされる。こ
のランプカバーレンズ46の裏面側にはダイヤカット面
46aが形成されているとともに、内部側面にはローレ
ット面46bが形成されている。さらにこのランプカバ
ーレンズ46の表面側の一部には金メッキ面46cが施
されている。
【0040】図中5は可変入賞球装置4の入賞領域、6
は開閉板、52は領域上部形成部材、50は打球衝突
枠、51は装飾板である。
【0041】なお、本実施例では、可変入賞球装置の一
例として開閉部材(開閉板6)が前方に回動して開成状
態になるものを示したが、本発明はそれに限らず、たと
えば一対の開閉部材が左右に回動して開成状態になるも
のや左右に摺動して開成状態になるものであってもよ
い。その場合には、開閉部材に対する対向部材は障害釘
となる。また駆動源としては、ソレノイド27に代えて
モータでもよい。
【0042】図8は、パチンコ遊技機を制御するための
遊技制御回路を示すブロック図である。パチンコ遊技機
の遊技制御回路90は、各種機器を制御するためのプロ
グラムに従って、遊技機制御回路マイクロコンピュータ
を含む基本回路71と、電源投入時に基本回路71にリ
セットパルスを与えるための初期リセット回路73と、
初期リセット回路73によってリセットされ、基本回路
71から与えられるクロック信号を分周して定期的(た
とえば2msec毎)にリセットパルスを基本回路71
に与えるためのパルス分周回路からなる定期リセット回
路73と、10カウント検出スイッチ9、特定入賞玉検
出スイッチ8、始動入賞玉検出スイッチ10a,10
b,10cに接続され、与えられるアドレス信号によっ
て選択されるスイッチからの信号を基本回路71に与え
るためのスイッチ回路75と、基本回路71およびスイ
ッチ回路75に接続され、基本回路71から与えられる
アドレス信号をデコードしてスイッチ回路75,基本回
路71に与えるためのアドレスデコード回路74と、基
本回路71によって制御されるLED・LCD回路76
と、基本回路71からの音信号を受取り図示されないス
ピーカを駆動して効果音を発生するための音回路80と
を含む。さらにパチンコ遊技機の遊技制御回路90に
は、基本回路71から大当り発生時に出力されるソレノ
イド駆動信号が入力されるソレノイド回路77が設けら
れており、このソレノイド回路77にソレノイド駆動信
号が入力されるとこのソレノイド回路77から可変入賞
球装置開成用のソレノイド27に励磁信号が出力され、
ソレノイド27が励磁されて可変入賞球装置4が遊技者
にとって有利な第1の状態に駆動制御されるとともに、
飾りLED(B)26が点灯または点滅表示される。さ
らに、パチンコ遊技機の遊技制御回路90は、基本回路
71からランプ点灯用制御信号が入力されるランプ回路
78を含み、サイドランプ17,レール飾りランプ1
8,風車ランプ19,肩ランプ20,袖ランプ21,ア
タッカーランプ22,センターランプA23,B24,
遊技効果ランプ84が点灯または点滅表示される。な
お、遊技効果ランプ84はパチンコ遊技機の前枠の上部
位置に設けられている。LED・LCD回路76には、
液晶表示駆動装置81が接続されている。この液晶表示
駆動装置81は、液晶表示板とその液晶表示板の液晶表
示部を駆動するためのLCDドライバ基板とから構成さ
れており、このLCDドライバ基板には、液晶表示装置
の複数のセグメント電極を分担して駆動するための第1
ドライバと第2ドライバとが設けられている。この液晶
表示駆動装置81には、電圧VDD,第1ドライバへの
チップセレクト信号CE1,第2ドライバへのチップセ
レクト信号CE2,データビット信号DATA,クロッ
ク信号CLOCKが入力される。なお図示GNDはアー
スに接続されるグランド線である。また、LED・LC
D回路76には、始動入賞記憶LED16が接続されて
始動入賞記憶値が点灯表示され、V表示LED59が接
続されて特定入賞口7へのパチンコ玉の入賞が点灯表示
され、飾りLED(A)25,(B)26が接続されて
所定の遊技状態時に飾りLED(A)25,(B)26
が点灯または点滅表示される。
【0043】また、パチンコ遊技機の遊技制御回路90
には、AC24Vの交流電源に接続され、直流の5V、
12V、21V、30Vの電圧を発生する電源回路85
が含まれている。さらに遊技制御回路90には、インバ
ータ82が設けられており、前記電源回路85の電圧1
2Vが入力され、その入力された直流がこのインバータ
82により交流に変換されてその交流がCFL83に供
給されてCFL(冷陰極螢光管)83が点灯する。この
CFL(冷陰極螢光管)83は、液晶表示板の裏面側か
ら液晶表示板を点灯し、液晶表示板の液晶表示部を明る
く点灯させるためのものである。なおこのインバータ8
2の一方入力端子はグランドに接続されている。
【0044】LED・LCD回路76から液晶表示駆動
装置81に送信されてきた信号に基づいて、液晶表示駆
動装置81の図柄表示部28は、図9に示すように表示
制御される。また、LED・LCD回路76,ランプ回
路78からの信号に基づいて、V表示LED59,飾り
LED(A)25,飾りLED(B)26,遊技効果ラ
ンプ84,レール飾りランプ18,風車ランプ19,サ
イドランプ17,センターランプA23,センターラン
プB24,肩ランプ20,袖ランプ21,アタッカーラ
ンプ22が図10に示すように表示制御される。
【0045】図9は、パチンコ遊技機の各種動作状態に
対応した液晶表示装置や始動入賞記憶LEDによって表
示される表示内容および表示状態ならびに効果音の種類
を説明するための表を示した図である。
【0046】図示するように、電源投入時においては、
左,中,右の各図柄表示部29,30,31のメイン表
示用のセグメント表示部によりそれぞれ「000」が緑
色で点灯表示されるとともに立体表示用のセグメント表
示部は黄色に点灯表示されて立体表示される。
【0047】始動入賞時においては、それぞれの図柄表
示部29〜31が変動表示する。左図柄表示部29は1
周期420mSで変動表示され、中図柄表示部30は1
周期480mSで変動表示され、右図柄表示部31は1
周期540mSで変動表示される。また、本実施例にお
けるパチンコ遊技機はA〜Jの10種類の効果音を発生
することができ、この始動入賞時においては、まず第1
効果音Aが発生した後左図柄停止時に第3の効果音Cが
発生する。
【0048】次に、左図柄と中図柄が停止したときにそ
の両図柄が同じ図柄であるリーチ状態が発生した場合に
は、停止した図柄を黄色に変えて点灯表示させるととも
に、その図柄の立体表示部が赤に点灯表示される。さら
に、右図柄表示部31では、1周期4500mSで図柄
が変動表示される。このリーチ状態のときの効果音は、
中図柄停止時に第3効果音Cが発せられ、それ以降第2
効果音Bが発せられる。
【0049】各図柄停止後においてその停止図柄が大当
たり以外の図柄であった場合には1.500秒の間だ
け、各図柄表示部29〜31が停止した図柄をそのまま
点灯表示する。そのときの効果音は、右図柄停止時に第
3効果音Cが発せられその後第8効果音Hが発せられ
る。
【0050】一方、停止時の図柄が大当たりの組合せで
あった場合には、次のような制御が行なわれる。
【0051】可変入賞球装置4の開放前4.200秒間
の間、各図柄表示部29〜31において、停止した図柄
を緑,赤に交互に表示するとともにその図柄の立体部分
を黄色で表示する。この緑色,赤色に切換表示される表
示時間は256mSである。このときの効果音は第4効
果音Dが発せられる。
【0052】次に大当たり状態において可変入賞球装置
が開放中においては、左図柄表示部29が可変入賞球装
置4の開放回数(繰返し継続回数)を緑色で表示すると
ともにその表示図柄の立体部分が黄色で点灯表示され
る。なお、開放回数が10回以上になった場合には
「1」が表示される。また、中図柄表示部30では、開
放回数(繰返し継続回数)が10回以上になったときの
1桁目が緑色で点灯表示されるとともに、その表示図柄
の立体部分が黄色で点灯表示される。そして、右図柄表
示部31では、入賞個数が黄色で点灯表示され、その表
示図柄の立体部分が赤で点灯表示される。なお、この状
態においては、ラウンド表示部32とカウント表示部3
3が共に赤色で点滅表示される。
【0053】次に、大当たり状態が発生して特定入賞口
7(図1参照)にパチンコ玉が入賞した後においては、
可変入賞球装置4の第1の状態が繰返し継続制御される
のであるが、その特定入賞口へのパチンコ玉の入賞後に
おいては、左図柄表示部29と中図柄表示部30は、特
定入賞口へのパチンコ玉の入賞前の前述した可変入賞球
装置開放中と同じ表示状態で表示制御される。一方、右
図柄表示部31は、可変入賞球装置4へのパチンコ玉の
入賞個数が赤で点灯表示されるとともにその表示図柄の
立体部分が黄色で点灯表示される。なお、繰返し継続制
御の最終回においては、この右図柄表示部31により入
賞個数が黄色で点灯表示されることになる。この特定入
賞口へのパチンコ玉の入賞後においては、ラウンド表示
部32およびカウント表示部33が黄色で点灯表示され
る。また、前述した可変入賞球装置開放中および特定入
賞口へのパチンコ玉の入賞後における効果音は、まず第
5効果音Eが発せられ、繰返し継続制御の最終回に至っ
ては第6効果音Fが発せられ、それに特定入賞口へのパ
チンコ玉の入賞時に第9効果音Iが発せられる。
【0054】大当たり状態における可変入賞球装置は、
所定時間の経過または所定個数のパチンコ玉の入賞のう
ちいずれか早いほうの条件が成立したことにより開放状
態が終了して閉成されるのであるが、この可変入賞球装
置の開放後においてかつ特定入賞口へのパチンコ玉の入
賞が行なわれている場合には、各図柄表示部29〜31
により、停止した図柄が緑色と赤色とで交互に点滅表示
されるとともにその表示図柄の立体部分が黄色で点滅表
示される。なお、この緑色と赤色の交互の切換表示の表
示時間は256mSである。このときの効果音は第7効
果音Gが発せられる。
【0055】次に、可変入賞球装置の開放後であって、
かつ特定入賞口にパチンコ玉が入賞していない場合また
は繰返し継続制御の最終回が終了した後においては、各
図柄表示部29〜31により、停止した図柄が緑色で点
灯表示される。このときの効果音は第7効果音Gが発せ
られる。なお、前述した始動入賞が行なわれてからこの
可変入賞球装置の開放後までの各遊技状態において、始
動入賞記憶LED16(図1参照)では、記憶数を左よ
り点灯表示する。
【0056】次に、パチンコ遊技機において何らかの異
常が発生した場合には、左図柄表示部29によりEの図
柄が緑色で点灯表示され、中図柄表示部30によりマイ
ナスの表示が緑色で点灯表示され、右図柄表示部31に
より、1,2,3,4のいずれかの数字が緑色で点灯表
示される。なおそれら各図柄表示部29〜31によって
表示される図柄の立体部分は黄色で点灯表示される。こ
のときの始動入賞記憶LED16は、異常発生前の表示
状態が保持されている。このときの効果音は、第10効
果音Jが発せられる。
【0057】図10は、パチンコ遊技機の各遊技状態に
対応した各表示装置の表示状態を示した表を表わす図で
ある。
【0058】図示するように、電源投入時においては、
飾りLED(A)25のみが点滅表示する。この点滅
は、1000mSの周期でオン,オフが繰返し行なわれ
る。
【0059】次に、パチンコ玉が始動入賞口10a〜1
0cに入賞すれば、飾りLED(A)25と飾りLED
(B)26とアタッカーランプ22とが、160mSの
周期でオン,オフを繰返して点滅表示する。なお、飾り
LED(A)25,アタッカーランプ22と飾りLED
(B)26とで一方がオンのときには他方がオフとなる
互い違いの状態で点滅する。さらにサイドランプ17が
80mSの周期でオン,オフを繰返して点滅表示する。
さらにセンターランプAが、320mSの間オフとなり
その次に240mSの間オンとなりその次80mSオフ
となり、この一連のオン,オフが繰返し巡回して行なわ
れる点滅状態となる。またセンターランプBが、240
mSオンとなりその次に400mSオフとなる点滅状態
となる。
【0060】可変表示装置の停止時の図柄が、左図柄と
中図柄と右図柄とがすべて同じ図柄であった場合(いわ
ゆるゾロ目の場合)には大当り状態となり可変入賞球装
置が第1の状態に制御されるのであるが、この左図柄と
中図柄とが停止した段階で左図柄と中図柄とが同じ図柄
となるいわゆるリーチ状態が発生すれば、飾りLED
(A)25,飾りLED(B)26,レール飾り・風車
ランプ18,19,サイドランプ17,センターランプ
A23,センターランプB24,アタッカーランプ22
が、80mSの周期でオン,オフを繰返す点滅状態とな
る。なお、飾りLED(A)25,サイドランプ17,
センターランプB24,アタッカーランプ22と飾りL
ED(B)26,レール飾り・風車ランプ18,19,
センターランプA24とで一方がオンのときに他方がオ
フとなる互い違いの状態で点滅する。
【0061】可変表示装置3の各図柄が停止した後にお
いて、その停止図柄が大当りとなる特定の図柄(いわゆ
るゾロ目)でなかった場合には、飾りLED(B)26
とセンターランプB24とアタッカーランプ22とが、
120mSの周期でオン,オフを繰返す点滅状態とな
り、肩・袖ランプ20,21が点灯状態となる。この各
図柄停止後における大当りでなかった場合の点滅および
点灯表示は、1.500秒間行なわれる。
【0062】各図柄が停止した後、その停止図柄が大当
りの図柄(いわゆるゾロ目)であった場合について以下
に述べる。
【0063】大当りとなり可変入賞球装置4が開放する
前の段階においては、飾りLED(A)25,飾りLE
D(B)26,遊技効果ランプ84,レール飾り・風車
ランプ18,19,サイドランプ17,センターランプ
A23,センターランプB24,アタッカーランプ22
が、120mSの周期でオン,オフを繰返す点滅状態と
なる。なお、飾りLED(B)26,遊技効果ランプ8
4,サイドランプ17,センターランプB24,アタッ
カーランプ22と飾りLED(A)25,レール飾り・
風車ランプ18,19,センターランプA23とは、一
方がオンのときに他方がオフとなる互い違いの状態で点
滅する。さらに、肩・袖ランプ20,21が点灯状態と
なる。この大当りが発生して可変入賞球装置4が開放す
る以前における点滅または点灯表示は、4.200秒間
続く。なお、肩・袖ランプ20,21は、可変表示装置
3が1回可変表示を行なうたびに一定期間のみ発光する
ものであるため、この近傍にフォトセンサを設けて発光
を検知しその回数を計数することにより、遊技機側に出
力端子を設けることなくホール用管理コンピュータを内
蔵する管理装置側等で実可変表示回数(実際に可変表示
装置が可変表示された回数)のデータを得ることができ
る。この実施例では、肩・袖ランプ20,21を大当り
期間中に点滅させているため計数誤差を生じる問題があ
るが、管理装置には大当り情報出力回路(図8参照)か
ら大当り情報が大当り期間中入力されるため、大当り期
間中は計数しないことで解決する。なお、こうした場合
大当り回数ぶん実可変表示回数が少なくなってしまう問
題が生じるが、この問題は実可変表示回数の計数値に大
当り回数を加算した値を実際の可変表示回数とするか、
大当り発生から1回目の開放までの期間は大当り情報を
管理装置に出力しないようにすることで解決できる。
【0064】大当りの発生に伴って可変入賞球装置4が
開放している最中においては、飾りLED(A)25,
飾りLED(B)26,遊技効果ランプ84,レール飾
り・風車ランプ18,19,サイドランプ17,センタ
ーランプA23,センターランプB24,肩・袖ランプ
20,21が、240mSの周期でオン,オフを繰返す
点滅状態となる。なお、飾りLED(A)25,遊技効
果ランプ84,サイドランプ17,センターランプB2
4と、飾りLED(B)26,レール・風車ランプ1
8,19,センターランプA23,肩・袖ランプ20,
21とで、一方がオンのときに他方がオフとなる互い違
いの点滅状態となる。また、アタッカーランプ22が1
20mSの周期でオン,オフとなる点滅状態となる。
【0065】可変入賞球装置4の開放中に特定入賞口7
にパチンコ玉が入賞した後においては、前述した開放中
の点滅状態に加えて、V表示LED59が240mSの
周期でオン、オフを繰返す点滅状態となる。
【0066】大当りが発生して可変入賞球装置4が開放
してその開放が終了した後においては、可変入賞球装置
4の開成中に特定入賞口7にパチンコ玉が入賞している
場合および特定入賞口7にパチンコ玉が入賞していない
場合、さらには大当りに伴う可変入賞球装置4の第1の
状態の繰返し継続制御が許容される最終回が終了した後
の3種類の状態が想定されるが、そのすべての状態にお
いて、飾りLED(B)26,遊技効果ランプ84,サ
イドランプ17,センターランプA23,センターラン
プB24,肩・袖ランプ20,21,アタッカーランプ
22が、160mSの周期でオン,オフを繰返す点滅状
態となる。なお、飾りLED(B)26,遊技効果ラン
プ84,センターランプA23,肩・袖ランプ20,2
1と、サイドランプ17,センターランプB24,アタ
ッカーランプ22とで、一方がオンのときに他方がオフ
となる互い違いの点滅状態となる。
【0067】特定入賞玉スイッチ8や10カウント検出
スイッチ9に断線・ショート・玉詰りやアタッカー開放
中の検出個数が0などの異常状態が発生した場合には、
サイドランプ17が点灯状態となる。
【0068】
【発明の効果】本発明は、開閉部材を開方向に変動させ
るに際し、駆動源の摩擦抵抗をも考慮した大きな力によ
り開方向に変動させる必要がなくなり、小さな力で開閉
部材を開方向に変動させることが可能となるために、開
閉部材とその対向部材との間での玉噛みを極力防止する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面
を示す正面図である。
【図2】液晶表面板の正面図である。
【図3】可変入賞球装置の全体正面図である。
【図4】可変入賞球装置の上面を示す上面図である。
【図5】開閉板が閉方向に揺動された状態の可変入賞球
装置の縦断面図である。
【図6】開閉板が開方向に揺動された状態を示す可変入
賞球装置の縦断面図である。
【図7】可変入賞球装置の構造を説明するための分解斜
視図である。
【図8】パチンコ遊技機に用いられる遊技制御回路を示
したブロック図である。
【図9】パチンコ遊技機の各遊技状態に対応した液晶表
示状態や始動入賞記憶LEDの表示状態や効果音の種類
を示した表を表わす図である。
【図10】パチンコ遊技機の各遊技状態に対応した各表
示装置の表示状態を示した表を表わす図である。
【符号の説明】
3は可変表示装置、4は可変入賞球装置、6は開閉板、
34は取付基板、96aは内ガラス、96bは外ガラ
ス、27はソレノイド、27aはプランジャ、86は軸
受部、91は開成量規制片、92はウエイト、93は軸
ピン、94は作動ピン、95は作動レバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化自在な可変入賞球
    装置を有する弾球遊技機であって、 前記可変入賞球装置は、 打玉が入賞する入賞開口と、 該入賞開口に対し、開方向に変動して前記第1の状態に
    なるとともに閉方向に変動して前記第2の状態になる開
    閉部材と、 所定の駆動源とを含み、 前記駆動源は、前記開閉部材を閉方向に変動させるため
    の閉方向変動力を作用させる力作用状態と、前記閉方向
    変動力を解除する力解除状態とに切換可能であり、 前記開閉部材は、前記駆動源の力解除状態で開方向に変
    動する所定の大きさの開方向変動力が生じるように構成
    されており、 前記駆動源が力解除状態に切換わることにより前記開閉
    板が前記開方向変動力の作用により開方向に変動するこ
    とを特徴とする、弾球遊技機。
JP26190091A 1991-10-09 1991-10-09 弾球遊技機 Pending JPH0596046A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040164A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Sophia Co Ltd 遊技機

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