JPH0595Y2 - - Google Patents

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JPH0595Y2
JPH0595Y2 JP14232588U JP14232588U JPH0595Y2 JP H0595 Y2 JPH0595 Y2 JP H0595Y2 JP 14232588 U JP14232588 U JP 14232588U JP 14232588 U JP14232588 U JP 14232588U JP H0595 Y2 JPH0595 Y2 JP H0595Y2
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に全体が薄型カード状の化粧コン
パクト容器に好適で、化粧料や化粧用具等の収納
皿体のケースからノツキング操作で取り出し容易
な位置まで引き出すノツク引出式化粧コンパクト
容器に関する。
〔従来の技術〕
現在、多種類の化粧料および塗布筆等の化粧用
具を隔成して収納するコンパクト容器としては、
携帯性や外観性を考慮して薄型化する傾向にあ
る。化粧料や化粧用具一式を収納した中皿をケー
ス内にスライドさせて出し入れする構造のものに
あつても例外ではなく、容器全体の厚さを抑える
ことから中皿自身も当然小形化および薄型化す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、こうした中皿のスライド収納方
式のものにあつては、中皿が薄型化することによ
りケースからの迅速な引き出しがおぼつかなくな
るといつた新たな問題が生じる。
本考案の目的は、容器の小形化および薄型化の
傾向に相まつて、スライド収納方式の中皿の取り
出し性を高めたノツク引出式化粧コンパクト容器
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案によるノツ
ク引出式化粧コパクト容器は次なる構成となつて
いる。即ち、前側を開口した薄形箱状のケース1
0が設けられ、このケース10は、内部左右両側
面間の幅が前側開口端に向かつて次第に細くテー
パ成形され、また、ケース10内部で前後方向に
は平行一対の中皿案内用の突起軌条11,12が
設けられて、一方の突起軌条12の後部には係合
凸部14が形成されていると共に、この係合凸部
14を囲む範囲でケース10の底部に形成された
スリツト15によつて、係合凸部14に弾性力が
生じるように形成してあり、また、ケース10の
前側開口端からはスライド式の中皿20がケース
10側とのテーパ嵌合により摺動して出し入れ自
在であつて、前記中皿10の底部裏面には前記突
起軌条12,11上を摺動する摺動凹溝24a,
23bが穿設され、前記摺動凹溝24aの後部に
は前記係合凸部14と係脱する係止突起25が形
成され、前記中皿20の後部にはノツク機構30
が装着され、収納位置から中皿20の前端をノツ
キング操作してケース10内に押し込むことによ
り、前記ノツク機構30の作動で中皿20の前側
一部がケース10の前側開口端から突出するよう
に構成された構造である。
〔作用〕
ケース10内に収納された中皿20の取り出し
に際して、中皿20の定常位置から、この中皿2
0の前端をノツキング操作して本体ケース10内
に押し込む。この押し込み動作によつて、ノツク
機構30が作動し、中皿20の前側一部をケース
10の前側開口端から押し出して、外部に覗かせ
る。この覗いた部分を把持して引くと、中皿20
の摺動凹溝24a,24bがケース10の突起軌
条12,11上を摺動して中皿20がケース10
から引き出される。中皿20の出し入れ時にあつ
て、ケース10側の係合凸部14における弾性作
用により、中皿20の係止突起25との係脱感覚
が向上する。また、ケース10の内部がテーパ形
成してあるので、このテーパが抜け止め作用し、
ケース10から中皿20の脱落はない。
〔実施例〕
以下、本考案によるノツク引出式化粧コンパク
ト容器の実施例について、図面を参照しつつ説明
する。
第1図〜第8図において、ケース10は長手前
後方向の前端が開口された薄い短形断面による箱
状であり、第8図の断面図に示すように、上部ケ
ース10Aと下部ケース10Bとの接合構造であ
る。ケース10の外観を考慮して、上部ケース1
0Aと下部ケース10Bとの接合面が外見上めだ
たないよう短形断面のほぼ角部10Cに位置する
よう形成されている。また、上部ケース10Aの
内部で左右両側面には前側開口端に向かつて面同
士の間の距離が次第に細くなるようにテーパ成形
してある。
一方、ケース10の前端からはスライド式の中
皿(身)20が出し入れ自在である。この中皿2
0には、口紅やアイシヤドー等の数種の化粧料2
1a,21bが区画された充填部分が設けられ、
これらの化粧料21a,21bを使用時に塗布す
るための化粧小筆22が着脱自在に収納されてい
る。化粧小筆22の着脱を容易にするため、中皿
20には切欠部23が設けてある。ここで、ケー
ス10の構造の詳しくは、第5図〜第7図に示す
下部ケース10Bにおいて、この底面に平行一対
の突起軌条11,12が前後方向へ開口前端から
後端壁13に至る長さで延びている。中央部より
の突起軌条12の終端部にはこの上面に山形の係
合凸部14が設けられ、この係合凸部14および
突起軌条12の終端部周辺の底部にはスリツト1
5が穿孔されている。このスリツト15を設ける
ことによつて、突起軌条12の終端部で上下方向
への弾性的な撓みが得られるようになつている。
また、突起軌条11,12のそれぞれの前側始端
部には、穏やかな傾斜勾配による山形のストツパ
17,16が突起形成されている。中皿20は以
上のような一対の突起軌条11,12に案内され
てケース10内を摺動する。即ち、第9図〜第1
1図に示すように、中皿20の底部裏面に前後方
向に延びる平行一対の摺動凹溝24a,24bが
穿設され、この摺動凹溝24a,24bをケース
側の突起軌条12,11に係合させることによ
り、中皿20の前後方向への摺動が可能である。
また、摺動凹溝24a,24b上の後部には、第
12図に示すように、係止突起25,26が形成
されている。そして、前記摺動凹溝24a上の係
止突起25が下部ケース10Bの突起軌条12上
の係合凸部14に係脱できるようになつている。
更に、中皿20のほぼ全長をケース10の前端か
ら取出した位置で、中皿20の係止突起25,2
6が突起軌条12,11の始発端部のストツパ1
6,17に後方から突き当たることにより、ケー
ス10からの抜脱が防止されるようになつてい
る。一方、中皿20の後部にはノツク機構30が
装着されている。このノツク機構30の技術は公
知であり、ここでは第12図〜第14図に示すユ
ニツト化された構造のものについて概略的な説明
にとどめる。主なる部材は、機構全体のハウジン
グであり且つ中皿20に結合固定される固定軸3
1と、この固定軸31内にて軸線方向に摺動自在
に嵌合されたスライド軸32と、軸線周りでスラ
イド軸32に回転自在に支持された回転軸33
と、回転軸33をスライド軸32に押し付けた状
態で、このスライド軸32を固定軸31の一方端
から外方向に押出し付勢するスプリング34と、
スプリング34を保持するとともに、固定軸31
の他方端を閉塞するキヤツプ状のリテーナプラグ
35等である。
即ち、回転軸33を介してスライド軸32がス
プリング34により押圧され、固定軸31の一方
端から外部に突出した部分は作用ロツド32aと
して形成されている。
図示のように、スライド軸32の作用ロツド3
2aは中皿20の後端面から後方に突出してお
り、中皿20をケース10内に押し入れて、作用
ロツド32aの端面を下部ケース10Bの後端壁
13の内面に当接させると、この当接反力により
作用ロツド32aを介してスライド軸32がスプ
リング34に抗し固定軸31内に押し込められる
ようになつている。スライド軸32には深溝32
a、浅溝32bがこの順で放射状に形成され、深
溝32aから浅溝32bに至る部分は傾斜した傾
斜段部32cとなつている。また、スライド軸3
2の内部では回転軸33がロツド33aを介して
軸線周りで回転可能に設けられている。この回転
軸33の外周に放射状に等間隔に形成されたカム
突起33bは、スライド軸32側の深溝32aに
のみ形状的に対応して形成されたものであり、後
方から前記スプリング34によつて付勢された状
態で、深溝32aに摺動可能に係合し且つこの深
溝32aの先端から離脱できるようになつてい
て、深溝32aから離脱した後に浅溝32b側に
移動するようになつている。
次にこの実施例の動作態様および作用は、第1
図のように、ケース10内に中皿20が収納保管
されている状態から、ノツク機構30のスプリン
グ34に抗して中皿20を押し込む。このノツキ
ング操作によつて、スライド軸32の浅溝32b
に係合しているカム突起33bを介して回転軸3
3をスプリング34に抗して図の右方向に押し込
むようにして後退させる。これにより、回転軸3
3のカム突起33aはスライド軸32の深溝32
aに移行する間にスプリング34の弾発力で傾斜
段部32cを滑つて回転力を付与され、この回転
により隣りの深溝32aに係合移行する。この
時、スプリング34によつて回転軸33を介しス
ライド軸32が所定距離だけ第12図では右側前
方へ移動しようとするが、後方で作用ロツド32
aがケース10側の後端壁13に当接しているた
めに反力を受け、この作用ロツド32aの反力に
よつて中皿20がスプリング34の伸び量だけ弾
かれるようにして前進する。また、この時のバネ
力で、中皿20側の係止突起25がケース10側
の突起軌条12上の係合凸部14を越える。中皿
20のほぼ全体がケース10の前側開口端から突
出したときには、ケース10からの脱落が、中皿
20側の摺動凹溝24a,24bがケース10側
の突起軌条12,11上の前端ストツパ16,1
7に後方から当接することで防止される。即ち、
この伸び量に対応して中皿20の前側一部がケー
ス10の前側開口端から飛び出して覗く。以降、
この覗いた部分を把持して中皿20をケース10
から引き出す。中皿20の収納時は、この中皿2
0の押し込みにより、ノツク機構30ではスライ
ド軸32の浅溝32bがスプリング34に抗して
回転軸33ののカム突起33bを乗り越える。こ
れで、中皿20側の係止突起25がケース10側
の係合凸部14の後方に乗り越え、中皿20がケ
ース10内の所定位置に収まる。即ち、中皿20
がケース10の前側開口端にほぼ面一となる第1
図の状態になる。下部ケース10B側の突起軌条
に上にあける係合凸部14と中皿20側の係止突
起25との係脱はスリツト15による弾性作用が
利用される。なお、ノツク機構30はこの実施例
のごときユニツト化された構造のものに限定され
ず、一般に周知技術となつているノツク機構も採
用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるノツク引出
式化粧コンパクト容器は、容器全体の小形化およ
び薄型化に相まつて、同じく薄型化などしたスラ
イド式中皿20の取り出しが容易となるよう、収
納中の中皿20の前記一部を押圧ノツキング操作
して、ノツク機構30の作動によりケース10か
ら引き出し、この引き出された部分を把持して極
めて迅速に取り出すことができ、使用便が向上す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第14図は、本考案によるノツク引出
式化粧コンパクト容器の一実施例を示し、第1図
および第2図はケース内に中皿が収納された状態
ならびに引き出された状態のそれぞれの傾斜図、
第3図および第4図a,bは第1図および第2図
に対応した収納時の組立平面図および引出し状態
の平面図と側面図、第5図〜第7図は下部ケース
の平面図、側面断面図および縦断面図、第8図は
上部ケースの縦断面図、第9図〜第11図は中皿
の平面図、側面図および底面図、第12図〜第1
4図はノツク機構の組立図、スライド軸の側面断
面図および正面図、回転軸の側面図および正面図
それぞれ示す。 10……ケース、11,12……突起軌状、1
4……係合凸部、20……中皿、24a,24b
……摺動凹溝、25……係止突起、30……ノツ
ク機構、32……スライド軸、32a……作用ロ
ツド、34……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前側を開口した薄形箱状のケース10が設けら
    れ、このケース10は、内部左右両側面間の幅が
    前側開口端に向かつて次第に細くテーパ成形さ
    れ、また、ケース10内部で前後方向には平行一
    対の中皿案内用の突起軌条11,12が設けられ
    て、一方の突起軌条12の後部には係合凸部14
    が形成されていると共に、この係合凸部14を囲
    む範囲でケース10の底部に形成されたスリツト
    15によつて、係合凸部14に弾性力が生じるよ
    うに形成してあり、また、ケース10の前側開口
    端からはスライド式の中皿20がケース10側と
    のテーパ嵌合により摺動して出し入れ自在であつ
    て、前記中皿10の底部裏面には前記突起軌条1
    2,11上を摺動する摺動凹溝24a,24bが
    穿設され、前記摺動凹溝24aの後部には前記係
    合凸部14と係脱する係止突起25が形成され、
    前記中皿20の後部にはノツク機構30が装着さ
    れ、収納位置から中皿20の前端をノツキング操
    作してケース10内に押し込むことにより、前記
    ノツク機構30の作動で中皿20の前側一部がケ
    ース10の前側開口端から突出するように形成さ
    れてなるノツク引出式化粧コンパクト容器。
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