JPH0595663U - 高粘度流体用噴霧ノズル - Google Patents

高粘度流体用噴霧ノズル

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JPH0595663U
JPH0595663U JP3879092U JP3879092U JPH0595663U JP H0595663 U JPH0595663 U JP H0595663U JP 3879092 U JP3879092 U JP 3879092U JP 3879092 U JP3879092 U JP 3879092U JP H0595663 U JPH0595663 U JP H0595663U
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JP
Japan
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nozzle
fluid
air
viscosity fluid
tip
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JP3879092U
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昇二 関
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Tetra Co Ltd
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Tetra Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘度流体を均一に塗布することのできる
高粘度流体用噴霧ノズルを提供すること。 【構成】 先端部に高粘度流体の吐出口を有する流体
ノズル10と、流体ノズル10先端部の周囲に形成され
加圧空気を噴出する噴気孔21を有する空気ノズル20
と、を備え、流体ノズル10の吐出口12が、噴気孔2
1と当該流体ノズル先端部11との間の噴気間隙22に
開口して設けられたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は高粘度流体を均一に塗布するのに好適な高粘度流体用噴霧ノズルに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗料等の低,中粘度の流体を均一に塗布する装置としては、例えば、図 4に示すような噴霧ノズル51がある。
【0003】 この噴霧ノズル51は、先端に噴液口53を有し、ニードル55の進退により 塗料(実線矢印の方向に供給される)の吐出量を制御する流体ノズル52と、噴 液口53の周囲に噴気孔58を形成して、加圧空気の主流部分(点線矢印で示す )を流体ノズル52の噴液口53前方へ噴出する空気ノズル57とを備えて構成 されていた。
【0004】 そして、噴気孔58から加圧空気が大気中に噴出されることにより、噴液口5 3前方に負圧が生じ、その負圧によって塗料が噴液口53より吸引されて液適状 となって大気中に飛出し、噴出した加圧空気に押されて大気中を飛行する。その 飛行中に、液適状の塗料が空気と衝突して微粒化するように形成されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような構成の噴霧ノズルにおいては、300cSt程度以上の高 粘度流体を噴霧する場合、負圧に吸引されて大気中に飛出した高粘度流体は、飛 行中に空気との衝突による微粒化が困難で、しかも粒子径に大きなむらが生じ、 その結果、均一な塗布を行うことができないという問題があった。
【0006】 この考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的とする ところは、高粘度流体を均一に塗布することのできる高粘度流体用噴霧ノズルを 提供しようとするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するためになされたものであり、先端部に高粘度 流体の吐出口を有する流体ノズルと、前記流体ノズル先端部の周囲に形成され加 圧空気を噴出する噴気孔を有する空気ノズルと、を備え、前記流体ノズルの吐出 口が、前記噴気孔と当該流体ノズル先端部との間の噴気間隙に開口して設けられ たことを特徴とする高粘度流体用噴霧ノズルである。
【0008】
【作用】
この考案は、上記のように構成されたものであり、高粘度流体は、噴霧ノズル の流体ノズルに圧送され、その吐出口から噴気間隙内に押し出されるように吐出 される。
【0009】 一方、加圧空気は、噴気間隙を通って噴霧ノズルの前方へ噴出される。この加 圧空気は、その最大流速部であり、かつ、流れの方向の整った噴気間隙内を通過 するとき、高粘度流体の吐出先端部を削剥し微粒状に分離する。そして微粒分離 された高粘度流体は、高粘度流体用噴霧ノズルの前方へ向かって噴霧される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1はこの実施例の高粘度流体用噴霧ノズルであり、図2は本噴霧ノズルを装 備したエアスプレーガン装置の構成図である。
【0012】 図において、符号1で示した高粘度流体用噴霧ノズル(以下、噴霧ノズル1と 略称する)は、吐出口12を有する流体ノズル10と、噴気孔21を有する空気 ノズル20とを主体にして構成されている。
【0013】 流体ノズル10は、先端が閉塞された筒状のノズル先端部11を備え、その内 部の流体通路13は、高粘度流体を加圧供給する圧送タンク35に連通可能に形 成されている。ノズル先端部11には、流体ノズル10の軸線に直交した吐出口 12が穿設されており、ノズル先端部11の内側には、軸線方向に進退して吐出 口12への通路を開閉するニードル18が設けられている。
【0014】 そして、ニードル18の軸線方向への進退により吐出口12よりの高粘度流体 の吐出量を制御するように形成されている。なお、吐出口12はノズル先端部1 1の先端寄りに設けられることが望ましい。また流体ノズル10には、一端部が 空気圧源38に連通されて、空気ノズル20に加圧空気を供給可能な通気孔15 ,16が穿設されている。
【0015】 空気ノズル20は、中央部に軸線方向に貫通した噴気孔21を有するとともに 、一対の角状部27を備えて、略椀形状に形成されている。この空気ノズル20 は、流体ノズル10の前面を覆って取付けられ、噴気孔21とノズル先端部11 とは同軸状に配設されるとともに、空気ノズル20の前面がノズル先端部11先 端と同一面を形成してに配設されている。
【0016】 これにより、噴気孔21の内壁とノズル先端部11の外壁との間には所定の間 隙を有する噴気間隙22が形成され、流体ノズル10の吐出口12は噴気間隙2 2内に開口形成される。また、流体ノズル10と空気ノズル20との間には、空 気通路24が形成される。なお、噴気孔21の外側には噴気孔21に平行した補 助孔25が設けられており、また、所定位置には角孔28を有する角状部27が 突設されている。
【0017】 このように構成された噴霧ノズル1は、例えば、図2に示すようにエアスプレ ーガン本体30の先端部に装備される。そして、流体通路13に連通する流体供 給口31が、ホース36を介して高粘度流体の圧送タンク35に連通され、また 、通気孔15,16に連通する空気供給口32が、ホース39を介して空気圧源 38に連通される。これにより、高粘度流体を噴霧するエアスプレーガン装置が 構成される。
【0018】 ここで高粘度流体としては、粘度が500〜3000cStの範囲のものが適 用され、例えば、鋳物の離型剤に使用される石油系潤滑油(シリコーン油=実施 例では粘度1000cStのもの)を、0.6kg/cm2 に加圧して供給する 。また空気圧源38においては、大気を3kg/cm2 に加圧して供給する。
【0019】 エアスプレーガン装置の作動により、高粘度流体Fは加圧されて流体通路13 を経て吐出口12より噴気間隙22内へ吐出され、加圧空気(点線矢印で示す) は、通気孔15,空気通路24を経て噴気間隙22を通って大気中に噴出する。 また一部の加圧空気は補助孔25より大気中へ、さらに通気孔16からは角孔2 8より大気中に噴出する(図3参照)。
【0020】 そして、高粘度流体Fは、加圧されてその先端部が吐出口12より噴気間隙2 2内に出現する。また加圧空気は、噴霧ノズル1通過時に狭隘な噴気間隙22に おいて最大流速となる。このため、噴気間隙22における加圧空気は、吐出口1 2により僅かに露出した高粘度流体Fの吐出先端部を削剥し、それを微粒状に分 離する。微粒化して分離された高粘度流体は、加圧空気により前方の大気中に送 出され、噴出パターンが膨張して鋳型表面に吹付けられる。
【0021】 この高粘度流体の微粒は、噴気間隙22における高流速の加圧空気により削剥 されるため、極めて微細な粒子径に形成される。また加圧空気は、噴気間隙22 の狭隘箇所で流れの方向が平行して一方向に整っており、加圧空気流が各微粒形 成にほぼ等しく作用して、各微粒子径を均一に形成する。その結果、高粘度流体 を均一な膜厚で塗膜形成することができる。
【0022】 なお、この考案は上述の説明および図例に限定されることなく、この考案の技 術的思想から逸脱しない範囲において、その実施態様を変更することができる。 例えば、吐出口12は噴気間隙22に対して鋭角状(開口端側がノズル先端部1 1の先端側に寄った状態)に開口するように穿設してもよい。また、2個以上の 吐出口12を軸対称的に設けてもよい。更に、本噴霧ノズルは自動スプレーガン 等に適用できることはもちろんである。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の高粘度流体用噴霧ノズルによれば、加圧空気流 の最大流速部分で、かつ、流れの方向の整った部分で微粒化形成を行っているの で、高粘度流体を極めて微細な粒子径の微粒に形成できるとともに、粒子径を均 一に形成することができる。 従って、高粘度流体を均一な膜厚で塗布すること ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の高粘度流体用噴霧ノズルの
縦断面図。
【図2】本噴霧ノズルを装備したエアスプレーガン装置
の構成図。
【図3】本噴霧ノズルにおける高粘度流体及び加圧空気
の流れを示す説明断面図。
【図4】従来の噴霧ノズルの一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 高粘度流体用噴霧ノズル 10 流体ノズル 11 ノズル先端部 12 吐出口 20 空気ノズル 22 噴気間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に高粘度流体の吐出口を有する流
    体ノズルと、 前記流体ノズル先端部の周囲に形成され加圧空気を噴出
    する噴気孔を有する空気ノズルと、を備え、 前記流体ノズルの吐出口が、前記噴気孔と当該流体ノズ
    ル先端部との間の噴気間隙に開口して設けられたことを
    特徴とする高粘度流体用噴霧ノズル。
JP3879092U 1992-06-08 1992-06-08 高粘度流体用噴霧ノズル Withdrawn JPH0595663U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3879092U JPH0595663U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 高粘度流体用噴霧ノズル

Applications Claiming Priority (1)

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JP3879092U JPH0595663U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 高粘度流体用噴霧ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0595663U true JPH0595663U (ja) 1993-12-27

Family

ID=12535105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3879092U Withdrawn JPH0595663U (ja) 1992-06-08 1992-06-08 高粘度流体用噴霧ノズル

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JP (1) JPH0595663U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223571A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 日産自動車株式会社 エアースプレーガン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015223571A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 日産自動車株式会社 エアースプレーガン

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003